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all ハートキャッチプリキュア!感想ツリー・第4クール - 九条神樹 - 2010/11/21(Sun) 08:00:19 [No.1241]
★☆#49『みんなの心をひとつに!私は最強のプリキュ... - 九条神樹 - 2011/01/30(Sun) 10:38:30 [No.1381]
純粋な悪意の塊?であるデューン - ぺいりあん(palien) - 2011/02/01(Tue) 22:56:22 [No.1390]
こぶしパンチは - 九条神樹 - 2011/02/05(Sat) 14:16:08 [No.1392]
え〜と、どこの「勇者ロボ?(超爆)」 - そうりゅう あすか - 2011/01/30(Sun) 18:39:37 [No.1386]
ムゲンシルエットの髪型に - 九条神樹 - 2011/02/05(Sat) 13:47:13 [No.1391]
★☆#48『地球のため!夢のため!プリキュア最後の変... - 九条神樹 - 2011/01/23(Sun) 10:26:11 [No.1369]
私は人間を止めるぞぉ! - ぺいりあん(palien) - 2011/01/29(Sat) 23:33:36 [No.1379]
ダークの戦い - 九条神樹 - 2011/01/30(Sun) 11:50:09 [No.1382]
炎となったプリキュアは、無敵だ! - そうりゅう あすか - 2011/01/23(Sun) 12:25:25 [No.1370]
お姉さま - 九条神樹 - 2011/01/29(Sat) 16:31:50 [No.1375]
★☆#47『嘘だと言ってください!サバーク博士の正体... - 九条神樹 - 2011/01/16(Sun) 10:16:40 [No.1355]
ムーンライト、マキシマムドライブ - ぺいりあん(palien) - 2011/01/16(Sun) 23:48:22 [No.1361]
仮面ライダー555のクリムゾンスマッシュとか - 九条神樹 - 2011/01/21(Fri) 20:53:39 [No.1364]
キュアブロッサムに同じ「口撃」は通用しない。 - そうりゅう あすか - 2011/01/16(Sun) 13:25:36 [No.1357]
最弱だけれど挫けない子 - 九条神樹 - 2011/01/21(Fri) 20:28:32 [No.1363]
★☆#46『クモジャキー!コブラージャ!あなたたちを... - 九条神樹 - 2011/01/09(Sun) 10:31:32 [No.1340]
清く正しく美しく - ぺいりあん(palien) - 2011/01/11(Tue) 21:24:56 [No.1347]
敵役の掘り下げ - 九条神樹 - 2011/01/14(Fri) 00:52:59 [No.1350]
王道「あたしの屍を超えていけ!」ですね。 - そうりゅう あすか - 2011/01/09(Sun) 19:25:36 [No.1344]
死んじゃうのは - 九条神樹 - 2011/01/14(Fri) 00:37:02 [No.1349]
★☆#45『もうダメです…世界が砂漠になりました…』... - 九条神樹 - 2010/12/26(Sun) 10:12:11 [No.1310]
砂漠化っつか「砂」化だ - ぺいりあん(palien) - 2011/01/04(Tue) 10:07:15 [No.1325]
スイートは - 九条神樹 - 2011/01/06(Thu) 22:11:29 [No.1334]
本当に「正体バレ」してないのかも・・・。 - そうりゅう あすか - 2010/12/26(Sun) 19:08:24 [No.1312]
認識阻害 - 九条神樹 - 2011/01/06(Thu) 21:58:19 [No.1333]
★☆#44『「クリスマスの奇跡!キュアフラワーに会え... - 九条神樹 - 2010/12/19(Sun) 10:11:02 [No.1296]
クリスマスも仕事ですが何か? - ぺいりあん(palien) - 2010/12/23(Thu) 00:17:27 [No.1301]
体力面の問題 - 九条神樹 - 2010/12/24(Fri) 22:38:18 [No.1305]
「フラワーカーニバル」があるなら、「フラワーフェス... - そうりゅう あすか - 2010/12/19(Sun) 15:31:24 [No.1297]
厳密に言うと - 九条神樹 - 2010/12/24(Fri) 22:08:33 [No.1304]
★☆#43『あたらしい家族!私、お姉さんになります!... - 九条神樹 - 2010/12/12(Sun) 10:01:07 [No.1283]
逆算してはいけない - ぺいりあん(palien) - 2010/12/17(Fri) 00:37:30 [No.1289]
つぼみもお年頃ですから - 九条神樹 - 2010/12/17(Fri) 22:06:29 [No.1290]
★☆#42『とまどいのゆりさん!ラブレター見ちゃいま... - 九条神樹 - 2010/12/05(Sun) 10:15:09 [No.1271]
インターミッション話と思いきや・・・。 - そうりゅう あすか - 2010/12/11(Sat) 21:08:09 [No.1282]
恋愛話 - 九条神樹 - 2010/12/12(Sun) 10:23:00 [No.1284]
本気の恋だから - ぺいりあん(palien) - 2010/12/08(Wed) 01:16:59 [No.1277]
ゆりのタイプは - 九条神樹 - 2010/12/10(Fri) 21:02:52 [No.1278]
★☆#41『妖精が変身!?プリキュア劇団はじめました... - 九条神樹 - 2010/11/28(Sun) 10:20:00 [No.1256]
うむツッコミどころ満載 - ぺいりあん(palien) - 2010/11/30(Tue) 23:59:06 [No.1263]
スイートの - 九条神樹 - 2010/12/02(Thu) 23:07:26 [No.1265]
ホントにゆりさんて完璧すぎます。 - そうりゅう あすか - 2010/11/28(Sun) 23:51:51 [No.1261]
格というか威厳というか - 九条神樹 - 2010/12/02(Thu) 22:42:26 [No.1264]
★☆#40『さよならサソリーナ…砂漠にも咲くこころの... - 九条神樹 - 2010/11/21(Sun) 09:35:22 [No.1242]
サソリーナさんは、何故直接校舎にアプリポワゼ(笑)... - そうりゅう あすか - 2010/11/27(Sat) 09:30:08 [No.1253]
最終回あたりで - 九条神樹 - 2010/11/27(Sat) 10:02:01 [No.1255]
ああ青春のストライク - ぺいりあん(palien) - 2010/11/26(Fri) 06:02:38 [No.1248]
中学生で - 九条神樹 - 2010/11/26(Fri) 21:19:39 [No.1249]


