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なかなか判断の難しい回でしたね。作画と演出は前回に引き続き 素晴らしいもので、めぐみの号泣や、彼女が闇に堕ちかける場面は 引きこまれました。 内面描写としても丁寧で、一人の「少女」の失恋という一つの エピソードを非常に細やかに描ききり、さらにそこから展開して、 めぐみが「ヒーロー」である理由までも打ち出した巧みな構成。 「少女」としての、そして「ヒーロー」としてのめぐみの内面を、 失恋を契機にきっちりと追って、その心理的輪郭を明確にしたと いう点では、青春ドラマとしてかなり高い評価が出来る エピソードであったように思います。 世界を救ったにも関わらず自分自身は空虚のまま、という 問いかけはヒーローものというジャンルの一種の根幹にも 関連する重要な設問であるといえるでしょう。そこに付けこんで くるディープミラーの誘いの恐ろしさも鬼気迫るものがあり、 それだけに彼の誘いを乗り越えたラブリーの姿は雄々しく、 感動的でもありました。「キュアラブリーは無敵なんだから!!」 のお馴染みの台詞が非常に効果的に使われていたのもいい演出 でしたね。 その一方、物語的に非常に重要なポイントの一つであったはずの ブルースカイ王国の開放を僅かワンカットで済ませてしまったり、 ミラージュ様が普通にブルーと幸せを満喫していて、己の罪に 対してどう思ってるのかなこの人、とか言う部分(笑)も あったりなど、めぐみ以外の描写部分に関してはやや首を傾げ ざるを得ないところも。つまりはあくまでめぐみの話なのであって それ以外はばっさり最小限に切り捨ててている、という割り切り方 なのでしょうが、それでも特にブルースカイ王国関連に関しては もう少し語って欲しかったのは正直なところです。 そしてもう一点、パジャマパーティという名のブルー大こきおろし 大会(笑)。劇中のキャラにここまではっきり否定的な見解を 語らせるというのはなかなか大胆な試みではあり、やはり スタッフは意図してブルーをあまり魅力的ではないキャラとして 造形していたのだな、ということでしょうね(笑)。視聴者の 共感は大いに得られたとは思うのですが(笑)、そのような造形を すること自体の妥当性に関してはかなり考慮の余地があるのでは ないかな、という気はします。 仮にブルーを普通に魅力的な男性として描いていたら、めぐみが 失恋する衝撃がより大きくなってしまうから、めぐみが乗り越える べき対象としてあえてハードルを下げて描いた、とということ なのかもしれませんが。 ただ、ブルーをそのように低評価な男性としてはっきり作中でも 規定してしまうと、そのような男性に対して強く恋していた めぐみの気持ち自体に説得力が欠けてしまうという問題も 出てきます。その辺のバランスは失してしまったと言わざるを 得ないかもしれませんね。 まあ、大ぶっちゃけ大会の後でもひめたちは普通にブルーと仲良く していましたから(笑)、ブルーに対してのあの容赦ない口撃は、 仲間だからこその気安い軽口、という程度のものであったの でしょうけれどね。あえて悪口を言うように雰囲気を誘導して めぐみの気持ちを軽くさせようと言う一種のお芝居でもあったかも しれません。ただそうであっても、あの一連のこきおろしが ひめたちの本音の一部分であったであろうということも、また 揺るぎない事実なのでしょうが(笑)。 次回はなんと誠司が闇堕ち。なんと、というか、まあ堕ちても 仕方ないかなという気もしなくもないですが(笑)。 [No.2881] 2014/12/14(Sun) 10:00:31 |