[ リストに戻る ]
No.2348に関するツリー

   宇宙戦艦ヤマト2199 感想ツリー 第1クール - 九条神樹 - 2013/04/07(Sun) 16:53:49 [No.2348]
☆★第13話『異次元の狼』★☆ - 九条神樹 - 2013/06/30(Sun) 18:17:13 [No.2458]
次元潜航艇はレッドホーク イ-400のパクリ! - 暗之云 - 2013/07/04(Thu) 20:41:52 [No.2461]
古代の暴走 - 九条神樹 - 2013/07/06(Sat) 17:42:32 [No.2464]
☆★第12話『その果てにあるもの』★☆ - 九条神樹 - 2013/06/23(Sun) 18:08:17 [No.2450]
前回の感想に - 暗之云 - 2013/06/27(Thu) 00:27:03 [No.2452]
Zガンダムあたりの - 九条神樹 - 2013/06/29(Sat) 17:20:35 [No.2455]
☆★第11話『いつか見た世界』★☆ - 九条神樹 - 2013/06/16(Sun) 18:15:19 [No.2442]
キリヤマ隊長「よし、撃ってみよう」 - 暗之云 - 2013/06/18(Tue) 19:28:24 [No.2444]
インディペンデンス・デイ - 九条神樹 - 2013/06/22(Sat) 17:35:30 [No.2447]
☆★第10話『大宇宙の墓場』★☆ - 九条神樹 - 2013/06/09(Sun) 18:12:49 [No.2432]
前回に続き「女神」の存在が断片的に描写。 - 暗之云 - 2013/06/09(Sun) 21:38:20 [No.2433]
共通認識 - 九条神樹 - 2013/06/15(Sat) 17:30:45 [No.2439]
☆★第9話『時計仕掛けの虜囚』★☆ - 九条神樹 - 2013/06/02(Sun) 18:12:39 [No.2423]
お、OS!?? - 暗之云 - 2013/06/07(Fri) 00:25:31 [No.2425]
段取り - 九条神樹 - 2013/06/08(Sat) 21:49:28 [No.2428]
☆★第8話『星に願いを』★☆ - 九条神樹 - 2013/05/26(Sun) 18:15:07 [No.2414]
明日の朝、晴れていたらまず - 暗之云 - 2013/05/27(Mon) 23:46:19 [No.2417]
沖田対デスラー - 九条神樹 - 2013/06/01(Sat) 17:38:21 [No.2420]
☆★第7話『太陽圏に別れを告げて』★☆ - 九条神樹 - 2013/05/19(Sun) 18:03:47 [No.2406]
冒頭のCMで見たシーンが本編でも。 - 暗之云 - 2013/05/19(Sun) 22:35:30 [No.2409]
メイド服 - 九条神樹 - 2013/05/25(Sat) 17:57:00 [No.2412]
☆★第6話『冥王の落日』★☆ - 九条神樹 - 2013/05/12(Sun) 17:58:49 [No.2397]
波動砲と推進ノズルと第三艦橋 - 暗之云 - 2013/05/14(Tue) 01:49:11 [No.2399]
第三艦橋が - 九条神樹 - 2013/05/18(Sat) 18:00:21 [No.2404]
鼻歌交じりでゼロを操縦する玲ちゃん! - そうりゅう あすか - 2013/05/12(Sun) 19:22:53 [No.2398]
確かに - 九条神樹 - 2013/05/18(Sat) 17:52:08 [No.2403]
★☆第5話『死角なき罠』★☆ - 九条神樹 - 2013/05/05(Sun) 18:27:58 [No.2387]
恋愛原子核になりつつある古代くん(笑)。 - そうりゅう あすか - 2013/05/06(Mon) 21:54:07 [No.2390]
完結篇 - 九条神樹 - 2013/05/11(Sat) 16:34:18 [No.2394]
ヤマト沈没!? - 暗之云 - 2013/05/06(Mon) 20:17:46 [No.2389]
原作つきアニメでは - 九条神樹 - 2013/05/11(Sat) 16:25:35 [No.2393]
★☆第4話『氷原の墓標』★☆ - 九条神樹 - 2013/04/28(Sun) 18:03:40 [No.2376]
ソイレントグリーン!? - 暗之云 - 2013/04/30(Tue) 00:08:51 [No.2379]
スカートめくられ - 九条神樹 - 2013/05/04(Sat) 17:57:06 [No.2383]
私がパイロットになれないのはどう考えてもお前らが悪... - そうりゅう あすか - 2013/04/28(Sun) 20:31:26 [No.2377]
ヤマト3 - 九条神樹 - 2013/05/04(Sat) 17:43:54 [No.2382]
★☆第3話『木星圏脱出』★☆ - 九条神樹 - 2013/04/21(Sun) 18:06:07 [No.2365]
ガミラスって、どのくらい前から太陽系に進出してたん... - そうりゅう あすか - 2013/04/21(Sun) 23:04:22 [No.2369]
とりあえず - 九条神樹 - 2013/04/27(Sat) 13:58:36 [No.2373]
正体判明でかえって謎が深まった… - 暗之云 - 2013/04/21(Sun) 19:17:28 [No.2367]
やりすぎ感 - 九条神樹 - 2013/04/27(Sat) 13:33:35 [No.2372]
★☆第2話『我が赴くは星の海原』★☆ - 九条神樹 - 2013/04/14(Sun) 18:05:03 [No.2356]
ヤシマ作戦的な発進シークエンスもいいけど・・・。 - そうりゅう あすか - 2013/04/14(Sun) 21:45:29 [No.2359]
島の見せ場 - 九条神樹 - 2013/04/20(Sat) 17:36:11 [No.2363]
マゾーン…だよねぇ - 暗之云 - 2013/04/14(Sun) 20:29:43 [No.2357]
あの人 - 九条神樹 - 2013/04/20(Sat) 17:16:36 [No.2362]
★☆第1話『イスカンダルの使者』★☆ - 九条神樹 - 2013/04/07(Sun) 17:48:39 [No.2349]
う〜ん、松本風というよりも・・・。 - そうりゅう あすか - 2013/04/07(Sun) 21:37:42 [No.2351]
継承と革新 - 九条神樹 - 2013/04/13(Sat) 13:58:24 [No.2353]



並べ替え: [ ツリー順に表示 | 投稿順に表示 ]
宇宙戦艦ヤマト2199 感想ツリー 第1クール (親記事) - 九条神樹

ヤマトよ40年の眠りから覚めて甦れ!
いやしょっちゅう蘇ってますが(笑)。


[No.2348] 2013/04/07(Sun) 16:53:49
★☆第1話『イスカンダルの使者』★☆ (No.2348への返信 / 1階層) - 九条神樹

初代のリメイク、既に中盤までは先行で発売されている作品の
TV放送ということになりますね。大きすぎる存在の作品である
だけに、それをリメイクしようとするだけでも相当の意欲を
感じさせてくれます。かなり年季の入ったファンが多いわけ
ですしね(笑)。

リメイクだけに、大まかな流れは旧作とほぼ同様でした。ただ、
冒頭の戦闘がイスカンダルからの使者を迎えるための陽動で
ある、という点が大きく異なっていましたね。陽動のために多くの
将兵を死なせた、ということになり、沖田艦長の背負ったものが
旧作よりさらに重くなるということになるでしょうか。
古代(進)と沖田艦長が初めて出会い、守について尋ねられた時、
旧作では沖田は背を向けていましたが、今作では真正面から古代を
見つめ頭を下げた、というあたり、そういった沖田艦長の心情の
違いが見えるのかもしれません。背中で語る旧作の描写も秀逸
ですけどね。

ゆきかぜが戦場に残る際の、沖田と守の会話がオミットされたのは
少し残念。
「明日のために今日の屈辱に耐えるんだ。それが男だ」
「男だったら戦って戦って戦いぬいて、一人でも多くの敵を
やっつけて死ぬべきじゃないんですか」
この問答の中にそれぞれの個性が端的に表現されていましたから、
今作でも残して欲しかった気はします。特に沖田の生き様と
いうのはこのセリフがすべてをあらわしているような部分が
ありますしね。

旧シリーズの歴代作品を踏まえてのリメイクになっていますので、
山南さんや土方さんがすでに登場してきている、というのは
旧作ファンには嬉しいサービスですね。彼ら以外にも、後の
ヤマトクルーがちらちらと顔見せをして来ていました。
藪や加藤もですが、南部のキャラクターの変わり具合が一番面白い
ところでしたね(笑)。どちらかというと、ああいったキャラは
相原に相応しいような気もしますが、相原だと雪狙いにはできない
かな(笑)。

宇宙艦の機動が高速できびきびとしており、そのぶんやや重みに
欠けるような印象があるのは賛否があるところかもしれません。
まあそのあたりは慣れの問題でもあるでしょうか。賛否と言えば、
ヤマト式の馴染み深い敬礼が変わったのもやはり問題かも
しれませんね(笑)。


[No.2349] 2013/04/07(Sun) 17:48:39
う〜ん、松本風というよりも・・・。 (No.2349への返信 / 2階層) - そうりゅう あすか

ナディアやトップ2、ヱヴァを経た映像描写ですね。
謎のメーター類もアナログじゃなくデジタルになってます。
地下都市もネルフ本部風味になってますにょ。

>雪さん
雪さんと南部くんの会話の最中、古代くんが割り込んできたときに雪さんが「アキトぉ!」と叫ばないかヒヤヒヤしましたゾ(超爆)。

>宇宙戦艦の軌道が高速できびきび
あたしもそう思いました。
なんか、MS並の反応速度です(笑)。
やっぱり、沖田艦が面舵をとるときのタイミングで十分なのに・・・。

>コスモ・ゼロ
尾翼に所属マークやキャノピー近くの危険マークなど、現行運用機に近い設定ですね。
でも、数少ない機体の一つをここで壊すののもなんだかなぁ・・・。
ここは、練習機やコスモファルコンで十分だと思うんだけど・・・。

では


[No.2351] 2013/04/07(Sun) 21:37:42
継承と革新 (No.2351への返信 / 3階層) - 九条神樹

旧作ヤマトのどの部分を新作が受け継ぎ、どの部分を新しくして
いくのか、というのは、ヤマトに限らずリメイク作品では注目
される部分ですね。スタッフがどういった部分をヤマトの本質と
考えているのか、ということにもつながりますし。まったく旧作の
ままだとリメイクする意味はないでしょうから、バランスを
取るのは難しいところではあるのでしょうね。エヴァ新劇のように
ストーリー自体をまるごと変えてしまっても許容される、という
作品とはまた違う種類ですしね(笑)。

コスモゼロ。
主役メカのアピールという面もあるのでしょうかね。ヤマト自体も
一話では登場しませんし。しかしそう考えると、1話でヤマトも
コスモゼロも登場しない旧作は、結構挑戦的な構成をしていたん
だなというのも改めて気づくところですが(笑)。