★☆#49『みんなの心をひとつに!私は最強のプリキュア!!』★☆ (No.1241 への返信) - 九条神樹

ついに最終回です。
バトルをAパートで終わらせ、Bパートはほぼすべて後日談に使うと
いった構成で、それもハートキャッチの雰囲気にはあった作り方
かもしれませんね。

HCオーケストラのクライマックスから再開。
デューンは巨女パンチを受け止めるくらいのことはするのかと
思っていましたが、パンチ自体は食らってたんですね(笑)。
しかしその後、浄化される段階で力を発揮しこれをはじき返した
のはさすがのラスボスのパワー。というかそうじゃないと話が
終わってしまいますが(笑)。個人的には、巨女さんのパンチ
それ自体が最後まで破られなかったのはちょっと嬉しいかも。

そして本性を見せるデューン。それは予想していましたが、でも
まさか「そのまんまデカくなる」とは思いませんでした(笑)。
何か怪物的な姿に変化して巨大化とかそういうのだと思って
ましたが、素で巨大になるってのは逆にインパクトが
ありますね(笑)。
地上から視認できる惑星サイズの巨大な人間が、素手で地球を
殴り壊しにかかる、という映像のインパクトはかなり
強烈でしたが(笑)、HCオーケストラの巨女パンチと、ある意味
イメージ的にかぶせているところもあるのでしょうね。心を
取り戻すための巨大な拳と、すべてを憎む巨大な拳の、
現れは似ていながら本質は真逆の攻撃ということでしょうか。

プリキュアの愛など自分の憎しみの前にはゴミだと笑うデューン。
その憎しみというのがどのようなものなのかが、結局一切語られ
ないままであったため、そのセリフにも少し説得力が欠けていた
のは残念なところ。デューンだけではなく、砂漠の使徒側はその
行動の動機付けについて十分説得力のある説明があまり為され
なかったため、クライマックス時におけるカタルシスにやや
不足な部分はあったかもしれません。その点も含め、デューンの
物語上の機能(最後に倒されるだけの舞台装置でしかない)には
ちょっともったいなさを感じますね。

さて、圧倒的な超巨大デューンに対し、真っ先に歩み出すえりか。
ちょっくら地球を守ってくる、というセリフは彼女の彼女らしさの
最たるものでもあるでしょう。まさにえりかのムードメイカーたる
所以で、ハートキャッチはこういった場での彼女の使い方が
最後まで上手く一貫していましたね。

デューンの終わらない悲しみと憎しみを自分たちの非力のゆえと
受け止めたブロッサムたちが、妖精たちも含めた7神合体で
降誕するムゲンシルエットがクライマックス。
今回のサブタイトルで、「私たちは」ではなく「私は最強の」と
言っているのが、あまりつぼみらしくはないのかなという気は
していたのですが、ムゲンシルエットは全員の統一自我であると
いうことなら「私は」でいいのかもしれませんね。
HCオーケストラもおそらくは過去のプリキュアのムゲンシルエット
のエネルギーが残されたものであるということなのでしょうか。

