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No.3180に関するツリー

   Go!プリンセスプリキュア 感想ツリー 第4クール - 九条神樹 - 2015/11/15(Sun) 09:04:18 [No.3180]
★☆第50話『はるかなる夢へ!Go!プリンセスプリキ... - 九条神樹 - 2016/01/31(Sun) 10:13:54 [No.3229]
一年間お疲れ様でした。あばよ、またな - 暗之云 - 2016/02/03(Wed) 22:50:31 [No.3232]
はるかをめぐる男性たち - 九条神樹 - 2016/02/06(Sat) 19:01:29 [No.3234]
結局、大人になったはるかちゃんは「夢」を叶えたんで... - そうりゅう あすか - 2016/01/31(Sun) 11:56:41 [No.3230]
シャットの処遇 - 九条神樹 - 2016/02/06(Sat) 18:42:26 [No.3233]
★☆第49話『決戦ディスピア!グランプリンセス誕生!... - 九条神樹 - 2016/01/24(Sun) 09:53:18 [No.3225]
みんなの力でグランプリンセス!! - そうりゅう あすか - 2016/01/24(Sun) 15:28:08 [No.3226]
グランプリンセス - 九条神樹 - 2016/01/30(Sat) 18:47:17 [No.3228]
★☆第48話『迫る絶望・・・!絶体絶命のプリンセス!... - 九条神樹 - 2016/01/17(Sun) 10:07:36 [No.3219]
ゆいちゃん、ついに覚醒!爆誕キュア・・・。 - そうりゅう あすか - 2016/01/17(Sun) 11:21:29 [No.3220]
商品展開に - 九条神樹 - 2016/01/23(Sat) 20:17:43 [No.3224]
★☆第47話『花のように・・・!つよくやさしく美しく... - 九条神樹 - 2016/01/10(Sun) 10:13:20 [No.3213]
『魔法つかいプリキュア!』、高橋李依さんというと - 暗之云 - 2016/01/16(Sat) 10:30:23 [No.3216]
王子様 - 九条神樹 - 2016/01/16(Sat) 20:50:41 [No.3218]
クローズ「お前の夢は、まるで血を吐きながら続ける悲... - そうりゅう あすか - 2016/01/10(Sun) 15:05:28 [No.3214]
トワイライトの位置 - 九条神樹 - 2016/01/16(Sat) 20:21:21 [No.3217]
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まだ、完全にはシャットさんは浄解されていない? - そうりゅう あすか - 2015/12/27(Sun) 11:52:54 [No.3205]
多重送信のため削除します - 九条神樹 - 2016/01/09(Sat) 20:20:48 [No.3212]
にゃんこ - 九条神樹 - 2016/01/09(Sat) 20:20:47 [No.3211]
★☆第45話『伝えたい想い!みなみの夢よ大海原へ!』... - 九条神樹 - 2015/12/20(Sun) 06:07:42 [No.3195]
最も - 九条神樹 - 2015/12/21(Mon) 11:09:15 [No.3199]
みなみちゃんの告白編 - そうりゅう あすか - 2015/12/20(Sun) 18:23:26 [No.3198]
いい話 - 九条神樹 - 2015/12/25(Fri) 20:39:18 [No.3201]
★☆第44話『湧き上がる想い!みなみの本当のキモチ!... - 九条神樹 - 2015/12/13(Sun) 09:41:42 [No.3193]
みなみちゃんの決心編 - そうりゅう あすか - 2015/12/20(Sun) 17:49:39 [No.3197]
きらら編の中にも - 九条神樹 - 2015/12/25(Fri) 20:42:42 [No.3202]
★☆第43話『一番星のきらら!夢きらめくステージへ!... - 九条神樹 - 2015/12/06(Sun) 09:54:50 [No.3189]
今回はさしずめ「復活のT」ってところでしょうか・・... - そうりゅう あすか - 2015/12/06(Sun) 13:45:37 [No.3190]
らんこの使い方 - 九条神樹 - 2015/12/12(Sat) 19:51:40 [No.3192]
★☆第42話『夢かプリキュアか!?輝くきららの選ぶ道... - 九条神樹 - 2015/11/29(Sun) 10:11:21 [No.3187]
★☆第41話『ゆいの夢!想いはキャンバスの中に・・・... - 九条神樹 - 2015/11/22(Sun) 09:40:05 [No.3185]
★☆第40話『トワの決意!空にかがやく希望の虹!』★... - 九条神樹 - 2015/11/15(Sun) 09:42:52 [No.3181]
ブラコン、トワちゃん! - そうりゅう あすか - 2015/11/15(Sun) 12:23:08 [No.3182]
ブラコン - 九条神樹 - 2015/11/21(Sat) 21:25:59 [No.3184]



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Go!プリンセスプリキュア 感想ツリー 第4クール (親記事) - 九条神樹

ついに最終章の開始です。

[No.3180] 2015/11/15(Sun) 09:04:18
★☆第40話『トワの決意!空にかがやく希望の虹!』★☆ (No.3180への返信 / 1階層) - 九条神樹

ホープキングダムの現状確認とトワの決意を描いたエピソード。
カナタとトワの両親も登場しましたが、女王様は天野由梨さんと
いう豪華キャストでしたね。
そして同時に、別に女王様がディスピアになったわけではないと
いうことも明確に(笑)。まあ、幼いトワに誘いをかけて
悪落ちさせた時点で別人なのはほぼ示されていましたが。

両親から諭された王族としての在り方を自らの中で反芻し、
それによって新たな力を得る展開は、前回のはるかの再起と対に
なるものでもあるでしょう。
そして同時に、しばらく描かれてこなかった、「プリンセスとは
どうあるべきか」についても触れたお話にもなっていました。

人々の笑顔と希望を託され、自らがそのシンボルとなっていくのが
王族でありプリンセスの存在意義、というのは、一つのの
わかりやすい規範の提示でしたね。それだけにプリンセスの責任は
重く、苦難にも立ち向かえる勇気と決意が必要ということでも
ありますが。

そして同時に、だったら国民がいないとプリンセスには
なれないのでは、という話にもなって、はるかには無理じゃない?
ということにも?(笑)
忘れがちですがトワもまたグランプリンセスを目指しているので
あって、そういう意味でははるかの競争相手というポジションは
トワイライトの時から変わらないわけでもあります。

いやもちろん、単に一国の国民だけではなく、大勢の人々の
夢や希望の象徴となっていくのがグランプリンセスなのだ、という
解し方にすれば、はるかでも十分資格があるわけですけどね。
落としどころとすればそういった感じになるのでしょうかね。

今回は基本的にシリアス展開だったため、序盤は逆にトワの
ポンコツ顔が大サービスされ、コメディ分のバランスを
取っていました(笑)。
ただ、幼いころに別れて以来、という言葉にははっとさせられ
ましたね。まともな兄妹の語らいなど、それこそ十年くらいは
経ているわけでしょうから、そう考えればトワがポンコツ顔に
なっても無理はないわけですね(笑)。むしろ、もっと
はっちゃけても良かったくらいかもしれません(笑)。

今回はゆいもホープキングダムについてきていましたが、
次回はそのゆいの主役回。
残り話数的に考えると最後の主役回も知れません。
この作品におけるゆいの立ち位置は興味深いものであった半面、
避難誘導係としてしか機能しなかった部分も多く(笑)、なかなか
その評価は難しいところですが、だからこそ次回には期待したい
ですね。


[No.3181] 2015/11/15(Sun) 09:42:52
ブラコン、トワちゃん! (No.3181への返信 / 2階層) - そうりゅう あすか

カナタ王子が、どこかの劣等生以上に完璧超人すぎるんですよね。
さらに実の妹含めてみんなから慕われているんだもん。
トワちゃんがどこかの優等生妹並にブラコンなってもしょうかないよね。

閑話休題

>トワちゃん
謎の呪文で、ゆいちゃんを含めたプリキュア一行をご案内。
トワイライト時代に刷り込まれたことなのかそれともロイヤルキーがしたことなのか・・・。
謎は深まるばかりです。

>カナタ王子
カナタ王子が絡んでから、錦戸さんの工房がひみつきち状態のような気が・・・。

>はるかちゃん、みなみちゃん及びきららちゃん
トワちゃんのブラコン状態を温かく見守ってます。
まあ、みなみちゃんはトワちゃんの気持ちはわかってると思いますが・・・。

