「光る君へ」が面白すぎます。
初のダイレクトな平安時代、まさに佐為ちゃんの時代の初大河どんなんだろうと思ってましたが、脚本が面白すぎる…
だいたいソウルメイトって触れ込みだから恋愛要素なしかと思いきや。 まひろと道長の恋愛要素が意外とウェイトが大きい…し、こんなに恋愛要素があると思ってないで見てるから、展開に結構ドキドキさせられる。 このドキドキ展開は韓ドラ並みです。
期待半分不安半分に見たYoungRoyalsの完結編・シーズン3ががっかりなラストだった私のドラマライフの穴を多いに払拭してくれる、見ごたえタップリ感。
従来の日本史上では権力の権化みたいなイメージだった道長がめっちゃいい人になってるけど、史実をあーこうゆー風に解釈すると、自然じゃんと思わせるのも巧み。 関白にならなかったのは、こんな志があったからなのって、わーすごい上手っって思ってしまいました。 あと為時の出世の展開とか…上手い。
ただちょっと気になるところはセットと演出です。 まひろの家、あばら家? 壁がどこにもない…やりすぎじゃないかと。
上級貴族の家。 こちらもまるでどこも東屋。 真冬も開け放し。 めっちゃ寒そう。
うそだーと思わず言いたくなります。 まずは廂とすのこの間にはしとみ戸という格子戸があって、これを真冬に全部取り外すわけがないし、上にあげてるはずのしとみ戸が見当たらないのも気になる…。 薄暗い室内で暮らしてたお姫様たちがまっしろに顔を塗ってたのは真っ暗だったからなんだよね。 まぁ、それでは絵にならないのはわかるけど… あとお姫様たち、夫以外に顔見せません。 みんな見せまくり…。 ちゅ、中宮様のご尊顔、わー男たちにさらしちゃってる…と思いました。 これも絵にならないのはわかるけど…この時代はありえない…
あと関白、兼家が寝殿にそのまま横になって臥せってたけど、 この時代の高貴な人はえにしで佐為が寝てるみたいな御帳台に寝てるはず。 あと「殿御(とのご)」と「女子(おなご)」っていう言い方も平安ぽくない。
男君、女君、もしくは「…君」と言ってほしい。 タイトルが「光る君」なのに。 ちっとも「…の君」という呼び名が出てこないのも気になる。 ドラマの中でも平安ぽく、「ききょうさん」じゃなくて「ききょうの君」とかにしてほしい。
いろいろ時代考証は気になるけど、でもやっぱり話は面白いです。 |
No.3291 - 2024/05/14(Tue) 17:00:41
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