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最終話。まずは見事な着地を迎えたと言えるでしょう。 フローラ・はるかに対し、これまでも物語の節目節目で大きな壁と なって立ちはだかってきたクローズが最後の相手。 クローズに関しては、かつての戦いで倒してしまった際の フローラの痛切な表情が印象に残っています。今回はその時の、 いわば、忘れ物を取り返すための対峙でもありました。 夢と絶望は車の両輪、表裏の関係にあり、それをすべて 受け止め飲み込んで育っていくのがはるかの見出した道でした。 クローズ自身も絶望の象徴であることをやめたわけではなく、 ただお互いにお互いの存在を認め合った上で別れる、という形。 単純な改心や浄化ではなく、夢も絶望も共に価値があると 位置づけた結論は、いい落としどころだったと言えるでしょう。 お互いに認め合って別れたからこそ、別れ際の「ごきげんよう」の 言葉が非常に強く意味を持ちますね。 「絶望は消えない」と言ったのはフローラ。けれど「夢が あるから」「強く優しく美しく、か」と言ったのはクローズ、と いう、台詞の逆転も非常に効果的な演出として決まっていました。 このようにクローズの描写に関してはほぼ完璧に処理しきったと いえ、充足感の残る終わり方でした。 もっとも、クローズに焦点を当て切ってしまったために、 ディスピアの影が薄まってしまったのはちょっと残念なところ。 正直、ディスピアの存在感は、榊原良子さんのCVの魅力による 部分が大きく、逆にそこ以外にはあまり見いだせなかった気も しますね(笑)。 クローズと分かり合えるならディスピアとも対話できるのでは という気もするのですが、まあディスピアはクローズの中に 自分を託したということなので、クローズと認め合ったという ことは間接的にディスピアとも認め合ったということになるの でしょうかね。 ラストは大人に成長したはるかたちの姿で締め。 本質的に「少女」たるプリキュアたちの、「大人」に成長した姿を 描く、というのは、かなりチャレンジングな描写であったと いえるかも。 ハートキャッチのラストで、成長したふたばちゃんを描くことで 間接的にプリキュアたちの成長を見せたということはありました けどね。 メタ的に考えれば、異世界人は帰り、変身アイテムは力を失い、 とどめに成長しちゃう、というのは、オールスター映画 どうすんのって意味でも、もの凄い挑戦的でもあるの ですが(笑)。 まあメタ的な部分を除外して考えると、本作が「夢」を重点的に 描いている作品である以上、少女性から脱却して大人となった 時点での「夢」の帰結を描く、というのは、物語の完結のために 必要な要素であったのかもしれません。 まあ、夢を抱いたまま前へ進む少女時代のままで終わらせると いうのも一つの手法ではあったようにも思えますが。 みなみ、きらら、トワ、ゆいがそれぞれ具体的な夢の実現を 果たしている中、はるかだけはどんな大人になったのかを詳述 されず、ただかつての自分と同じような少女を見守った後、 こちらを振り返り、微笑んだ姿でラストを迎えます。 前のシーンのカナタとの別れの関連で考えれば、カナタが迎えに 来てくれたのか、と考えることもできますし、あるいはその相手は ゆうきかもしれないし、また久しぶりに出会った仲間たちであるの かもしれません。 その解釈は視聴者に任されるわけですね。 しかし、もしカナタやゆうきが迎えに来ていた、とする場合は、 はるかの目指したプリンセス像との関係で考えると、それは 「パートナーとしての王子様ビジョン」を必要としない独立独歩の ものであっただけに、ラストで王子様が迎えに来てしまうという ことは、ストーリーのテーマとしての一貫性を欠くことに なるのかも? しかし逆に考えれば、最後のピースとして「王子様」が存在する ことで、今まで足りなかったプリンセスとしての完成を見たとも いえるのかもしれませんが。そして、そのためにはやはり「大人」 になる必要はあったのかも。 さて本編全体を振り返ると、ディスピア以外にも、ロックと クロロの処理の仕方がやや不十分だったり、またゆうきとの描写も 深みを欠いてしまった憾みが残るなど、いくつかの難点は 見いだせます。 キャラ描写以外にも、グランプリンセスという大筋に関する みなみときららの関与の仕方なども、ちょっと問題は残ったかも しれません。 しかし、そういったいくつかの問題点を抱えた上でも、 トータルで見た場合の本作は、非常に高次元で綺麗にまとまった、 完成度の高い作品であったと評することができるように思えます。 逆に言うときっちりとまとまったのはいいけれど、突き抜ける 何かが足りない、と言ったような印象も受けなくはないのですが。 多分、本作を考える場合に、加点法で考えるのと、減点法で 考えるのとでは、かなり点数が違ってきそうな気もしますね。 なんにせよ、視聴し終わった後に残る感覚としては、とても 爽やかで満足感を得られましたね。そういった作品となってくれた ことには素直に称賛したいと思います。 次回作『魔法つかいプリキュア』にも期待したいですね。 では、お付き合いくださり、ありがとうございました。 [No.3229] 2016/01/31(Sun) 10:13:54 |