>ゆいちゃん
一緒についてきてホープキングダムの惨劇を目の当たりにしています。
次回は主役ですが、レギュラー一般枠の主役というと何か起こる気がして心配です。

では


[No.3182] 2015/11/15(Sun) 12:23:08
ブラコン (No.3182への返信 / 3階層) - 九条神樹

プリキュア4人の中できょうだいがいないのはきららだけなん
ですね。はるかには妹がいますから。きららが、きょうだいに
ついて語り合う仲間たちを見てちょっとうらやましがる、みたいな
場面も、劇中では描かれずとも、あるのかもしれないなどと
想像してしまいますね(笑)。
もっとも、ゆいの家族構成はよくわかりませんが。ゆいの家族に
関しても、次回触れられたりするのでしょうかね。

カナタは復活して頼もしさが返ってきたのはいいのですが、
これからの活動はどうするのだろう、というのは気になるかも。
一緒に戦うとなると、事実上5人目キュアというくらいの強さは
ありますしね(笑)。
ホープキングダムに残ってまたレジスタンス、というのが妥当な
処理かもしれませんが、それだと序盤とやってること変わらない
なあという気もします。メインじゃない強い味方って扱いが難しい
ですね(笑)。


[No.3184] 2015/11/21(Sat) 21:25:59
★☆第41話『ゆいの夢!想いはキャンバスの中に・・・!』★☆ (No.3180への返信 / 1階層) - 九条神樹

ゆいの個人回。
レギュラーであり仲間であり秘密を知っていながらも、しかし
プリキュアではない、というゆいの独自の立ち位置からか、
彼女のメイン回は少ない印象がありますね。動かし方が難しいの
だろうなとは感じられるところですが、そんな中でのゆいの
主役話でした。

やっぱりというか、ゆいがメインで前面に出てくると、ちょっと
画面自体は華がなくなりますよね(笑)。そこがいいとも
いえますが、そういった地味な画面作りを補うような意味でも
これまでに登場した何人かのサブキャラクターたちがちょっとずつ
再登場していったのは効果的だったでしょうか。

プリンセスという漠然とした夢を持つはるかに比べ、絵本作家
という具体的な目標を有しているゆいは、それだけに具体的な
壁にもぶつかりやすいのかもしれません。絵を描くことの意味、
その楽しさを思い出せなくなる、というのは、等身大の悩みであり
それゆえに視聴者にも届きやすい問題であったかも。
もちろんはるかのプリンセスへの夢も、具体性がないからこそ
苦労する部分もあるわけで、どちらがどうともいえないの
でしょうけどね。

幼い子供たちの無心に絵を描く姿を見て、失くしかけていたものを
取り戻す展開は王道ですが分かりやすいものでした。
「特に捻らずに素直に」という今回の展開は、そのままゆいの
抱えていた問題の解決法の反映でもある、とも捉えることが
できるかもですね。

ゆいはおそらく三度目のゼツボーグ化という、こちらの意味でも
レギュラー(笑)。
劇中でも「また無理をしたのね」「何度も何度も」などと言及
されていましたが(笑)。
何度も絶望の檻に閉じ込められて耐性ができた、というわけでも
ないでしょうが、今回はおそらく初めて、被害者側の視点から
心を取り戻すまでが描かれた珍しい回にもなりました。

自力で檻の中から立ち上がったゆいの姿は、さすがかつて
クローズを追いつめ、カナタに認められただけのことはある強さを
感じさせますね。
そこまで来たら、出来れば自力で檻をぶち破ってほしかった気も
するのですが(笑)、あくまでキーを使って檻を開かないと
いけない、というのが、物語のフォーマット上、というか
玩具販促上の制約ではあったのかもしれません。

ラスト、ゆいの作品は佳作。
スマイルプリキュアなどもそうでしたが、安易に優勝させたり
しない制作側の姿勢は好ましいですね。
でもちゃんと頑張ったなりの結果もつけてあげる、という、まあ
予定調和ではありますが、いい落ち着きを持った終わり方だったと
思います。

さて、みなみ、ゆいの夢回に続き、次回はきららの夢回。
モデルもプリキュアも両方頑張る、というのがきららの仲間入り
した時の宣言でしたが、ついにその二者択一を突きつけられる時が
くるのでしょうか。


[No.3185] 2015/11/22(Sun) 09:40:05
★☆第42話『夢かプリキュアか!?輝くきららの選ぶ道!』★☆ (No.3180への返信 / 1階層) - 九条神樹

次回作「魔法つかいプリキュア!」のタイトルが発表されました。
なかなかインパクトのあるタイトルで、どういった世界観が構築
されるのかも興味深いですね。どれみの路線との複合のような
雰囲気になるのでしょうか。


さて、プリンセスのほうも本編はそろそろ大詰め。
きらら編の総決算となりそうなエピソードですが、二話構成の
今回は前編といった位置づけのようです。
バトル展開やパワーアップ展開での前後編構成は珍しくありません
けれど、個人回での前後編という作り方は比較的珍しいかも
しれませんね。キャラクターを大事に扱っている感じが伝わって
来ます。

きららは仲間入りするときに、仕事もプリキュアもどちらも
頑張ると宣言していましたが、ついに今回はその夢とプリキュアの
二者択一を迫られる展開。
Aパートで丁寧に気持ちを盛り上げておいてからの究極の選択と
いう流れでした。
プリキュアのほうを取る、というのは、もちろん作品上予想がつく
わけではありますが(笑)、その結果として仕事を干されてしまう、
という、非常にシビアな結果が待っていました。
何もかも簡単にハッピーで都合のいい展開にならないのが
プリキュアシリーズのいいところ、ともいえるかも。

プリキュアを取る、というとちょっと漠然とした感覚になりますが
より具体的には、かりんの夢を守りたいという意思が勝ったという
ことになります。
よほど強い動機付けをしないと、ラストの場面で飛行機を諦める
選択に説得力が出ないわけで、そのための直接的な感情移入対象と
してかりんというキャラを造形してきたわけですね。
個人的には、以前に登場したらんこを絡ませてほしかった気も
しますが(笑)、まあらんこは次回登場しそうな気もします。
というか、してほしいな(笑)。

まあこういった展開のバランスのとり方は難しいところで、
フローラたちに任せてもいいんじゃないの?という感覚は、
視聴者の中に絶対出てきてしまいますからね。そこをいかに
うまく見せるか、というのが制作側の手腕ということになるの
でしょう。

そういう意味では、きららが、自分と重ね合わせになるかりんと
いうキャラを通じて、守るべきもの、取るべき道を決断させる、と
いうのは妥当な方法の一つではあったでしょう。
きららがモデルになることそれ自体が目的だというのではなく、
モデルになって何をなすのか、を形にして見せてくれたのが
かりんということになりますね。

ただ綺麗な服を着てランウェイを歩いてかっこいい、というのでは
なく、そういった姿を見せることによって、自分に自信のなかった
少女に自信を取り戻してあげることができるのが、きららの力で
あり、それがきららのあるべき姿である、というのが、きらら編の
回答として提出されたように思います。
それはまた、次回のきらら再起編(仮)にもつながってくるもの
なのでしょう。

また、これは本編内では直接描かれませんでしたが、きららはつい
この間、はるかを残して仕事に行った結果、はるかが大ダメージを
負って変身できなくなってしまうという展開を経験したばかりと
いうこともあるかもしれません。そういう意味でも、きららは
はるかたちを置いていけなかったのかも。


今回はきららが主役でしたが、みなみもまた自分の将来について
思いをはせる場面が織り込まれ、彼女自身の物語への伏線も
敷かれていました。
みなみがどういった結論を出すのか、についても、やはり気になる
ところですね。


[No.3187] 2015/11/29(Sun) 10:11:21
★☆第43話『一番星のきらら!夢きらめくステージへ!』★☆ (No.3180への返信 / 1階層) - 九条神樹

きらら編・前後編構成の後半。
前回の事件でモデルへの夢をあきらめかけたきららが、再び夢を
取り戻すまでを描いた解決編でした。

さすがきららのエピソードの集大成となるだけに、作画も
素晴らしく、ランウェイ上を歩くきららの貫録さえ感じさせる
艶姿や、戦闘時のアクションなど、堪能できる画面になって
いましたね。
戦闘シーンは常に星が降り注ぐ中でのバトルとなっており、
映像としてもとても華やかでした。
まあ、あれだけ星を降らせておいて、全然敵に命中してない、と
いうところはありますが(笑)。

物語としては、これまでモデルであることで多くの人々に夢を
与えてきたきららが、今度は自分がショーを見ることで
自分の情熱を再確認させてもらう、というお話。
オーソドックスな反転構成ではありますが、それだけにきっちり
まとまっていた作りになっていました。

