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いや見ますが(笑)。 見なくていい!なんて言う次回予告は初めてです(笑)。 というか、ベルリの立場からするとむしろ見られたくない、 見ないでほしい、といった事態が起こることを予感させも しますが。次回予告というメタ的なパートでベルリの内面を 描写するというのも大胆な試み、と言えるのかも。 さて本編は、囮として陽動に出るメガファウナと、新型MS・ エルフ・ブルックのテストを行うキャピタル・アーミィの 行動が奇しくも一致して局地戦が展開される、というところですが ストーリー進行的にはただそれだけでもあります(笑)。処理 しようと思えば5分でも済ませられそうな内容ですが、ここに さまざまな人間模様を盛り込んで濃密に内容を膨らませた エピソード、といえるでしょうか。 クリムの髪を引っ張りながら付いていくラライヤと、それを 気にせずに許しているクリム、という、ほとんど台詞のない一連の 動きだけで、二人の関係性及びそのキャラクター像を 視覚的・直感的に把握させてしまう演出はさすが。 またドニエル艦長のキャプテンシートに描かれていたセクシーな イラストなども、「どんな人物か」を感覚で理解させると共に 劇中人物に血の通った人間としての存在感を与えるガジェットで こういったさりげない見せ方にも面白みを感じますね。 もちろん、そういった「さりげない見せ方」をしている間にも 普通に会話は進行し、視聴者に情報は与えられ続けているわけで、 見ている側としては脳内での情報処理が非常に大変だという ことにはなります(笑)。ただでさえ分かりづらい富野セリフを 聞いて理解しようとしつつ、別情報が提供されている画面内を 注視しなければならないという、多角的な視聴態度が要求される 作品だと言えるでしょう(笑)。 そういった「見せ方へのこだわり」という意味では、 コアファイターにへばりついていたメカニックのハッパさん、 という映像も楽しいところでした。ベルリに指示を当たるという 物語進行的な意味からすれば別に通信でも一向に構わないわけで、 あえて物理的にコアファイターにくっついている、という展開は 「その方が面白いでしょ?」的なスタッフ側の……というか 富野さんの趣味以外の何ものにも見えませんね(笑)。そして そういった「見ていて意表をつかれる楽しい映像を作る」と いうのが本作の基本的態度であるようにも思えます。 ラライヤの態度を見て彼女の出自を推測する勘の良さと、クリムを 圧倒できる体術を持つベルリも、かなり総合的に高い能力を 有しているようですね。彼は現状、主人公としては受動的な動き しか物語中ではできていないだけに、こういった個人的な能力の 高さを局所的に強調することでその主人公性をアピールさせて いる、ということかも。 その一方で、めんどくさ系ヒロインとしての存在感を十分に 前面に押し出しているのがアイーダ(笑)。 カーヒルのことはいまだに思いきれないようで、それもまた自然 ではあるのですが、姫としての立場も、また女としての武器も 使いきれておらず、どちらの意味においても未熟なキャラクターで あることを強く感じさせます。艦長に言われてようやくそれらの 武器をベルリに対して使ったというのは、なかなか痛烈な 幼さの強調であるように見えますね。と同時に、艦長の指示が 妥当であると判断すればその武器を使うことはできる、という 程度に自己制御もできる部分も見せてはいるわけですが。 同じように育ちの良さゆえの無垢、純粋、そしてある意味の幼さと いう意味では、クリムがポジティヴにそれらの属性を描かれて いることに対比させられているような見せ方にも思えますね。 [No.2824] 2014/10/26(Sun) 17:02:50 |