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記事No.185に関するスレッドです

WINGBEAT COFFEE ROASTERS
「りんどう」を再編集して / gaki
「gakidas還暦記念版」を出版するにあたり、母の残した「りんどう」を再編集して一緒に掲載したいと思った。
 母は昭和53年から17年間、京都新聞の「こまど」という、読者投稿コーナーに投稿している。
その17年間は子育てを終え、壮年期までの人生の大切な時期の記録でもあったと思う。「りんどう」に残された文章はごくわずかだが、胸中にはもっともっと沢山の思いや願い、希望、そして不安があったと推測できる。
母は最後の投稿で『「こまど」はこころの支えでした』と書き添えている。

 その期間、親元を離れ大阪で暮らしていたgakiは、今、文章を改めて読むことによって知ることのできるその思いを、今更ながら実感出来た。そしてもうその時間は決して戻ってこないことも思い知らされた。

 文章はデータ化されていないので、一字一字キーボードで打ち込んでいくしかない。地道な作業だが、地道なゆえに、ゆっくりとしっかり読み解くことができる。
文字を打ち込んでいる時、ふと妙な感覚になった。人の文章はその人の癖があり、なかなかスムーズに打てない。文脈が予測しづらいからだ。でも母の文章はなぜかスムーズに打つことができる。正直リアルタイムで、「りんどう」は熟読していない。決して文脈を覚えているわけではいない。ではなぜ・・・・次のセンテンスや言い回しが予測できるのだ。驚く程自分の文章にすごく似ていることに気づいた。

小学校の時に作文を教えてはもらったが、ほんの何時間、何日か、数えるほどの記憶しかない。まして成人してから、教わったことなどない。でも日常の会話や手紙などから、知らず知らずの内に身に付いて来たのだろう。文章の癖とはそんな物なのかも知れない。

「gakidas」は書き始めてまだ10年。母から見ればまだまだビギナー。書き始め年齢も随分と遅い。何とか「gakidas best1」は手渡すことができたが、「還暦記念版」は残念ながらもう渡すことができない。でもこの中にはタップリと母の心は収めることができたと思っている。

出版に向けた原稿締め切り日は、もうそこまで来ている。慌てる事なく、心の感じるままに、一つ一つの想いを書き続けたい。
No.185 - 2015/11/17(Tue) 23:47:08

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