併せて、これまでに登場した多くのゲストキャラクターたちが
再登場し、物語を彩ることで豪華な印象も与えてくれましたね。
彼ら、彼女らの将来の夢も語られるという点で話に膨らみも
見えました。如月さんの夢って裁判官だったんだ、とか(笑)。

一条らんこの再登場も期待どおりでしたが、ストーリー自体には
あまりからまず、そこはちょっと残念だったかも。ライバルで
あるきららの失敗や失意という状態に対して、何か言ってくる
かな、とも思ったのですけどね。
まあ、それでもらんこは相変わらずのバイタリティで、存在感は
ありましたが(笑)。

もっとも、きららが情熱を取り戻すという主観的な問題の解決に
重点が置かれ、仕事とプリキュアの両立をどうするのか、という
客観的な問題自体については特に解消されてはいないようには
思え、そこは気になるところではあります。
まあ、「春までに全部解決すればいい」という方法は提示され
ましたが(笑)。メタ的に言えばもちろんそれは正解ではあるの
ですけどね(笑)。
前回のように、他者の夢を守るために自分の夢を諦めなければ
ならない時にどうするのか、というシビアな状況に対しての
はっきりした解答にはなっておらず、何となく雰囲気で
誤魔化されたような気はしなくもないかも。

もっとも、まずは自分の夢を大事にしてそれを叶えることを
重視し、いたずらな自己犠牲を必ずしも肯定しない、という
一つの考えが示されたようには思います。それはヒーローものと
してはある意味大胆な切り口ではあったかも。

人物関係としては、今回きららとトワの絡みが随所に織り込まれ、
その絆の深さを感じさせる見せ方になっていました。それを
カップリングというかどうかは別としても、なかなか楽しめ
ました(笑)。まあ、きららに対するトワのこのポジションが
ある以上、らんこやかりんもあまり前面に出る構成には
できなかったでしょうね(笑)。

次回はみなみ編。彼女の夢の問題にもひとつの決断が下されるの
でしょうか。


[No.3189] 2015/12/06(Sun) 09:54:50
今回はさしずめ「復活のT」ってところでしょうか・・・。 (No.3189への返信 / 2階層) - そうりゅう あすか

前半は、いろいろあって入院していて、未見です。

きららちゃんが前回の事件を引きずって、モデルを休業しているのはアバンでわかります。
そして復活のための道筋を思いつくのがやっぱりといっていいほどのはるかちゃんもステレオタイプですね。

でも、憎まれ役が社長さんではちと違うんじゃないかな・・・。
やっぱり、らんこちゃんが思いっきり絡んで・・・。

ら「それでこそ、あたしのライバルよ!」

と楽しそうにいうのがキモだとあたしも思いました。

>はるかちゃん
脇であってもきららちゃんのために行動を起こすのがはるかちゃんですね。

>みなみちゃん
さすが、プリキュアの鶴屋さん(笑)。
悪だくみ(?)の財力と場所提供はお手の物。

>きららちゃん
さすが今回の主役。
画面いっぱいの星の雨あられ。
あと、彼女の髪型を見ていると、今にも鉄骨を振り回しそうな気がするのは、「虚構推理」の読み過ぎでしょうか?

>トワちゃん
脇その3

>ゆいちゃん
今回は誘導係りで、ホープキングダムへは置いてけぼり・・・。

>カナタ王子
え〜と、馬はどこで飼っていたんでしょう?

>次回
みなみちゃんの主役回です。

では


[No.3190] 2015/12/06(Sun) 13:45:37
らんこの使い方 (No.3190への返信 / 3階層) - 九条神樹

せっかくインパクトのあるキャラを作り上げることができていた
わけですし、ここぞという場面で使ってほしかったですね。
まあ今回も目立ってはいましたが(笑)、それは本筋に直接は
関わらない賑やかしでしたし。
本作はサブキャラを一話限りの使い捨てにせず、ちゃんと後々に
再登場させることは多く、それは好ましいポイントだとは思うの
ですけどね。

はるかたちの作ったこのステージは、モデルを諦めようとしていた
きららにとっては、ある意味嫌味になりかねない危険性も
はらんでいたのでしょうけれど、ちゃんと素直に受け止めてくれる
ところはきららの純粋さでもあり、またはるかの人徳でもある
気がします。
そう言う意味では、今回はそれほどクローズアップはされません
でしたが、はるかの存在感はきちんと発揮されてはいたの
でしょうね。


では、お体大切になさってくださいね。


[No.3192] 2015/12/12(Sat) 19:51:40
★☆第44話『湧き上がる想い!みなみの本当のキモチ!』★☆ (No.3180への返信 / 1階層) - 九条神樹

前2回のきらら編に続き、みなみ編の前後編、今回は前編。
みなみの場合は、今回ですでに自分の気持ちには決着をつけて
しまい、次回はそれを他者にどう伝えるのか、で1エピソードを
使う構成ですね。各キャラクターごとにきちんと異なる物語の組み立てをしており、丁寧だなと思います。
みなみの場合は確かに、自分の内面への決着と、そして周囲への
理解という二段階の問題があり、それゆえに悩んでいたわけでも
ありますからね。

今回のキーパーソンとなったのはきらら。
みなみ回だとはるかが前に出てくる印象が強いですが、今回は
あえてその路線を外してきららを絡ませてきたのが面白いところ。
みなみときららは、はるかを中心にまとまっているイメージで、
意外にこの二人のみでの絡みは少なかったかもしれません。
それだけに興味深い場面でしたし、また前回の話を受けて今度は
きららが友人を励まそうとする、という展開にも説得力が
ありました。

他人の世話をすることに慣れていないきららと、他人に世話される
ことに慣れていないみなみ、という二人の造形がよく描かれて
おり、みなみ単独の夢回としてだけではなく、それ以外の
キャラの関係性の総決算的な描写にもなっていたかも
しれませんね。

もちろん、はるかもちゃんと出番を貰っており、主役の存在感を
きちんと主張してくれました(笑)。トワも夏回の伏線を綺麗に
拾っていて、登場シーンの少なさをフォローする配慮が
見えましたね。

もう一人いい味を出してたのは先生。
眼鏡の奥が透けるとかわいい目をしており(笑)、アイドルを
目指したというのも別に悪くなかったかも(笑)。
色々と夢は変遷していくものであってそれは悪くない、という
スタンスで、大人びたみなみに対して本当の大人の姿を見せると
いう意味でもいいポジションでした。

次回は後編ですが、別にみなみの家族は反対しそうではない
ですよね。打ち明ければ意外に喜んでくれそうな気もするの
ですが、その辺もまた、考えすぎるみなみの問題点では
あるのかも。


[No.3193] 2015/12/13(Sun) 09:41:42
★☆第45話『伝えたい想い!みなみの夢よ大海原へ!』★☆ (No.3180への返信 / 1階層) - 九条神樹

今回はリアルタイム視聴ができませんので場所だけ作って
おきます。月曜日に感想を追加します。


[No.3195] 2015/12/20(Sun) 06:07:42
みなみちゃんの決心編 (No.3193への返信 / 2階層) - そうりゅう あすか

前回のきららちゃん編で、心を動かされたみなみちゃん。
やはりというか、海洋学者の道を決めたようですね。
あとは、両親に告るのみなんですが・・・。
たぶん、彼女のことだから色々考えて思いが空回りしそうな気がします。

では


[No.3197] 2015/12/20(Sun) 17:49:39
みなみちゃんの告白編 (No.3195への返信 / 2階層) - そうりゅう あすか

う〜ん、なんかみなみちゃんだけが空回りしてるだけのお話になっちゃいましたね。
ご両親も前回登場したときも彼女に海藤家の仕事を強要してるわけでなかったし、今回の夢の路線変更もあっさりと承諾。
なんか、ホンワカ雰囲気でみなみちゃんの主役回が終わっちゃった。
普通の演出だったら、みなみちゃんのためにはるかちゃんやきららちゃん、とわちゃん、ゆいちゃんが厳しいご両親を説得するために色々走り回るけど、ことごとく不利な方向へ行っちゃって、どうにか大学卒業まで結論を先延ばしする工作をするんですが、とっくにみなみちゃんが承諾を得ていたというオチが思いつくんですけどね。

>シャットさん
最後通牒をディスピアさんにもらったはいいけど、結局失敗。
次回が戦線離脱か?
ところで、さっき思いついたんですが、シャットさんの正体って、猫の妖精じゃないかと。
クローズさんは鳥、クロロは犬と来てますので、とプリキュア側の妖精と対をなすと思えば、ミスシャムールの猫が残ります。
また、ロックがドック(クロロ)の文字変えから来ているとすれば、シャットがキャットの文字変えと思えちゃうんです。
果たして、どうなんでしょうね?

