![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
いろんな意味でコントロールできてない!というお話(笑)。 物語的にはクンパ・ルシータの背景が語られました。人の活力を 回復あるいは持続させるために戦争が必要、という考えは比較的 オーソドックスなもので、ガリアンのマーダルなど様々な先駆者が 想起されますね。というかザブングルの構図でもあるかな(笑)。 しかしクンパの場合は、一応戦争の火種は撒いたけれど、その 結果に関して完全に制御を失っている(あるいは元々制御する気も なかったのかもですが)というのがちょっと面白いポジション。 かといって達観して自分は観測者だなどと言っているわけでも なく、ことあるごとに色々愚痴をこぼしているのが楽しい人 ですね(笑)。ほとんどすべての事態の原因を作った人間で あることは確かですが、黒幕というわけでもない、という独特な 位置づけになってきていています。 クンパの意図としてはむしろ、人々が勝手に動き出して適当に 戦乱が拡大すれば、それはそれで彼の思惑通りなのではとも 思うのですが、そこはやっぱりある程度クンパ自身の思い描いた 絵図のようなものがあって、それには全く合致していないの かもしれませんね(笑)。 もっとも、クンパがかつてテリトリィのお祭りに不快感を示して いたのは、彼の企図が明らかになると不思議といえば不思議かも。 あのお祭りの、猥雑でありながら活力に満ちた、エネルギッシュで バイタリティ溢れる人々のあり方というものは、まさにクンパが 求めていた姿そのものではないのか、とも思えなくもないの ですけども。 またムタチオンの本当の姿も明かされました。地球人からすれば 天上人のようなビーナスグロゥブの人間が実態としてはあのように なっている、というのは皮肉な話。そのような身体になっている ことを自ら恥じて隠そうとしているという価値観や精神性自体は 地球人のままだと言うのが哀れなところですね。これが新しい (あるいは別世界の)人間の普通の姿だ、と割り切って受け入れ られてはいないわけで、それが結局は人の限界でもあるの でしょうか。 ムタチオンのラ・グーが、穏やかというよりはすっかり枯れた ような人間として描かれているのは印象的。ベルリたち若者が わざとらしいほど活動的でとにかく考える前に動く!(笑)という 姿との、おそらく明確な対比として語られ、それはアイーダの 「私は人間の女として健康」という独白にも裏付けられるもの でしょう。冷静に考えれば、ムタチオンが本当に忌避されるべき 存在なのかという検証は全くなされていないのですが、少なくとも 作品中としてはこれを否定的に捉えて表現しているということでは あるのでしょうね。 そしてまた相変わらずトンデモな戦闘力を発揮するGセルフもまた ベルリの意図するところからは大きく外れた極端な殲滅兵器と しての姿を明らかにしつつあります。って言うかほんとに この機体は何なのでしょう(笑)。イメージとしては∀の月光蝶に 類似するように見えるフォトントルピードですが、表現としては よりシンプルであり、それゆえにまた純粋な破壊のための存在に 見えもして恐ろしいところです。 人間関係としては久しぶりに再会したベルリとウィルミットの 姿も注目点でした。ウィルミットは結局いまだに子離れできて おらず、ベルリを庇護対象として捉えているように見えますが ベルリは母のあり様に軽く不平を洩らしつつ、しかし彼女の存在を 誇りに思えるという成長を示してくれていました。 お話としてはベルリたちが金星に行っている間に色々めまぐるしい 動きがあったようです。もちろん各陣営が、主役がいないからと いって黙って現状維持しているわけもないですから当たり前なの ですが(笑)、視聴者としてはやっぱり驚きます(笑)。それは 受け手としての甘えの姿勢なのかもですけどね(笑)。 [No.3012] 2015/03/01(Sun) 17:39:54 |