[No.2353] 2013/04/13(Sat) 13:58:24
★☆第2話『我が赴くは星の海原』★☆ (No.2348への返信 / 1階層) - 九条神樹

旧作の2話と3話をミックスした形の第2話です。旧作では2話で一度
ヤマトが浮上し空母を撃沈したあと、3話でもう一度エンジン始動
プロセスを行っていましたから、やっぱり流れとしてはちょっと
変なんですよね(笑)。そういう意味では、旧2話と3話を一つに
まとめたのは妥当な変更点だったと思います。

スターシャの最初の使者が一年前にすでに来ていた、というのも
設計図が届いてすぐに波動エンジンが完成する違和感を上手く
解消したアレンジでしたね。また、波動防壁なる防御機能が
設置されているらしいのも、ヤマトの異常な耐久力を説明する
ためには適切だったと思われます。しかし、旧作の、装甲だけで
無理やりにでも耐えるヤマトの姿というのもある意味ロマンでは
あった気もしますから、それが失われるというのは少しさびしい
ことかも(笑)。設定上の矛盾をなくすのはいいことですが、
それによって失われていく昔の作品ならではの無茶苦茶な勢いの
ようなものも、どこかにあるのかもしれませんね。

変更点と言えば、多くの魅力的な女性キャラクターが登場して来て
いることもですね(笑)。特に、山本が既に亡くなり、彼の妹が
登場してきているというのは興味深いところ。独自のドラマが
展開されるのではないかと期待されます。加藤が現時点では
あまり古代に信を置いていない、というのもドラマ作りの点で
膨らみが出来ていますね。実際、前回の古代の行動を見れば
加藤が怒るのも無理はないでしょうし(笑)。
そのほか、フランクな島やちょっとツンが入っている雪など、
各キャラクターの個性も短い中に上手くまとめていた印象でした。

ポジション的には土方さんが随分出番が多くなっている印象。
土方さんはいいキャラですからそれはそれでいいのですが、
沖田艦長が出航の決断を語るシーンの相手が旧作の藤堂長官から
今回は土方さんに代わったのを見ると、今後も重要なところでは
土方さんが沖田艦長の親友としての役割を果たし、そのかわりに
藤堂長官の影が少し薄くなるような気もしますね(笑)。

しかし今回一番のインパクトは、ED映像のど真ん中に位置している
謎の幼女かもしれません(笑)。そのポジションはスターシャとか
雪じゃないんだ(笑)。まあある意味、セールスポイントとしては
非常に正直な割り切り方ではあるのかもしれません(笑)。


[No.2356] 2013/04/14(Sun) 18:05:03
マゾーン…だよねぇ (No.2356への返信 / 2階層) - 暗之云

>ED映像のど真ん中に位置している謎の幼女

敵性植物だけなら、地球環境の激変をお遊び含みで描写しただけと思えますが、そのうえいかにも重要そうな草っぽい女の子って。

原作としてクレジットされているのが西崎義展だし、あの人は実はあの人、という松本零士ユニバース展開は無いと思いますが。

1話の本放送は見逃したんですが、バンダイチャンネルの無料配信で見られました。話の立ち上がりとしては結構モッサリした感じなんですが、でも元祖ヤマトはもっと遅かったんだよなぁとか今さら思ってしまったり。主役メカが出てこないとか、地球側はひたすらやられっぱなしとか、良くも悪くも子供向けの意識を切り捨ててたんですね。

CG故の「軽さ」は今回のヤマトの飛行シーンのほうが違和感が強いかも。旧作では純粋にカッコイイと思っていた「戦艦の形をしたものが空を飛ぶ」絵が、なんだかシュールに見えました。


[No.2357] 2013/04/14(Sun) 20:29:43
ヤシマ作戦的な発進シークエンスもいいけど・・・。 (No.2356への返信 / 2階層) - そうりゅう あすか

これじゃ、島くんの見せ場が無くなっちゃいましたにょ。
旧作は、惑星間弾道ミサイルが迫る中、波動エンジン点火への一度の失敗を入れることで、緊張感が増してたのに・・・。
まあ、波動エンジンへの点火は、本来操舵士の島くんの役目ではなく機関部の役目なんでしょうけど・・・。

あと、有名な「石のたぬき」は無しですか?

>芹沢さん
恰幅のいい幹部でCVが玄田さんの人です。
新選組の芹沢さんを彷彿とさせて、ヤマトが気に入らない態度が見え見えです。
さらに新見さんとか、伊東さんとかきな臭い名字の人がいますにょ。

>EDの幼女
ホント重要なポジションを担っている感じですね。

では


[No.2359] 2013/04/14(Sun) 21:45:29
あの人 (No.2357への返信 / 3階層) - 九条神樹

あの人の処遇も2199ではどう処理するのか気になるところでは
ありますね。そのまんま、あの名前で登場せずとも、何らかの形で
旧作とは異なる使い方をしてきても面白いかもしれません。

非子供向け。
今ではもう慣れ切ってしまってインパクトも何もありませんが、
やはり放送当時の、赤い地球というビジュアルイメージの衝撃の
大きさは相当なものがあったのだろうと思えますしね。一作目
だけではなく、さらばでの彗星帝国都市なんかもそうですが、
画面作りにおける掴み、というものをヤマトは大事にしていた
印象があります。2199はそういったビジュアル的なインパクトが
ないままに進めていかなければならないわけで、そのあたりは
作り手側も苦労があるかもしれませんね。


[No.2362] 2013/04/20(Sat) 17:16:36
島の見せ場 (No.2359への返信 / 3階層) - 九条神樹

次の見せ場は初めてのワープですかね。「古代に負けられない…」
のセリフあたりは島と古代の関係が上手く描写されているシーン
だと思うのですが、2199では拾ってもらえているでしょうか。
現状では島はただのフランクなお兄ちゃんですから(笑)、確かに
何か見せ場が貰いたいところではありますね。「2」がもし製作
されるなら、ある意味主役級の働きを果たすのですが(笑)。

芹沢さん。
旧作だと参謀総長のポジションに当たるんですかね。ヤマト
クルーを掣肘する立場として芹沢の名前を持つのは、確かに
面白い命名ですね(笑)。


[No.2363] 2013/04/20(Sat) 17:36:11
★☆第3話『木星圏脱出』★☆ (No.2348への返信 / 1階層) - 九条神樹

旧作の初ワープを描いた4話と、波動砲発射の5話をミックスした
エピソード。
前回の2話も旧2話・3話のミックスでしたが、前回は上手く
まとまっていたのに対し、今回はちょっと展開的にバタバタして
しまったかなという気がしなくもありません。ワープと波動砲は
どちらもヤマトの重要なアピールポイントであるだけに、旧作通り
別々のエピソードでじっくり描いても良かったかもしれませんね。

2199では山本がいないので仕方ないのかもしれませんが、やはり
ワープ前に山本機が損傷し、帰還できるかどうか、という
サスペンスをオミットしてしまったのは、ドラマ的にも
もったいなかったかもしれません。ここで古代の指揮能力が
描写され、ひいては後の艦長代理の任命にも繋がっていくとも
言えるわけですしね。
また、ワープ時の島の緊張や古代とのやり取りもなくなって
しまっているため、いまだに島のキャラが少し薄いままなのも
ちょっと残念なところですね。
というか、古代自身もちょっとおとなしめのキャラに変わって
いる感じです。旧作では赤い地球を見て「救えるんだろうか」と
つぶやく島に「当たり前だ!絶対に救うんだ!」と強い決意を
示していた古代でしたが、2199では古代自身が「救えるん
だろうか」とその不安の胸中を吐露しているというのは、結構
大きな改変ですね。

ワープ突入の演出は洗練されていましたが、旧作の泥臭い
ワープ突入の演出も、いかにも人類初めての超光速航行と言う
感じが出ていて好きだったんですけどね(笑)。まあ旧作も
シリーズを重ねていくごとにどんどんワープ演出が綺麗になって
いきますが。
しかしその一方で、ちゃんとワープ時の雪の脱衣シーンは
お約束としてキープしてもらっていました(笑)。2199では
せっかく綺麗どころが他にも大勢揃っているので、他の子たちの
そういうシーンもあればよかったのに、とも思ってしまい
ますが(笑)。

後半は浮遊大陸での戦闘。浮遊大陸そのものがガミラスの
持ち込んだものだという設定は大胆である一方、なるほどとも
思う面白い改変でした。浮遊大陸のガミラス基地司令官は、
旧作では通称美男司令とも言われているイケメンだったのですが、
2199ではアレな外見のキャラに替えられていましたね(笑)。

ヤマトの初めての本格的な対艦戦ということになりますが、
ショックカノンと実体弾の使い分けは効果的で、演出的にも
面白い描写でした。実体弾の三式弾が命中した時のゴン!という
音とベッコリ凹む装甲という演出は、その重みがよく描かれて
なかなか快感。癖になりそうですね(笑)。
BGMも素晴らしく、スピーディな戦闘をガンガンに盛り上げて
くれており、テンションの上がる爽快な戦闘シーンだったと
思います。

波動砲発射シークエンスは作品の一つの決めどころだけに
丁寧に描写され、十分な迫力を見せてくれていました。
発射後にその威力にはしゃぐ南部、というのも面白いキャラ立て
でしたね(笑)。
ただ個人的には、真田さんの旧作での「我々は許されないことを
したのではないか」のj一言がとても好きなのですが(真田さんの
科学を憎む心がちらっと伺える気もします)、その一言が削られて
しまったのは少し残念なところでした。まあ、言ってる内容は
同じなので、それほどこだわるところではないかもしれませんが。

そしてED映像中央に位置する謎の少女。
どうやらシュルツの娘のようでした(笑)。何故シュルツの娘が
あんな重要げなポジションに……?
いや可愛いからいいのですが(笑)。


[No.2365] 2013/04/21(Sun) 18:06:07
正体判明でかえって謎が深まった… (No.2365への返信 / 2階層) - 暗之云

> そしてED映像中央に位置する謎の少女。
> どうやらシュルツの娘のようでした(笑)。何故シュルツの娘が
> あんな重要げなポジションに……?


いや全く。今後どこかで活躍するんですかねえ? 劇中の存在感だと
「伝説巨神イデオン」第36話のミア程度なんですが。


ストーリー的にはただ段取りを重ねただけ、キャラの掘り下げも
今ひとつでしたが、まぁワープとか波動砲の描写が綺麗で、
ドンパチも賑やかだったので特に不満はなく。

しかしこう、破壊による爽快感を視聴者に与える描写をした後で、
「やり過ぎだったんじゃないかなあ」とか言われても、言い訳の
ように響いてしまうなあ。

アナライザーの台詞が「プリズナーNo.6」のパロなのはいいとして、
番号でないなら役職名で呼んでいいんかいというツッコミが
脳裏をよぎる。
それと徳川機関長、「知らんのかい!」と二度三度画面に向かって
突っ込んだのは私だけではないはず。


[No.2367] 2013/04/21(Sun) 19:17:28
ガミラスって、どのくらい前から太陽系に進出してたんでしょうね。 (No.2365への返信 / 2階層) - そうりゅう あすか

冥王星や木星の浮遊大陸を謎の植物を使って、環境を変えるのに相当の時間を要したと思われるし、地球人類に気づかれることなく大きな船団を入植させることなんてねぇ・・・。
もっとも、ガミラスと接触する前に地球と火星移住者とのいざこざがあったから外まで、注意がいかなかったのかもしれませんけど・・・。

>ワープ
「トップ」エクセリオンの映像があってこその映像ですね。
宇宙空間で、蒼いアフターバーナー(笑)を焚くシーンがかっこよかったです。
でも、ヤマトの形があれなので、ワームホールへは漏斗型のガイド波動障壁を展開した方が説得力あったんじゃないかと・・・。

>他の子
コミックでは、看護婦さんの描写がありました。

>EDの女の子
シュルツさんの娘でしたか。
ガミラスでは、立体写真の技術がある様ですね。
「トップ」からインスパイア?