>らんこちゃん
コメディアンヌは多芸です。

>クリスマス会
あれ?男の子がいない・・・。
女子寮だけでしてるのかな?

では


[No.3198] 2015/12/20(Sun) 18:23:26
最も (No.3195への返信 / 2階層) - 九条神樹

大人びているように見えるみなみの意外な子供っぽいさ、という
観点は、以前のお化け怖い話などでも描かれた、まあ王道な
パターンではありますね。今回もそれに近い感覚のエピソードで
あった、と言えるのかもしれません。

みなみが初めて自分自身の夢を見出し、それに向かって進んで
いきたいという望みを持つことそ自体、両親にとっては嬉しい
ものであろうというのは想像がつくことですね。それに気づけない
あたりはみなみの意外な、というよりも実は年齢相応な
子供らしさが見えた部分ではあるのかも。エピソード順からは
みなみの成長が一番後ろに置かれた、という構成もまた、
「大人っぽいみなみの成長に一番時間が掛かった」という含みを
持たせたものかもしれませんね。

みなみの両親もお兄さんも物わかりのいい人で、それゆえに
物語としてはそこで波乱を持たせることはできないんですよね。
起伏を持たせようとすれば誰かがみなみの夢に反対する、という
構成も考えられたかもしれませんが、キャラクター描写上それは
可能性がないわけで、そうするとエピソード的には結構シンプルに
進行してしまうようなお話にはなっています。

そういった部分を補って、派手目なフックを作るために、
クリスマス会というシチュエーションも盛り込まれたのでしょうが
クリスマス会ならクリスマス会、みなみ回としてならみなみ回と
集中してみたかった感はありますね。
前回のきらら回のファッションショーほどには本筋とはうまく
リンクできていなかったかもという気はします。
まあ、そこでもちゃんと目を引くらんこの存在感とかは
ありましたし(笑)、ゆいのかくし芸はそれインチキじゃん、と
いうツッコミもあって内容は楽しいものでしたが(笑)。

今回もう一つのポイントはシャットの処遇。
最後のチャンスをちゃんと与えてくれるディスピアって結構
優しいのでは、という気がしなくもありませんが(笑)。
案の定失敗なわけで、次回は彼の行く末が語られるようです。
クローズのようにガチ死亡というパターンがありましたし(復活
しましたが)、またロックのように実は妖精だったという
パターンもあるので、どう転ぶか読みづらいですね。
キャラ的にはコメディリリーフですので、生存展開の可能性も
あるようには思えますが。


[No.3199] 2015/12/21(Mon) 11:09:15
いい話 (No.3198への返信 / 3階層) - 九条神樹

ではあるのですが、ドラマとしての盛り上がりがあったかと言うと
特にそんな感じはしなかったかな、とも思うところですね。
それはおっしゃるようにみなみの空回りというか、壁に見える
ような壁が視聴者視点で見えていなかったから、というところは
あるかも。

まあそういった部分も含めて、動的なドラマというよりは
みなみの内面にポイントを置いて、彼女が真に独り立ちするまでの
心情を丁寧に描いた静的な物語であったともいえるかも
しれません。
みなみは自分の家族を尊敬していながらも、その家族が、自分が
本当の夢を見つけたら祝福してくれる人たちだということは
知らなかったわけで、そういう意味では、みなみは今回、自分を
再発見すると同時に、家族をも再発見したお話だったのかも
しれませんね。


[No.3201] 2015/12/25(Fri) 20:39:18
きらら編の中にも (No.3197への返信 / 3階層) - 九条神樹

ちゃんとみなみ編の伏線を張っているという丁寧な見せ方が
注目された前回のお話でしたね。
キャラクター個々人のぶつ切りのエピソード集というわけではなく
有機的に相互にリンクし合って仲間たちが成長していく、という
作り方を意図的にしているというところでしょうか。本作の
作り方の特性のようなものがよく見えた感じでした。


[No.3202] 2015/12/25(Fri) 20:42:42
★☆第46話『美しい・・・!?さすらうシャットと雪の城!』★☆ (No.3180への返信 / 1階層) - 九条神樹

シャット編であると同時にトワ編でもあった今回。
前半ではかわいらしいトワの言動や表情が強調して描かれ、
後半に回想されるトワイライト時代の姿とのギャップを際立たせて
いました。

トワイライト時代の生き方と今の生き方の違いを、トワイライトに
あこがれていたシャット相手に語るというやり方で、トワが自分の
過去に区切りをつけた話でもありますね。
トワイライトとしての孤高の生き方が必ずしも全否定されるべき
ものでもないのではないかという気もしなくもないのですが(笑)、
まあプリキュアというフォーマットで語ろうとすれば、やはり
仲間の大切さや思いやり、やさしさの強調という方向には
落ち着いてしまうものでしょう。

そういった仲間の大切さを描くためのエピソードとして、
雪の城つくりは効果的でもありました。
あんなでっかい城を短時間で中学生が作れるだろうか、という
突込みはまああるとしても(笑)、ポイントはそこにはなくて、
多くのキャラクターたちが力を合わせて、しかもわずか数日で
おそらく溶けてしまうであろう、はかない雪の城のために全力で
頑張るすがすがしさを見せたかったものなのでしょうね。
一条らんこをはじめとした多くの準レギュラーが登場し、
お祭り回としての側面も見せてくれたお話でした。

それはもちろん孤独にさすらうシャットの姿との対比でも
ありましたが、シャットの口癖である「のみ」という言葉が
彼の孤独を語るうえでいいスパイスになっていました。
シャットの今回の戦いは、プリキュアたちによって手厳しく指摘
されたように八つ当たりでしかなく、そのみじめで小さな
暴れ方が逆にシャットの絶望を示すものとして効いていたようにも
思います。

最後に差し伸べられたスカーレットの手を取らず、撥ね付けて
去っていったシャットの姿はちょっと意外。ここであっさり改心
とか和解などの展開にはならず、もう少し解決を引っ張るよう
ですね。
とはいえ、ミス・シャムールとのささやかな触れ合いが、
シャットの内面で変わった何かがはっきりとあるのだということを
示してもいます。シャムールとシャット、ネコ型妖精?同士で
いい絡みができるかもしれませんね。
最終決戦あたりに駆けつけて味方をしてくれるパターンだと
美味しそうなのですが、でもそれだとディスピアやクローズに
討たれてしまいそうで心配なところはあるかも。

獣化し暴れるシャットを見てフローラがぽつりと言った
「助けよう」の言葉は、彼女の顔が隠された状態の演出だった
だけに印象的。おそらくクローズを一度倒してしまった時のことを
想起しているのかな、とも想像でき、今後のクローズとの最終
決戦への流れにもそういった描写が期待できるかな、とも
思えます。

プリキュアにしては珍しく(笑)、一応は安らかで落ち着いた
展開での年の瀬となりました。例年だと大体、クリスマス頃に
最終決戦が始まって、年末は地球が大変なことになってる時期です
からね(笑)。
本作の最終展開は年明けからということになりそうです。
次作『魔法つかいプリキュア』ともども、プリンセスの方の
フィナーレにも期待したいですね。


[No.3203] 2015/12/27(Sun) 10:24:40
まだ、完全にはシャットさんは浄解されていない? (No.3203への返信 / 2階層) - そうりゅう あすか

やっぱり、シャットさんは元は猫の妖精っぽいですね。
でも、ラストのシャムールさんとの絡みで、彼女のことは歯牙にもかけずに去って行っちゃいました。
一方、シャムールさんは、彼の光落ちを看破して暖かく見送ったみたいですが・・・。

>はるかちゃん
ついこの前クリスマスというイベントをこなしたばかりなのに、今度は雪まつりというイベントを自然体でこなしちゃうんだもん。
根っからのイベンターですね。

>みなみちゃん、きららちゃん
最初はプリキュアチームのトワちゃんへのささやかなプレゼンだったのが2人のカリスマが人を呼んじゃったんですね。

>ゆいちゃん
今回も縁の下の力もちです。
お城のデザインから、修復の指揮までこなします。

>トワちゃん
ストーカー気質なシャットさんに困惑気味。
トワイライト時代に懐いてくれた部下に引導を渡すつらさをはるかちゃんの「助けよう!」一言で、払拭。

>らんこちゃん
真打は最後に登場。
きららちゃんへのツンデレ爆発。
あと、EDの字体のせい(どう見ても「う」)で、ネタ扱いじゃな。

>次回
はるかちゃんが、花のプリンセスの世界をトレースする?

