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2013.05.12  国際研究皮膚科学会を終えてNo.182
 5月11日まで英国エジンバラで開催された国際研究皮膚科学会(世界の皮膚科学会のなかで最もアカデミックな学会)が無事終了いたしました。、世界の第一線の研究者たちの最前線のディスカッション・研究発表がおこなわれたのであります。非常に意義深い学会でした。

この学会での当院池野クリニックの成果を患者さま方に報告いたします。直接の発表はありませんでしたが、3つの共同研究機関とのサテライトミーティング・最たる共同研究先であるミュンスタ―大学皮膚科(ドイツ、ルガー主任教授・ブーム教授)主催の第1回皮膚内分泌科学シンポジウムのお手伝いをいたしました。

患者さま方への報告・還元は次の3つです。

1、当院スキンケア製剤主要成分リン酸ビタミンCの紫外線防御・抗老化作用が強力である事の理論的証明(すべての薬剤の中でベスト3に入る、との事。)がなされました。

2、ブーム教授発見のMSHトリペプチドの抗腫瘍効果(癌を防ぐ)・抗炎症効果が生体でも証明されつつあります。(今回のシンポジウムのトピックスのひとつ)。また、2、3年後をめどに行われる治験医療機関のひとつに当院が選出されました(選抜根拠:世界の美容治療医療機関で、10年以上のフォローのできている患者様数<マイクロ画像データ・VISIA画像・患者様自身の御同意のそろっている患者様>が2000人を超えています。2位がワシントンのレーザー研究所の438人。)。

3、黄砂・PM2.5などの大気汚染粒子の皮膚への影響が、年々悪化しており、それへの防御効果の(現時点で)最も有効である外用済がリン酸ビタミンCである事の理論的証明がなされました。ポイントは、それらの大気汚染粒子が肌についたときに発生してしまう大量の活性酸素を他のどの薬剤よりもリン酸ビタミンCが除去できるからであります。(当院日焼け止めのUVプロテクトの基礎研究結果―ーブーム教授施行)

以上、どの項目も当院患者さま方に、直接還元できる成果であったと、自負しております。今後とも皮膚病治療・予防に最大の努力をおこなってまいりたい、と考えております。何卒、よろしくお願い申し上げます。

2013年5月12日
    エジンバラにて
    池野皮膚科形成外科クリニック 池野 宏


2013.04.29  池野皮膚科の診療スケジュールNo.180
 初診の患者様の受付を再開して、2年がたちますが、いまだに「初診はまだ受付てないですか?」とか、「保険診療はしてないですよね〜?」とかのお電話の問い合わせが多いので、ここにあらためて説明させていただきます。

<初診受付しております・保険診療しております>
<*>初診受付は下記のごとく、週2回(火曜・木曜の正午〜午後3時まで)

<*>保険診療機関でありますから、すべて厚生労働省の規定通りに保険診療しております。美容治療やスキンケアに関しては、厚生労働省が保険診療を認めておりませんので、自費となってしまいます。ニキビに関しても、保険治療したいのはやまやまですが、保険薬では治癒が見込めず、確実に治癒の見込めるリン酸ビタミンC製剤や、各種レチノイン酸外用剤、欧米レベルの注射薬由来ダラシン外用剤、各種欧米新薬がいまだに、保険適応されていないため、(確実に治せる薬を処方しようとすると混合診療と見なされ)厚生労働省の指示どおり、各種治療費・薬代が自費となってしまいます。もちろん、初診時、相談だけ(投薬なし・施術なし)なら、すべて保険診療となります。ニキビ以外のシミ・しわ・毛穴治療などの美容治療も相談だけなら(投薬なし・施術なし)、各種疾病との鑑別の観点から保険診療となります。保険での一般診察は、院長池野が日本皮膚科学会認定皮膚科専門医でございますので、アトピー性皮膚炎・各種湿疹・蕁麻疹・水虫・敏感肌脂性肌(の改善)・赤ら顔酒さ・難治性皮膚疾患・慢性トラブル肌など、皮膚全般にわたり、診療治療いたします。


当院の診療スケジュールは下記であります。

<受付時間>
火曜 正午〜午後3時(初診受付OK+再診患者様)
   午後5時〜午後7時(再診患者様のみ)
水曜 正午〜午後3時 (初診受付OK+再診患者様)
   *水曜は夕方受付なし
木曜 正午〜午後3時(初診受付OK+再診患者様)
   午後5時=午後7時(再診患者様のみ)

なお、月曜・金曜は予約手術・レーザー手術・処置の曜日(シミ・ホクロ・しわ・ニキビ跡くぼみ・アンチエイジング・重瞼・毛穴縮小・タトゥー除去など)で、一般診療はございません。(ただし月曜日は院長が欧米学会発表・論文投稿のための研究日となる事も多く、毎週確実に手術・処置をしておりますのは金曜日でございます。)

