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前回がバトル回だったので今回はドラマ回。 この作品にしては非常に珍しい、「大人をやってる大人」として 登場してきたのが名瀬、ということになるのでしょう。 まあ、名瀬自身まだ若い感じですから、それこそ兄貴と言った ポジションと見た方がすんなり当てはまりそうですけどね。 ただ、オルガを諭し、その行動に歯止めをかけることが出来そうな 貫録というものは見せてくれました。 実際、オルガには、誰か名瀬のような存在がいないと、いかにも 危なっかしい立ち位置でしたからね。 今回のアバンは、オルガたちの行動によってブリッジを制圧される タービンズ、という展開で、オルガたちが一本取った流れ。 しかし話し合いのパートになると全くオルガは名瀬に対し、 器の上でもかなわない、という展開で、一本ずつを取った バランスの構成でした。 まあ、名瀬に突っ込まれるまでもなく、オルガの行動はやっぱり おかしなものだったわけで(笑)、そこをちゃんと作中でも、 変じゃないの?と指摘してくれるのは丁寧な部分かも。 ……というか、名瀬は途中から意図的にオルガたちをブリッジに 上げたことが見て取れるわけで、そういう意味では最初から名瀬の 掌中だったとも言えますかね。 今回のキータームは「家族」。 タービンズのクルーが全員名瀬の妻だという思い切った設定は 鉄華団に対し家族という概念を教えるための舞台づくりという 面もあったわけなのでしょう。 ハーレムという女所帯と、鉄華団の男所帯という環境は、同じ 家族という括りの中でも極端に対比的で、多少わざとらしい 部分はありますが(笑)、分かりやすいともいえるかも。 家族という捉え方が妥当で適切なものであるのかは、考慮の余地は あるのかもしれません。鉄華団は、その場所でそのようにしか 生きられない少年たちが、成行き上偶然「寄り添った」共同体で しかないとも考えられます。過度に情緒的でセンチメントな 「家族」という概念でそれを糊塗するのか、というのは、 現状認識のごまかしであるのかもしれません。 しかし逆に言えば、そのように「そうあるしかなかった」 少年たちの一団であるからこそ、たとえイミテーションであっても よすがとする何物かは必要なのかもしれず、それがまさに 「家族」の概念であるのかも。 物語の展開としては完全にヤクザもので(笑)、ガンダムでヤクザを やるんだ、という面白味はあります。 新たな世代の若者たちが古い世代を超克していくというのが ガンダムシリーズの一つの軸であるとするなら、上下関係や しきたりなどにかっちり縛られたヤクザの世界をどう描くのか、 というのは一つの興味ですね。 [No.3186] 2015/11/22(Sun) 17:56:52 |