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all 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ第二期 感想ツ... - 九条神樹 - 2016/10/02(Sun) 17:31:21 [No.3363]
★☆#36『穢れた翼』★☆ - 九条神樹 - 2016/12/11(Sun) 19:02:48 [No.3400]
★☆#35『目覚めし厄祭』★☆ - 九条神樹 - 2016/12/04(Sun) 17:51:06 [No.3396]
★☆#34『ヴィダール立つ』★☆ - 九条神樹 - 2016/11/27(Sun) 17:46:54 [No.3392]
★☆#33『火星の王』★☆ - 九条神樹 - 2016/11/20(Sun) 19:52:02 [No.3390]
★☆#32『友よ』★☆ - 九条神樹 - 2016/11/15(Tue) 19:48:09 [No.3387]
★☆#31『無音の戦争』★☆ - 九条神樹 - 2016/11/06(Sun) 22:32:37 [No.3384]
★☆#30『アーブラウ防衛軍発足式典』★☆ - 九条神樹 - 2016/10/30(Sun) 17:53:19 [No.3381]
★☆#29『出世の引き金』★☆ - 九条神樹 - 2016/10/30(Sun) 16:33:57 [No.3380]
★☆#28『夜明け前の戦い』 - 九条神樹 - 2016/10/30(Sun) 15:44:25 [No.3379]
★☆#27『 嫉心の渦中で』★☆ - 九条神樹 - 2016/10/11(Tue) 20:21:50 [No.3369]
★☆#26『新しい血』★☆ - 九条神樹 - 2016/10/02(Sun) 17:53:38 [No.3364]


★☆#32『友よ』★☆ (No.3363 への返信) - 九条神樹

まあうまく引っ掛けられたサブタイトルでした(笑)。
引っ掛けというか、ダブルミーニングと言うべきでしょうかね。
狡猾で非情、外道な敵役としてガラン・モッサを描いておきつつ、
ラストでその反対の評価もして見せることで、キャラクター
それぞれの背後にも一つ一つのドラマがあるのだということを
示したエピソードになっていました。
ガランの最期の「予言」は、ジュリエッタがその復讐者となる
ことを暗示しているのでしょうか。

まあ、ガランに比べるとラディーチェはいかにも薄っぺらい
ただの裏切り者でしかなく終わってしまいましたが、さすがに
こっちにまでドラマを用意する尺はなかったでしょうかね(笑)。
彼はむしろ舞台道具として、タカキの甘さ、そしてある意味で
人間性を喪失させる役割があったということにはなるでしょう。
己の度重なるミスでアストンを失ったことをタカキは生涯の
十字架として背負わざるを得なくなりました。
ラデイーチェに撃ち込んだ銃弾はタカキの一つの成長であると
同時に、理想を唱える純粋さを失ってしまった象徴でもあるかも
しれません。
三発の銃弾は、タカキ、フウカ、アストンという三人の「家族」
をシンボライズした数でもあったかもしれませんね。

三日月が、直接アストンを手に掛けたマクギリスに対し、
あまり感情を見せなかったのは少し意外。まあもちろん三日月も
全体を視ればマクギリスが悪いというわけではないとはわかるの
でしょうが。その分、ラディーチェに対してはやっぱりいつも通り
容赦なかったですね(笑)。

この三回のエピソードは鉄華団の未熟さと脆さを描くと同時に、
マクギリスの足場も確かに不安定で危ういものなのだ、という
ことをよく示したお話になっていました。
前期での万能の黒幕ぶりがちょっと上手くいきすぎていたのかも
しれませんが(笑)、よく言えば等身大の、悪く言えば少し
ライバルキャラとしての迫力に欠ける人物としての印象が
上書きされた気がします。ここからどう挽回するか、という
意味では、三日月たちの動向よりもマクギリスの行動の方が
気になるかも(笑)。


[No.3387] 2016/11/15(Tue) 19:48:09

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