診察開始時間は午後1時で、それ以降、院長池野ひとりで(医師はいつでも池野ひとりでございます)、その日最後の受付の患者様まで、連続して診察させていただいております。

また、「初診患者様」とは、当院開院以来、1度もお越しになった事のない患者様の事で、1989年の開院以来、1度でも診察を受けられた事のある(コンピューター上記録のある)患者様は(2004年4月銀座移転直前以来診察を受けてない方は、再診患者様ではありますが、銀座初診料はかかってまいります。)再診患者様扱い、となります。ですから、20年ぶりの方でも、上記スケジュールのすべての時間帯にお越しになれます。
(例)1997年に湿疹で1度だけ受診した方が、今回シミや美容の相談でいらっしゃった場合――――当然再診扱いで(銀座初めてのため、診察料としては、初診料が、保険なら約900円、自費なら3150円かかりますが)、上記どの時間帯でも受付させていただきます。

以上、よろしくお願い申し上げます。

池野皮膚科形成外科クリニック    


2013.04.01  あご、口周りのニキビ用の新薬が出ました。No.179
あご、口周りのニキビ用の新薬が出ました。

「あごや口元のニキビをクリアできたらなあ〜、生理前後にだけできる口周りのニキビさえなくなればなぁ〜、きっと今よりさらに表情ゆたかで、魅力的になるのになぁ・・・」


そうお思いの、もったいない患者様方にお目にかかって、「口周りのニキビに何が有効か、いろいろ治療を考えよう!」
と思って十数年。

もちろん、ディフェレチンの考案・創薬、アルダクトン(スピロノラクトン)の応用、PPx光治療器の応用、0.4%以上の高濃度レチノイン酸やアゼライン酸の応用で、現在では、重症や難治性のあご・口周りのニキビやのう種が、欧米レベルでも取り上げられるまでにいたり、私院長池野として、かなりの自信が持てるまでになりました。
 ただ、重症や難治性は治せるとしても、それほどひどくないが、生理の前後に、口周りに2,3個できるときがある、春先や季節の変わり目だけに、あごにできる、などという患者様方が、けっこういらっしゃいます。ふだん、全く出ないので、病院には投薬ではいらっしゃるけど、診察は1年に1回(初診から1年はまめな受診が必要ですが、1年たって完治に近い方がたのみ、数か月から1年に1回の受診でOK。)の方がたが多く、久しぶりに拝見したときにそうおっしゃいます。

このような患者様のための薬が、今回2種類、当院オリジナル創薬として処方開始しました。

★1.比較的大きなニキビ用(直径3mm以上で、0.05%ディフェレチンでも治りずらいもの)
0.07%ディフェレチン
 これまでのディフェレチン最高濃度0、05%より高濃
度に、効果も向上しています。
 10g = 4,200円です。

★2、比較的小さいニキビ用(口元にできる小さいもの)
  亜鉛含有リン酸ビタミンC乳液(亜鉛入りVCミルク)

亜鉛は皮膚科ではロングセラーの薬ですが、活性酸素除去効果もあり、VCとの更なる相乗効果で口のまわりのニキビに力を発揮します。
    10ml = 1,575円です。

 毛穴・美白・エイジングケアetc,なら、これまでのVC
ミルク(欧米皮膚科界でも実証してくれました)が有効ですが、あご・口周りのニキビにはこちらが更なる好成績を出しています。

 欧州皮膚科学会で理論が裏付けされており、EU各国でこれら新薬の諸成分がすべて認可されていますが、日本の皮膚科界ではまだ使われていません。

 当院では多数の受診患者様にご試用いただきすでに高い結果が出ていますが、どなた様も初回は受診フォローのもとでお使いいただきます。

 それほどひどくないが、生理の前後に、口周りに2,3個できるときがある、春先や季節の変わり目だけに、あごにできる、などという患者様方に、全くニキビのない、快適で、表情ゆたかな、日常生活がもたらされるようお祈りしております。

2013年3月31日  
  池野皮膚科形成外科クリニック  池野 宏


2013.03.21  ご来院の皆さまへ「春はちょっと気合いをいれましょう。]No.177
  4月になっても、まだ寒い日もあり、寒暖の激しい差に体調をくるわせているいる方も多いでしょう。どうぞ、お気をつけください。

 皮膚科では毎年花の咲き始めるこの時期、紫外線量増加、花粉(花粉症皮膚炎など)、黄砂など大気汚染物質による刺激性皮膚炎が急増、今年はさらにPM2、5が加わっている様子がすでにうかがわれています。そこで少しご説明させていただきます。

