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記事No.343に関するスレッドです


2019.01.01  2019年になりました。今年も大切になさいますように、お体も肌も。No.343

1月からは、しばらくの間、初診の患者さまの受付を、ご遠慮させていただきます。前コラム341でお伝えしましたように、患者様数の増加により、お一人の診療にかけさせていただくお時間が十分に確保できなくなったからであります。たいへん申し訳ございませんが、診療の質を維持させていただくための、苦しい選択でございます。本当にごめんなさい。

 以下に、ニキビ(ざ瘡)に関して、簡潔にメカニズムを述べますので、参考にしていただければ、改善のお役に立てるのではと思います。

原因は皮膚(肌)に発生したり残存したりする活性酸素であり、それが毛のう内貯留皮脂を酸化し、悪いあぶら(過酸化脂質)になるほど、毛穴がつまり、ニキビ菌を不良化し、更なるあぶらの極悪化(過酸化脂質の過酸化度が増す)に至り、炎症性サイトカインを発生させ、白血球(好中球)の集積・活性酸素種発生・次亜塩素酸発生を招き、NETOISをも引き起こし、炎症の連鎖をもたらすのです。(コラム335でも完治のメカニズムを説明しています。)

もし、何らかの手当てをしながらも、あなた様のニキビが治らないとしても、喫煙していないなら、決してあなた様のせい(肌質、体質、食事…)ではないことをまず知ってください。食事とニキビは全く関係ありません。シンデレラ睡眠も全く医学的根拠がございません。オイルクレンジングやリキッドファンデーションがニキビを悪くするわけではございません。これらの事は、すべて欧米最新医学で完全に証明されており、ノーベル賞科学者でさえ、否定できない事であります。

日本の保険薬であるディフェリンゲルは毛穴のつまりを改善するだけですし、ベンゾイルパーオキサイド(ベピオゲル)は、不良化したニキビ菌を殺すのと、少し毛穴のつまりをとるだけですし、最近のデュアックゲルも、クリンダマイシンで不良化したニキビ菌を殺すのと、少し毛穴のつまりが治せますが、クリンダマイシンの最近注目されている活性酸素除去効果も、混ざっているのがベンゾイルパーオキサイド(酸化剤)なので、せっかくの活性酸素除去効果が酸化剤に打ち消されて無効になってしまっているのです。また、エピデュオに至っては、ディフェリンの毛穴つまり改善作用+ベピオの少しの毛穴つまり改善作用とで、毛穴つまりに関しては優れてはいるものの、日本人の肌には作用が強すぎる場合も多く、リン酸ビタミンCでセラミドを回復している皮膚以外の場合は、かぶれるケースも多いのです。
 もちろん、上記保険薬で良くなっていらっしゃれば、よろしいのですが、ニキビは10個以下なら、自然に(日常生活である程度活性酸素が取り除けていれば)治る事があり、OKなのですが、ニキビ跡が残っていたり(コラム335参照)、ニキビが(ニキビ跡も含め)10個以下にならなければ、少し寝不足が続いたり、紫外線にあたる時間が多くなると、たちまち再発してしまうのです。
 
上記4つのいずれの治療薬にも、最重要なポイント=活性酸素除去作用がないので、根治にはいたらないわけで、実際上記4薬は、欧米で発売されて、10年から40年たっているのに、満足な(2年以上の)メインテナンスデータが全く報告されていません。
 また、ケミカルピーリングも毛穴のつまりを改善させるだけですが、改善確率は約30%にとどまっており、レーザー治療においては、どのような最新のレーザー(ピコレーザーでも)でも、結局は活性酸素を発生させてしまうので、これまた、メインテナンスのデータはおろか、1年維持の改善例さえないのです。漢方薬は安心なイメージですが、経験則の歴史が深すぎて?改善報告はあるものの、やはりメインテナンス例は皆無です
 
当院では当面、初診はお受けできませんが、@市販の(又は病院処方の)リン酸ビタミンCを5%〜7%含有したローション(10%以上では刺激性が生じてしまう。また、リン酸ビタミンC=APSでなくてはならない。APPSではAPSの50%以下の効果であり、その他のビタミンC誘導体ではほとんど効果を出せません。)
を1か月あたり300tから500tくらいを、朝晩パック状態(ラップは逆効果です、おやめください)で使用 Aニキビの部分だけに、ディフェリンゲルかベピオゲルをピンポイント塗布、それを6か月続ければ、ニキビは良くなると思います。

ニキビやスキンケア、エイジングケアの患者さまには緊急性がないので初診受付は不可ですが、緊急の患者さま(熱傷=ヤケド、顔のケガ、急性じんましん、ヘルペスなど緊急性を要するもの、その他緊急診療を要するもの) に関しては、最寄りに適切な医療機関がない場合に限り、対応させていただきます。

 お顔の状態が「メンタル=心」に想像以上に大きく影響することは、診療活動の中でつねに身に染みて感じてまいりました。実際このことに関する心理学側面からの海外文献は多く、日本では高齢女性のメイク療法もクローズアップされています。
私、池野はどなた様もが、すこやかな皮膚=肌で、快適な楽しい日々をすごされることを心から願い祈っております。おだやかな年になりますように。