では


[No.3205] 2015/12/27(Sun) 11:52:54
にゃんこ (No.3205への返信 / 3階層) - 九条神樹

差し伸べられた手をパシィと振り払うのは、いかにも猫っぽいと
言えば猫っぽい反応だったのかもしれませんね(笑)。
ツン入ってるというか、誇り高いというか。
ロックの処理は本作での数少ない失敗点のひとつだったようには
思うので、シャットに関してはきっちり動向を丁寧に描いていく
方向に見えるというのは歓迎したいところですね。

ゆいの存在も所々で持て余し気味な感じはありましたけど(笑)
今回のような使い方はよく活かせているというところでしょうか。
「その他大勢」の代表としてのゆいの位置づけは、特に本作が
「プリンセス」という概念をキーにしている以上、大事なポイント
にはなり得るんですよね。多くのキャラが登場するお祭り回が
ここのところ多かったのも、プリンセスと民衆という関係性の
中で見ていくと、またテーマに沿った理解が出来そうですね。


[No.3211] 2016/01/09(Sat) 20:20:47
多重送信のため削除します (No.3205への返信 / 3階層) - 九条神樹

二回送信しちゃいました。

[No.3212] 2016/01/09(Sat) 20:20:48
★☆第47話『花のように・・・!つよくやさしく美しく!』★☆ (No.3180への返信 / 1階層) - 九条神樹

次回作『魔法つかいプリキュア!』の予告映像が放映されました。
キャラデザはちょっと濃い目というか、魔法つかいという
肩タイトルから予想されるようなファンシーな方向ではない感じ
ですね。なかなかメイン二人ともに可愛らしく魅力的に見えます。
キュアマジカル・リコのCVは堀江由衣さん。
トワ役の沢城みゆきさんや、月影ゆりの久川綾さんの時なども
驚きがありましたが、堀江さんというのも結構サプライズですね。


さて本編は、プリンセス論についての総まとめとでもいうべき
エピソードになっていました。
はるかの宝物である絵本「花のプリンセス」をもう一度取り上げ、
その絵本が未完であることをうまく使って結末の中へ誘い込む、
という罠。それを打ち破るのもまた「花」の生き方である、という
構成が気持ちよく決まった展開に仕上がっていましたね。

キュアフローラ自身が花のプリンセスなわけで、今回語られた
花としての生き方を合わせて考えてみると、はるかは最初から
プリンセスとしての生き方を示されていた、ということになるの
でしょうね。

Doとしてのプリンセス観、というのは作中でもこれまでに何度か
示唆されてきており、まあ破綻なくしっかり結論を出したという
ことになるでしょう。
Doゆえにクローズが言うように「終わりがない」わけですが、
それこそが本作におけるプリンセス像の本質でもあるといえそう
です。プリンセスの本質を悪役が言ってみせた、というのも
なかなか注目すべきポイントだったかも。

幻影の中の王子様を拒絶した、という点もまた面白く、つまり
王子様と結ばれることによって獲得できるポジションとしての
プリンセス像を、はるかは少なくとも自らの夢としては
受け入れなかったことになりますね。

艱難辛苦と努力を至上価値に置くという感覚は多少根性論というか
古い日本的精神論だなと言われるかもですが(笑)、そういった
精神論を重く悲壮なものとして見せるのではなく、はるかの口癖
「素敵すぎる―!」に象徴されるようにあくまでも明るく前向きに
把握しているのが本作の方向性でもあったでしょう。

そういったはるかの姿勢に対してあくまでも対峙していく
クローズの姿も印象的。
幻影に閉じ込めるというディスピアの作戦に対し、はるかには
通じないだろうと思っていた、というセリフが非常に効いて
いますね。ある意味、仲間たちよりもクローズの方がはるかを
おかしな言い方ですが「信頼」しており、そしてそれゆえに
クローズにとっては絶対に真正面から倒さなければならない相手に
なってもいるわけですね。

クローズの言葉はシリーズを通じて要所要所ではるかに鋭く
容赦ない問いかけとなって突き刺さっており、それに応えていく
ことではるかは一歩ずつプリンセスに近づいていった感が
あります。
価値観の試しとしてのライバルキャラというのは、プリキュア
ではなかなか珍しい位置づけでしたね。
一度は救えなかったクローズを、はるかは今度こそ救えるのか、と
いうのは、彼女にとっての最後の「試し」になるのでしょうか。

次回からはいよいよ最終決戦。
学園が舞台のプリキュアだっただけに、決戦の舞台も再び学園に
戻ります。


[No.3213] 2016/01/10(Sun) 10:13:20
クローズ「お前の夢は、まるで血を吐きながら続ける悲しいマラソンだな・・・。」 (No.3213への返信 / 2階層) - そうりゅう あすか

「姫道(プリンセスどう)」に終わりがないことを言い張るはるかちゃんの夢を崩すには、はるかなショック並のインパクトをフローラに与えるんだったらクローズさんは、これぐらい言わないとねぇ・・・。
また、幻想からの脱出対決がライバルキャラとしての男性のクローズさんのプリンセス像の押し付けと同性の初めからプリンセスであったポジションのトワイライトさんの言葉はどっちが重かったのかなと考えさせられる今回でありました。

閑話休題

>はるかちゃん
最終決戦前で必ず主人公が陥る王道にひっかかちゃいましたね。
それも痛いのも苦しいのも全部受け止めた末になったプリンセスのその後の展開です。
やっぱり、違和感で脱出も王道です。

花のように常に強く優しく美しく・・・。

これがはるかちゃんの見つけた夢なんですね。


>みなみちゃん、きららちゃん、とわちゃんおよびかなた王子
きた、みた、つかまった。

>ゆいちゃん
自らの意志でお残り。

>小鳥
他のお供の動物たちより、花のプリンセスの一番のお供のポジションに収まっているようです。
それに見合う苦労をしてそこまで信頼されるようになったんでしょうね。
でも正体はクローズさん。
ディスピアさんの詰めの甘さも看破してたようです。
今後、彼はどう動くのかな?

>王子様
どうせなら、かなた王子でもよかった気がしますし、祝福するモブでみなみちゃんたちも登場してたら完璧なのに・・・。

どういうことなの?

もしかして、ディスピアさんの過去と関係があるのかな?

>ミス・シャムール

「もう何も教えることはないわ。」

それって、死亡フラグなんですけど・・・。

>グランプリンセス
いつから、絶望の扉を開く役割が与えられたんだっけ?

>次回
最終決戦に突入です。
プリキュアの正体ばれありかも?

>魔法使いプリキュア
原点回帰で2人がそろわないと変身できないようです。
3人目および4人目の登場は春の映画以降でしょうか?

では


[No.3214] 2016/01/10(Sun) 15:05:28
『魔法つかいプリキュア!』、高橋李依さんというと (No.3213への返信 / 2階層) - 暗之云

『それが声優!』の印象しかないので、プリキュアとお供の動物の一人二役をやりそうな気がしてなりません。そしてモフルンの齋藤彩夏さんといえば『ジュエルペット』なのでルビースタイルに変身しそうな気が(しない)。

閑話休題『プリンセスプリキュア』本編、幻影の王子様がカナタでなく、もちろんゆうきでもなく、そして二人とも事態の解決にもおおむね無関係なのが面白かった。恋愛要素が終盤でここまで希薄なのはちょっと意外。去年の『ハピネスチャージ』が逆のベクトルで突き抜けた反動でしょうか(苦笑)

ていうか、はるかの一番の「理解者」がカナタでもゆうきでもなくクローズでいいのか!? という気も。もはや「強敵と書いて『とも』と読む」文脈ですよねこれ。


[No.3216] 2016/01/16(Sat) 10:30:23
トワイライトの位置 (No.3214への返信 / 3階層) - 九条神樹

はるかのプリンセス論の対比対象として登場したのがトワイライト
だっただけに、トワイライトがその議論について突き詰めない
ままでトワに善落ちしてしまったのは、若干消化不良の感が
残りますね。
それをクローズが引き継いだ形になりますが、ライバルキャラと
してのトワイライトと、仲間入りするトワの役回りを一体化
させてしまったことで何となくすっきりしない形になって
しまったのかもしれません。