★黄砂、PM2.5が肌に良くないのはなぜか? もともと大気汚染物質には有害な化学物質が含まれていますが、黄砂、PM2.5は大陸の規制基準のもとで生成されるため(日本や欧米で20年以上前に禁止されている有害物質がいまだに使用されている、)、有害物質の含有量が多い。一般的日常生活下では皮膚に付着するのが避けられない。
★ そこに、季節的に増加した紫外線が加わることで、皮膚に通常の数十倍の活性酸素が発生、これにより様々な季節的皮膚トラブルが引き起こされる。

 活性酸素がどのようなものかは、当院の患者様はよくよくおわかりのことと思います。
これまで永年お続けになってきたVCローションなどの当院スキンケア製剤による毎日の活性酸素除去を、どうぞひきつづき行なってください。

日中に受けた活性酸素による皮膚ダメージはほぼ回復させていただけます。ただ、それだけではなく、ここでは同時に紫外線(UV)防御ケアを強くおすすめいたします。
★ お手元になければ、まず手に入るUVカット剤(日焼け止め)で対処なさってください。
★ いっそう完璧なケアをお考えでしたら、当院の、リン酸ビタミンC入りUVカット剤をご提供しています。まだ使用未経験の方々につきましては、「受診」のさいにご相談いただけましたら、試用品をご用意し、必要に応じて使い方をご説明しています。
★ このUVカット剤は、世の中の日焼け止めの中で、初めてリン酸ビタミンCが含有されたもので(しかも含有量5%は誇れる濃度であります)、朝1回うすくぬるだけで、その日に、どんなにPM2.5,PM10や黄砂が付着し,活性酸素が発生しようが、すべて除去いたします。最低この時期だけでも、当院のUVカット済をおすすめいたします。ただし、当院の他のスキンケア外用剤と同じく、保存料、安定剤などが微量で、市販品のような長期保存ができません。現在、有効期間は窓口処方後1年であります。そして初回処方には受診が必須となります。

 どの地方の皆さまも、春の訪れをお感じになったら、これまでより少し気合いを入れて、お肌のお手入れをなさってください。西日本では、黄砂やPM2.5の飛来しやすい地域もあるようです。
どうぞ皮膚と同時にお体も大切になさってください。どうぞおだやかな春をおすごしくださいね。


2012.10.24  10%VCクリーム処方開始のお知らせNo.170
 10月24日(水曜日)より、10%VCクリームの処方を開始いたしました。ニキビ、ニキビ跡(赤み・シミ・くぼみ)・毛穴には、従来のVCローションやVC乳液(APS milk)が断然、有効ですが、一般的なシミや、たるみ予防には、このクリームが更に有効であると考えております。
    10%VCクリーム 1本(20g)= 7350円(税込)

池野皮膚科形成外科クリニック


2012.10.23  ご報告No.168
当院リン酸ビタミンC療法が欧米の代表的な皮膚科専門誌
 JDD(Journal of Drugs in Dermatology, インパクトファクター 1.566 )の2012年6月号で大々的に取り上げられ、高い専門的評価をいただきました。
(W P.Bowe MD, N Patel BS, A C.Logan MD. Acne Vulgaris: The Role of Oxidative Stress and Potential Therapeutic Value of Local and Systemic Antioxidants, JDD, volume 11. Issue 6, 742-746)

当院院長である私池野が、1997年以来、提唱し数々の臨床及び基礎データを欧米皮膚科学会に報告し続けてまいりましたニキビの病因(原因)が活性酸素である、という学説が大いに賞賛され、それを裏付ける数々の研究データまで紹介していただきました。
 論文の趣旨は、「欧米の最近のニキビ薬は進化し有効であるけれども、ニキビ自体を完治させる事はできていない。だが、Ikeno(Japanese investigatorと紹介されています)らのantioxidative treatment(抗酸化療法=リン酸ビタミンC療法、原文ではSAP)なら、新しい病変自体を抑えられる、つまり予防までできるのではないか、と紹介されています。加えて、最近直接、関係者とディスカッションさせて頂いたところ、増大している紫外線皮膚障害に対してもリン酸ビタミンC療法が極めて有効で、将来的には美容にとどまらず、皮膚癌予防の大きな希望の最有力候補だ、とまでの評価をいただきました。有難い限りであります。

これを受け、海外からの問い合わせが急増し、9月のドイツでの研究ミーティング、及びイタリア、ヴェネツィアでのヨーロッパ研究皮膚科学会でも、プレゼンテーションだけでなく、いくつかの研究機関(Munster大学、USAマイアミ大学、イタリアSan Gallicano Dermatological Institute IRCCS ピカルド教授、その他)とのミーティングをさせて頂き、今後の共同研究を更に、強めていく事が確約されました。具体的には、リン酸ビタミンC療法の、基礎研究・臨床研究をいろいろな方面で広げていける事になりました。

