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ザンクト・ボルトやクレッセントシップなど、戦火を避けなければ ならない特定の物体を背景にしての戦闘、というパターンは何度か 繰り広げられてきて、いずれも被害は与えずに済んできたの ですが、今回とうとう明確な、そしてかなりヤバそうな具体的 被害が出てしまいました。いわばネタ振りを繰り返したうえでの オチというような構成とも言えるでしょうか(笑)。 金星付近にあれほどの極大規模な人工環境を作り上げる人類の 英知と技術の素晴らしさを見せておきつつ、でもそれをアホな 行動でブッ壊す愚かさ(笑)も併せて描く皮肉な対比法という ところでしょうかね。 今回メインの販促対象だった(笑)ジャイオーンは確かになかなか 魅力的なメカで、ビッグアームユニットを使っての個性的な 戦闘は映像的にも強い印象を残してくれました。そして、その ような強力なメカを使っているキアが残念な男(笑)、という これまた面白い対照でもありました。 一方Gセルフはキアのようなビーナスグロゥブの、しかも技術畑の ジット団の人間からしても不可解な高性能機であるらしいことが 伺えました。 ある意味で本作の一番の焦点は、Gセルフそのものが一体 何なのか、という部分に集約されてくるのかもしれませんね。 キアの描写を見ていると、クレッセントシップの艦長さんが 言っていたように、「本当に悪い人間はいない」世界観なのかなと いうのもなんとなく伝わってくるような気はしますね。まあ、 モブキャラを何人も撃破してましたけど……(笑)。 とはいえ、キアは地球人の存在価値を認めていなかったりも するわけで、やはり単純に善良とはとても言えない人間では あるようですね。アイーダが、ジット団は自分たちをクンタラに するつもり、と評していたのも厳しい見方で、金星人が地球人を 差別するのと同様にまたアイーダ達の中にもクンタラに対する、 差別とは言わないまでも「別の存在」という認識がやはりあるとも 言えるのかもしれません。人の意識の底流にある負の部分は なかなかぬぐえないものであることを示してもいる、といえる でしょうか。 そういった中で、先頃から少しずつ言及されるようになって きたのが、将来のノレドの歴史学者への道。物語が終わった時に ノレドがその語り手として位置づけられるのかもしれない、と いうことも想像されますね。出撃前にパイロットたちが円陣を 組んでいる様子を、ノレドがパチンコを構えて距離を置いて 見ていた場面はちょっと印象的で、どの集団に対しても完全に 同調することなく一定の客観性を持って視野に入れていることを あるいは示すものであるかもしれません。そういった姿勢は確かに 歴史学者として必要なものになって行くのでしょうね。 [No.2987] 2015/02/15(Sun) 17:33:34 |