![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
2クール目のラストとして個人回の4人目を飾るのは六花。 生真面目な彼女らしいテーマ設定で、「将来の夢」に関する 六花の描写はこれで完結したと言えるのでしょうね。もっとも、 六花の場合、もっと大きなテーマがまだ残っているような気は しますが、それについては後述ということで。 さて、本編は王道というかベッタベタというか、実に分かりやすい ボーイミーツガールで、懐かしささえ感じる話運びでした(笑)。 さすがに脚本の米村さんは手堅く、記憶喪失シチュエーションで 欠かせない要素をてんこ盛りにして外しませんでしたね(笑)。 転んで覆いかぶさったりあーんしてあげたり、といった、 黄金のお約束の連発がテンポよく構成され、序盤の苦悩からの 緩急も効果的でした。基本的に六花はテンパっているときが一番 可愛らしいと思いうのですが(笑)、今回はそういった六花の 姿も堪能できて楽しい回でしたね。 「褒められるのに弱い」という六花の特徴もわかりやすく出て いましたが(笑)、同時に、彼女の面倒見の良さ、世話焼き上手が いかんなく発揮された回でもありました。こうした、六花の性格の 面から医者への夢を裏打ちする、というのはいい落とし所だったと いえるでしょう。 イーラは物語序盤から六花・ダイヤモンドとの絡みが多かった キャラクターですので、彼女と対にしてエピソードを作って行く ことは最初から決まっていたのでしょうね。「キラキラの フワフワ」といった4話でのセリフもきちんと回収して いましたし。 ここまできっちりとお膳立てされたら、もうイーラの改心・ 生存は確定と見ていいかもしれません。まあ、六花をかばって キングジコチューの攻撃を受けて……みたいな展開もなくはない かもしれませんが(笑)、大丈夫と思いたいですね。 それと合わせ、ジコチューサイドでも、記憶が失われた場合は 自己中な心はなくなる、といった、割と物語の本質的な描写でも あった気がします。つまり自己中な心は先天的に有しているもの ではなく、改心や矯正が可能ということなのでしょうかね。 まあ、レジーナを見ていればそうだろうとは察せられますが。 今回のもう一人の主役はラケル。六花との仲の良さの描写、そして それゆえにイーラに嫉妬する様子が生き生きと描かれ、最後に それを乗り越えてエースの前に立ちはだかる姿できっちりと 締めてくれました。「パートナー妖精」という立ち位置を お手本のように凝縮したエピソードになっていたと思います。 嫉妬といえばまさに10話の六花ですが、その六花のパートナーで あるラケルも同様に嫉妬のエピソードを盛り込んできた、と いうのは面白い構成ですね。 ラストシーン、両親に夢を語る六花の言葉を、テーブルの下で ドヤ顔で聞いている姿も可愛らしかったです(笑)。 今回は六花回ですので他のメンバーはあまり前面に出ていません でしたが、しかし真琴がラケルと同じく六花をかばった、という のは印象に残る場面でした。やはり真琴にとってジコチューは 不倶戴天の敵であり、それゆえに複雑な感情は残るのですよね。 しかしそれでも六花を信じてイーラを守る、という真琴の姿は、 レジーナ編での成長をきっちり反映して、短いながらも心に残る シーンになっていました。……戦闘ではソードは「出る幕が なかったわ」でしたが(笑)。 マナは六花回にしては意外に彼女と絡まずに少し残念。 冒頭で「総理大臣になりたい」といった発言にインパクトがあった くらいでしたが、マナならあながち荒唐無稽でもなさそう、と いうのが恐ろしいところですね(笑)。真琴を応援演説に呼んで、 四葉財閥をバックに付ければ、簡単に政界で登り詰めていくのが 想像できます(笑)。もっとも、マナがそういった他人の力を 当てにするかどうか、という部分はあるかもしれませんが。 海辺で悩む六花の頬に一筋の髪の毛が掛かってその心中の乱れを 表したり、「過去」を思い悩む彼女の「足跡」が波で消されて いったり、と言った、細かい演出も丁寧でしたね。そこから ラストの、いい意味で捻りのないストレートな満面の笑顔の 六花に結実する、という首尾の対応も綺麗でした。 とまあ全般的にいい出来の回だっと思いますが、六花の本当に 解決すべき個人のテーマは将来の夢の話だったのだろうか、と いう部分が多少引っかからなくもありません。 やはり彼女の最も根本的な問題点はマナへの強烈な依存と執着で あり、マナからの卒業・自立をいつかはメインテーマに 据えなければいけないのではないか、という気はするんですよね。 生徒会に入ったのもマナの影響だったと言う点は今回ちらっと 触れられただけでしたが、もう少し掘り下げられればなとも 思います。 逆にいうと、六花の意識の中で、医者への夢の根拠という部分は 問題点として把握されているけれど、マナに対する感情は 問題にすらなっていないほどに、あまりにも当然のことと 思いこんでいる、とも言えるのかも(笑)。 もちろん、まだ半年残っていますから、まだこれからそういった エピソードがあるのかもしれませんけれどね。 [No.2492] 2013/07/28(Sun) 09:54:59 |