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ラブリーのイノセント覚醒回。当然めぐみの主役話ですが、 ストーリーとしては33話のロケット話を思い出させる、 めぐみが自分の能力のなさや空回りに気付いて落ち込んでいる ところからの開始。ですので物語的な自然の流れとしては、 33話から直結で今回につなげた方がよかったのでしょうが、 間に二話挟んだのは、主役を最後に覚醒させるという構成上の 都合でしょうかね。 今回初登場のめぐみの父親は、恐らく海外で支援活動を行っている 人なのでしょうね。めぐみの人助けをしたいという願望は 父親譲りなのだな、ということが、明言はされずともなんとなく わかりますね。 そしてその「はっきり言われないけれどなんとなくわかる」と 言う見せ方は、めぐみの誕生会に集まってくれた驚くほどの 大人数にも現れています。めぐみは一人で、自分の人助けは 役にたたず、邪魔になるだけではないか、と落ち込んで いましたが、仮にそうであったらこれだけの人数が彼女を祝福する ために集まるわけはないですよね。「多くのお客さんが来ている」 という一事だけで、めぐみは(失敗だらけではあっても)多くの 人に感謝されているのだ、という事実を端的に示していました。 これにより、今回めぐみがイノセントに覚醒しても、それが 独りよがりの自己完結ではなく、ちゃんと客観的に人々に 受け入れられている「ビッグな愛」なのだ、ということを示す 裏付けにもなっているのでしょう。 ……でも、ぴかりが丘の人たちはお祭り好きですから、単に 騒ぎたいだけで大勢集まってきたのかも……いやそんなことは ないはず(笑)。 まあ最も大事なのはあくまでめぐみ本人の意識であって、それが 実際に他者にどう思われているかはイノセントの本質的部分では ないのでしょうけれどね。 ともあれ、33話と今回のエピソード、そしてその伏線としての 30話のアンラブリーあたりのおかげで、めぐみのキャラクター像の 掘り下げはようやくきっちりとした形でまとまった気はします。 もちろん3クール目もそろそろ終わりという時期になってそれでは あまりにも遅いのですが(笑)、それでもめぐみに対し、視聴者が 明確な血肉を有する人物としての実感を抱けるようになったと いうのはいいことですね。 ラブリーのイノセント覚醒が、敵幹部であるオレスキーへの 優しさという形で具象化されたのは面白い見せ方で、ラブリーの 「ビッグな愛」が口先だけの抽象的なものではないことを 具体的な説得力を持って見せてくれた一場面でした。意識改革や 成長という観点で見れば、ハピネスチームの中で最も理解できる 形でのイノセント化、とも言えるでしょうか(笑)。 もっともそのラブリーのイノセント覚醒を手助けしたのは ブルーと誠司の存在。敵をも思いやる真の「ビッグな愛」に 目覚めたはずのめぐみが、最も身近な誠司を傷つけていた、という 皮肉な展開に持ち込んだのはスタッフの意地の悪さを 感じますね(笑)。マクロ視点での愛を体得しためぐみが、 今度は逆に身近な「小さな愛」に気づいていくまでを描くのが 今後の物語ということになるのでしょうか。 ある意味今回のキーパーソンでもあったオレスキーは、 ナマケルダに続いて何らかの複雑な過去がありそうなことを 匂わせていました。人に尽くしても感謝されず報われることもなく やがて裏切られる、という彼の深い絶望は、めぐみの対になる ものといってもいいのでしょう。オレスキーこそが本当の アンラブリーというべき存在なのかも(笑)。 そして次回はいおなのストーリーが再び動く模様。こちらも 楽しみです。 [No.2807] 2014/10/12(Sun) 09:58:37 |