>ロケットアンカー
これ以降の活躍はあるのか?

>対ショック対対閃光防御
艦橋の窓には、閃光シールドかけてるのにさらに閃光処理のためのゴーグルが必要とは・・・。
なんか、ゴーグルかけるタイミングが手間ですね。
でも、ぶっつけ本番で作ったシステムなのにどのくらいの閃光があるのかわかっているの不思議です。

ちなみにあたしが昨年金環日食や太陽金星通過で使ったNDフィルターはND100000でした。

では


[No.2369] 2013/04/21(Sun) 23:04:22
やりすぎ感 (No.2367への返信 / 3階層) - 九条神樹

浮遊大陸基地の司令官がネコっぽいペットを飼っていましたが
波動砲であの動物も吹っ飛んだわけですよね。ちょっと痛々しい
描写だったわけですが、そういった、無辜の動物を巻き添えに
したことを視聴者に見せる、というのが、ある意味、製作側の
狙った「波動砲のやりすぎ感」の具体的演出であったのかも
しれませんね。

もっとも、その反面、浮遊大陸自体がガミラス由来のものである
という設定を新規に持ってきたことが、それなら破壊しても
仕方がない、というエクスキューズにもなっているような気も
して、そのあたりに演出意図の不統一を感じなくもないですが。
旧作だと浮遊大陸は元々木星にあったものですから、それを
破壊してしまうことが「許されないことをしたのではないか」の
感想にもつながりやすかったのかもしれませんけどね。


[No.2372] 2013/04/27(Sat) 13:33:35
とりあえず (No.2369への返信 / 3階層) - 九条神樹

良く分からなそうなことがあったら、全部真田さんが考えて
くれたことにすれば大体問題は解決しそうな気がします(笑)。

艦橋の窓にシャッターを下ろす演出は面白かったですが、でも
確かに考えてみたら、最初からシャッターだけで閃光防御できる
ような設計にしておけばいい話で、わざわざゴーグルを掛ける
ような仕様にするのは二度手間ですね(笑)。
そのあたりは、現代風の合理性を求めつつ、なお旧作のロマンも
拾って行こうとする2199の象徴的な部分かもしれません。
…だったら敬礼も旧作通りにすればいいのにと思わなくもない
ですが(笑)。


[No.2373] 2013/04/27(Sat) 13:58:36
★☆第4話『氷原の墓標』★☆ (No.2348への返信 / 1階層) - 九条神樹

旧作6話を、大まかなストーリーラインとしては今回はほぼ
そのままの形で持ってきたエピソードになりました。
ただその実質は少し異なっているかもしれません。
というのも、旧作ではこの話は、古代と沖田艦長との距離が
少し縮まる1ステップになっていると思うのですが、2199では
古代が沖田艦長に対し、あまり兄を見殺しにしたという反発を
抱いていないように見えるため、今回の話も二人の関係を
改善させるエピソードにもならないように思うんですよね。

もっとも、古代守という男の存在とその死が古代にも、また
沖田艦長にも強く影を落としているのは2199でも変わりはない
でしょうから、今回のラストシーンの重さはやはり印象深い
ものにはなっているでしょう。
古代にとっての守の存在の重さを強調するために、冒頭での
島とのやり取りが置かれたという意味もあるのでしょうしね。

旧作の沖田と古代の関係改善のためのストーリー、という面が、
2199では古代と雪の関係が進展するためのストーリーという形に
変わっている、ということもできそうです。
2199での雪はこの時点でもまだツン状態でしたね(笑)。
旧作では女性の記号化以上の存在ではなかったように見える雪の、
2199での個性化、という観点でも捉える事ができるかも
しれません。もっとも、古代にガミラスから救われ、抱き寄せ
られていた雪が既に頬を染めていたのはちょっとチョロいかも
しれませんが(笑)。

その古代と雪以外にも、冒頭から食堂での古代と島との会話、また
真田さんや山本妹、衛生士の原田さんなど、各キャラクターの
個性が具体的に描写され始め、物語に血が通ってきた印象ですね。
特に原田さんは古代と雪の関係に興味しんしんと言った軽い面と
同時に、敵であっても負傷者は救助しようとする、衛生士としての
強い使命感を抱いた一面も描かれ、なかなか面白い存在感を示して
くれています。
こうやって登場人物が活きてくると物語も膨らんでいく期待が
持てますね。

山本妹は今回コスモゼロに登場し活躍を見せてくれましたが、
古代自身がまだろくにコスモゼロでの戦闘シーンがないのに、
他のキャラにその活躍の場を奪われてしまっていいのだろうかと
いう気はします(笑)。旧4話の、ワープ前の戦闘も2199では
オミットされていますしね。まあ、だからこそ1話で古代が
まずコスモゼロに乗って戦っている様子を見せたのかも
しれませんが(笑)。


[No.2376] 2013/04/28(Sun) 18:03:40
私がパイロットになれないのはどう考えてもお前らが悪い! (No.2376への返信 / 2階層) - そうりゅう あすか

山本玲は主計科である。
ヤマトに乗れば、何にもしなくてもパイロットになれる・・・。そんなことを考えてた時期も彼女にもありました。ヤマトに乗艦して数日、パイロットになれるどころか、死んだ兄貴の友人加藤の陰謀で主計科に送り込まれ、そこのスタッフともロクに話が出来ず、焦りだした玲は行動を開始した・・・。

今回の玲ちゃんを見ているとそんな感じがしてしまうのはあたしだけでないはず・・・。

閑話休題

>古代くんの活躍
旧作では、艦内で戦闘指揮をしなければならない戦闘班長の古代くんが真っ先にコスモゼロで出撃しちゃってましたから・・・ねぇ。
今回の雪さんのエスコートも異例中で何か彼女とギクシャクしている古代くんを察した沖田艦長が特別に気を使ってくれたのかも。

>原田さん
小柄で宝蔵院流の槍の使い手・・・じゃないですね(笑)。
人の恋バナに興味津々なのは、お子ちゃまなんでしょうけど・・・。

では


[No.2377] 2013/04/28(Sun) 20:31:26
ソイレントグリーン!? (No.2376への返信 / 2階層) - 暗之云

かと思ったOMCS(オムシス)で製造される食料の材料の件は、あれ? 種明かしは無いまま流しちゃった? 補給の必要性が展開のカギとなったエピソードだけに、ほのめかし程度でも触れて欲しかった(おおかた排泄物なんでしょうが)。

>特に原田さんは古代と雪の関係に興味しんしんと言った軽い面と
>同時に、敵であっても負傷者は救助しようとする、衛生士としての
>強い使命感を抱いた一面も描かれ、なかなか面白い存在感を示して
>くれています。


アホ毛装備の巨乳ナースという、いかにも商業上の都合で追加されたようなキャラだった原田が、ちゃんとしたキャラクター(人格)になっていて、ちょっと印象的でした。アナライザーとコンビになったのも含め、旧シリーズの森雪からナースとしての役割を分離したキャラなんだなぁと思ったり(スカートめくられは無いでしょうが)。

あとコスモゼロの発進シーンが地味にカッコよかった。無断出撃した山本は営倉入りでは済まない気もしますが。


ゆきかぜが氷漬けになっていて…というストーリーの肝の部分は、まぁ一度見た話のやり直しなのであまり言うことはなし。


[No.2379] 2013/04/30(Tue) 00:08:51
ヤマト3 (No.2377への返信 / 3階層) - 九条神樹

の、土門を思い出す立ち位置ですね、山本妹。土門も戦闘班に
配属されたいと思っていたところを生活班に回されたキャラ
でした。意図的に土門を彷彿とさせる描かれ方をしているのかも
しれませんが、そうすると、ラストには死んじゃいますね
山本妹(笑)。「さらば」あるいは2までをリメイクするのか
どうかは分かりませんが、その場合にはさらばでの死に要員と
しても必要な子ではあるのですが(笑)。
もっとも土門はヤマト3での副主人公的なポジションでしたが、
山本妹はそこまでの重要性がある子になるのかどうかはまだ
分からないですけども。

旧作の古代。
鉄砲玉で跳び出していく場合(笑)は南部が古代の代わりをして
いましたが、2199では南部も面白いキャラをしているだけに
早く古代との絡みを見てみたいですね。


[No.2382] 2013/05/04(Sat) 17:43:54
スカートめくられ (No.2379への返信 / 3階層) - 九条神樹

旧作ではアナライザーは雪に恋愛感情らしきものを抱いていた
描写が何度かありましたが、2199ではその役回りも原田ちゃんに
代わられるんでしょうかね(笑)。コメディリリーフ要員と
してのアナライザーと言う旧作のイメージは今のところ薄く、
そのぶん、他のキャラクターたちがコメディパートも頑張って
くれている印象ですが(笑)、アナライザーはアナライザーで
キャラ立てをしてくれれば嬉しいところですが。

リメイク、それもかなり忠実なリメイクなので、ストーリー面に
ついてはあまり語るところが多くならないのが難しいところ
ですね(笑)。逆に言うと、旧作を改めて見直す中で(無論
設定や描写については穴だらけの部分もありますが)ストーリー
構成については旧作はかなりしっかりとした計算をされて作られて
いるのだなと改めて感じるところでもあります。


[No.2383] 2013/05/04(Sat) 17:57:06
★☆第5話『死角なき罠』★☆ (No.2348への返信 / 1階層) - 九条神樹

序盤の山場である冥王星基地攻略戦の前篇です。ストーリー自体も
緊迫感があって盛り上がるところですが、BGMの威力も存分に
見せつけられた回でもありました(笑)。やはり優れた曲が
視聴者にもたらす効果というのは絶大ですね。

反射衛星砲が本来は兵器ではなく、遊星爆弾を発射するための
ギミックであった、という改変は面白いところでしたね。
いやまあ、素直に旧作通り兵器のままに設定しても、特に
不自然ではなかったような気もするのですが(笑)。ガミラスの
軍事国家としての恐ろしさを強調するには、反射衛星砲が
そのまま兵器であったとしても良かった気がします。
もっとも、反射衛星砲を兵器に転用する、という発想を行わせる
ことで、シュルツの、そしてさらにその上司であったドメルの
非凡さを描写する、という狙いにもなっているのでしょうし、
それは成功していると言えるでしょう。

