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「お願いカズミ!戦ってぇっ!」 を思い出した大きいお友だちはさぞかし多かったこと でしょう(笑)。つぼみは前回でゆりに追いつき、そして今回で ゆりを越えたと言ってもいいのかもしれませんね。 そんな感じのラス前。アバンタイトルは崩壊した地球を眺める 番くんとななみの二人から始まりますが、単なる廃墟と言う だけでなく、デザートデビルが普通に徘徊しているという 終末的な光景で、完全な虚無よりも空恐ろしさを感じます。 そんな中にあってもプリキュアを信じることが出来る番くんたちの 心の強さも、ある意味特筆すべきなのかもしれませんね。 物語はダークの最期から。 ボロボロになってふらつき絶叫しながら目を見開いて倒れ込む ダークの一連の動きは哀れを催す空虚で無力なものでした。 そして語られるサバークこと月影博士の真実……なのですが 別にデューンのせいでもなく、月影博士が自分で勝手に絶望して 自分でデューンの力を借りただけというのが、なんというか 実に救いようがないですね(笑)。 魔法のようにみんなを幸せにする方法はない、というのは さりげなく重い言葉ではあります。それは結局、プリキュアに 限らず、すべてのヒーローヒロインたちの限界を示すことでもある わけですしね。人知を越えた力である心の大樹の存在を知れば 安易にそれにすがりたくもなってしまうのは、理想家であれば ある程無理はないことなのかもしれません。 月影博士が悔やんでいたのは、デューンに手を貸したことよりも むしろ、人としての努力を放棄したことに対してであったのかも。 もっとも、心の大樹の研究に行き詰ったからと言って、それが デューンの配下になることにつながる、という理屈はかなり ブッ飛んでおり(笑)、説得力という点ではあまり強いものでは ありませんね。そのあたり、今回に至るまでの本編中でも もう少し、デューンの悪の誘い方、あるいは月影博士が堕ちて いくさまというものを見せてくれればとは思います。 そしてすでに崩壊して行く身体で、それでも立ちあがるダーク。 ゆりを抱きしめることが出来ないと言った博士がここでダークを 抱きしめるのも、なかなか残酷な対比です。 博士の腕の中で、険の取れた安らかな顔で光となっていくダーク ……ですが、今はの際にゆりに向けた微笑みは、恩讐を超えた 姉妹としての優しい微笑みと取るべきか、それとも、父に 選ばれたのはゆりではなく自分なのだという勝利の笑みと取るべき なのでしょうか(笑)。 もちろん番組的には前者なのでしょうが、後者の、戦いに負けて 勝負に勝つダーク、というのも結構捨てがたいかも(笑)。 そんな博士たちを嘲笑しつつ現れるデューン。 デューンからすると実際月影博士の行動は独り相撲の空回り そのものなわけですから、面白がっても仕方ないかもしれません よね(笑)。月影博士が怒るのは、デューンの言うとおり まさに見当はずれかも。 しかしここで驚いたのは、単身デューンに挑み、そして結構 いい動きをする博士(笑)。もうサバークではないわけですが その能力自体は失っていないわけですね。 ただこれを逆に考えると、仮面が取れたからと言って人に戻れた わけではなく、砂漠の使徒となってしまった事実自体は消えて いないし消せないのだ、とも言えるかもしれません。そうだと すれば、人にもう戻れない月影博士が、人の世界に帰っていく ことは元よりできない相談であり、消え去るしか出来なかったの かもしれませんね。 博士、ムーンライト、ブロッサムの三人を相手にして全く余裕の デューン。頻繁にアップになるデューンの、ハイライトのない 笑顔は、映像的にメリハリをつけると同時にデューンの狂気も よく表現していました。 そして、やや曇りがちの表情で戦うブロッサム。このときすでに、 つぼみはゆりの心が憎しみに染められ始めているのを見て取って いたのでしょうね。 つぼみとゆりを守り、後を託して博士も散華。 そのさまを目に写して憎悪の塊となるゆりと、彼女を人の心に つなぎとめるつぼみ、という二人の構図が今回最大のポイント でした。 まあ、毎回堪忍袋の緒を切っているつぼみが憎しみで戦うなと いうのは多少どうなんだろうという気はしますが(笑)、 義憤と私怨とは似て非なるものということですね。 かつての頼りない最弱のプリキュアが、最強の戦士に叱咤する、 いい構図でした。 ただ、果たしてなぜそうまでつぼみが強くなれたのか、というのは 多少疑問であるといえば言えるかもしれませんね。ミラージュの 試練の時以外には、つぼみはあまり精神的な葛藤もなく、心の花を 枯らしたこともない(過去のつらい出来事はありましたが)わけ ですし。まあ、これまでの本編のすべてがつぼみの成長譚で あるのだと言ってしまえばそれで済む話ではありますけどね。 その後は怒涛のハイパーバトル。 さりげなく初代のマーブルスクリューを模したつぼみとゆりの 合体攻撃なども盛り込みつつ、合流したマリンとサンシャインも 含めた圧倒的なスピード感と迫力の画面作りは、小さいお友だちが 付いていけないんじゃないかと心配するほどでした(笑)。 合流したマリンが、いつものえりかのように饒舌ではなく ただつぼみを振りかえって微笑むだけ、というのいい見せ方で、 「言ってくれなきゃわかんないよ?」といういつものえりかを 思い起こすと、この無言の微笑が実に効果的でしたね。 ということで来週はついに最終回です。 どんなラストが待つのでしょうか。 [No.1369] 2011/01/23(Sun) 10:26:11 |