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バアさん……と劇中でさんざんいわれるほどの歳ではまだないと 思うのですが(笑)、とにかく元気なおばさん、ベルリの母親・ ウィルミットが奮闘するエピソード。 富野アニメにおける親の描き方というものはどうしても注目 されがちですが、ベルリに対する深い愛情だけは間違いなく 伝わってくる魅力的な造形をされているのが今作のウィルミット、 とは言えるでしょうね。ここまではっきりと愛情を前面に 押し出してくるような母親でありながら、当のベルリ自身は 母親のその愛情を実感出来ていないようだったのが不思議な くらいですが、子と言うものはそういうものであるかも しれません。また、このような事態に巻き込まれて初めて ウィルミットの本当の感情が見えてくることになった、という 部分もあるかもしれません。事件が起きる前は確かに仕事人間っ ぽい感はありましたし、ベルリにはその部分しか見えては いなかったのかもですね。 一方ウィルミットの方も、ベルリの好物のお菓子を持っていこうと していたあたり、ベルリをまだ幼児めいた庇護対象としてしか 見ておらず、彼が一人の人間としてまた男ととして成長しつつある ことを実感できていないのかなという気もします。まあこれも また、「親というのはそういうものかもしれず、また事件が起きる まではそれでも間違ってはいなかったのかも」、という対照的な 言い方が出来てしまうのですが(笑)。 つまりはウィルミットとベルリの相互に対する認識は、愛情を 前提にしつつも内容として相互に食い違っている、という関係に 描かれていると捉えることもできそうです。この関係がどのように 変化していくのか、あるいはそもそもウィルミットは生き延びる ことが出来るか(笑)、という点が注目されますね。 ベルリ親子以外だと、今回大きく動いたのは、クリムとラライヤ。 ラライヤのGセルフに対する親和性を把握して彼女を使おうとする クリムは、単なるお人好し(笑)にとどまらない目端の利く キャラクターであることが改めて伺われます。またGセルフを 曲がりなりにも動かし、また飛んでいる鳥の目の色を見極める 優れた動体視力を有するラライヤの能力も徐々に垣間見えて 来ていますね。 また謎のマスク仮面(笑)の設定周りも軽く触れられました。 クンタラによる部隊に武功を挙げさせることでクンタラの地位 向上を目指す、ということのようで、分かりやすい目標とは いえるでしょう。ちょっとモチベートがシンプルすぎるのではと いう気もしますが(笑)。それだけにとどまるのか、あるいは マスクにはさらに心に秘めた何かがあるのか、というのは まだ分かりませんけれどね。 このようにさまざまなキャラクターがさまざまな自己の目標を 持って個々に動き始めているということが示されたのが今回、と いうまとめ方が出来るでしょうか。そしてその中にあって、 まだ自己の目標を見出しきれていないのが、肝心の主人公である ベルリ、という対比もまた面白いところです。カーヒルそして デレンセンの命は、ベルリに何かを指し示していくのでしょうか。 [No.2836] 2014/11/09(Sun) 21:51:00 |