シュルツたちがガミラス本星の人間ではなく、したがって肌の色が
異なる、というのは会心のアレンジでしょうね。やはり、光源の
移り変わりで肌の色が変わっていたというのはどうしても無理が
ありますしね(笑)。ガミラスの広大な版図を言外に示すことにも
なりますし。もっとも、地球の征服と言う、ガミラスにとっては
(おそらく)重要な戦いの最前線を本星以外の人間に任せるのか?
という疑問は無きにしも非ずではありますが。

序盤は山本と加藤、そして何よりも南部のキャラが強烈に立って
いましたね(笑)。まあ、旧作では冥王星には原住生物がいるから
波動砲は使えない、という流れだったのですが、2199では
星自体にダメージを与えるために使えない、となっており、
波動砲禁忌の説得力としては若干落ちているかもしれません。
もっとも、たとえ原住生物がいたとしても、2199版の南部なら
「原住生物くらい、いいじゃないですか!」とか言い出しかねない
気もしますが(笑)。

雪は前回からの流れですでにチョロっていました(笑)。
せっかくですからもう少しツン状態を見たかった気もしますが、
山本と古代の会話を覗き見る雪の姿は、それはそれでなかなか
生々しかったのでいいのかも(笑)。


[No.2387] 2013/05/05(Sun) 18:27:58
ヤマト沈没!? (No.2387への返信 / 2階層) - 暗之云

……というヒキからどう展開するかは、まぁその、やっぱり旧作で
知っているので(苦笑)。原作既読の原作付アニメをどう楽しむか?
に似た感覚ですね、このあたり。古代が戦闘機隊を直接指揮するに至る
流れは、少々の無理矢理感はあれどちゃんと考えられていて好感が持てます。

>序盤は山本と加藤、そして何よりも南部のキャラが強烈に立って
>いましたね(笑)。


ちょっとだけ台詞があった相原がこの後旧作どおりの活躍を見せるのかが
今から楽しみ。子供心に「こんな奴クルーに選抜するなよ!」的な気分で
印象深いキャラクターなので。

>いやまあ、素直に旧作通り兵器のままに設定しても、特に
>不自然ではなかったような気もするのですが(笑)


「なんでこんな太陽系の最果てに対地球艦戦術兵器があるんだよ?」
というツッコミ対応ですかね。そこを気にする視聴者ってあんまり
いないと思いますが。


[No.2389] 2013/05/06(Mon) 20:17:46
恋愛原子核になりつつある古代くん(笑)。 (No.2387への返信 / 2階層) - そうりゅう あすか

後輩ポジションの玲ちゃんと親しげにお話しているところをいいんちょポジションの雪さん見られちゃった古代くん。雪さんに爆弾が発生するのも時間の問題かと。ボクニンジンさんは恋愛に鈍感だからねぇ・・・。
早く処理しないと大変なことになるにょ。

閑話休題

>ガミラス
う〜ん、国を大きくしていく方法が、なんだかどこぞのネリリ星人やブリタニアみたいなシステムですね。
ガミラスに取り込まれた国家の国民は名誉市民として、重要なポジションの人間は、ガミラス本星で不自由なく暮らすことができるようです。
ただ、純潔を誇ってゲールさんのような人物もいるようで・・・。

>玲ちゃん
無断でコスモゼロを拝借したにもかかわらず、お咎めなしってのは・・・。
さらに古代くんの推薦で晴れて航空部隊に。
これじゃ、有無を言わさず古代くんに懐いちゃいますよ。

>加藤さん
原田さんに誤解ながらも懐かれちゃいました。
また、玲ちゃんを庇うつもりで古代くんに減刑を進言しようとしてたんですね。
玲ちゃんを転属させてくれた古代くんを少しは見直したかも?

>ヤマト撃沈
垂直に沈んで行くのは、完結篇のオマージュ?

では


[No.2390] 2013/05/06(Mon) 21:54:07
原作つきアニメでは (No.2389への返信 / 3階層) - 九条神樹

原作をおかしな具合に改変してアニメスタッフが独自の路線を
打ち出そうとした挙句、原作の長所を殺してしまう、などという
ことも多々ある中、2199はそういった暴走は今のところなく、
そういう意味では安心して見ることのできる「原作つきアニメ」
ではありますね(笑)。作品に対する理解度、思い入れの差、
などと、単純化して言えるような話だけではないのかも
しれませんが。それでも、リメイク作品の作り方と言うものに
対する一つの回答に近いものが2199にはあるような気もします。
……まあ、ヤマト式敬礼とか、「人類滅亡まであと〜日」の
テロップとか、残して欲しかったものも色々ありますが(笑)。

相原。
あの話はやるんでしょうかね(笑)。単に相原個人のエピソードと
しての重要性だけではなく、単艦で旅を続けるヤマトクルーの
状況や地球の現状なども語られるという意味ではそれなりに重みの
あるエピソードですが、どうなるでしょうね。


[No.2393] 2013/05/11(Sat) 16:25:35
完結篇 (No.2390への返信 / 3階層) - 九条神樹

おそらくオマージュでしょうね。旧作ファンにはニヤリと出来る
面白い演出でしたが、ということは、完結篇はリメイクしないと
いうことなのかな(笑)。まあシリーズが長くなればなるほど
色々なつじつま合わせも対編になりそうですし、一作だけで綺麗に
まとめてもいいのかもしれませんが(笑)。

雪の爆弾。
旧作では発生させようにさせられなかったシチュエーションですし
キャラクター描写としては面白くなるかもしれませんね(笑)。
もっとも、雪がこのように強い個性で描かれなおしているのとは
反対に、古代は今一つキャラが薄いままの印象があります。あまり
感情的になる場面がないからなのでしょうが、旧作シリーズ後半の
完成された大人の古代ではなく、まだ未熟で破天荒な古代の姿も
見てみたい気がしますね。


[No.2394] 2013/05/11(Sat) 16:34:18
☆★第6話『冥王の落日』★☆ (No.2348への返信 / 1階層) - 九条神樹

冥王星基地攻略戦の後編。
旧作とは反射衛星砲の位置特定と破壊方法に変更を加えて
来ましたね。旧作の精鋭部隊での生身での基地侵入も緊迫感が
あって良かったと思うのですが、2199ではコスモゼロや
ファルコンを駆使した探査となっていました。
古代はこれまであまりコスモゼロに乗っていなかったので(笑)、
主役機の活躍するエピソードとして盛り込まれた、という部分も
あるのでしょうかね。
ファルコンで撃墜されたパイロットが「杉山」と言うあたりは、
旧作で基地に侵入して戦死したクルーの名をそのまま使っていて
ニヤリとできるところでしたね。

ヤマトが冥王星の海で腹を向けたまま浮上し、潜水艦モードで
戦闘を行うのは、絵ヅラとしてもなかなかインパクトがあって
面白い演出でした。確かにひっくり返ったまま浮上すると潜水艦に
見えますね、ヤマト(笑)。反射衛星そのものを破壊して直撃を
避ける、というのも、衛星砲の対応策としては納得できるもの
でした。

そして反射衛星砲の破壊は三式弾による砲撃。三式弾は実体弾
なので、曲射ができ、地上攻撃に適すると言うわけですね。
空中戦でのショックカノンとの使い分けもですし、潜水艦モードも
ですが、総じてヤマトと言う主役メカの各種ギミックをいかに
魅力的に見せるか、といった部分に全力で工夫を凝らして作られて
いるように思いますし、それは正しい方向の姿勢なのでしょう。

ヤマト側の主役は、今回はヤマトそのものであった、とするなら、
ガミラス側ではデスラーが本格的に登場。旧作デスラーが威厳と
尊大さを有するとするなら、2199のデスラーは優雅さと余裕を
備えるキャラクターとして描かれている、と言うようにも
見え、異なった魅力が伺えます。デスラーのCVが、近年の
ゲーム版や復活編で古代を演じていた山寺さん、というのも
面白いところですね(笑)。

そのデスラーや、シュルツ、あるいはヤレトラーと言った
ガミラス側の人物描写に重きが置かれていたのは、ヤマト側が
メカニック・戦闘描写に重点を置かれていたのと対を為す計算で
構成されていた、ということになるでしょうか。それは鮮やかな
対比ですが、でも相変わらず古代の影が少し薄いままなのが
ちょっと気になります(笑)。主役は古代個人と言うより、
ヤマト自体も含めたクルー全員、と考えればいいのでしょうけど。


[No.2397] 2013/05/12(Sun) 17:58:49
鼻歌交じりでゼロを操縦する玲ちゃん! (No.2397への返信 / 2階層) - そうりゅう あすか

余程、古代くんと一緒に探索しているのが嬉しいんですね(超爆)。
でも、杉山さんは・・・。たぶん、報告等が終わった古代くんは、加藤さんに「約束ですからね。」と何発か殴られているのかも?

>ナビ子ちゃんたち
余計な音声コマンドは、受け付けてくれないのは、ハロにまで至らないの技術なんでしょうね。
でも、アナライザーがいるんだから、その技術でもうちょっち愛嬌が欲しいよね。

>対空迎撃ミサイル?
潜水艦モードから艦を戻した時は名称が変わるんでしょうか(爆)。
旧ヤマトでは、下部空間への攻撃が一切なかったんですよね(笑)。
ドメルさんに第三艦橋付近に貼りつかれて何もできなかったもんなぁ・・・。
ゲームも敵が下に回ったら撃たれ放題だったし・・・。

>古代の影が薄い
冥王星戦のメインは白兵戦だったもん。
旧作の古代くんは、何かと自分から突っ込んでいきましたからねぇ・・・。
そういう危なっかしいところを玲ちゃんや加藤さんに役割が分担されちゃってます。

では


[No.2398] 2013/05/12(Sun) 19:22:53
波動砲と推進ノズルと第三艦橋 (No.2397への返信 / 2階層) - 暗之云

大ざっぱに、元祖戦艦大和と宇宙戦艦ヤマトとを描き分けるポイントはこの3点なんですが、いかにも宇宙なノズルや必殺兵器として印象深い波動砲に比べて、第三艦橋は有効に使われているとは言い難かったですね。「損失された直後に復活している」とかそういうネタでしか知られてない(笑)。

それが「2199」では、天地ひっくり返した潜水艦モードによってこれまでにない存在感を示してくれました。なるほど、こんな使い方があるのかという感じ。

ごく個人的な話ですが、旧作では「ヤマトは潜水可能な設計となっていたのである」とかなんとかナレーションが入って、幼き日の私はこれを旧日本軍の大和のほうの話かと思ってしまい、いっしょに見ていた父に興奮気味に「ホント? ホント!?」と聞いたという思い出があります。宇宙戦艦に潜水機能があるというのは子供心には「言うまでもないこと」で、わざわざナレーションで説明するくらいだから元祖大和の話かと思ってしまったわけです。

