[ リストに戻る ]
No.514に関するツリー

   マリア様がみてる4th感想ツリー - 九条神樹 - 2009/01/10(Sat) 11:26:45 [No.514]
☆★第13話『あなたを探しに』★☆ - 九条神樹 - 2009/03/29(Sun) 15:36:49 [No.703]
ごきげんよう - 祥 - 2009/04/05(Sun) 23:25:14 [No.725]
ごきげんよう - 九条神樹 - 2009/04/10(Fri) 18:51:33 [No.730]
マリみては祐巳と祥子の物語 - 牌子 - 2009/04/06(Mon) 20:52:12 [No.727]
ごきげんよう - 牌子 - 2009/04/05(Sun) 21:25:55 [No.724]
ごきげんよう - 九条神樹 - 2009/04/10(Fri) 18:38:35 [No.729]
★☆第12話『クリスクロス』☆★ - 九条神樹 - 2009/03/22(Sun) 15:23:58 [No.681]
ごきげんよう - 牌子 - 2009/03/29(Sun) 20:48:02 [No.708]
ごきげんよう - 九条神樹 - 2009/04/03(Fri) 17:12:51 [No.717]
☆★第11話『ハートの鍵穴』★☆ - 九条神樹 - 2009/03/14(Sat) 15:44:18 [No.662]
ごきげんよう - 牌子 - 2009/03/22(Sun) 22:13:19 [No.687]
ごきげんよう - 九条神樹 - 2009/03/27(Fri) 16:26:34 [No.696]
☆★第10話『キーホルダー』★☆ - 九条神樹 - 2009/03/12(Thu) 18:21:28 [No.654]
ごきげんよう - 牌子 - 2009/03/15(Sun) 22:23:18 [No.669]
ごきげんよう - 九条神樹 - 2009/03/20(Fri) 10:45:53 [No.673]
★☆第9話『仮面のアクトレス』☆★ - 九条神樹 - 2009/03/04(Wed) 18:43:27 [No.642]
ごきげんよう - 牌子 - 2009/03/08(Sun) 22:18:42 [No.652]
ごきげんよう - 九条神樹 - 2009/03/12(Thu) 18:33:02 [No.655]
★☆第8話『くもりガラスの向こう側』☆★ - 九条神樹 - 2009/02/27(Fri) 16:17:44 [No.627]
ごきげんよう - 牌子 - 2009/02/27(Fri) 21:29:17 [No.632]
ごきげんよう - 九条神樹 - 2009/03/04(Wed) 18:55:43 [No.643]
☆★第7話『未来の白地図』★☆ - 九条神樹 - 2009/02/18(Wed) 20:05:50 [No.615]
ごきげんよう - 牌子 - 2009/02/22(Sun) 14:12:31 [No.622]
ごきげんよう - 九条神樹 - 2009/02/27(Fri) 16:39:25 [No.628]
☆★第6話『予期せぬ客人』★☆ - 九条神樹 - 2009/02/08(Sun) 16:12:25 [No.595]
ごきげんよう - 牌子 - 2009/02/13(Fri) 22:14:08 [No.605]
ごきげんよう - 九条神樹 - 2009/02/15(Sun) 16:37:08 [No.608]
☆★第5話『紅薔薇のため息』★☆ - 九条神樹 - 2009/02/01(Sun) 13:38:03 [No.574]
ごきげんよう - 牌子 - 2009/02/06(Fri) 20:45:25 [No.589]
ごきげんよう - 九条神樹 - 2009/02/08(Sun) 16:18:56 [No.596]
☆★第4話『未来の妹』★☆ - 九条神樹 - 2009/01/24(Sat) 23:49:18 [No.553]
ごきげんよう - 牌子 - 2009/01/30(Fri) 20:54:24 [No.568]
ごきげんよう - 九条神樹 - 2009/02/01(Sun) 13:25:26 [No.573]
☆★第3話『妹オーディション』★☆ - 九条神樹 - 2009/01/17(Sat) 22:30:43 [No.537]
ごきげんよう - 牌子 - 2009/01/23(Fri) 20:42:11 [No.548]
ごきげんよう - 九条神樹 - 2009/01/25(Sun) 00:19:05 [No.554]
★☆第2話『特別でないただの一日』☆★ - 九条神樹 - 2009/01/10(Sat) 11:32:03 [No.518]
久々のごきげんよう(^^; - 祥 - 2009/01/18(Sun) 16:04:52 [No.538]
ごきげんよう - 九条神樹 - 2009/01/19(Mon) 20:57:51 [No.545]
ごきげんよう - 牌子 - 2009/01/16(Fri) 21:24:40 [No.530]
ごきげんよう - 九条神樹 - 2009/01/17(Sat) 00:41:19 [No.536]
☆★第1話『学園祭はショック2』★☆(転載) - 九条神樹 - 2009/01/10(Sat) 11:27:55 [No.515]
ごきげんよう(転載) - 牌子 - 2009/01/10(Sat) 11:29:24 [No.516]
ごきげんよう(転載) - 九条神樹 - 2009/01/10(Sat) 11:30:18 [No.517]



並べ替え: [ ツリー順に表示 | 投稿順に表示 ]
マリア様がみてる4th感想ツリー (親記事) - 九条神樹

マリみて4期の感想ツリーです。

[No.514] 2009/01/10(Sat) 11:26:45
☆★第1話『学園祭はショック2』★☆(転載) (No.514への返信 / 1階層) - 九条神樹

