[ リストに戻る ]
No.715へ返信

all 舞台「LIVE WELL!」 [ ] - 楠田敏之 - 2005/08/09(Tue) 23:45:34 [No.647]
笑顔と心の奥底 [千葉県] - 有水 - 2005/09/09(Fri) 23:33:36 [No.715]
お疲れ様です。 [兵庫県] - 湯凪ひろこ - 2005/08/19(Fri) 03:12:44 [No.669]
Re: お疲れ様です。 [東京都] - まゆみ - 2005/08/19(Fri) 09:23:23 [No.672]
お疲れ様でした! [香川県] - ナオ - 2005/08/16(Tue) 16:08:51 [No.663]
お疲れ様でしたー!! [愛知県] - 祐未 - 2005/08/16(Tue) 15:36:24 [No.662]
本当にお疲れ様です [愛知県] - 東夜 - 2005/08/16(Tue) 00:13:26 [No.661]
合言葉はゲーテ! [愛知県] - 麗衣 - 2005/08/15(Mon) 00:48:44 [No.657]
Re: 合言葉はゲーテ! [東京都] - まゆみ - 2005/08/15(Mon) 08:19:21 [No.659]
ええー;幻聴〜〜っ;(笑) [愛知県] - 麗衣 - 2005/08/16(Tue) 00:02:19 [No.660]
お疲れ様でした。 [埼玉県] - 咲恵 - 2005/08/13(Sat) 01:41:43 [No.656]
Re: お疲れ様でした。 [兵庫県] - 湯凪ひろこ - 2005/08/19(Fri) 03:47:34 [No.670]
Re: お疲れ様でした。 [東京都] - まゆみ - 2005/08/15(Mon) 08:01:44 [No.658]
Re: お疲れ様でした。 [埼玉県] - 咲恵 - 2005/08/16(Tue) 20:30:26 [No.664]
楽しかったです [埼玉県] - 雫 - 2005/08/11(Thu) 15:16:37 [No.655]
ネタバレしています!! [東京都] - まゆみ - 2005/08/11(Thu) 09:39:28 [No.654]
拝見いたしました。 [東京都] - 陸 - 2005/08/11(Thu) 02:16:20 [No.653]
Re: お疲れ様でした! - イシ - 2005/08/11(Thu) 01:10:54 [No.652]
初日お疲れ様でした [岡山県] - カヤノ ユア - 2005/08/11(Thu) 00:44:47 [No.651]


笑顔と心の奥底 (No.647 への返信) [千葉県] - 有水

楠田さん、皆さん、こんにちは。
公演から一ヶ月ほど経ってしまいましたが、遅ればせながら感想を書かせて頂きます。 

内容がコメディと聞いていましたし、開演前に難波圭一さんがメイド服を召して行った「圭子の人生相談」の演出から、最初から最後まで「笑」の舞台なのかと思っていたのですが、それだけでは無い内容で…一瞬戸惑いも抱きつつ、最後までしっかりと観劇をさせて頂きました。

内容は、今の生活に嫌気が差し、ウンザリしてしまった愛が異空間?夢?それとも現実…?の中で、愛の夫である誠の恩師、東教授が家を突然訪れ、その東教授を探しに突然やってきた迷彩服に身を包んだ軍団によって起こされる、不思議な時を体験する話。
愛が嫌がるにも関わらず、勝手に家の中をかき回し、東教授を探す為の拠点地にされてしまい、「夢なら覚めて」「東教授はもう此処には居ない」と愛が嘆くも、迷彩服の軍団は耳を貸さず、勝手な解釈をしていきます。
命を絶つ事をゲームと称し、仲間が死んでも笑い合う迷彩服の軍団に、彼等の存在を受け止める事が出来ない愛。
「だったら君も楽しめば良い」自分の夫に扮する東教授の言葉から始まった、偽りの家族生活の一コマ。
少しずつその空気に飲まれながらも、混乱が消えない愛の目の前で、扱いにくい次男役を割り当てられた楠田さん演じる歌川が、父親役をしていた東教授を撃ち、「俺が、東教授だー!!」と言いながら扉を開け、外で家を包囲していた軍隊に撃ち殺されます。
そしてそれに続くように、次々と「俺が東教授だー!」と叫びながら扉を開け、殺されていく迷彩服の軍団。
正気とは思えないその光景に、愛は一人残されて…。
最後に「私が東教授だー!!!」と愛が叫んだ瞬間、死んだ筈の全員が起き上がり、笑い出し……そこで愛は目覚め、あれは夢だったのだと思うのも束の間、その不思議な時はまだ続いていて…!?