当院患者の皆さま方に、感謝を込め、誇りをもって、お伝えいたします。皆さま方が10年以上前より、信じてくださったリン酸ビタミンC療法が、世界のニキビ治療の中心になる可能性の最初の1歩がふみ出されたばかりか、この2012年の(オゾン層の破壊が半永久的に進んでいる)地球環境において、いろいろな分野の研究者たちの興味をひきつける最新療法となってきているのだ、という事を。

医師たちが(私も含め)全然効くと思わなかった薬剤で、患者さま方が「有効だ。」「すごく効く。」「いいです。」「肌が違ってくる。」とどんどん推していただき、開業医をその気にさせ、世界に欧米に広がっていった薬というのは、おそらく日本では、このリン酸ビタミンCが初めてではないでしょうか?
 1997年1998年から使い始めていただいた多くの患者さまに、心より感謝、深謝いたします。本当に本当に、有難いかぎりであります。もちろん、診察時にお礼を言いたいですが、もうお会いできない患者さまも多数いらっしゃるでしょうが、本当に本当に、どれだけ池野が感謝しているかを、このコラムで少しでも表現できたらなあ、という気持ちでいっぱいであります。

この論文に関して、ご興味のある方は「PubMed」というネット上でのサイトで「oxidative stress acne」で検索すると、最初の方にでてくる「The Role of Oxidative Stress and Potential Therapeutic Value of Local and Systemic Antioxidants」という論文が、それでございます。abstractでは、池野の名前は出てきませんが、本文まで見て頂くと、何か所にも参考文献として登場いたします。もちろん、診察時に論文のコピーをお見せする事も可能であります。
本当に本当にありがとうございます。

2012年10月23日
池野皮膚科形成外科クリニック  池野 宏


2012.05.17   日々提供されるスキンケア情報、でもどれがホント?No.164
 あらゆる学やスキンケアについても、日常レベルのみならず、手を伸ばせばどなたでも専門レベルの先端情報までご覧いた情報が簡単に手に入る、便利な時代になりました。皮膚科だける環境になっています。
 しかしその反面、情報の渦の中で迷っておられる方々が急増していることも日々診療現場においてひしひしと感じています。もしあなた様が今、迷われているようでしたら、以下をどうぞご参考に。

 ★情報源はどなたでしょうか?やはり皮膚のことを一番知っているのは皮膚科医、さらにあなた様の肌を実際にフォローされておられる先生なら最も安心できると思います。

 ★ご年長の方や先輩(さらに近所の人?)のアドバイスは、その方が医師でないかぎり、根拠が乏しく、鵜呑みにできません。迷信レベルかも知れません。インターネットの無記名記事も同様です。

 ★化粧品や市販薬の購入においては、言うまでもなく、ビジネストーク、セールストークがメインになりますから、必ずしも医学的に
正しいことばかりではありません。もし皮膚トラブルがあってもそれに即した説明を求めるのはむずかしく、トラブルに拍車をかけてしまうこともあり得ます。

 ★日本の情報テレビ番組は、とてもきめ細かくハイレベルな内容に創られていると思います。それでもテレビからの情報は、時間制約があること、番組提供者(スポンサー)あってこその番組でありスポンサーの意向が尊重されること、視聴率向上という目的があること、そのためにどうしても演出が入ってしまうこと、などのバイアスがかかっています。このことを頭の片すみにおいた上で、ご覧になることをおすすめします。
 余談ですが、皆さまが視聴料を払っている某放送局において、私が提出した資料をまったく違う形に演出されたり、確認なしでいきなり名前を出されたりと、?なことを経験しています。

 ★スキンケアについては、日本の美容誌、女性誌、情報誌はとても質が高いと思います。しかし制約の中にあることはテレビ番組と同様です。医学的事実なのか、商品の広告宣伝なのかを見分けてください。

 長くなってしまい恐縮ですが、具体的に一つ、二つーーーーーー
 
 ★いわゆる「シンデレラ睡眠」はあくまでも理想、お仕事やご家族
のお世話等で不可能な方も、一週間トータルで十分な睡眠時間をお取りになればOK. 「シンデレラ睡眠できない=肌が荒れる」は誤りです。
 ★「お料理用ラップでパックすると効果アップ」これは個人差があり、特に、どんなに小さくても何らかの皮膚トラブルのある方には厳禁です。

 活字や画面、うわさ、迷信を丸飲みしないで、選んで取り入れていきましょう。どうしてもわからない、知りたいときは「皮膚科医」に
相談しましょう。どなた様も健康な皮膚で、気持ちよくすごされることをお祈りします。


池野皮膚科形成外科クリニック
     院長  池 野    宏

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