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短編集です。タイトルどおりに、少し不思議なお話を 集めた一冊になっています。もともとマリみては 番外短編になると幻想譚を平気で取り入れてきたりする 許容性の高いお話ですしね。もっとも、それぞれの エピソードの合間を縫って語られる本編は、ごく普通の 雰囲気のお話で、なんとか語り口で不可思議な雰囲気を 出そうと努力しているのはわかるのですが、やはり 異世界には入りきれなかったかなというところで 多少浮いているかも(笑)。 でも、菜々と由乃の関係が短いながらも生き生きと描かれ これはこれで、本編の後日談としては楽しかったですね。 各短編はそれぞれに幻想的だったりシュールだったり 少しコミカルだったりと、さまざまに特徴をもった エピソードが語られており、そのすべてが成功した出来とは いえないとしても(笑)、改めて作者の引き出しの多さを 感じるところです。 個人的には「ワンペア」と題された一編が印象的。 妖艶で蠱惑的な双子の少女たちに翻弄されつつ魅惑されていく 新任教師の姿を幻想的な筆致で描いており、明かされる 事件の背景が少し肩すかし的ではあるものの、雰囲気と いう一点においてはなかなか堪能できる一本でした。 また「チナミさんと私」は非現実的な異常な日常を当たり前に さらりと描いて澄ましている、なかなか人を食った (文字通り食われてしまうのですが)作品で、これも インパクトが強いですね。 しかし祐巳たちがフツーに暮らしてるリリアンにも いろんな「リトルホラー」があるのだなあと思わせられると ともに、そういった日常と非日常がさりげなく混在して 違和感を感じさせないリリアン世界こそがホラーなのだろうと いうところでしょうか(笑)。 [No.809] 2009/07/01(Wed) 18:57:06 |