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外的(環境的)動因も内的(心理的)要因も共に兼ね備えている キャラクターは、結局ベルリではなくアイーダでしたね。そういう 意味では本作の主人公はアイーダであったのかもしれません。 ポンコツでへっぽこなヒロインが、それでも強いバイタリティと 不思議な人徳で事態を世界ごとひっかきまわし、気づけば世界の 真実に迫っていく、……と書くと、実に最近のアニメっぽい作品に 仕上がっているようにも思えますね(笑)。あえてそういった 作風ではなくベルリを主人公に据えたのは、それこそ近時の アニメ的な「型」を避けたということなのでしょうかね。 まあ、必ずしも物語を動かす役回割りのキャラが主人公である 必要はなく、例えばイデオンのコスモは最後まであくまで 一パイロットに過ぎず、ストーリーの根本に深く関わっていたのは ベスの方だったりもしますけども。あるいはガンダムでいえば カミーユとシャアですかね。 基本的にベルリはいい子すぎ、それゆえに最初の動機である アイーダへの一目惚れという部分に関しても、あまり積極的に ガッついてはいかなかったんですよね。そこがさらに彼の モチベーションを曖昧にしてしまった感はあるかもしれません。 その辺は空回りするくらいに自己の目的に対して貪欲だった マスクと好対照になってはいるのでしょうが。 「妙にひねくれていない、素直でいい子な主人公像」というだけで 富野アニメとしては結構珍しいのですが(笑)、逆に言うと 何故これまでそういった主人公を作らなかったのか、それは そういう人物では物語を背負えない危険性が大きいからだ、と いうことを逆説的に、Gレコは示したものであったのかも しれませんね。 ではお付き合いありがとうございました。 また他作品でもお会いできればと思います。 [No.3052] 2015/04/03(Fri) 20:10:39 |