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衝撃的なアバンからの導入となった今回。 「人殺しを楽しんでいる」との指摘に対し、主人公が 「ま、いっか」で済ませてしまうというのは色々な意味で ものすごいインパクトがありますね(笑)。 「こいつは殺してもいい奴だし」というエクスキューズが入って おり、また実際、視聴者に対しても情状の余地のない敵役として 描かれていたためにその言葉に一定の説得力はあるわけですが。 しかし逆に言えば、そういう相手に指摘されてしまった、つまり 「殺してもいい奴」というエクスキューズを使えてしまったという ことが、三日月にとっては不幸ではあったのかもしれません。 三日月が非常に危うい精神構造を有しているということは、 序盤から幾度となく描写されており、その積み重ねがあることで、 唐突感はなく、むしろ納得できてしまう心の準備が視聴者には あります。しかしやはり、ここまで明確に壊れかけた キャラクターを主人公に据えるという構成はなかなかの大胆な 挑戦と言えるでしょうね。 もっとも、三日月もやはりその殺人への意思を指摘されたことで 震えている、という描写を差し挟まれたことが一つの救いでも あり、また同時に、挑戦しきれなかったのかな(笑)という部分も ありますね。 展開としてはそこからクーデリアとのキスへつながるわけで そのキスも最初はクーデリアからの抱擁という前段階があり、 さらにその抱擁にはクーデリアガフミタンの抱擁を見ているという 前段があり、また三日月の側にもなぜのキスを見ているという 前振りがあったわけで、構成としてはキスシーンに持って行く ための準備が非常に入念に成されていたということができます。 そこまで論理的にきっちり積み重ねないとキスシーンは入れられないものだろうか、という気はしなくもありませんが(笑)、でも 三日月とクーデリアという二人のキャラの特異性とその関係性を 考えれば、そこまでのおお膳立ても必要だったのかもですね。 ヒロインレースという意味では、現在は明らかにクーデリアの ターンなわけですが(笑)、逆に言うと今後のアトラの動向にも 関心が持たれるところ。さすがにこのまんまということは ないでしょうし(笑)。 まあ、アトラはもともとハーレム容認派なので、競争していると いう意識も、少なくとも現状ではないのかもですが。しかし、 「心の中に何かを抑えこんでいる」という今回のポイントが アトラに対しても適用されるのだとしたら、単純なハーレム計画で 終わらない心境がアトラの中にも眠っているのかもしれません。 サブタイトルにもある葬送という今回のメインイベントは、 三日月をはじめとした鉄華団の少年たちが人間性を取り戻していく ための一つの通過儀礼でもあったのでしょう。 ヒューマンデブリの少年たちが宇宙葬に付されて本当のデブリに なってしまうというのはちょっと悪趣味な見せ方な気もしますが、 まあそこまで深読みはしなくてもいいのかも。 葬送という儀礼すら晋らない少年たちの哀れな姿と、それを経験 することでの変化が繊細に描かれたエピソードだったとは 思えますし、そういった意味で少年たちの群像劇として見ごたえは あるお話でした。 2クール目からはいよいよ色々と話も動き出しそうですが、まず ついにその素性が明らかにされそうなのはフミタンでしょうか。 彼女に何らかの秘めた事情がありそうなのは幾度か示唆されて きたのですが、それがどういったものなのか、注目されますね。 [No.3206] 2015/12/27(Sun) 18:13:14 |