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ちょっと間違ってました。キミキスと同じ舞台かと思ってましたが キミキスは輝日南、アマガミは輝日東高校でしたね。うっかり 字を読みそこないました。ときメモ1・2のように隣町なのかな。 さて、七咲に続いてはメインヒロインである「仮面優等生」こと 絢辻詞のスキ編をクリア。その肩書からもわかるように、普段は 品行方正で穏やかなクラス委員長という、いわば「昔のゲームの 正ヒロイン」的なキャラ付け。しかして隠されたその実態は、 暴虐なドSの女王様(笑)、という意外性を持った子として 設定されています。TLSSの時の田中さん(仮)も、ある意味 従来のギャルゲーのヒロイン像のパロディ的な造形でしたが この絢辻さんもやはり、正当なヒロイン像のパロディとして 作られているのでしょうね。品行方正な正ヒロインが陰に回ると 実は真っ黒だっていうのはネタとか二次創作とかでよく言われる ことで、それをゲーム本編自体の中でほんとに実装しちゃったと いうのは面白いところです。中の人(CV名塚佳織)の、表と裏の 演じ分けも楽しいですね。 好感度ランクが上がるまでは「仮面」のままで親しくなって行く わけですが、主人公が絢辻さんの秘密の手帳を拾ってしまった ことからその本性が暴露。それまでの清楚なたたずまいが一転、 とたんに目つきが悪くなり凄味のある顔つきで胸倉つかまれると いう衝撃の展開(笑)で、以降は主人公は絢辻さん(ver.本性)に 振り回されながら日々を送っていくことになります。 このシリーズの主人公は昔から押しが弱く、よく言えばやさしく 悪く言えばやや惰弱な印象を抱きがちな気がしますが、そういった 主人公の弱さを逆手にとって、女王様ヒロインと下僕主人公という 関係をわざわざ構築したこともまた、一種のセルフパロディなの でしょうね。 もっとも、いかにドSの女王様キャラといえどもそこはギャルゲ。 彼女の傲慢ぶりもかわいらしい範囲ですし、何より主人公が そういった絢辻さんを素直に認め、その魅力を引き出そうとして いるために、プレイヤーもあまり反発は覚えないでしょうね。 自分自身もSの方なので(笑)、そういう意味で絢辻さんを好きに なれるか心配でしたが、問題なく可愛いと思えましたし。 作中で主人公も言っているのですが、そういった絢辻さんの 女王様ぶりに振り回されていると見せて、実はうまく掌中で 転がすような扱いもできる(基本的には実際振り回されているの ですが)というあたりがこのルートの面白みでもあるでしょうね。 ときメモ1の紐緒さんみたいに、ヒロインは自分で支配者だと 思ってるけど、実は主人公サイドがうまく操縦している、という 関係は昔から好きです(笑)。 終盤は、「仮面」をかぶりすぎて自己を喪失してしまったことに 悩む絢辻さんの苦悩、そしてついにクラスのみんなにバレて しまった本性により孤立してしまう絢辻さん、といった ドラマティックな展開が用意されています。ですが結局、 主人公とは結ばれても、クラスとの融和は曖昧なままに終わって しまっていますね。あるいはキミキスの二見さんのように、 ナカヨシルートならその辺の解決もされる物語なのかも。 ところでまた噛まれなかったんですが(笑)。 ひそかに誤字修正 綾辻→絢辻 字間違ったりしたらぶん殴られそうな……というか 確実にぶん殴る子だから(笑)。 [No.680] 2009/03/21(Sat) 09:21:14 |