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ディスピアの襲来とプリキュアの正体バレ、ロックの復活と浄化、 シャットの決断、そして絶望を自らの力で切り開いたゆい、と 非常に濃厚で密度の高いエピソードでした。 クライマックス前ということもあり、高いテンションで 引き込まれるお話でしたね。 プリキュアたちの正体がバレることに対するサンクションの ようなものは本作では特に規定されていなかったと思いますが 知人の前で正体を明かしながら変身するヒーロー(ヒロイン)と いうものは一つの勇壮な様式美ですね。 もっとも、ゆうきとフローラの絡みが今一つ十分に推されて いなかったために、この部分ではドラマとしての盛り上がりが 今一つという感はありましたが。というか、ゆうき本人が ストーリーに関わる存在としてはやや薄い印象に思えてしまうのが ちょっと残念かも。 どちらかというと、パフの正体を知った如月さんとか、きららの 変身を知ったらんこの方がインパクトとしてはあったかも しれません(笑)。 しかし、今回のメインはやはり、ついに自力で絶望の檻を破った ゆいでした。 彼女はこれで檻に囚われるのが通算4回目でしょうか。一話で 最初の犠牲者として囚われた彼女が、最終盤のここに至って 自力で打開する、という対応は綺麗なものですね。 前回囚われた時は、檻の中で意識を取り戻し、もう少しで、という ところまで描写されていましたが、それを踏まえての段階的な 展開で、とうとう脱出に成功。ゆいの成長譚としてもしっかり 構成されていました。 特別な存在であるプリキュアによってしか犠牲者は救われない、 という命題を覆した子としても特筆すべきキャラになったと いえそうですね。そういう意味では、ゆいが最後まで一般人の ままであったこと自体に強いメッセージ性が託されていたと 言えるでしょう。 そうすると、プリキュアという存在の本来的な意味性についても 色々と考えさせられもする、メタな意味でも大きな足跡を 残したキャラになったと言えるかも(笑)。 しかし人々が誰かに頼るのではなく己の力で絶望を打ち破るという 展開自体は、夢の力という本作のテーマを考えた時に、当然 出てくる帰結でもあるかもしれず、そういう意味ではとても自然な 流れともいえます。 プリキュアシリーズとしての異質性と、作品テーマとしての 同質性が同居している、面白い場面でした。 そして、シャットに最終的な決断をさせたのは、その一般の人々が 檻を破ったという事実でした。前々回でプリキュアたちに救われ、 手を差し伸べられてもまだそれを撥ね付けたシャットが、 プリキュアではなく一般人の行動によって心を決めた、という 対比もまた興味深いものですね。 さて残り二話、どのような着地を見せてくれるでしょうか。 [No.3219] 2016/01/17(Sun) 10:07:36 |