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記事No.190に関するスレッドです

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見える化 / gaki
 「最近読んだ本で、心に残っている本は何?」
ドレミのある会員から尋ねられた。そういえば最近「本」読んでいないなぁ・・・・。そんな自分が少し恥ずかしく感じた。早速翌日、我が家の本棚を眺め直した。「うちの家には結構たくさんの本があるなぁ」・・・・。gakiの本は少ないが、ほとんどの棚をワイフの本が占領している。でも自分では購入しない違ったジャンルが楽しく、たまにその中から取り出しては読んでいる。
今回目にとまったのは早稲田大学院教授、経営コンサルタント会社のローランド・ベルガー取締役会長でもある遠藤功著書の「見える化」。現役時代、課長に就任した際に上司から勧められた本だ。一度読み終えてはいるが、現役を離れた今もう一度読み返したくなった。
 今、ニュースで取り上げられている「築地市場の豊洲移転問題」「オリンピックの予算大幅超過問題」。ETC・・そんな問題を見ていると色んな意味で「見える化」の大切さを思い出したからだ。
 
 そもそも「見える化」とは「可視化」「目で見える管理」といった言葉でも使われるが、要は様々な活動の様々のものを「見える」ようにする試みだと書かれている。それは現場力の中核をなし、整理、体系化すれば現場力は格段の強化に繋がるという理論だ。
 ここで大事なのは「見えて」いるか、「見よう」としていたか、「見せよう」としていたかだ。ただ単に見えるようにしただけでは何も変わらない。そもそも人間の心理からすると隠れているもの、隠しているものは見せたくない、見られたくないものだ。「見えている」と思い込むのではなく、「まだまだ見えていない」と考える、主体的な意志が必要でそこからがスタートになってくる。

 では次に「問題」とは何なのか?一般的には本来の標準や基準と、現実に起きている姿のギャップを言う。でもその標準が曖昧だと現状を問題だと感じない、基準の不整合は問題の解決を妨げる大きな要因になってくる。日常業務をこなすだけでなく問題を当事者として解決しようとする強い意志、柔軟な頭脳が必要になってくる。問題解決ができる組織を作るのは「問題設定能力」を磨くことであると書いている。現状に満足せず新たな問題を自分たちで設定する力こそが、強い現場力であり強い組織なのだ。

 とは言っても人はマイナスの問題を表に出したがらない。問題発見は異常を感じた個人に委ねられるが、解決は決して個人で背負う必要は無い。チームで知恵を出し合い対応策を施す。その体質、約束事(ルール)は絶対に必要であることは言うまでもない。「見える化」について、この紙面ではまだまだ書ききれないことがたくさんある。続きを次回もう少し書いてみたい。
 
 元々「見える化」は企業向けに書かれたものだが、今ニュースで取り上げられている「公的機関」の様々な「問題」も「見える化」によってほとんどが解決できたような気がする。
 国や自治体はそこに生活する国民や市民の生活そのものを左右する組織だ。「問題設定能力」「現場力」を高め、チームとして問題解決ができるそんな組織であってほしいと切に願う。
No.190 - 2016/10/02(Sun) 23:59:57

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