まあ、あくまで今回は改めての総括のようなもので、はるかの
プリンセス論はトワイライトと対峙していた時から一貫して
いたとは思えますけれど。
そうであればトワイライトがまだ敵のうちに結論出してしまっても
よかったのかも、という気もしますが、でもそれでは物語の
半分の時点でテーマを述べてしまうことにもなるわけで、やっぱり
難しいですね(笑)。


[No.3217] 2016/01/16(Sat) 20:21:21
王子様 (No.3216への返信 / 3階層) - 九条神樹

王子様の概念を明確に打ち出すと、プリンセスという在り方が
王子との関係性という文脈の中でのみ語られることになりかねない
という危険性はありますからね。
本作におけるプリンセスはあくまで、独立した人の生き方としての
提示なので、特定の王子様と関連付けて語ることは意図的に避けて
いるのかもしれません。

とはいえ、やっぱり幼少時のはるかの契機となったのは、
プラスとしてのカナタとマイナスとしてのゆうきなので、
どうしてもこの二人のとの関係をある程度見せていかなければ
ならないのではという気もしますけどね。
カナタに関しては、まあ、彼に言われたからではなく自分の意思で
プリンセスを目指すのだという38・39話のエピソードですでに
卒業出来ているともいえるのでしょうが。

クローズは当初の想定では11話で退場してそれでおしまいだった
キャラらしいのですが、現状ではフローラのカウンターとして
作品自体を背負う位置に付けていますね。
プリンセスと王子という関係性が薄い分、夢と絶望という形では
非常に強く相互を意識し合う関係性が描かれているともいえる
かも。クローズが今回変身していたのが、「王子」ではなく
誘惑者としての小鳥だったというのも、また示唆的な点かも
ですね。


[No.3218] 2016/01/16(Sat) 20:50:41
★☆第48話『迫る絶望・・・!絶体絶命のプリンセス!』★☆ (No.3180への返信 / 1階層) - 九条神樹

ディスピアの襲来とプリキュアの正体バレ、ロックの復活と浄化、
シャットの決断、そして絶望を自らの力で切り開いたゆい、と
非常に濃厚で密度の高いエピソードでした。
クライマックス前ということもあり、高いテンションで
引き込まれるお話でしたね。

プリキュアたちの正体がバレることに対するサンクションの
ようなものは本作では特に規定されていなかったと思いますが
知人の前で正体を明かしながら変身するヒーロー(ヒロイン)と
いうものは一つの勇壮な様式美ですね。

もっとも、ゆうきとフローラの絡みが今一つ十分に推されて
いなかったために、この部分ではドラマとしての盛り上がりが
今一つという感はありましたが。というか、ゆうき本人が
ストーリーに関わる存在としてはやや薄い印象に思えてしまうのが
ちょっと残念かも。
どちらかというと、パフの正体を知った如月さんとか、きららの
変身を知ったらんこの方がインパクトとしてはあったかも
しれません(笑)。

しかし、今回のメインはやはり、ついに自力で絶望の檻を破った
ゆいでした。
彼女はこれで檻に囚われるのが通算4回目でしょうか。一話で
最初の犠牲者として囚われた彼女が、最終盤のここに至って
自力で打開する、という対応は綺麗なものですね。
前回囚われた時は、檻の中で意識を取り戻し、もう少しで、という
ところまで描写されていましたが、それを踏まえての段階的な
展開で、とうとう脱出に成功。ゆいの成長譚としてもしっかり
構成されていました。

特別な存在であるプリキュアによってしか犠牲者は救われない、
という命題を覆した子としても特筆すべきキャラになったと
いえそうですね。そういう意味では、ゆいが最後まで一般人の
ままであったこと自体に強いメッセージ性が託されていたと
言えるでしょう。
そうすると、プリキュアという存在の本来的な意味性についても
色々と考えさせられもする、メタな意味でも大きな足跡を
残したキャラになったと言えるかも(笑)。

しかし人々が誰かに頼るのではなく己の力で絶望を打ち破るという
展開自体は、夢の力という本作のテーマを考えた時に、当然
出てくる帰結でもあるかもしれず、そういう意味ではとても自然な
流れともいえます。
プリキュアシリーズとしての異質性と、作品テーマとしての
同質性が同居している、面白い場面でした。

そして、シャットに最終的な決断をさせたのは、その一般の人々が
檻を破ったという事実でした。前々回でプリキュアたちに救われ、
手を差し伸べられてもまだそれを撥ね付けたシャットが、
プリキュアではなく一般人の行動によって心を決めた、という
対比もまた興味深いものですね。

さて残り二話、どのような着地を見せてくれるでしょうか。


[No.3219] 2016/01/17(Sun) 10:07:36
ゆいちゃん、ついに覚醒!爆誕キュア・・・。 (No.3219への返信 / 2階層) - そうりゅう あすか

と5人目のプリキュアには、ならなかったのが残念ですね。せっかく自力で檻を破壊するまで強くなったのに・・・。
やっぱり、最後まで仮面ライダーの滝さんやシンフォギアの未来ちゃんポジションだったようですね。

閑話休題

>はるかちゃん
お祭り以降、何の色恋の絡みがなかったゆうきくんに止められてもねぇ・・・。
彼がカナタ王子のライバルになるチャンスは、今までいくつもあったのに・・・。残念。
でも、ゆいちゃんの覚醒には、満点の笑顔で喜んでいます。

>みなみちゃん
生徒会長としてみんなにプリキュアだってことを秘密にしていたことが心苦しかったようですね。

>きららちゃん
らんこちゃんが勘違いの突っ込みしてます。

>トワちゃん
保護者であるゆめてんてーと白金さんに言い訳できないのがねぇ。
でも、これでゆめてんてーと白金さんが先代プリキュアだったという線は消えた?

>ゆいちゃん
今回、みんなの檻から開放の触媒や今までのことの語り部として大活躍です。
また、ゆうきくんの覚醒に手を差し伸べる姿が強調されてたから、もしかして・・・?

>カナタ王子&ミス・シャムール
足止めを買ってでる姿はおやっさんポジションですね。

>シャットさん
ついに光落ちしちゃいましたね。
クローズさんにグーパンできる実力は残っていたようです。
でも、ミス・シャムールのマフラーもらってるんだから、彼女が戦っているクローズさんの部下を先にやっつけようよ。

>ロックくん
浄化されて、クロロくんに邂逅。
やっぱり、クロロくんは、彼を羽織ってあげるのかな?

>クローズさん
シャットさんにとどめを刺さずに退場。
次回、フローラとの決戦ですか?

>ディスピアさん
中の人がアニメ艦これでのラスボスと同じだったせいか、どうしてもそれに被ってしまいすね。
次回、何段も復活したらなおさら・・・。
また、プリキュアでは珍しい女性ラスボスなので、最後に消滅はないとは思うんですが、果たして?

では


[No.3220] 2016/01/17(Sun) 11:21:29
商品展開に (No.3220への返信 / 3階層) - 九条神樹

何の関係もない、最終盤だけの突発プリキュアというのも、
面白そうではありますよね(笑)。ハートキャッチの
キュアフラワーという前例も一応ありますし。

もっとも、ゆいの場合はやっぱり、一般人であるからこその
存在意義ということの方を重視すべきなのでしょうね。
シャットが今回感銘を受けていたのも、プリキュアだけではなく
人間でさえも変わったのだ、ということに対してでしたし。
一般人が頑張るからこその美しさ、というものを示すのが
ゆいの役割であったのでしょうね。

とはいえ逆に、これまでずっと一般人として頑張っていたから
こそ、最後にプリキュアにしてあげてもいいのに、という
スタンスも取り得るとは思うので、後は個々の感性の問題に
なるかもしれません。
檻を自力で破るほどの夢の力を持っていた人間がプリキュアに
ならないのならば、プリキュアシステムはそもそも前提として
どこか不備なのでは、という設定レベルでの話にもなっちゃい
そうな気はしますし、なかなか難しい論点ではあるの
でしょうね(笑)。


[No.3224] 2016/01/23(Sat) 20:17:43
★☆第49話『決戦ディスピア!グランプリンセス誕生!』★☆ (No.3180への返信 / 1階層) - 九条神樹

獣の槍、ウルトラマンティガ、ゴッドマーズなど、いろいろと
想起される展開。多くの人々の心の力を束ねて再起する、王道の
展開を見せてくれました。まあプリキュアは劇場版で、
ミラクルライトパターンをいつもやってくれていますし、
そういう意味では馴染みのある見せ方だったとも言えますね。

