非常にご無沙汰です。私の両親も(かつての)くも膜下患者と、現癌患者です。癌の方は既に完治の治療法はなしと宣告されつつも、確かに体力は落ちたものの未だ会社を経営し、休日にはゴルフもしております。たまたま出席した同窓会で、「免疫療法」の情報を得、目下癌との共存状態です。年齢も高齢であり、こんなものかと言ったところであります。ですから癌治療は情報戦と言った側面も多いと思います。 さて本人、及び(当時お世話になった)脳外科の先生は治った、すっかり元気になった(と言う事になっている)元くも膜下の母の方ですが、こちらの方が言動が?、なのです。昨年の夏は帰省の際に母と口論になり、予定を繰り上げて東京に戻って来ました。その後主人が母と私のやり取りを冷静に聞いてくれた結果、母のほうの子供返りが怪しい。先日も両親揃ってこちらに遊びに来ておりましたが…、その時の会話の一部。「離婚して戻ってきた一人娘さんを持つ某友人の人生は最高だ。気を使う娘婿もおらず娘と二人、長い事癌を患い看病してきたご主人も亡くなって、それからも解放され…。」癌患者である父と、娘婿である私の主人の間の前で、です。娘と二人水入らずが最高なのは私とて一緒です。でも、親亡き後の娘の人生を長い目で考えると、専業主婦で手に職もない状態で戻って来られて、あとは両親の蓄えと年金で(娘さん長く故郷を離れてありましたから、実家近くにはお友達も殆どおられない様子)お年を召したお母様と二人っきりの生活をされている娘さんの老後を考えると、最高どころか悲惨ではないかと心配するべきなのに。もはや「今、自分が楽しいかどうか」でしか判断ができなくなっている感じです。本人が悪いわけではなく私も歳を取ればこうなる可能性もありますから、なるべく喜ぶようにはしてあげたいのですが、全部は言う事を聞いてあげるわけにもゆかずこっちのほうが癌よりも厄介かも。
[No.4338] 2012/07/13(Fri) 11:19:59 KD111110032077.ppp-bb.dion.ne.jp |