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記事No.182に関するスレッドです

WINGBEAT COFFEE ROASTERS
入院 / gaki
 平成27年2月3日、gakiは生まれて初めて「入院」することになった。年初めに受診した「人間ドック」の数値が悪かったのだ。実は昨年の数値も良くはなく、再検査するよう検査結果表には書かれていたのだ。しかし何の根拠もなく、「大丈夫」と甘く見ていたツケが今回の「教育入院」となった。

 市駅近くの大学病院に入院の手続きに行くと、まるで空港のロビーのように100人近くの人達が、キャスター付きの大きな旅行かばんを持って並んでいる。近くの人に「みなさん入院の順番待ちですか?」と恐る恐る尋ねると「私もビックリしてるんです。でも今日は少ない方らしいですよ」と教えてもらった。
 毎日こんなにも大勢の患者さんが、この病院に入院されることの事実を知り、今まで知らなかった世界の始まりを実感した。

 全ての手続きが終了し、病室に入ったのは2時間程してからのことだった。部屋は4人部屋。ボランティアの方から病室でのルールを教えてもらい、身の回りの整理をしていると、看護師さんが現れた。「昼食前に採血します」「昼食後は・・・・・」と1日のスケジュールが目白押し。入院ってもっと退屈で、時間を持て余すものと思っていたのに、結構ハードスケジュールだ。就寝時間も22時。あっという間に1日が終わった。

 朝は7時起床、1日7回血糖値を自分で測定。食事療法、運動療法などの講習を受け、1日分の尿を全て採取。各セクションから精密検査の呼び出しがある度に、広い病院内を案内標識頼りに受付へ・・・・。
 なれない忙しい入院生活も、3日ほど経つとだんだんとそのペースが掴めてくる。少しの時間を見つけては、ウォーキングも始めた。パソコンも持ち込み、毎日の検査数値を入力しその変化を見るのも楽しい。屋上庭園でギターを弾いていると、子供たちが一緒に歌ってくれ、年配の方々が話かけてくださる。
 心休まるひと時だ・・・

 ・・・ここにいるみんなは、どこかに病があり、つらい闘病生活を送っている。数値の変化を見るのが楽しいなどと書いたが、それは良くなっての話だ。一緒に歌っても、おしゃべりをしても、決して心からみんな笑っているようには見えない。将来の不安、病状の悪化、退院後も病気と付き合う生活・・・・

 でも落ち込んでも仕方ないとgakiは思っている。一緒に歌おうとする子供たちがいれば歌い、話かけてくださる方がいるなら、退院後の未来を語り、夢を語り会いたい。
 退院後はいろんな場面で制限のある生活だ。当たり前のようにしていたことが出来ないことがある。でもそれが今の自分である以上、工夫を凝らしその中で目いっぱい楽しみたい。
 できないことが悲しいのではなく、できないと思うことが悲しい事だと思う。
No.182 - 2015/05/01(Fri) 13:48:25

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