ただ、本作の場合は、「グランプリンセスとはどういうものか」
というテーマに即した展開にもなっていたのが面白いところ。
プリンセスである以上は、やはり人心を得、後押しされつつも
導いていく必要があるということになるでしょうか。
みなみ、きらら、トワはそれぞれスタート地点から一定の
カリスマを得ており、その意味では最初からグランプリンセスに
近かったのかもしれませんね。一方はるかは、カリスマという
意味ではゼロからのスタートでしたから、そこを丁寧に一年かけて
作り上げていく物語でもあったと言えるかも。

ただ、学園の人々の心を最終的に動かす契機になったのは、
フローラたちの正体が親しいはるかたちであって、彼女たちが
これまでずっと戦ってきてくれたという事実を聞かされたこと
でした。
つまり正体バレがグランプリンセスへの最後のキーだったので
あって、実は正体を隠していたのって結構なトラップだったの
では?という気もしなくもありません(笑)。正体を隠したままで
戦っていたら、グランプリンセスにはなれなかったかも(笑)。

はるかとトワは本編中でこれまでにも明確にグランプリンセスへの
意思を見せていましたが(と言ってもトワは途中からはあまり
それを口にしなくなったような気はしますが)、みなみときららは
特にグランプリンセスへの意欲は語られたことはありません
でした。
そんな彼女たちもグランプリンセスになっているのが、まあ若干
違和感があるといえばあるかも。
作中で、みなみときららのグランプリンセスに対する考え、と
いうものを、もう少しはっきり聞いておきたかった気はします。

夢の国ホープキングダムだからこそ、絶望の存在ディスピアが
生まれた、という設定はなかなかシビア。それは個体としての
ディスピアを倒したからと言って根本的な解決になるわけでは
ないはずのものですね。もっとも、だからこそ、さらなる
夢の象徴であり人々を夢へ導くものとしてのグランプリンセスが
いなければならないわけなのでしょうが。

ディスピアは意思と人格を持つラスボスでありながら、説得も
和解もせずに倒されてしまった、近年のプリキュアにしては比較的
珍しいキャラになりました。スマイルのピエーロのように、ただの
舞台装置的なラスボスなら話は別なのですけどね。
かつてクローズを倒してしまった時にフローラの顔に走った
切ない表情を思うと、ディスピアに対しても、問答無用で倒すと
いう方向にしか解決手段を見出せなかったのか、というのは
考えさせられる部分ですね。
もっとも、次回予告を見ると、どうやらクローズがまだ生きて
いる様子。そこで最後の対話、という形になるのかもしれません
けれど。

次回はいよいよ最終話。
決着を見届けたいと思います。そして魔法つかいの活躍にも
期待ですね(笑)。


[No.3225] 2016/01/24(Sun) 09:53:18
みんなの力でグランプリンセス!! (No.3225への返信 / 2階層) - そうりゅう あすか

でも、候補者4人同時にっていうのが・・・ねぇ・・・。
本来なら、蕾だったはるかちゃんがグランプリンセスとして開花し、一人ディスピアさんとバトルするという流れが妥当じゃないかと。
財も無ければ、美も無く、家柄もない普通の少女がみんなの夢の力で、グランプリンセスに選ばれ、最後の試練へ向かう・・・。
やっぱり、これが王道です。
まあ、次回柱とクローズさんが残っているので、皆が平和を満喫している陰で因縁のをつけるんでそうかね?

>はるかちゃん、みなみちゃん、きららちゃん、トワちゃん
全員でグランプリンセスが小さいお友達向けなんでしょうか・・・。

>クロロくん
ロックくんを羽織ってましたね。
目隠れキャラを返上です。

>パフ&アロマ
非力ながらも牽制してます。

>シャットさん
牽制役その3

>シャムール&カナタ王子
牽制役その4、5

>ゆいちゃんたち学園関係者
砕け散ったプリンセスロッドが意外なとこで、逆転アイテムになってます。
でも、フローラのロッドって「復活のF」の時に砕けてません?

>ディスピアさん
2段強化はならないのかな?

では


[No.3226] 2016/01/24(Sun) 15:28:08
グランプリンセス (No.3226への返信 / 3階層) - 九条神樹

メタ的に言えば単なる最終フォームであって(笑)、そう考えれば
4人全員が到達できてもおかしくはないのですが、なまじっか
グランプリンセスという独立した概念として作中でも重要な
ポイントに置いてしまったために、明確にグランプリンセスを
目指していたはるか(とトワ)と、そうではなかったみなみ・
きららとの温度差がちょっと不自然な感じにはなってしまった
かもですね。

みなみもきららも、夢を持ってそれに対して努力し、人々を
応援しつつ人々に背中を押される人望も得る、という条件面で
言えば確かにクリアしているのですが、そうすると今度は逆に、
グランプリンセスになろうと頑張っていたはるかの姿がちょっと
浮いちゃうことにもなりそうですしね。
みなみときららの二人もグランプリンセスへの取り組み方と
いうものを劇中でも見せてくれていたらよかったのかもですが。
なかなかバランスのとり方というのは難しいなあと言ったところ
でしょうか。


[No.3228] 2016/01/30(Sat) 18:47:17
★☆第50話『はるかなる夢へ!Go!プリンセスプリキュア!』★☆ (No.3180への返信 / 1階層) - 九条神樹

最終話。まずは見事な着地を迎えたと言えるでしょう。

フローラ・はるかに対し、これまでも物語の節目節目で大きな壁と
なって立ちはだかってきたクローズが最後の相手。
クローズに関しては、かつての戦いで倒してしまった際の
フローラの痛切な表情が印象に残っています。今回はその時の、
いわば、忘れ物を取り返すための対峙でもありました。

夢と絶望は車の両輪、表裏の関係にあり、それをすべて
受け止め飲み込んで育っていくのがはるかの見出した道でした。
クローズ自身も絶望の象徴であることをやめたわけではなく、
ただお互いにお互いの存在を認め合った上で別れる、という形。
単純な改心や浄化ではなく、夢も絶望も共に価値があると
位置づけた結論は、いい落としどころだったと言えるでしょう。
お互いに認め合って別れたからこそ、別れ際の「ごきげんよう」の
言葉が非常に強く意味を持ちますね。

「絶望は消えない」と言ったのはフローラ。けれど「夢が
あるから」「強く優しく美しく、か」と言ったのはクローズ、と
いう、台詞の逆転も非常に効果的な演出として決まっていました。

このようにクローズの描写に関してはほぼ完璧に処理しきったと
いえ、充足感の残る終わり方でした。
もっとも、クローズに焦点を当て切ってしまったために、
ディスピアの影が薄まってしまったのはちょっと残念なところ。
正直、ディスピアの存在感は、榊原良子さんのCVの魅力による
部分が大きく、逆にそこ以外にはあまり見いだせなかった気も
しますね(笑)。

クローズと分かり合えるならディスピアとも対話できるのでは
という気もするのですが、まあディスピアはクローズの中に
自分を託したということなので、クローズと認め合ったという
ことは間接的にディスピアとも認め合ったということになるの
でしょうかね。

ラストは大人に成長したはるかたちの姿で締め。
本質的に「少女」たるプリキュアたちの、「大人」に成長した姿を
描く、というのは、かなりチャレンジングな描写であったと
いえるかも。
ハートキャッチのラストで、成長したふたばちゃんを描くことで
間接的にプリキュアたちの成長を見せたということはありました
けどね。

メタ的に考えれば、異世界人は帰り、変身アイテムは力を失い、
とどめに成長しちゃう、というのは、オールスター映画
どうすんのって意味でも、もの凄い挑戦的でもあるの
ですが(笑)。

まあメタ的な部分を除外して考えると、本作が「夢」を重点的に
描いている作品である以上、少女性から脱却して大人となった
時点での「夢」の帰結を描く、というのは、物語の完結のために
必要な要素であったのかもしれません。
まあ、夢を抱いたまま前へ進む少女時代のままで終わらせると
いうのも一つの手法ではあったようにも思えますが。

みなみ、きらら、トワ、ゆいがそれぞれ具体的な夢の実現を
果たしている中、はるかだけはどんな大人になったのかを詳述
されず、ただかつての自分と同じような少女を見守った後、
こちらを振り返り、微笑んだ姿でラストを迎えます。

前のシーンのカナタとの別れの関連で考えれば、カナタが迎えに
来てくれたのか、と考えることもできますし、あるいはその相手は
ゆうきかもしれないし、また久しぶりに出会った仲間たちであるの
かもしれません。
その解釈は視聴者に任されるわけですね。

しかし、もしカナタやゆうきが迎えに来ていた、とする場合は、
はるかの目指したプリンセス像との関係で考えると、それは
「パートナーとしての王子様ビジョン」を必要としない独立独歩の
ものであっただけに、ラストで王子様が迎えに来てしまうという
ことは、ストーリーのテーマとしての一貫性を欠くことに
なるのかも?

