初めて投稿させて頂きます。
私は1980年生で、Ｊリーグ開幕の1993年は中学1年でした。正にカズは当時絶頂期にあり、我々の世代はその活躍ぶり、スター性、生き様に誰もが憧れていました。
私がカズを最初知ったのは以外にもＪリーグが開幕する3年程の前でした。私は当時仙台のとある小学校のサッカー部に所属していて、同時に今では市民権を得ている（笑）鉄道ファンでした。何でカズと鉄道？と思われるかもしれませんが、当時JR東日本管内のみでしたが「こども時刻表」という本が河出書房新社から季節毎に発売されていて、それを愛読していたところ、いつかの号でカズの独占インタビューが掲載されていたのです。その当時はブラジルから帰国してまだ時間が浅く、コリチーバやサントスで活躍する写真等と共に先述の通り帰国が浅いためか、ブラジル時代の生々しい内容のインタビューでした（泥棒対策のこととか、ポルトガル語の塾へ通って言葉を理解したとか。まぁ、基本的に子供向けの質問ばかりでしたが･･･）。当時小学4年位の私は大きく衝撃を受け、それからのカズフリークというか、私にとってカズは神様の様な存在です。
しかし、当時はサッカー人気が右肩上がりから爆発的に伸びていた時期でしたし、当時住んでいた仙台は現在のベガルタへと繋がる署名活動がやっとスタート、しかもカズの所属していたヴェルディvsジェフのカードが93年に仙台で1試合だけJリーグが開催されたのみ。チケットも当時はプラチナでしたから、「生」で観る機会が中々ありませんでした。
やっと初めて観ることができたのは、大阪長居スタジアムでのブラジル戦。夏休みということもあり、鉄道旅行と絡めて当時スポンサーであったナイキの意向でブラジル代表のワールドツアーが行われていたのです。絶頂期だったロナウド、ロベルト・カルロスが来日するとあって、チケット争奪競争がものすごかったみたいですが、私はあまり熱のない仙台での購入（当時は窓口が主流）だったので、ブラジル相手に気合にあるプレーを見せるカズのプレーを観ることができました（ゴールはできませんでしたが･･･）。
また、幸運にもそんな絶頂期に対面できてサインまで頂ける機会に恵まれました。あのジョホールバルへと繋がる97年アジア最終予選直前に行われたJｳﾞｨﾚｯｼﾞで行われたキャンプの時でした。キャンプ地がお隣福島県で実施されるということで仙台から行きました（当然、鉄道で）。公開練習が休日に行われるという情報を事前に入手し、当時高校2年の私と、同じくカズを尊敬してやまない中学2年の弟と共に公開練習見学後、宿泊施設近くを歩いていると何やら大型バスが近付いてくるではありませんか！でも、ガラガラの車内に選手が乗っている気配は無く、そのままバスは私の目の前で止まりました。ドアは私の目の前、そこで降りてきた人は何とカズではありませんか！！私は興奮し、ダメもとで実は色紙を持って来ていて、それを差し出しサインをお願いすると、快く書いてくれました。
そのキャンプは最終予選本番前の最終調整の場だったので、選手からは非公開にした方が良いとの声が多かった様です。今考えてみれば当然ですよね。そんなピリピリムードが漂っていてもおかしくないのにサインを求める私もとんでもない奴でしたが、そんな状況下でもファン・サポーターを大切にするプロ魂にますます惚れ込みました。色々な文献等を見るとそういうエピソードは数多く存在する様ですね。
2010FIFAﾜｰﾙﾄﾞｶｯﾌﾟもいよいよ開幕が近付いてきました。5月10日にはメンバーが発表されるそうですが、23名枠の中に私はぜひカズを入れてほしいと強く願っています。これまで書いた様な私的感情が理由ではありません。理由はただ一つ、今の日本代表には神通力のある選手がいないことが大きな問題と感じます。また、セルビア戦で惨敗し、本当にチームに「活」を入れるべき時期が来ています。
43歳という年齢の選手で1枠使うのならば若手を入れるべきという意見があるのも十分理解できます。しかし、例えスタメンでなくとも「いるだけでチームに安心感が与えられる、活性化する」絶対的な選手は今の現役ではカズもしくはゴン中山位しかいません。中澤や俊輔、楢崎辺りがその辺りを担うことに現段階ではなりそうですが、絶対的な存在感あるいはそういうタイプの選手かと言われるとそうでもない。中田英が前回大会時に最後までジーコへカズのメンバー入りを進言していたという事実からも、恐らく中澤や俊輔、楢崎といった「当確」と思われるメンバーも少なからずそう感じているのではないかと。しかも、カズがもしメンバーに入れば、本人がベンチで43歳だから精神的支柱のみの役割なんて絶対満足しないはず。本気でスタメンを狙ってくるだろうし、練習だっていつもの通り本気になります。ゴンにしてもそう。そういう姿勢がチームを及ぼす影響は絶対大きいです。1982年のﾜｰﾙﾄﾞｶｯﾌﾟで優勝・得点王になったﾊﾟｵﾛ･ﾛｯｼは当時42歳位だったはず。もし、私が監督なら「チームが勝つために」戦術的なメンバーとは別な観点からカズに1枠を充てます。むしろ、今の停滞している状況で本番直前で経験の無い新戦力の選出には無理があります。チームの骨格はできているから。だとすれば、やはり･･･
5月10日、「超」サプライズを期待します。
実現したら翌日朝刊は何か大きな事件でも無い限り、スポーツ紙は1面だろうな･･･
申し訳ありません、カズへの強い思いからこんなに長くなってしまいました。読んで頂いた皆様、お疲れ様でした。
[No.951] 2010/04/18(Sun) 05:00:01 |
カズへの思い、そして、今こそ！！ - ジュベントス - 2010/04/18(Sun) 05:00:01 [No.951]
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