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※プリキュアだけではなく、まどかのバレも含みます(笑)。 まどかと一緒に見てきました。 この二つの物語のある部分での相似性はまどかの方で書きました ので繰り返しませんが、プリキュアの場合は「懐かしい過去」に 囚われると言う展開。それに対して「彼女たちには未来があるから 過去にとらわれてはいけない」という返しでストーリーが進行 しますが、まどかにおけるほむらの場合、もうその「未来」が 残っていないわけで、そういった部分もほむらがより厳しい選択を 迫られた要因ではあったのかもしれません。 さて本編。サブタイトルは「マナ結婚!?」となっていますし 劇場版限定フォームもウェディングドレスモチーフの 「エンゲージモード」ですので、マナの恋愛話がメインになって 進行するのか、と思いきや、実はほとんどそういった方向には 進みません(笑)。 一応冒頭に少しだけ、二階堂くん(いつもマナに絡んでくる 男の子)とのラブコメっぽいやり取りがありますが、それが物語 全体に何か影響を与えるかと言うと特にそういうわけでも なかったのはなんだかちょっと肩すかしでしたね(笑)。 もっとも、本筋のほとんどはマナの小学4年生時の過去編で 展開しますので、なかなか恋愛話には構成しづらいのは 確かかもしれませんが(笑)。 むしろ、全てのキーとなるのは、マナのかつての愛犬マロと マナのおばあちゃんの存在でした。マナのこの両者に対する深い 愛情と、その両者を共に失ったことへの痛哭が本編の輪郭付けを 行っており、「この過去世界が捏造の世界である」ことをマナは はっきりと認識しながらも、しかしそこから出たくない、と 煩悶することになります。TV本編ではレジーナを失ったときと、 31話で本当に追い詰められたときくらいしか見せなかった マナのはっきりとした弱さと挫折を見ることができ、 そういう意味ではレアなマナの姿を主軸に据えた面白い物語と いえるかもしれませんね。 逆に言うと、マナは偽りの世界であることが分かってなお そこに逃げ込もうとするような弱さを現時点でまだ持っている だろうか、という疑問も持たなくもありません。もちろん家族の 生死にかかわることですから、いつものようなバイタリティを そう簡単に発揮できるわけもないのでしょうが、それでも どことなく、マナのキャラ付けとはしっくりきていないような 感覚を持たなくもありませんでした。 ただ時間遡航系のストーリーとすると、この過去時間でマナが 辛さを乗り越えたからこそ、現時間でマナがあれほど強いのだ、 という彼女の異常なタフネスを理由づけるタイムパラドックスと して把握することは出来るかもしれませんね(笑)。物語の 描写上、その解釈はちょっと無理があると言えばいえるの ですけどね(笑)。 レアな描写と言えば他にも、キュアハートがはっきり地面に したたり落ちるほどの流血をしている描写があったり、また 亜久里が第四の壁を破ったり(笑)などと珍しいシーンが 多く見受けられたのも本作の特徴かもしれません。どちらも シリーズ初と言うわけではないかもしれませんが、それでも なかなか見られない描写であるのは確かでしょうね。 その亜久里、マナをはじめとした全員が懐かしい過去に閉じ込め られているにも関わらず、彼女のエピソードだけは語られません でした。 おそらく亜久里にはまだ本編で描かれるべき秘められた過去が あるからこそ、劇場版でそれを見せることはできなかったのでは ないか、とも思われますが、亜久里パートだけがちょっと不自然に 浮いているという印象は免れ得ないところだったかもしれません。 亜久里の過去を描けないのなら、そもそも最初から過去話に しなければいいのに、と思わなくもないですね(笑)。 今回の敵は人間に捨てられたモノたち。忘れられたモノたちが かつての持ち主に対して逆襲する、というストーリーは 「フレッシュプリキュア」の劇場版もちょっと思い起こさせる ところです。フレッシュはドキドキと同じくトランプを モチーフとした作品でしたし、多少意識したところはあったかも しれませんね。 今回のキーパーソンである新妖精・ベベルの正体は実に意外な 人物。なんと亡くなったマナのおばあちゃんでした。これは なかなか意表を突いた展開で驚かされましたが、だとすると シャルルたち他の妖精も、実は死んだ人間の生まれ変わりなのでは ないか、とかいろいろな想像もできてしまいますね(笑)。 今回のメインはあくまでマナですが、六花・ありすもそれぞれ 懐かしい過去の世界から脱却を試みます。その動機付けが 二人ともに「マナのいない世界に意味はない」だったのは なんだかすごいところでした(笑)。 六花がそう思うのはとてもよくわかりますが、ありすも実は 六花に匹敵するほどがっつりマナに依存しているんですね(笑)。 その後、一足先に覚醒した六花たちの呼びかけによってマナは 過去の世界から抜け出ることを決意します。これはTV本編では ちょっと欠落している、「マナのほうが仲間によって支えられる」 シーンではあるのですが、そもそもその六花たちが、心地いい 世界を全否定するほどにマナを求めている、という前提が 少し恐ろしくはありますね(笑)。 トータルで見ると、ストーリーは中弛みすることなくしっかりと まとまって一息に見ることができましたが、毎年プリキュア 劇場版に期待するような、アクロバティックな激しいバトルは それほど見ることができなかったのはちょっと残念だったかも。 そのあたりは来春のNS3に期待できるかな? [No.2595] 2013/10/27(Sun) 16:31:32 |