しかし今の目線で言うと、「宇宙戦艦になぜ潜水機能を付加したんだろう?」という逆の疑問が沸き起こる。海のある惑星に立ち寄って、かつその海の底に潜る状況なんて何故に想定していたんだろう? 「2199」はそうした細かいところにまで気が回っている(「枝葉末節に拘泥している」とかいうな!)作品だけに気になりました。移民船としても無駄な機能だよねえ。

SID、コンピュータ衛星。このSID……は加藤精三の声ではしゃべりませんでした。ていうかコンピュータ衛星でもなく戦闘機の音声入出力インターフェースで、ちょっと「レイズナー」のレイっぽい。レイズナーのときも思ったけど、巡航時には別に音声入出力って要らないし、戦闘時にはいちいちしゃべっていられないだろーという気がします。

時限信管付の実弾である三式弾での対基地攻撃、飛び上がってショックガンに切り替えての対艦攻撃という描写は中々面白い。「砲身から出てくるもの」が明確に違うので、細かい設定がわからない視聴者にも戦い方を変えていることはきちんと伝わったでしょう。ガミラスフォーミング済の冥王星という特殊な環境なんだから、重力とか気圧とか風向とかよほどデータを集めないと曲射で目標に当てるのって難しい気もしますが(苦笑)。

そしてデスラー登場。惑星テロンをあまり重視していないふうなのは、まぁ当然といえば当然ではあります。しかしヤマトにしても目的はイスカンダルまで行くことでガミラスとの戦闘は二の次ですし、この先どうやって双方の「戦う理由」を描写するかが気になるところ。


[No.2399] 2013/05/14(Tue) 01:49:11
確かに (No.2398への返信 / 3階層) - 九条神樹

アナライザーのAIの技術とナビ子のAIの技術は水準が違うようにも
見えますね。アナライザーほどのメカが作れるなら、ナビ子も
もう少し柔軟に反応できても不思議ではない気もしますが、
その辺はむしろアナライザーだけが突出して性能がいい、という
ことなのでしょうね。
実写版のヤマトではアナライザー自体が、XウイングとR2-D2の
ようにコスモゼロの機体にジョイントされていましたが、あれは
面白いアレンジでした。

下部への攻撃。
ヤマトに限らず、ガミラスでも、旧ヤマト世界ではあまり
重視されていませんでしたね(笑)。ガトランティスでは
上下対称構造の艦が多かったですから下部への攻撃も対応
できたのでしょうが。
まあそれはやはり不自然ではあるので、今回の描写は
単に潜水艦状態での面白さを見せると言うだけではなく
そういった不自然さの解消という意味でも功を奏していると
言えるのでしょうね。


[No.2403] 2013/05/18(Sat) 17:52:08
第三艦橋が (No.2399への返信 / 3階層) - 九条神樹

しょっちゅう破損していて危険な部位、と一般にはよく言われ
ますが、もちろんそれは誤解で(笑)、旧作の作中では実際には
それほど破壊されていないんですよね。ですが、いつしか
「壊れる第三艦橋」というイメージが製作サイドの方にも
逆輸入されていった感があり、実写版や復活篇では明らかに
「狙った」形で第三艦橋が破壊されていたりしたのは面白い
現象でした。

2199ではむしろそういったイメージに対抗する形で第三艦橋が
描かれているようにも思えますね。地べたを滑って行っても無事
でしたし(笑)、さらに今回は潜水艦状態となって大活躍。
そのあたりは2199のスタッフの、誤ったイメージを是正したいと
いう意図が見えるような気もして、実写版や完結篇での姿勢と
比べると面白いですね。


[No.2404] 2013/05/18(Sat) 18:00:21
☆★第7話『太陽圏に別れを告げて』★☆ (No.2348への返信 / 1階層) - 九条神樹

旧作ではガミラスの冥王星残存艦隊との決戦を挟んでから、この
地球との最後の通信エピソードでしたが、2199ではすぐにこの話を
持って来たんですね。シュルツたち冥王星残存組は今後も出番が
あるということでしょうか。

旧作ではお互いに孤独な古代と沖田の心の触れ合いを描いた話
でしたが、2199ではおそらくかなり意図的に、古代と沖田の
疑似父子のような関係性というものを、オミットとは言わない
までも、希薄にして展開していっている感じですね。艦長室での
最後の酒盛りの相手が古代ではなく徳川機関長であったのが
その象徴と言うところでしょうか。艦長と機関長の、古参兵・
老兵同士のしみじみとした会話と言うのも味があってよかった
ですけどね。ただ、沖田と古代の関係というのは旧作ヤマトの
縦軸の中でも太い一本であった気はするので、そこをあえて
薄めてくる、ということにどういった演出意図があるのか、と
いうのは気になるところではあります。

旧作ではほぼ古代と沖田だけが通信すべき相手がいないような
描かれ方をしていましたが、2199では山本など多くの人間が
同じ境遇にいるようです。確かに、多くの人間が死んでいるわけ
ですから、家族がいないクルーも多い、という方が理屈には
合っていますね。しかし、そのおかげでただでさえ薄かった
古代のキャラ立ての機会が、さらにまたひとつ失われたと
いうのも、また事実のような気がします(笑)。まあ、古代は
山本と雪との二人にフラグを立てているような感じで、そっちの
方面では目立っているのかもしれませんが(笑)。

個人的には旧作の、行き場のない孤独とやるせなさを抱えて
さまよう古代と沖田の姿が強調された雰囲気の方が心に沁みた
ような気はします。
もちろん、各クルーそれぞれの胸に秘めた想いや背負った背景
などが広く語られた2199版も良かったですけどね。特に加藤の
通信は、そこに至るまでの過程も含めてなかなか印象的でしたし
彼の個性を掘り下げることに成功していたように思います。

ストーリー的には、雪が過去1年分しか記憶がないという衝撃の
事実が明かされました。彼女の容貌がサーシャと酷似している、
という点も併せて考えると、雪は果たして地球人であるのか、と
いう部分が問題になってきそうですね。
雪に家族がいないという設定になったため、旧作で印象的だった
通信画面でいきなりお見合い写真を並べられる、という名場面は
南部に譲られました(笑)。南部の明確な雪への想いが語られ、
彼のキャラもはっきりと立ってきていますね。
また新見の動向も気になるところ。通信の相手が芹沢というのも、
「芹沢」に「新見」、という、元ネタの新撰組からすると
腹に一物抱えていそうなネーミングですね(笑)。

ラストは満を持しての真っ赤なスカーフ。二番の歌詞だったのは
旧作と同じですね。もっとも、しんみりと聞き入りたい場面で
サービスシーンやギャグシーンが多々盛り込まれ、多少興を殺いで
しまった感はあります。いやサービスシーンはもちろん、
それはそれで嬉しいのですが(笑)。


[No.2406] 2013/05/19(Sun) 18:03:47
冒頭のCMで見たシーンが本編でも。 (No.2406への返信 / 2階層) - 暗之云

次回でDVD・BDに追いつくんでしょうか?

女性クルーが多いのはいいとして、色恋沙汰、というか三角関係がクローズアップされるとなんかいよいよ「マクロスかよ!」という気分に。狭い艦内、そのうち痴情のもつれによる刃傷沙汰とかもあるのでは……。ああ、そのための保安部か。

>「芹沢」に「新見」、という、元ネタの新撰組からすると
>腹に一物抱えていそうなネーミングですね(笑)。


痴情のもつれはネタとして、ここで保安部の存在にスポットが当たったということは、この先何かシリアスな艦内騒動もあるのかも? カップに書かれた「IZUMO PROJECT」の文字がわざとらしくアップになってましたし……。里心がつく、とか何とか導入部で振っておきながら結局なにも起きなかったのも気になるところです。

真琴のメイド姿とか着替えとか、百合亜のDJとかはサービスシーンのうちなんでしょうが、嬉しくないわけではないけどそーいうのは別に期待してないというか何というか……。

>古代と沖田の
>疑似父子のような関係性というものを、オミットとは言わない
>までも、希薄にして展開していっている感じ


疑似父子の関係って今でもドラマとして通用するというか、今のほうがむしろウケると思うんだけどなー。サービスシーンの件と合わせて、「今」のアニメにするためにしていことがちょっとズレてる感じがします。


[No.2409] 2013/05/19(Sun) 22:35:30
メイド服 (No.2409への返信 / 3階層) - 九条神樹

考えてみれば、人類の命運をかけたこの航海に、よくそんなの
持ってきたな、という感じではありますね(笑)。加藤の僧服の
ほうは、まあ実用性はあるかもしれませんが(笑)。
それとも艦内で自作したんですかねメイド服。それはそれで、
貴重な資源をなに無駄に使ってるんだ、ということにもなりそう
ですが……まあ、クルーの娯楽や精神的慰問には重要なこと、と
いう割り切り方なのかもしれませんね(笑)。

ドラマ性。
2199がドラマ性を無視しているというわけではなく、むしろ
山本やシュルツたちなどの脇ストーリーはずいぶん膨らんでいると
思うのですが、でもやはりメインである古代や沖田の物語が
それに比べて何か軽く感じてしまうのが不思議なところです。
「分かっている」スタッフだと思うだけに、何かの意図を持って
いるのかなとも思いたいところなのですが、どうなのでしょうね。


[No.2412] 2013/05/25(Sat) 17:57:00
☆★第8話『星に願いを』★☆ (No.2348への返信 / 1階層) - 九条神樹

旧作のガス生命体の話にシュルツたちの最期の話を絡めてきた
構成ですね。本来の冥王星残存艦隊との最終決戦だった
アステロイドリングの話はなくなってしまったようで、少し
残念かも(笑)。アレはアレで、ビジュアル的にも発想的にも
印象が強かったですからね。

地球を見ることができるギリギリの距離、ということで、8年前の
(8光年先の)青い地球という映像を見せてきたのはいい演出
ですね。もっとも、青い地球は本編の最後の最後にだけ見せるから
こそいいのだ、という意見もあるかもしれませんが、それでも、
僅か8年前の、そして8年も前のその美しい光景を見た時の
クルーの心情は察せられるものがあります。艦長も第一艦橋クルー
だけではなく艦内の全員に見せてあげればよかったのに、とも
思いますね(笑)。ブライトさんが全員にフラミンゴ見せてあげた
みたいに(笑)。

今回はガミラス陣営の人物紹介も本格的に始まった感じでした。
上手いアレンジだと思ったのはタランを兄弟として扱ったこと
ですね(笑)。旧作シリーズで一貫して出演していたタラン
ですが、初代のタランとそれ以後のタランでは明らかにキャラ
デザが異なっていたんですよね(笑)。それを兄弟、ということで
処理したのは楽しい発想でした。

その一方で、「総統も相当」でおなじみのあの展開は忠実に再現。
ガミラスの言語まで設定しておきながらダジャレは地球語に沿って
いるのだろうか、という感は無きにしも非ずですが、まあその辺は
旧作の再現の方を重視したということでしょうし、それは正しい
ノリだと思います(笑)。
またデスラーの演説に熱狂するヒルデ、そのシュルツを使い捨てた
デスラー、しかし遺族の保護と名誉は保障する、という
ガミラス側のある種皮肉な構造と、そしてデスラーの気質も
端的に分かるエピソードでした。

