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小さな塊となって雪原にポトリと落ちた死体や、赤いシミと化した 死体、そして人間の原形をとどめない単なる生体パーツと なり果てたアインなど、非常に露悪的な部分が多い回でした。 アインはガエリオのことを名前で呼ばず、そう呼ぶのは マクギリスだけではないか、と言う指摘がありますが、これが 事実なら実に悍ましいことに。 主人公の三日月にしてからが、(これまでもそうでしたけれど) ビスケットの仇討という大義名分を背負っているにもかかわらず あからさまに狂気じみた殺戮者として強調され、悪魔の名を冠した ガンダムに相応しい乗り手であることが突きつけられます。 視聴者的にも、まあ三日月ならそうするよねって思っちゃう あたりは造形の勝利でしょうかね(笑)。 そんな醜悪な中でカルタの死に顔は美しく描かれていましたが、 そのカルタにしたところで、やはり彼女の行動そのものは愚かしい 道化でしかないというのが哀れであり惨めでもあるところ でしょうか。 それでも優しい嘘の中で死んで行けたカルタは、この作品の中では やはり恵まれた人ではあったのかもしれませんね。 まあ道化と言えば現時点でのほとんどすべてのキャラは道化なの ですけど(笑)。 鉄華団の少年たちを気遣うメリビットも、その温容が逆に 浮いてしまっていますし、ましてやその鉄華団の少年たちの 熱に浮かされたような破滅指向は暗澹たる気持ちにさせられ ます。ビスケットが落命した時点でもうハッピーエンドの道は ほぼ絶たれていますし、作中でもオルガ自身がそれを自覚して 戻るべきところがないという絶望の中で足掻いているのが印象的 でした。 戻れないなら進むしかない、というのが結論で、実際そうでしか ないのですけど、その先に待つものはやはり良くても空虚、 悪ければ惨劇でしかないのでしょうかね。 今回は鈍器を主に扱うバルバトスの恐ろしさを十分に活かして 描いたバトルが特に効果を上げていた戦闘でもあり、バルバトスが 悪魔の表象として描かれていたのに対し、カルタを救いに現れた キマリストルーパーのヒロイックな外見もまた対照的でした。 ガエリオはここに来て色々と重いものを背負わされ、ラストへ 向けての一方の主役としての位置づけが強くなってきましたね。 その一方でマクギリスの得体のしれない恐ろしさもまたじわじわと 視聴者の心に浸透してきています。 具体的な意図を十分に見せないでただ思わせぶりに暗躍している だけなので、物語的な機能としては浮ついているとも言えなくは ないのですが、カルタとガエリオを明確にコマとして使い捨て ようとしているあたりで、そろそろ本性が見えてきたかも しれませんね。 [No.3258] 2016/03/13(Sun) 23:25:02 |