しかし逆に考えれば、最後のピースとして「王子様」が存在する
ことで、今まで足りなかったプリンセスとしての完成を見たとも
いえるのかもしれませんが。そして、そのためにはやはり「大人」
になる必要はあったのかも。


さて本編全体を振り返ると、ディスピア以外にも、ロックと
クロロの処理の仕方がやや不十分だったり、またゆうきとの描写も
深みを欠いてしまった憾みが残るなど、いくつかの難点は
見いだせます。
キャラ描写以外にも、グランプリンセスという大筋に関する
みなみときららの関与の仕方なども、ちょっと問題は残ったかも
しれません。

しかし、そういったいくつかの問題点を抱えた上でも、
トータルで見た場合の本作は、非常に高次元で綺麗にまとまった、
完成度の高い作品であったと評することができるように思えます。

逆に言うときっちりとまとまったのはいいけれど、突き抜ける
何かが足りない、と言ったような印象も受けなくはないのですが。
多分、本作を考える場合に、加点法で考えるのと、減点法で
考えるのとでは、かなり点数が違ってきそうな気もしますね。


なんにせよ、視聴し終わった後に残る感覚としては、とても
爽やかで満足感を得られましたね。そういった作品となってくれた
ことには素直に称賛したいと思います。

次回作『魔法つかいプリキュア』にも期待したいですね。
では、お付き合いくださり、ありがとうございました。


[No.3229] 2016/01/31(Sun) 10:13:54
結局、大人になったはるかちゃんは「夢」を叶えたんでしょうか? (No.3229への返信 / 2階層) - そうりゅう あすか

エピローグで、はるかちゃんの夢へとるながる結末は描かれませんでした。
やっぱり、「花のプリンセス」や「プリンセスと花の鍵」と同じようにあとの物語を視聴者に任せてるんでしょうね。
まあ、ちょっち、うがった見方をしちゃうと、夢を追い続けてたままのプ・・・ゲフンゲフン、「おそはるさん」とか、あるいは、5人目のメンバーで記述者でもあるゆいちゃんのアトリエでの絵本製作シーンがなかったことで、実は「ななせゆい」は、はるかちゃんのペンネームの可能性も・・・。

閑話休題

>はるかちゃんVSクローズさん
クローズさんは、ディスピア第3形態というポジションですね。
ディスピアさん自体、はるかちゃんと邂逅したことは多くなく、全く最後しか相手にしてませんでしたから、何度も復活する敵としてのしつこさがねぇ・・・。
また、しつこすぎると「艦こ○」になっちゃうし・・・。

まあ、復活のF以来のアクションシーンで見ごたえもありましたから満足です。

ク「またな。」
は「ごきげんよう。」

二人の小気味よい別れです。

>みなみちゃん、きららちゃん及びとわちゃん
エピローグではそれぞれの夢を叶えた姿で登場です。

>ゆいちゃん
ゆめてんてーの後を継ぎ、絵本作家となったことが示唆されてます。
でも、エピローグで机に向かって作画している姿がなかったことから、先人と同じくあの1作で印税ががっぽり・・・。(超爆)

>シャットさん&ロックくん
こっちの世界に残って、ノーブル学園に就職したっぽい?

九条さん、1年間お疲れ様でした。
また、魔法使いプリキュアのスレに参加させてもらいますのでよろしくお願いします。

では


[No.3230] 2016/01/31(Sun) 11:56:41
一年間お疲れ様でした。あばよ、またな (No.3229への返信 / 2階層) - 暗之云

……たぶん一週間後くらいに。

さて最終回。前々回の感想で、フローラとクローズは「強敵と書いて『とも』と読む」関係などと書きましたが、まさかそっちの方向に突き抜けるとは予想してなかった(苦笑)。

「真のプリンセスを目指し、それを果たすまでの物語」を内包しつつ、大枠としては「プリキュアとなり、その使命を果たすまでの物語」だったといえましょう。

『プリンセスプリキュア』というタイトルには当初、木に竹を接いだような印象を持ってましたが(そのうえ学園物でもあるという)、プリンセスの物語とプリキュアの物語、その両方をよくも成立させたもんです。

しかも「希望」対「絶望」という初めから仕込んであった二項対立が背骨として貫かれているから、プリンセスとプリキュアとが乖離することなく一本の長編としてまとまっていて、すげえなぁこれ。

なんでもクローズは元々再登場の予定は無かったそうで、臨機応変に展開を変える柔軟さが、かっちりとした作り込みを一層高度なものとしていました。

> もっとも、クローズに焦点を当て切ってしまったために、
> ディスピアの影が薄まってしまったのはちょっと残念なところ。


ディスピアについては「ホープキングダムは返す、地球はもらう」あたりの展開も強引過ぎて少々残念でした。展開に無理はあっても、キャラクターの心情として納得感があれば、と思いますね。

> メタ的に考えれば、異世界人は帰り、変身アイテムは力を失い、
> とどめに成長しちゃう、というのは、オールスター映画
> どうすんのって意味でも、もの凄い挑戦的でもあるの
> ですが(笑)。


この前のライダー映画みたいに、異世界人は「バタフライエフェクト」で復活、変身アイテムは何故か草むらに落ちてる、でOK(笑)


[No.3232] 2016/02/03(Wed) 22:50:31
シャットの処遇 (No.3230への返信 / 3階層) - 九条神樹

スカーレット・トワ・トワイライトに固執し続け、また
最後までスカーレットの色のバラを愛でていたシャットですが、
トワはホープキングダムに帰り、シャットはこちらの世界に残る、
というすれ違いのお別れになってしまったのはちょっと可哀想かも
ですね。
ホープキングダムについて行って、王宮の花園あたりで働くことが
できれば、ミス・シャムールとも会えるでしょうし、彼にとっては
ベストだったような気も。

プリキュアたちは自分の夢をそれぞれ叶えたけれど、シャットに
それが許されないのは、一応の罰のようなものなのでしょうか。
シャットに限ってだけ言えば、ちょっとほろ苦いビターエンド
だったかもしれません。

もっとも、学園の花に巡り合うことで、新たな夢を彼は
見出したのだということでもあるのでしょうけどね。
単なる執着や視野の狭い思い込みから逃れるためには、
シャットもまた新しい世界でやり直す必要があったのかも。

シャットが学園に残るとすると、はるかやゆいたちとも
しょっちゅう会うことにもなっているのでしょうから、そんな時の
彼らの会話を想像するのも楽しいかもですね(笑)。


では、お付き合いありがとうございました。
キュアップ・ラパパ!まほキュアもいい作品になーれ!(笑)


[No.3233] 2016/02/06(Sat) 18:42:26
はるかをめぐる男性たち (No.3232への返信 / 3階層) - 九条神樹

の中で、結局クローズが最も強い存在感を示したというのが
ちょっと面白いですね(笑)。

カナタはほぼ失点することなく、最後まで頼れる素敵な王子様で
あり続けましたけれど、逆にそれ以上の役割存在にはなれなかった
ともいえる気がします。はるかの夢のきっかけであり、物語の
第一動因ではあるのですが、プリキュアという物語の構造上、
男性はパートナーにさえなかなかなり得ないわけで、そういった
物語的制約に縛られてしまった部分はあるかも。

ゆうきは完全に掘り下げが不足しており、中盤で何とか出番を
増やそうとフローラとの出会いを演出したりもした割には
活かしきることもできませんでした。彼が幼いころはるかの夢を
バカにしたことについて結局最後まで謝っていないのは、何らかの
イベントを持ってくるかとも思っていたのですけどね。ちょっと
処理に苦しんだキャラに見えます。

で、その二人に比べるとやはりクローズの印象は強いですね。
まあ、テーマ的に対峙する存在として描かれている以上
どうしても文字通りの『クローズアップ』をされずにはいられない
キャラなのですが。
ラストの持って行き方も含めて、裏主人公的な存在にまで
成長していったのがクローズだったと言うこともできそうですね。


ではお付きあいありがとうございました。
キュアップ・ラパパ!明日もいいニチアサになーれ!(笑)


[No.3234] 2016/02/06(Sat) 19:01:29
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