サブタイトル通り「星に願いを」掛けている雪の姿が冒頭と
ラストで描かれました。旧作では古代と雪のラブコメが展開されて
いた場面(笑)ですが、2199では雪が一人で物想いにふけって
おり、彼女の「願い」がどのようなものか、具体的には明かされて
いませんね。
観測室から黙って去る古代の姿に、なんとなく今回は古代と雪の
距離を感じますが、そのぶん、前回の地球に別れを告げる場面を
古代と雪の二人に設定したことで、前もってフォローしてあった、
ということなのでしょうかね。

2199のオリジナル展開としては、前回に少しほのめかされていた
新見の受けている別使命が語られました。移住可能な別惑星の探査
ということのようですが、旧ヤマト3におけるヤマトの任務を
思い出しもしますね。コスモクリーナーか移住か、というのは
どちらもありうる選択肢だけに、悩ましいところではあるのかも
しれません。


[No.2414] 2013/05/26(Sun) 18:15:07
明日の朝、晴れていたらまず (No.2414への返信 / 2階層) - 暗之云

空を見上げてください。そこに輝いているのは閑話休題。

今回はデスラーとヤマトの知恵比べという趣向で、直接的な艦対艦の戦いではありませんでしたが中々スリリングでした。デスラーと沖田艦長はともに冷静なんですが、片やいやらしいクールさ、こなた太い胆力、という対比になっていてどちらも魅力的な人物に描けていたと思います。

それはそれとしてヒルデ・シュルツがとうとう本人登場。父の戦死で名誉臣民となりましたが、この先果たしてエンディングでセンターを務めるに相応しい重要人物になるのでしょうか。


[No.2417] 2013/05/27(Mon) 23:46:19
沖田対デスラー (No.2417への返信 / 3階層) - 九条神樹

旧作のデスラー機雷のエピソードで、ラストにデスラーが沖田に
祝電を打つシーンなんかはまさにこの二人の対決を象徴した
一場面になっていました。2199でこれがなくなっていたのは
少しさびしいですね。そのあとのガス生命体戦でのヒスの対応も
面白いですし(笑)。

逆に言うと、そのシーンを入れると沖田対デスラーと言う構図が
鮮明になってしまい、古代の影が薄れるためにあえて2199では
なくしてきたのかな、という気もします。とはいっても、古代
(と島)は2199では普通に印象薄いですけどね(笑)。今後
彼らの存在がちゃんとクローズアップされるのかどうか、と
いうのが、一種の注目点になって来ている気がします(笑)。

ヒルデは……そもそもシュルツが戦死した以上、ED映像はもう
変わってしまうのではないかという気もしますが、どうなん
でしょうね(笑)。


[No.2420] 2013/06/01(Sat) 17:38:21
☆★第9話『時計仕掛けの虜囚』★☆ (No.2348への返信 / 1階層) - 九条神樹

これまでのエピソードが旧作のリメイクであったのに対し、今回は
完全な2199のオリジナルですね。単なる現代化だけではなく、
それに加えた独自のものを描いていこうというスタッフの
意気込み、というところでしょうか。旧作の雰囲気とはやや
異なった作風のエピソードであるだけに、こういった話を
差し挟んできたのは、なかなか冒険的ではありますね。

ストーリーとしてはアナライザーの主役話で、ガミロイド・
オルタとの交流を描いたものでした。旧作のアナライザーに比べて
2199の彼は、スカートめくり(笑)などの人間臭さをオミット
されていましたが、メカと心、というテーマを描いた今回の
ストーリーにおいては、それがかえって効果的に機能していた
ような気もしますね。
旧作において古代が最後に気付いた「必要なのは愛し合うこと
だった」というテーゼに、2199においては人間ではなくメカである
アナライザーが最初にもっとも近づいた、とも考えられるかも
しれず、それはちょっとした皮肉にも感じられます。

シンプルな敵味方との交流話と言うだけでなく、心とは何か、
その所在はどこか、といった形而上学的な問題にも踏み込んだ
エピソードでもありました。今回のもう一人の主役は真田さん
でしたが、旧作における真田さんの、科学への憎悪、という
個性付けが独自の方向へ膨らみを持たされた感じですね。
相手に心があるのかどうか分からない、というのはいわゆる
「哲学的ゾンビ」の比喩でしょうが、それが皮肉にもなっている、
というところが面白いですね。真田さんが意図してそういった
皮肉っぽい返答をしたのかどうかは分かりませんが。いずれにせよ
普段は感情を抑え目で理知的な真田さんが、「心」について
考えるところがある、というギャップが、彼のキャラクターを
深くしているというところでしょうね。

また今回は、ヤマトの内部に存在するらしい、謎の「女神」に
ついても触れられました。アルカディア号の中にいるトチローの
魂を思い起こしたりもしましたが、そういった誰かの精神体・
思念体のようなものがヤマトにもあるということになるの
でしょうか。オルタが目指していた場所がイスカンダルへの
自動航行装置である、という点からは、あるいはそこに
生体ユニットとして「彼女」が……?などとも想像できて
しまいますが。
さらに百合亜が謎めいた目眩を起こしていましたが、これも
何かの伏線でしょうか。

EDは今回から変更。ヒルデの出番はもうないのでしょうか(笑)。
新EDにも目を引く美女が多く登場していますけどね。


[No.2423] 2013/06/02(Sun) 18:12:39
お、OS!?? (No.2423への返信 / 2階層) - 暗之云

冒頭部はファーストコンタクトものの段取りを慎重に積み重ねている、という印象だったのに「OSが連携できたんだから」という台詞でズッコけた。ガミラスの文明、っていうか2199年の地球のコンピュータもまずOSがあるんか。

閑話休題。機械は心を持つのか? そもそもヒトの心は機械の思考とどこか異なるのか? という古典的なSFテーマに挑んで……なんか有耶無耶に終わってしまった感じですが、ガミラス人といきなり対面・会話をするのではなく、こうした形でコミュニケーション可能である(そしてコミュニケーションのすれ違いと衝突が生じる)と示したのは、やはり巧い段取りだと思います。

>あるいはそこに
>生体ユニットとして「彼女」が……?


艦長や真田さんはどれくらい把握しているのか? 女神と関わり深いのが百合亜であれ森雪であれ、出発直前になって急遽クルーに抜擢されたという設定だったはずで、あらかじめどこまで仕込まれていたのか? 『エヴァンゲリオン』以降のアニメは「伏線なんて勿体付けの思わせ振り、ナゾのまんま投げ出したってOK!」ということになってしまってますが、どうにかして納得のいく種明かしが欲しいところです。

>EDは今回から変更。ヒルデの出番はもうないのでしょうか(笑)。

「この先果たしてエンディングでセンターを務めるに相応しい重要人物になるのでしょうか」と書いた直後にこの仕打ち(苦笑)。まさか再登場が無いとは思えませんが、ゲスト的に1話分のメインになる程度ですかね。


[No.2425] 2013/06/07(Fri) 00:25:31
段取り (No.2425への返信 / 3階層) - 九条神樹

丁寧ではあるのですが、逆にいうと今回ガミラスと地球人は
近しいかもしれない、という予備知識をあらかじめ持ってしまった
ため、初めてガミラスと接触しその同一性に衝撃を受ける、という
ドラマが作りにくくなってしまったのではないかという危惧も
なくはないですね。で、旧作でいえばその、ガミラスと地球人が
非常に似ているということを知るエピソードは、やはり古代が
主役なわけで(笑)、2199では古代のメインエピソードをどうして
そんなに念入りに削ってくる(かもしれない)の?と思わなくも
ありません(笑)。

なんだか不思議なバランス感覚というか、南部とかの新キャラ像は
確かに面白いのですけど、肝心の古代や島のメインエピソードを
なくしておいて南部を立ててどうするんだろう、とかは思うん
ですよね(笑)。まあまだ物語全体の三分の一ほど終わっただけ
ではありますが、逆に言うともう三分の一過ぎちゃったよ、でも
あります。


[No.2428] 2013/06/08(Sat) 21:49:28
☆★第10話『大宇宙の墓場』★☆ (No.2348への返信 / 1階層) - 九条神樹

前回に引き続き今回もオリジナルエピソード。ガミラス人と
生身の初接触、というシチュエーション自体は旧作13話にも
ありましたが、それを下敷きにしつつもストーリー自体は大幅に
変更されていますね。旧作では接触するガミラス人は男性
でしたが、2199では女性キャラ・メルダに。そのメルダはEDにも
登場していますし重要な人物なのかな……というのはヒルデの時に
引っかけられましたのでまだ少し様子を見ましょう(笑)。

次元断層に入りこんでしまったヤマトとガミラス艦が一時的に
停戦し脱出を試みる、というお話でしたが、前回に引き続いて
ガミラスと地球人とのコンタクト、そして交流が可能であるのか、
というテーマを描いたエピソードになっていました。二等
ガミラス人のガミラス艦艦長が戦士としての矜持をわきまえた男で
あるのに対し、ゲールやパレンなどの一等ガミラス人たちが
卑劣な人物として描かれているのは対照的ですね。もっとも、
戦場につまらない誇りや名誉など持ち込まず、ただ敵を倒すことに
専念するというのも間違いではないでしょうから、必ずしも
ゲールたちの行動が否定されるべきではないのかもしれませんが。

南部たちはガミラス艦の対応に懐疑的でしたし、それが当然でも
あるのでしょうが、沖田は彼を信じることを決断しました。
沖田とガミラス艦艦長の接触は通信を行った僅かの会話に
過ぎませんでしたが、沖田はそれだけのやり取りで彼が信ずべき
相手であることを感じた、ということなのでしょうかね。勇者は
勇者を知るというところでしょうか。

連絡員として乗り込んできたメルダに敵意を燃やす玲。旧作だと
激情のあまりガミラス人にナイフを向けたのは古代でしたから、
またしても古代の見せ場が以下略ということになります(笑)。
なんかもう古代の出番が削られていくのは2199のお約束と言うか
持ちネタになりつつある気がしますね(笑)。古代も当然怒って
いい立場だと思うのですが、そこをオミットするのは何らかの
製作的意図があるのでしょうかね。

メルダとの初接触でアナライザーが挨拶を行ったのは、前回を
踏まえた描写でしたが、それに対しメルダが、どこかの
手がハサミの宇宙人みたいな返答をしたのはちょっとしたお遊びと
言うところでしょうか(笑)。
そのメルダとの会話で、先制攻撃を行ったのは地球人の方だ、
という注目すべき発言が為されました。旧作のシンプルな
侵略者と被害者、という立場を覆す、なかなか思い切った
観点の切り替えですね。もっとも、まだメルダの言葉が真実なのか
どうかは確定されてはいませんが。

しかしメルダはヤマト艦内で普通に生存していますね。旧作でも
後のシリーズになると地球人とガミラス人が平気で同じ空気の
中で会話していたりしますが(笑)、2199ではそういった
設定周りを適当に流してはいないでしょうから、ガミラス人は
地球人と同じ環境で生存できるということになり、「ガミラス
フォーミング」という概念自体にも疑念が持たれることにも
なるのかもしれません。

前回に引き続き、という点では、百合亜と謎の「女神」との接触が
明確に描写されました。これも今後に向けて興味が持たれるところ
ですね。


[No.2432] 2013/06/09(Sun) 18:12:49
前回に続き「女神」の存在が断片的に描写。 (No.2432への返信 / 2階層) - 暗之云

艦長と真田さんはやはり知っているとして、様子を見に行くよう命じた相手が森雪なのは何か意図があってのことでしょうか?