上のように書いてしまうと、何だか重い感じに伝わってしまうかも知れませんが、其処彼処にコメディやロックな音楽等も有り、楽しい雰囲気も感じました。
宇宙人の姿の場面には、思わず咳込みそうになったり(笑)。
それぞれの役に個性があり、笑いを誘う部分もあれば深い部分もあって…深読みのし過ぎかもしれませんが、時折見える疎外感・喪失感のようなものに、言葉にはせずとも、少なからず誰もが持っている、人の欲、孤独、不満、不安、願い等…そんなおもむろな人間性を、隠さずに伝えられている感じがしました。
楠田さん演じる歌川はタクトを肌身離さず持ち、常に一定のリズムを刻みながら少し独特に歩く姿が印象的でした。
その楠田さんの演技で中でも私が印象的に覚えているのは、偽りの家族生活をしている場面。
扱いにくい次男役を割り当てられた楠田さん演じる歌川が「ピアノがほーしーいーっ」とピアノを弾く真似をしながら駄々を捏ねる姿に笑いを誘うのも束の間、父親役をしていた東教授を撃った瞬間、胸を鷲掴みにされたような気持ちになり、思わず目を見開いてしまいました。
そのまま「俺が、東教授だー!!」と言いながら扉を開け、外で家を包囲していた軍隊に撃ち殺され倒れた後にも、その右手には確りとタクトと拳銃が握られていて、とても痛ましかったです。
本当に才能や絶対音感が無かったとしても、もし歌川がピアノを奏でたらどんな音色だったのでしょうか。
楠田さんの歌声がその答えだったのかはわかりませんが、無感情そうな歌川の表情が時折崩れる瞬間、彼の嘆きや願望、願いが見え隠れしているような気がし、様々な音色を想像してしまいました。

人間というものの深さを感じさせる部分も時折ありつつも、その重さを引っ張りすぎずコメディへと転換する演出や演技は、とても奥が深かったです。
コメディを含ませながら見れた為、決して見終わった後に重さは残りませんでした。
……が、考えれば考えるほど、この作品の真意を悩んでいまして、一ヶ月考えてもハッキリした答えが浮びませんでした。
愛と迷彩服の軍団は何処となく似ていて…もしかして本当は…?と思う部分もあり、未だに「不思議」が残っています。

余談ですが、最後に楠田さんがペこちゃんのように舌を出していたかと思うと、投げキッス!のお姿にドッキリした一人です(笑)。
奥が深い舞台だった為、一度だけの観劇では確りと捕らえ切れなかった部分も有り、又、席が最前列だったのですが端側で観辛い部分もあったので、是非DVD化して欲しいと思っています。


又、今回もお疲れの所、終演後にお話できる時間を作って頂け、とても嬉しかったです。
何故か極度に緊張してしまったのですが(今思い返してもお恥ずかしい限りです…)気さくに接してくださり、とても有難かったです。
パンフレットも堪能させて頂きました!羊少女メーのDVDも拝見させて頂いたので、感想を書かせて頂きたいと思います。

今回も楠田さんの舞台を観させて頂き、「舞台」の楠田さんもやはり好きだな、と再確認です(笑)。
最後になりましたが、長文の感想で申し訳御座いません(汗)。
素敵な舞台を有難う御座いました!

Tomomi.


[No.715] 2005/09/09(Fri) 23:33:36

Name
E-Mail
URL
Subject
どこからカキコ?
Color
Cookie / Pass

- HOME - 新規投稿 - お知らせ(3/8) - 新着記事 - 記事検索 - 携帯用URL - フィード - ヘルプ - 環境設定 -

Rocket Board Type-T (Free) Rocket BBS