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【バレ】劇場版魔法少女まどかマギカ・新編・叛逆の物語 (No.2290 への返信) - 九条神樹

※まどかだけではなく、プリキュアのバレも含みます(笑)。


プリキュアと一緒に見てきました。
面白かったのは、どちらも「自分にとって居心地のいい世界に
封じ込められる」という展開が骨子となっている点。
しかも、まどかの新キーパーソンは「べべ」であり、
プリキュアの同じく新キャラは「ベベル」であったと
いうところですね(笑)。なんだかシンクロニシティを
感じます(笑)。まあ、心地いい世界に閉じ込められる系の
お話自体は、さほど珍しいものでもないですけどね。

さて、本編はほむらが主人公。物語のほとんどは前述のように、
「心地いい世界」を軸に進行します。心地いいけれど違和感の
ある世界、ではその原因は何か、誰がそれを作ったのか、と
いう点については、おそらくほとんどの観客が、開始数分で
見当が付くと思います(笑)。
そのあたりについては制作側もあまり隠そうとはしていませんね。
一応ミスリード用のダミーを置いてはいますが、TV本編程度の
予備知識があれば、異世界を作り出したのはおそらく一人しか
いないだろうと思えるでしょうし。

まあぶっちゃけて言えばほむら自身が魔女化して作り出した結界
なのですが、それを解明するに至るまでの経緯、そして
魔女化したほむらを救うために、魔法少女たちが総力戦を
繰り広げる、と言うところまではよくまとまった
エンターテインメントであり、バトルシーンも迫力があって、
純粋に楽しむことが出来ると思います。
しかし問題は、物語のほとんどが終了したと見えた、まさに
その直後からの展開なわけですね。いわば、本編のほとんどを
前フリに使って、ラストのインパクトを最大限に高めようとした
構成ともいえ、そのあたりは、TV版と同じく、見ている者の意表を
突くことに特化した本作品の面目躍如というところかも
しれません(笑)。

これもまたありていにネタバレをしてしまうと、今しも
救われようとした瞬間に、ほむらが悪堕ちをして、まどかから
神の力を奪ってしまう、という、バッドとは言わずともかなり
ビターな後味が残るエンディングとなっています。
キャストの人たちが公開前に「賛否両論だと思う」と言って
いたのはまさにその部分なのでしょうが、しかし個人的には
さほど違和感は覚えませんでした。
ああほむらならそうするよね、と言った感じで(笑)。
むしろTV版ラストでまどかが神化したことを受け入れたほむらの
方が物分かりがよすぎたともいえ、そういう意味ではほむらの
キャラを突きつめて解釈したらこういう方向に行くだろう、と
いう納得はすんなりできたところでしたね。

ただ問題は、果たして本当にほむらは悪魔となれたのか、という
点です。
パンフレットのスタッフインタビュー等を見るに、制作側は明確に
「神であるまどかと悪魔であるほむらの対峙」として構成
したかったということが伺え、また本編中でも実際、ほむら自らが
悪魔と名乗り、またさまざまな顔芸(笑)やおどろおどろしい
描写によって、なんとかほむらが悪魔的存在に堕したのだ、と
印象付けたがっていることははっきり伝わります。

しかしほむらの行った行為を結果としてみると、まどかは神から
人間となって一人ぼっちの孤独から普通の日常に帰ってくる
ことができ、鹿目家の人には娘が戻り、そのついでではありますが
さやかも復活し、マミさんにも友達ができ(笑)、更に
キュウべえたちのこれ以上の地球への干渉を防いだ、という
大殊勲も上げていることから、実はすべてが丸く収まって
いるように見えてしまうんですよね(笑)。
無論、「世界のルールは守らなければならない」とまどかに
言わせているように、世界システムを恣意的に書き換えたこと、
そしてそれに伴い人々の記憶と意思を改竄したこと、は、
魔的な行為とみなされるかもしれません。
しかし、それはいずれもTV版ラストでまどか自身が行ったこと
そのものでもあるわけですよね(笑)。まどかはそれを聖的な
描写で行ったために神とされ、ほむらは悪魔っぽい顔芸で
行ったから悪魔だ(笑)、という程度の差異でしかないように
見えてしまうところが、本作の一番の論点であるかもしれません。
つまりスタッフサイドがほむらをはっきり悪魔として描き切る
だけの説得ある描写を行い得なかったのではないか、という
ところですね。

では結果論としてではなく、別の角度から見てみた場合はどうか、
と言うと、ほむらはまどかの「円環の理として魔法少女たちを
救いたい」という願いを踏みにじって強引に人間に戻して
しまっていますから、その点において、まどかの願いを否定した
ほむらは悪魔であると論じることはできるかもしれません。
しかし本作では、まどかの隠された本音として、
「孤独でありたくない、それには耐えられない」という気持ちを
はっきり引き出してしまっています。
ほむらが堕天したのはまさにそのまどかの本音を聞いたからで
あり、つまりほむらはまどかの「願い」は否定した代わりに、
「気持ち」を守ったことになりますから、それは一概に
責められるべきことなのか、という点で、やはり
ほむらが正当化される根拠を残してしまっているんですよね。
スタッフがほむらを本当にまどかの対立軸である悪魔として
描こうとしたのであれば、まどかにはそういった気持ちは
ないのに、ほむら個人の勝手な決めつけでまどかを救済しようと
した、とするべきであったように思えます。
そうなってこそ初めて、ほむらはまどかのすべてを愛しながらも、
すべてを否定する「悪魔」として完成したのではないかとも
思えますね。
そこまで踏み込めなかったのか、あるいは踏み込まなかったのか、
はわかりませんが。

まあ皮肉な言い方をすれば、TV本編中の魔法少女たち、そして
劇場版序盤の魔法少女たちがあくまで「正義の魔法少女ごっこ」を
しているに過ぎず、その実態は遥かに過酷なものだった、と
いうのと同じように、今作のほむらは「悪魔ごっこ」をしている
だけの子である、という見方もできるかもしれませんが(笑)。


[No.2594] 2013/10/27(Sun) 16:25:31

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