前回「同じルールの将棋がさせる相手」という程度の認識だったのが、いきなり地球の言葉でコミュニケーションが可能で、そのうえ停戦交渉&協力だとか、艦長同士・戦闘機乗り同士で心を通わせたりとか、普通以上のコミュニケーションができているのは拍子抜け。まぁ序盤のうちから降伏勧告だとか「バカメ」とかやっていたんだから、前回のほうがむしろ脱線気味だったんだけど。

ただ、会話が可能だというのはいいとして、宣戦布告無しでの開戦は蔑まれる行為である、という認識まで共通のものとなっているのはどうかと思わなくも無い(そのうち白旗上げて降伏する話なんてのもあるかもしれんぞ)。

それはさておいたとしても、地球にはワープの技術が無かったというのがガミラス軍の共通認識だろうに、何故にディッツ少尉は「テロン人は宣戦布告も無しに攻撃を仕掛けてきた」と信じて疑わないのか? 赤だ青だと誉めたり自慢したりする間にそこらへん詳しく聞いてよ山本さん。

ガミラス人は卑怯で小狡く、二等臣民のほうが勇気あふれていて高潔、という描写が続く。ワンパターンに陥りかねない気もしますが、これが終盤で反乱というか革命が起こる流れになっていくんですかね。


[No.2433] 2013/06/09(Sun) 21:38:20
共通認識 (No.2433への返信 / 3階層) - 九条神樹

SF的な、というかそれこそイデオンもですが、考えられるネタと
しては、地球人とガミラス人の始祖が共通なので思考パターンも
類似している、とかそういう話はありうるかもしれません(笑)。

まあ、それこそ馬鹿めの時のように降伏勧告という概念があるの
ですから宣戦布告もあるのでしょうし、また名誉を重んずる
精神性もあるとするならそれは重視されるのでしょうね。
ヒューマノイドタイプの生物はその想定される生活様式や
行動原理的に、心理的にも収斂進化して同じような精神構造を
持つようになる可能性が高いのではないか、というのは、
なんとなく説得的であるような気も……しないかな(笑)。

卑劣なガミラス人。
まあドメルがいますからね。シュルツも彼の影響を受けたと
語られていましたし、必ずしも類型的にガミラス本星の人間が
卑劣ということもないのでしょう。逆に言うとゲールなどが
小ずるく描かれれば描かれるほど、相対的にドメルの存在が輝く、
ということでもあるかもしれません。


[No.2439] 2013/06/15(Sat) 17:30:45
☆★第11話『いつか見た世界』★☆ (No.2348への返信 / 1階層) - 九条神樹

冒頭からなかなか血湧き肉踊るシーンが盛り込まれていました。
ドメル艦隊対白色彗星帝国、というまさに夢の対決ですね。作画も
演出も迫力あって素晴らしく、あのガトランティスさえ一蹴する
ドメルたちの手腕と錬度がよく描かれていたと思います。
……まあ彗星帝国はあくまで本星の戦力がデカいのであって、
艦隊単位で考えるとどのくらい強いのか、というのは考慮すべき点
かもしれませんが(笑)。ヤマト2での土星決戦では、土方さん
率いる地球艦隊に負けてましたしね。

それはさておき、ガミラスが版図を広げて行ったら、確かに
白色彗星帝国やあるいは暗黒星団帝国などと衝突する場合も
ありうるでしょうし、それを描くことで「無限に広がる大宇宙」の
動乱を巨視的に見せてくれた楽しいシーンでした。どうしても
ヤマト側だけの主観だとスケールが広がりにくいですしね。
しかしこうやって白色彗星帝国が存在するということを明示したと
いうことは、さらばあるいは2のリメイクも視野に入れていたり
するのでしょうかね(笑)。

ヤマト側の本編は古代とメルダの触れ合い、そして明かされた
対ガミラス戦争の真実、という部分が主軸になっていました。
島がようやくと言うか初めて(笑)個性を出し、存在感を
アピールして来たのが注目されるところでした。今まで薄かった
ですからね……。そういったこれまでの鬱憤を晴らすかのように
(笑)、島の父親への想いと、明かされた真実を信じられない
激情が強く描かれ、印象的でした。

地球側が攻撃を仕掛けた、というのは衝撃的な真実ではありますが
芹沢のその判断を藤堂は制することが出来なかったのか、という
のも気にはなります。藤堂に限らずですが命令系統はどうなって
いるのかとも思えますね。
価値観の逆転という意味では、地球からの先制攻撃、というのは
効果的で面白いのですが、問答無用でいきなり攻撃しろ!と
いう展開では、ストーリー的に、やはり説得力と言う点で少し
無理はある気もします。
芹沢がキャラとしてタカ派に描かれているというのはいいの
ですが、相手に対する何の情報もなしに、いきなりケンカを
吹っ掛けるのではただのバカですよね(笑)。まあどちらにせよ
ガミラスは地球を制圧するつもりで来ているんだし、というのは
ただの結果論でしょう。
あるいは、地球側上層部は何らかの情報でガミラスの存在を
前もって知っていたのかもしれず、だからこそ戦うしかない、と
判断したのかもしれませんが。

病魔にむしばまれていることを自覚し、さらに代替すべき優秀な
人材として土方がいるにもかかわらず、沖田が自らイスカンダル
遠征にこだわった理由が、これまでは今一つ不明でした。しかし
今回の話を見ると、このファーストコンタクトの失敗を沖田は
自らの背負った十字架とし、その償いとしてのイスカンダル行きで
あったのか、とも考えられますね。

さて、島に対しての古代。何故彼がいつもそうまで超然として
いられるのか、というのはまだ良く分からないところです(笑)。
古代もガミラスが憎いと言葉では語ってはいますが、彼の態度
からは、あまりそういった感情の起伏は感じ取れないんですよね。
むしろ古代は、雪・玲に続きメルダともフラグを立てた、恋愛面
でのドラマの主人公と言う印象だけが強くなっていきます(笑)。

恋愛面という意味では、雪と玲の会話が面白かったですね(笑)。
特定個人に思い入れすぎる、という雪のセリフは、玲本人は
(そして視聴者にもそう思わせたかったのでしょう)古代に
ついての話だと考えた、ということなのでしょうね。無意識的
あるいは潜在的な修羅場寸前でしたが(笑)、それを潜り抜けて
雪と玲の仲も深まった、というのは面白いところでした。
まあ当の古代は、ガミラスへの感情が見えてこないのと同様に
女性たちへの感情も見えてこず、当分は女性たちの独り相撲に
なりそうですが(笑)。


[No.2442] 2013/06/16(Sun) 18:15:19
キリヤマ隊長「よし、撃ってみよう」 (No.2442への返信 / 2階層) - 暗之云

地球外文明の宇宙船が艦隊組んで事前通告もなく太陽系に侵入してきたら、そらぁ無警告で撃つって。手続きを言えば、まず警告を発して、威嚇をして、それで退去しないようなら攻撃って感じだろうけど、そもそも言葉が通じる相手だと思うほうがおかしい。

……というツッコミどころをスタッフも承知しているからこそまず最初にドンと「DNA配列まで同じ」という設定を明らかにし、さらには対話の中で「メンタリティが変わらない」ことをみせて、ギャップが無いことに対する違和感を緩和しようとしたのだろう。

その意図はわかるが、正直そこがまたズレてる感じがする。SFとしてどうかというのは一旦棚上げしても、「全く異なる者同士が、その差異を乗り越えたり互いに妥協したりして、わかり合ったり敬して遠ざけ合ったりする」というのがジャンルを問わずドラマの基本だろうに、それをいきなり設定レベルで飛び越えちゃうかぁ……という。「マクロス」のゼントラーディが、見た目もメンタリティも地球人とは異なるところから始まって、話が進むにつれて相互理解を増し(ゼントラーディが一方的に地球に毒されただけの気もするが)、後々になって「ともにプロトカルチャーに作られたものである」と設定レベルでの同一性に行き着いたのと対照的だ。

それに、たとえ「生物学的に同一種である」「言語コミュニケーションが可能である」「メンタリティも似通っている」という点は譲ったとしても、ガミラスは最初から「降伏か死か」で殺る気まんまんなのだから、その先遣艦隊が攻撃されたといってテロンを非難できる立場でないだろう。

>地球側上層部は何らかの情報でガミラスの存在を
>前もって知っていたのかもしれず、だからこそ戦うしかない、と
>判断したのかもしれませんが


実は既にガミラスから降伏勧告を受けており、その不躾で傲慢な態度への返事として攻撃させたのかも?

ともかくも、DNAの一致というのは半ばお約束の設定ではありますが、劇中で明言した以上は何かしらその理由もいずれ明かされるはずで、どんな形でどんな理由を見せてくれるのかに一応は期待します。ていうかガミラス人と地球人との違いが肌の色だけとなると、ガミラスフォーミングって何だったの? という気が……。冥王星や浮遊大陸のそれはほぼテラフォーミングで、地球に対する適性植物攻撃は単なる攻撃であってガミラスフォーミングとは無関係? だったら浮遊大陸の時点で下っ端のクルーでもガミラス人がどんな生物か大方予想できたんじゃないの?