そしてムゲンシルエットのとどめは「こぶしパンチ」で、
決め台詞は「食らえこの愛」。なんかもうツッコミが追いつかない
感じはありますが(笑)、ラストバトルの神々しいムゲン
シルエットでさえいろんなくすぐりを放り込んでくるスタッフの
サービス精神というところでしょうか(笑)。

Bパートは後日談。
つぼみの妹ふたばもやはり最終回で無事に誕生していましたね。
髪が伸び、女子用制服を着るようになったいつきは自分の中の
こだわりと上手く折り合いをつけることが出来た様子。さつきも
いつきと組手できるくらいにまで回復しているようです。
しかし、そんな明堂院家の人々よりもインパクトあったのは
やはり熊本さん(笑)。龍馬がモチーフなのに高知じゃなく熊本
さんなんだ、という部分も含めて(笑)面白いところでした。
道場破りくんの話でクモジャキーは明堂院流を知っていますから
使徒としての記憶がなくても自然に導かれたのでしょうか。
コブラージャ(っぽい人)やサソリーナ(っぽい人)はそれぞれ
1カットずつしか見られなかったうえ、つぼみたちが直接対面
出来なかったのは少し残念ですが、時間的にはしかたのないところ
でしょうか。

四人集まったところで妖精たちと再会するつぼみたち。
妖精たちとお別れしない終わり方というのも、さびしくなくて
いいですね。というか、コッペ様は相変わらず植物園にいました
しね(笑)。
自分たちの救った世界を見据えて感慨に浸るえりかが、やっぱり
えりからしくて実にえりかなのですが(笑)、ただ真面目に
考えると、それこそ数か月どころか数年たとうと、自分の力が
世界を救ったということの意味はあまりに巨大で、逆にその事実に
潰されてしまう可能性もありうるのかもしれませんね。
「無限の愛」で世界を救いつつ、けれど最後はそれに頼らずに
等身大の生き方を歩むべきとするゆりの言は、それを思うと
適切な助言であるのでしょうね。

いつかはプリキュアも歴史の中に埋もれていくだろうという
つぼみの最後の言葉、そしてパフュームを握りしめてプリキュアの
写真の前に立つ一人の少女、おそらくふたばちゃんの姿で全編が
完結します。
フラワーやムーンライト、そしてパレスに並ぶ多くの過去の
プリキュアたちと言った、プリキュアという存在に対する歴史と
伝統を強く打ち出し、それを受け継ぐ新しい世代としての
つぼみたちを描いていたのが本作の特徴ですが、みずからも
その歴史の一つとなり、そしてさらなる希望が連綿と受け継がれて
いく、というのはまさに本作らしい妥当な締め方であったと
言えるのでしょうね。
もっとも、デューンも浄化して砂漠の使徒はいなくなったのに
まだプリキュアが必要とされるような戦いがあるのだろうか、と
考えるとそれは少し悲しいことであるかもしれませんが、
なにも敵性存在との戦いだけでなく、純粋に心の大樹を守り育てる
役目としてのプリキュアであるのかもしれませんね。


全体を振り返ると、やはりムーンライトとダーク、サバークを
主軸とした強いストーリー性、そしてストーリー上の主人公たる
ゆりと、テーマ上の主人公であるつぼみが分離しているという
ことが非常に目立った作品になりました。
それは作品に振幅を持たせて視聴者に対する訴求力を強める半面、
ゆりサイドとしては十分に話を語りきるだけの時間的余裕がなく、
またつぼみサイドとしてはゆりに存在感を食われがちになる、と
言った面も出てしまったところは否めないかもしれませんね。

また、つぼみ・えりかとゆりという二つの局面の中間にあって
その存在感を中途半端なものにしてしまったいつきももったい
なかったところかも。彼女に関しては、変に追加戦士であることを
隠そうとしたために序盤から前半にかけてクローズアップする
機会を失ったわけで、製作サイドもその辺はもうあまり
隠さなくてもいいのではないかなと思ったりもしますね。

そのほか、心の花というガジェットに縛られるあまり、時として
融通性を欠いた物語作りや、最後までつぼみ自身の心の花が
語られなかったことについてなどはやや不満の残るところかも
しれません。他に個人的には最終回でももかとゆりの絡みとか
ダークの復活とかも見たかったということも残念点かも(笑)。

ただそう言った諸所の点を踏まえたうえで、やはりトータルでは
丁寧なエピソードも多く、キャラクターの個性と丹念な描写、
秀逸な演出などが印象に残る部分も多かったですね。歴代
シリーズの中でも、個人的には上位に入るような作品になって
終わってくれたように思います。
1年で終わるのはもったいない気もしますが、1年で終わるからこそ
綺麗にまとまるものでもあるのでしょう。


それでは1年間のお付き合いありがとうございました。
また他の作品でもお付き合い頂けたら幸いです。
多分スイートも立てます(笑)。


[No.1381] 2011/01/30(Sun) 10:38:30

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