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   記憶 - TK - 2008/08/25(Mon) 02:21:31 [No.134]



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記憶 (親記事) - TK

1回生のとき以来、5年ぶりに九州での開催となった。

台風の近づく中、サンフラワー号で瀬戸内海を縦断し、大分へ。
大分から地道を4,5時間かけてようやく宮崎に着いた。
天候は芳しくなかった。
初戦は、雨天順延となった。

天候と同じく、今ひとつ心も晴れない感じであったが、
数名で出かけることとした。
宮崎といっても、これといってどこへ行きたいという感じでもなかったが、
海岸線を車で走り、巨人軍がキャンプのときにお参りをするという神宮や、
日南の街を散策した。

天候のせいもあって人出は少なかったが、なんとなく時間をつぶせた感じだった。


宿舎に戻り、翌日のオーダーを決めることにした。
当時、6回生は私を含めて3人いた。
前キャプテンはそのころ1番を打っていたが、大会1ヶ月前に足を骨折し
走ることができなかったため、4番に。そして4番だった私は1番に。

相手は鹿児島大学だった。
序盤、相手に先行され試合は押され気味。
中盤、反撃し点差を埋めたが、最終的には5−3で敗戦した。
1番の私は、4打数1安打。4番の前キャプテンにヒットはなかった。
敗戦後、前キャプテンは独り言のように、4番の違いやな、といっていた。

試合の翌日、下回生は九州半周旅行に出かけたようだ。

前キャプテンと私ともう一人の6回生の星は、1回生2人を連れ、青島海岸に行った。
空は晴れていたが、強風だった。
昼過ぎ涼しくなる前に海から上がり、帰途に着いた。前キャプテンは宮崎空港から直帰した。


帰りもフェリーだった。
疲れていた。

夜、デッキに上がると船は暗闇の中にいた。
狭いはずの内海も随分と広く感じた。


汽笛の音は遠く遠く、闇に消え行くようだった。



どれほど時間が経ったか・・・。

汽笛が鳴った。
船は無事、岸にたどり着いたようだ。


[No.134] 2008/08/25(Mon) 02:21:31
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