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フミタンに続き、レギュラー陣から二人目の犠牲者が。 ビスケットが退場となってしまいました。 EDが前半の「オルフェンズの涙」を再び使用するという特殊形態 だったのはいい演出ですね。タイアップ上のいろんな大人の事情 などもあると思うのですが、あえて抒情性を強調したこの使い方は 英断であり、非常に効果的だっと思います。現行のEDも悪くは ないのですけど、やはり「〜涙」の、悲愴さと切なさを歌い上げる 曲調こそが、今回のエピソードには適切だったでしょう。 アバンタイトルから、というよりも前回からの流れで、 ビスケットの死亡フラグが非常に丁寧というか露骨に立てられ まくっており、今の時代にここまでわかりやすい死亡フラグって 逆に珍しいかなという気さえも。 もう一から十まで全部ビスケットの死のために準備された回 でしたからね(笑)。 本作の場合、10話で同じようにかなりわかりやすい死亡フラグが あったにもかかわらず、それを思いっきり折って生存したという 展開がありました。これが一種の前フリになって、今回も 死亡フラグバリバリだけど前回のように助かるのでは、という 淡い期待も抱いたのですが、スタッフ側にその裏をかかれた感じ ですかね。 物語的には、鉄華団の強固な精神的支えであったビスケットの死と いう展開は非常に重いものですね。 彼はオルガ個人のブレーキであり、同時に鉄華団全体のブレイン でもあったわけで、冷静かつ慎重な視点を失ったことになる 鉄華団自体にも、今後暗雲が立ち込めたように思えます。 フミタンの死を経てクーデリアが覚悟を決めたのと同様に、 オルガの成長を促すという意味合いがあるわけでしょうけれど ちょっと意地悪に言えば同じパターンをなぞっているだけかな、と いう気はしなくもありません。ちょっとご都合的な死に方でも ありましたしね。 まあフミタンはあからさまに序盤から怪しい立場であり、 それゆえに視聴者的にも死ぬことが予定されていた位置のキャラ でもあったでしょうが、ビスケットの場合はあまりそういった 予見は死にくく、さらにインパクトはあったとは言える でしょうか。 もう一つ、別の意味で衝撃だったのは、ビスケットの死を招いた のがカルタ・イシューであったという配役ですね。 カルタは登場時からコミカルで憎めない敵役として描かれ、また マクギリスに幼いころから思慕の念を抱いていたという乙女心も 描かれるなど、どちらかと言えば視聴者から好意を持たれるように 配慮した造形であったように思えます。 そのカルタが直接手を下してビスケットを殺害したという展開は 視聴者に感情の整理をつかなくさせる、非常に挑発的な作り方で あったといえるでしょう。 とはいえ、カルタの大切な部下たちを三日月たちも容赦なく 叩き潰す描写が丹念に為されており、それゆえにカルタも激昂 したという流れなわけで、単純にカルタが御手軽な悪役に堕したと いうわけでもないのですけどね。そのあたりのバランスというのは 本作のドライな部分かなとも思えます。 [No.3252] 2016/02/28(Sun) 18:47:13 |