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増子美代さんの主役回と言う面白い視点で作られたエピソード。 プリキュアの存在が世間的に認知されているという作品は これまでにも何作かありますが、その正体を積極的に暴こうと いうキャラクターはあまりいなかったですね。それこそ「5」の 増子美香がプリキュアの取材をしようとしていたくらい でしょうか。ハピネスにおけるプリキュアの立ち位置を考えると その正体に関心が集まるのもある意味自然な展開ではあるかも しれません。 その増子さんはサラッと「増子家の血が」とか何とか言って いましたね(笑)。スターシステムやセルフパロディと言うより、 世界横断的に「増子家」が存在するっぽいことを匂わせていて ちょっと面白いところでした。プリキュアシリーズで複数世界に またがって存在するのは、スイート・スマイルで登場する 劇中ヒーロー「太陽マン」や、ハートキャッチ・スイート・ スマイル・ドキドキ、そして本作ハピネスにも使われている、 えりかの実家でもある服飾ブランド「フェアリードロップ」などが あります。「増子家」の存在もそれらと同じような世界をつなぐ ガジェットの一つになるのでしょうかね(笑)。 本編は、増子さんの鋭敏な感覚と丹念な取材力が光る一本でした。 登場範囲と身体的特徴から確実にハピネスの正体に迫っていく 彼女の行動力は、単なる色モノ記者なのではなく、実際に敏腕な 調査能力を有していることが分かりますね。 サイアークになってしまった時に、プリキュアの技をすべて 知っているから対応できる、というのは、闘将!拉麵男で シューマイがさらわれた時などを思い出す黄金パターン(笑)で 楽しめました。でも前回のラブリーブラスターなら、多分 増子さんといえども知らないので対応できなかったかも(笑)。 さて、プリキュアはだいたい敵の目の前でも平気で変身するので、 敵に対しては正体を隠すとか言うことは全くないですから(笑)、 このようにプリキュアの正体を探る、というシチュエーションは ドタバタとして楽しい割には、意外に話として成立しにくい気が します。 敵ではできないから人間の側からそれを構成した、というのは 面白い着想でした。 とはいえ、増子さんの密着取材はちょっと鬱陶しいくらい しつこかったのは事実ですが(笑)。プリキュアの正体を暴く、と いうことが本当に必要なことなのか、という問題は、めぐみたちが 妄想していたようにかなりめんどくさいことにもつながりかねず また何よりも幻影帝国にもその正体が知られて危険ではないか、と いうことも考慮すべき性質の記事になるのでしょうね。いやまあ 前述のように幻影帝国自体はもうめぐみたちの素顔を知っている でしょうけれどね(笑)。 その辺はやはり、増子さんがプリキュアに憧れるあまりの暴走と 言うことでもあるのでしょうね。しかし憧れるあまりの暴走、と いう、よくいえば純真、悪くいえば幼稚な取材動機は、増子さんが まだ「子供」の部分を残していることを示すものであるかも しれません。増子さんがプリキュアになろうとしてなれなかった 時、「自分は大人だから」なれない、と言っていましたが、 まだ「子供」な部分のある増子さんは、実は変身できる可能性は 本当にあったのかも。だからこそブルーも変身できるかどうか 試してみたのかもしれませんね。 その増子さんが変身できなかった本当の理由は、「すでに世界の 幸福のために働いていたから」でした。逆にいえば、プリキュア たちは、変身前の状態ではまだ世界に貢献できていないから・ プリキュアという仮の姿を取ることによって・世界の幸福のために 役に立てる、という図式が成り立つことになるのかもしれません。 そこでまた「大人と子供」という構図に戻りますが、プリキュア とは本来大人が負うべき「世界を幸福にする」という務めを 子供が一時的に肩代わりしている状態とも解せるのかも。 外見年齢こそ変化しませんが、そういう意味ではプリキュアとは 「少女が魔法の力で一時的に大人になる」魔法少女メソッドの アレンジであるのかもしれませんね。実際、ハピネスで多用されて いる衣装チェンジの一部は明らかに「大人の職業」への変身でも ありますし。……いやまあニンジャとかもありますが(笑)。 さて、今回暴走していたのは、増子さんのみならずめぐみも 大概でした(笑)。あまり難しく物事を考えずに、とにかく 増子さんに正体見せてしまおう!そして増子さんもプリキュアに なってもらおう!と突っ走るのはめぐみらしいとも言えます けどね(笑)。誠司の「俺が目を離したすきに……」という 一言がこの二人の関係をよく物語っていて楽しいところでした。 次回はそのめぐみと誠司、そしてひめの関係にまた一石が 投じられることになるのでしょうか。 [No.2719] 2014/05/18(Sun) 10:10:35 |