大規模艦隊戦もあれば戦闘機同士の一騎打ちもありと、宇宙ドンパチアニメとしてはまず見応えがあってマル。真面目な話、こういう回を台詞の応酬だけに終わらせず、きちんとエンタテイメントとして成立させているのはエライと思います。


[No.2444] 2013/06/18(Tue) 19:28:24
インディペンデンス・デイ (No.2444への返信 / 3階層) - 九条神樹

たまたま昨日(21日)に地上波放送をしていましたね。もう
何回目かで、カットも結構酷いものでしたが。もちろんID4が
リアルなSFだなんて話では毛頭ないのですが(笑)、あちらでは
一応最初はコンタクトを取ろうと試みていましたね。それがむしろ
間抜けに見えるような描き方ではありましたが(笑)。
ファーストコンタクトでどういった対応が妥当なのか、説得力が
あるのか、というのは、むろん(今のところ)我々には不明な
わけで、そこをどう考え、設定し、描くかというのも作品の
個性であり、また作者の哲学でもあるのだろうなあ、とは
言えるのでしょうね。

「まったく異なる者同士が次第に」のパターンは、地球人と
ガミラスに限らず、視点を変えればそれこそ旧作における
古代と沖田の関係でもあるわけですね。2199ではその古代と沖田の
関係性の部分を削っている、ということも含めて考えると
2199ではドラマツルギーとして「異なる者同士が」の展開を
排除しているということなのかもしれません。


[No.2447] 2013/06/22(Sat) 17:35:30
☆★第12話『その果てにあるもの』★☆ (No.2348への返信 / 1階層) - 九条神樹

ガミラス側とヤマト側の、それぞれドラマパートを主とした
エピソード。ガミラスサイドではその破綻しつつある体制の
きしみを俯瞰して描き、一方ヤマト側は細かい個人個人の心理を
見せた、描写の対照性が面白いところでした。

ガミラスはデスラーに対する民衆の圧倒的支持が以前描かれて
いましたが、その一方でサボタージュなどの消極的反体制行動も
起こりつつあり、さらにそれに対して仮借ない弾圧も行われて
いる、という状態のようです。政治システムの矛盾をはらんだ
まま巨大に膨張してしまった国家の危うさでもあり、また逆に
そういった危うさを内包しているからこそ、積極的な対外拡張
政策を取らざるを得ない、ということでもあるのかもしれません。

ドメルへの勲章授与と、それをきっかけにヤマトへの対応を任せ
られる、という展開は旧作通り。朝日ソノラマの旧作小説版では
ドメルの民衆人気にデスラーがふと危険性を感じる、と言った
描写がありましたが、2199でもドメルは一部の政治家から
煙たがられている、という状況のようですね。パレードの際に
少女から花を受け取り、また変わっていく国を案じるドメルの姿は
印象的で、実直で清廉な彼の性格を短い時間でよく描写しきれて
いたと思います。しかしその一方で、「政治は分からない」として
関わりあうのを避けてしまうあたりが、所詮軍人以上ではない
ドメルの限界でもあるのでしょう。

デスラーは謎の誰かさんとホットライン中。まあ「彼女」しか
相手はいないだろうと思われますが(笑)。ガミラス本星と、
謎の青い星(笑)が双子星であることを描写していましたが
ヤマト側の会議で、ガミラスは銀河系内にあるのだろうと予測
していた場面が皮肉ですね。

一方ヤマトサイドは島の心理描写をメインに、さまざまな
キャラクターたちの動きを見せていきました。古代が何故
「自分の中ではもう解決した」ことになってしまったのかは
結局良く分からないままで、もうこれはあきらめるしかないのかも
知れませんが(笑)、島に関しては古代や徳川さん、あるいは
玲との会話の中で、少しずつ自分の中に落とし所を見つけて
いこうとする姿がきちんと時間を取って描かれていましたね。
島の中にこういったエキセントリックな部分があると設定した
からこそ、その対比として古代を超然とした理想家にせざるを
得なかったのかもしれませんが。

こうしたドラマ中心のエピソードでしたが、ラストに衝撃の展開。
次元潜航艇だー!(笑)前回は白色彗星帝国を「さらば」から
拾って来ていましたが、今回は「ヤマト3」からの登場。こうした
旧シリーズ全体を通してネタをちりばめてくるのは、見ていて
楽しいところですね(笑)。


[No.2450] 2013/06/23(Sun) 18:08:17
前回の感想に (No.2450への返信 / 2階層) - 暗之云

「宇宙ドンパチアニメとしてはまず見応えがあってマル」「こういう回を台詞の応酬だけに終わらせず、きちんとエンタテイメントとして成立させているのはエライ」と書いたというのに(苦笑)。

いやまぁ、ガミラス内のゴタゴタも面白いんですけどね。一方、薮〜新見のラインでヤマト艦内のほうも何やら不穏なムード。ヤマト乗っ取りでも企んでいるのか?

ガミラス星は銀河系内にある、と推測するのはちょっと面白かったけど物語的にどんな意味があるのだろう。今回のラストで「追跡の手は弱くなる」との推測はいきなりハズレてるわけだし。ガミラスの位置の見込み違いは、いずれイスカンダルに至る頃になって意味を持つのか?(白々しい? でもデスラーが見上げた空に浮かぶ青い星はミスリードかもしれませんぜ?)

>古代が何故
>「自分の中ではもう解決した」ことになってしまったのかは
>結局良く分からないままで、もうこれはあきらめるしかないのかも
>知れませんが(笑)


なんかもう、スタッフは「こういう性格の人だから」としか考えてなさげで(苦笑)。そういう人物造形も決して悪くは無いけど、主人公向きじゃあないですよね。


[No.2452] 2013/06/27(Thu) 00:27:03
Zガンダムあたりの (No.2452への返信 / 3階層) - 九条神樹

作品を見ていると、あれだけごちゃごちゃしたストーリーを
進行させておきながら毎回必ずBパートにはメカ戦をやっていて、
そのあたりのバランスのとり方というのはすごいなと思うことが
あります。もちろん結構強引な入り方で戦闘シーンに入ることも
あるのですが、それも含めてトータルバランスでの作品作りと
いうことですよね。まあガンダムの場合はプラモを売らなければ
ならないわけで、戦闘シーンを入れるのは作品のバランスという
だけでなく、商業上の要請でもあるわけですが。

ただやはりプラモを売らなければならないはずの(そして実際
非常に売れた)SEEDあたりの時代になると、ストーリー話と
バトル話の二話一組の構成、という形を取るようにもなって
きましたね。それはライターが一話にまとめるだけの手腕がない
からということもあるかもしれませんが(笑)、ノルマ的に
戦闘を入れる必須の要請がなくなって来ている、ということでも
あるのでしょう。そうするとあとはやはりエンタメとしてまとめた
場合、バトルシーンを(商業的要請ではなく)娯楽の一要素として
製作側がどこまで重視するか、という、姿勢というか作品哲学の
問題になってくるのでしょうね。もちろん単純にどちらが是という
ことはないですが、まあ個人的には自分も戦闘シーンは欲しい派
ではあります(笑)。


[No.2455] 2013/06/29(Sat) 17:20:35
☆★第13話『異次元の狼』★☆ (No.2348への返信 / 1階層) - 九条神樹

旧シリーズのヤマト3においてインパクトのあった次元潜航艇と、
それを指揮するフラーケンが装いも新たに登場したエピソード。
通常空間に航跡を引いて潜航する次元潜航艇のビジュアルは、
ヤマト3の当時も、スタッフさん的には少しやりすぎたんじゃ
ないかと思った、という話を聞いたことがありますが、個人的には
こういうハッタリの効いた演出は大好物です(笑)。

ヤマト3では古代が負傷して指揮をとれなかったとはいえ、
ヤマトを翻弄しついには拿捕するところまで持っていった
フラーケンの手腕は印象に残るところですから、2199にも登場
させたくなる気持ちも分かりますね(笑)。
古代艦長が指揮を外れていた3に対し、2199では沖田艦長が
病臥中で指揮を取れない状態で次元潜航艇と戦うことになったと
いうシチュエーションになっており、これは意図的な対比なの
でしょうね。もっとも、今回沖田に代わって指揮を執ったのは
あくまで真田さんであったので、「世代の置き換え」とでも
いうような形にはなりませんでしたが。
とはいえ、結果的にヤマトを救ったのは古代の発案とその行動
でしたので、彼の、恋愛面以外での(笑)主人公性が久しぶりに
前面に出て来てくれた、という感じでした。

対フラーケン戦は、3では比較的派手な撃ち合いで展開しましたが
2199では息詰まる我慢競べの中の探り合い、という形になって
います。特に2199では3にあったような波動爆雷を装備して
おらず、ヤマト側としては圧倒的に不利な状況下ですから
劣勢の中でいかに打開するか、という部分にウェイトを置いた
話作りになっていましたね。

「古代を死なせたくないから」古代の出撃を許さなかった、という
真田さんの判断はどうなのだろうという気もしますが(笑)、
9話でも少し描写された真田さんの人間らしさが描かれた場面でも
ありましたね。また同時に新見も表情をころころ変えていて
面白く描いており(笑)、新見と真田さん、そして「古代に
そっくり」である誰かさんとのかつての関係を暗示してもいたの
でしょう。

そして、それに対して独断で出撃してしまう古代は、まあ旧作の
古代らしい無鉄砲ぶりを見せたと言えば見せたことになる
でしょうか(笑)。古代の、これまでちょっと薄かった
キャラクター像が、どういう形であれ、きちんと輪郭を持って
描かれた場面でした。
これまでに沖田と古代の心理的距離が近づく経緯を明確に語って
いないのが残念とはいえ、前回の沖田の言葉に触発された結果の
古代の行動として描くことで、沖田の後継者としての古代の姿が
少しずつ形作られている、とも言えるかもしれませんね。

今回で前半が終了。後半の展開へと移ります。ドメルとの対決が
次の山場になりそうですね。


[No.2458] 2013/06/30(Sun) 18:17:13
次元潜航艇はレッドホーク イ-400のパクリ! (No.2458への返信 / 2階層) - 暗之云

と取りあえず書いた後でググってみると、商品は不明ながら漫画「レッドホーク連合艦隊」が昭和54年(1979年)3月発行なのでやっぱり「ヤマトIII」(1980年=昭和55年)より前だな(私は「III」はほとんど見てません)。なお、ウィキぺの「次元潜航艇」の項にはいきなりネタバレがあるのでご注意を。流れるようなネタバレ。

シリーズ構成としてどこまで意識していたかわかりませんが、10話で亜空間の様子を見ていたから、次元潜航艇の設定はすんなり受け入れることができました。やってることはほとんど『眼下の敵』だったけど。

古代君はいきなり命令違反の暴走。主人公らしいといえばらしいけど、なんで今回に限ってここまで、と思ってしまう。真田さんがこっそりプシュケーを黒く染めてジコチューに変えたんだろか。前々回の山本に感化された、程度でも理由付けがあればと思う。


[No.2461] 2013/07/04(Thu) 20:41:52
古代の暴走 (No.2461への返信 / 3階層) - 九条神樹

思えば1話でも勝手にコスモゼロに乗って発進していましたから、
本来の古代の姿は今回のようなものであるのかもしれませんね。
むしろこれまでがおとなしすぎたというのがおかしかったのかも
しれません(笑)。南部の暴走がアレすぎるのを見て、反面教師と
して自重するようになった、とかだったりして(笑)。

次元潜航艇は、確かに旧シリーズ3を見ていない視聴者にとっては
事前にエピソードが挿入されていなければ驚きを招いたかも
しれませんね。旧作のファンに向けてのサービスという意味では
非常に面白いのですが、その旧作ファンサービスという部分と、
新規のファンあるいはすべてのシリーズを見ていない視聴者に
向けての配慮、というバランスはなかなか微妙なものなの
でしょうね。


[No.2464] 2013/07/06(Sat) 17:42:32
以下のフォームから投稿済みの記事の編集・削除が行えます


- HOME - お知らせ(3/8) - 新着記事 - 記事検索 - 携帯用URL - フィード - ヘルプ - 環境設定 -

Rocket Board Type-T (Free) Rocket BBS