![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
黒須くん登場でコミカルな話になるのかと思いきや、意外に シビアで重い展開になりました。いや黒須くん自体は面白かったの ですが(笑)。実在しない絵本展のチラシとか、黒須くんが自分で 作ったんだろうなー、とか(笑)。 夢は呪いに似ている、とは某有名なセリフ。 思えば、今回の冒頭のゼツボーグがヒーローロボ型であったと いうのも、夢と呪いの表裏を象徴的に示したものともいえるのかも しれません。 その夢のために孤立することもある、という事実を突きつけた のは、これまでも正論でぶん殴ってきたクローズらしい精神攻撃 でした。 実際クローズの黒須としての行動は、その表面を見れば完全に 夢を応援するナイスガイそのもので(笑)、その行動自体は 筋が通って見えるのが面白いところでしたね。 悪の幹部が夢を応援し、それが結果的に味方の弱体化につながる、 という流れだけでも捻ってあって楽しいのですが、そこから さらにもう一段の展開を用意してある構成。 夢によって孤立したというクローズの言葉を自力で跳ね返す はるかの成長はクローズ自身も認めた通りで、はるかの強さを 示すもの。 しかし、彼女は敵によってではなく、最大の味方によって、 しかも善意でとどめを刺される、という非常に皮肉な展開が 待っていました。 悪意に対しては無敵なはるかに致命的な毒を与えたのは善意、と いう素敵な嫌味(笑)は、ヒロイン像の何たるかについても考え させてくれますね。 カナタが記憶喪失という設定は、過去の経緯を十分に知らないまま 目の前の過酷な戦いを見せられてしまったら、そういう反応も するだろう、という流れを導き出すために妥当なものであったと いえるでしょうね。 もちろん、戦うのをやめてプリンセスになることを諦めれば 目の前の事態が改善する、というわけではないのですけれど。 でもカナタ自身がかなりいっぱいいっぱいであるということは 示されていましたし、何よりもはるかのことを純粋に思っての 行動であるということが、余計にその言葉を重くしています。 他の人とは異なり、明らかに現実離れしているはるかの夢は、 それを励ましてくれる人がいたからという点に置いて支えられて いたというのは、確かに危ういバランスでした。そこを突いてくる 今回の展開は、いい意味で悪趣味で(笑)、そして同時に、必要な ポイントでもあったと言えるでしょうね。 誰かのためにではなく自分のために、という部分で、はるかが 再起しうるのか、というところが次回の見どころになるの でしょうか。 カナタに美味しいところを持って行かれてしまったクローズ ですが(笑)、彼の作戦もなかなか丁寧で興味深いものでした。 特に、ゆいまでをはるかから引き離した、という部分が面白い ですね。クローズが以前一度敗れた時、その原因ともいえる存在 だったのは、まぎれもないゆいでした。そこを思い出すと、確かに ゆいに対して警戒しても不自然ではないわけですね。 ゆいは黒須くんのデートの誘いに対してけっこう反応して いましたが、もしクローズが改心するような流れなら、ゆいとの 関係もキーになるのかもしれませんね。 しかし、いいところで次回は一週お休み。 長い二週間になりそうですね(笑)。 [No.3167] 2015/10/25(Sun) 09:51:40 |