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土曜深夜のBS放送で視聴のため、基本的に感想は日曜の夕方以降に なります。 さて、久しぶりの富野ガンダム。ガンダム自体は連綿と継続されて きたコンテンツですが、富野さんが直接指揮を取っての作品、と いうのはそれだけで期待を高まらせてくれますね。もっとも、 素直に作品そのものから入るのではなく、「富野」「ガンダム」と いう二重の固定観念に最初から囚われた状態で作品を視聴 しなければならない、というのはある意味、少し寂しいことでは あるのかもしれません。 まあ宇宙世紀やミノフスキー粒子、またクラシックモビルスーツ などのガジェットや用語をバラまいて、はっきりUCとの関連付けを 行っている時点で、富野さんもそういった視聴者の感覚にあえて 挑戦してきた感もありますね(笑)。実際、そこまで明確に UC世界との直接関連性を前面に打ち出してくるとは思って いなかったので、驚いた部分もあります。仕切り直し的に RCという新たな時代を設定しておいて、そうまでUCにこだわるのは 一種の自己矛盾ではなかろうかとも思えなくもないですが。 「空から女の子が降ってくる」的な物語のスタートも、ある意味 ベタベタな美少女系アニメの導入を逆手に取った挑戦的な 話作りとも言えるのかもしれません(笑)。可愛らしい女の子が ぞろぞろ出てくるというのは華やかで画面映えする反面、 この子たちいつ死ぬんだろうか、という不安をかきたてられて しまうところでもありますね(笑)。最近の富野さんなら 大丈夫……とは思いますが(笑)。 物語の全体にいわゆる富野セリフが散りばめられ、受けてとしても 久しぶりなので結構耐性が落ちていたのか、なかなか ショッキングな言葉の洪水でもありました(笑)。それほどに 多弁を要する物語であるのかどうか、というのはまた別の問題と してあるようには思いますが。なおかつ、そこまで言葉を使って おきながら、それはあくまで局所局所のくどい言及にとどまって おり、物語背景全体に関してはまだおぼろげにしか視聴者は 掴めていない、というのもまた事実であるようには思います。 多弁なキャラたちの中で、ほとんど「G……」としか口にして いないラライヤの存在感が逆に浮き彫りになる効果もあったりも しますけれど(笑)。 主人公ベルリは癖のない素直な少年で、優秀ではあっても そういったキャラに付きまといがちな嫌味さを感じさせない 好感のもてる子ですね。癖がなさ過ぎて物語を牽引する押しの 強さに欠けるのではないかという憾みはややあるのかも しれませんが。 物語はガンダム奪取というオーソドックスな展開を踏襲。 しかし量産機というか作業機で取り押さえられちゃう主人公機と いうのもなかなか大胆な切り口ですね(笑)。例えば キングゲイナーのような、主人公メカとしてのインパクトや 魅力はまだGセルフからは感じられませんが、換装システムが 機能してくればまた印象も変わるでしょうか。 ベルリがアイーダに惹かれた印象的な場面、アイーダの流れる髪に ベルリが見惚れるシーンはエルガイムの一話を思い出したりも。 エルガイムではアムの流れる髪をダバが見つめていたのですが、 そこではダバは表情を動かさず、ベルリのような強い反応は示し ませんでした。実際富野さん自身、その場面を解説して、「男は そう簡単に女にフラフラするものではない」的なことを言って いたと思うのですが、ベルリはあっさりアイーダに引っかかり ましたね(笑)。エルガイムからの時間経過で富野さんの男性観も 変わってきたのだろうかとも思えて面白いかも(笑)。 全体的にはとにかくキャラクターがよく動き、視聴者を巻きこんで 引きつけるムードを作るのはさすがと言えるでしょうね。 そういった雰囲気を先に作った上で、物語をどう上乗せして いくか、というのが今後の興味ということになるでしょうか。 [No.2800] 2014/10/05(Sun) 20:33:19 |