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ということでまずは堺さゆりのEDにいきつきました。 登場する順序が一番最後である割にはそれ以後の選択肢は比較的 分かりやすく、それほど苦労せずにまっすぐEDまでたどり着けた 感じですね。難病患者と向き合う新人看護師、という構図自体も かおりの看護師としての成長譚を最初に描く装置として 伝わりやすくオーソドックスなものと言えるでしょうし、 さゆりは一周目のプレイ向きの攻略対象として良く考えられた キャラクターであると言えるかもしれませんね。 もっとも、毒舌性悪ワガママ娘でプレイヤーから反発を買いかね ないさゆりを一周目対象に設定するということ自体は、結構 チャレンジングではあるかもしれませんが(笑)。 さてその毒舌性悪ワガママ娘のさゆりですが、彼女自身病魔に 侵されるまではかおりの後輩の看護学生であったことが語られ 看護の知識技術ともにかおりを大きく上回っています。したがって 余計にかおりの手際の悪さ、不器用さが引き立つこととなり、 さゆりの悪口に具体的な裏付けが用意されることにも なりますね。 で、このさゆりの嫌味に泣き顔になるかおり、というのがひとつの 定型パターンとして何度も繰り返されるわけですが、これが最後に ある意味を持ってきます。 そんな尖ったナイフのような(笑)さゆりですが、これもお約束と して、子供には優しく面倒見がいいという一面をかおりが何度か 目撃することになり、彼女の内面の優しさをうかがい知るように なって行きます。ベタですがそれがいい(笑)。ツンツンしていた さゆりが、仲良くなった子供の患者の願いに応じ、猫耳をつけて ニャンニャン言ってる場に出くわしたりする、などはまさに 王道の展開と言えるでしょうね(笑)。 最初のうちはさゆりの態度に傷ついていたかおりですが、やがて さゆりが家族から義絶されていることや、その病気に対する苦悩 などを知り、彼女の役に立ちたいと思うようになって行きます。 必要以上に自分の内面に踏み込んで来ようとするかおりに対し さゆりは強く反発し、いったんはかおりがさゆりの担当から外れる ことにもなってしまうのですが、一度お互いに離れることにより いかに相互に必要としていたかに気付く、というのも恋愛ドラマの 定番というところでしょうか。 そして再びかおりがさゆりの担当となり、彼女の大切な思い出に 触れさせてもらうことでその心の垣根を崩して行く展開へ。 前回書いたようにこの世界では同性同士の恋愛が普通に受け止め られているようで、さゆりに対する自分の感情が恋だと気付いた ときも、かおりはそのこと自体に対して悩んだり葛藤したりは しません。個人的にはそこも百合ものでは描いて欲しいところでは あるのですけれどね。でもまあ、自分の想いを自覚したあとの かおりのバカップル全開のノロケ節もまた楽しく微笑ましいもの ではあるのですが(笑)。 さて終盤、さゆりの反発が精いっぱいの虚勢であり背伸びであり、 また自己防衛でもあったことを知ったかおりは、相も変わらない さゆりの毒舌の中にもその内なる繊細さを見て取り、余裕で対応 できるようになっていきます。いわばここで、関係性上の 攻めと受けが逆転していくことに(笑)。 ラストはかおりの頑張りもあり病も克服したさゆりが改めて 看護学生となり、かおりの隣室に越してきて半同棲生活を始める ことになりますが、最後の告白シーンでは、前述の関係性の逆転を さゆり自身が強く自覚していることが伺え、ペースをかおりに 取られることに対し、いじめるのが自分であって、かおりが それに対して泣くのじゃなければダメだ!とまた最後のわがままを 言いだします(笑)。かおりの誘い受け、さゆりのヘタレ攻めと いった感じになるのでしょうかね。それともかおりが結局は さゆりに対して攻め攻めで言ってしまうのでも良さそうですし、 この二人の関係性については想像の余地が働いて楽しいところ です(笑)。 さてこのようにハッピーエンドにはなりますが、かおりの有する 秘められた謎のいくつかについてはこのさゆりルートではほとんど 解決を見ません。そのあたりは残りルートでの謎解きが待って いるということになるのでしょうが、本質部分の解決が 積み残されたままだと、なんとなく全面的なハッピーとも 言いきれずに少し心残りはあるルートということになるかも。 [No.1662] 2011/10/03(Mon) 20:44:42 |