原作の祥子祐巳編の終了と入れ替わるようにして始まった
第4シーズンは、原作『特別でないただの一日』の冒頭から、
その半ばまで。全体の流れとしてはもう完全に前期から続き
物で、シーズンごとの区切りとか全く意図してなさそう
ですが(笑)、まあ今更新規ファン層とかあまり顧慮する
必要はないですかね。

OPはワープしていく祐巳たち(笑)、そしてEDはもうすっかり
開き直ったような完全な百合イラストで(笑)どちらも見ていて
楽しくはあります。その一方、アバンイラストから可南子の姿が
いなくなっているのがちょっとさびしいなとも思ったり。
可南子問題の解決は4期の少なくとも序盤のひとつのポイントの
ような気がするのですが、逆に言うとそれ以降はフェードアウト
していくので、扱いに難しいのは確かなのでしょうけれどね。

さて本編。
テンポ良く展開していくのと、はしょりすぎて視聴者をおいて
いってしまうのは紙一重なわけですけども、少なくとも今回に
限って言うなら前者の域にとどまり、なかなか快適に見ることが
できたように思います。もっとも、カットされた会話や場面の
『特別でないただの』一言一言の積み重ねこそがマリみての
ふわりとした空気を作っているとも言え、ストーリー展開だけを
追ってあわただしくなるのは少し違うかも、と言えなくもない
ですけどね。

場面場面では、「祐巳なら大丈夫よ、できるわ」のシーンや、
瞳子を通せんぼする祐巳など、コミカルに味付けされているのが
印象に残りました。多少オーバーな演出ではありますが、
抑え気味に絵を作っちゃうと、基本的にマリみては地味な画面に
なっちゃうので(笑)これはこれでアリだと思います。
デレ期に移行するまさにその瞬間を切り取った瞳子の表情の
変化など(笑)、映像ならではの破壊力も楽しめましたしね。
スタッフさんのほうも瞳子に関しては愛情を持って描写している
ように見えます。まあ実質4期は瞳子との関係がメインに
なるわけで、ヒロイン的立場ですしね。
瞳子が妹になるところまでいくのでしょうかね?


[No.515] 2009/01/10(Sat) 11:27:55
ごきげんよう(転載) (No.515への返信 / 2階層) - 牌子

ごきげんよう

大晦日の先行上映会、板橋まで行って観ました。
最初行くつもりは無かったんですけど、追加上映が決まったと知って、
いつの間にやらネット予約をポチっと…(笑

最初に3Dムービーパートの感想などを。
まずは、伊藤美紀さんと植田佳奈さんのトーク。
美紀さんから佳奈さんへロザリオの授受があったんですが、
美紀さんがロザリオを客席に向かって差し出すシーンで、
眼前にとび出すロザリオに客席から「おお〜〜!」っと歓声が
3Dムービーって初めて観たんですけど凄かったです。

次に前期のダイジェスト映像。
正直3Dにする意味が無かったなぁ…って感想しか出ない仕上がりでした。


さて第一話の感想です。
OPは最初「なんじゃこりゃ?」って思いましたよ。
ワープ?ポータル?ゲート?瞬間移動!?
思わず魔法少女志摩子を連想しちゃったぞっと。
制服姿の全身ポーズのアクションってアニみてでは珍しいんで新鮮でした。
最後の方で原作の地図散歩を思い出して「あ〜なるほど」と思いました。
サブタイトルを知った時も「学園祭はショック2」なんてコメディ風の
タイトルだと思ったものですがOP観て確信しましたね。
4期は耽美風を抑え目に、コメディ要素が強くなる。
間違いない。

EDの白薔薇姉妹の素晴らしさは反則的です。
志摩子さんの着物は「くもりガラスの向こう側」で着ていた小紋でしょうか。

本編は特に不満なく、端折ってはいるけどテンポ良かったってのには同意です。

公式発表は無い様ですが4期は1クール13話ってのが大方の予想みたいですね。

EDが「くもりガラスの向こう」ですから短編を消化しつつ
「仮面のアクトレス」辺りまで進めるってのが理想なんですが、
駆け足で「薔薇の花かんむり」まで行っちゃうかも知れませんね。

ここでサブタイトル予想。
#01「学園祭はショック2」
#02「特別でないただの一日」
#03「妹オーディション」
#04「黄薔薇パニック」
#05「薔薇のミルフィーユ」
#06「未来の白地図」
#07「くもりガラスの向こう側」
#08「仮面のアクトレス」
#09「大きな扉 小さな鍵」
#10「クリスクロス」
#11「あなたを探しに」
#12「開かれた扉」
#13「薔薇の花かんむり」

後半は祐巳×瞳子に絞って余分なエピソードをカット。
白薔薇が…


[No.516] 2009/01/10(Sat) 11:29:24
ごきげんよう(転載) (No.516への返信 / 3階層) - 九条神樹

マリみてはもともと、公式のコピーによると「超お嬢様たちの
大騒ぎ学園コメディ」なので(笑)、コミカルな部分が強調
されるのは問題ないでしょうね。もっとも、可南子絡みや
瞳子の家庭の事情など、今期明らかになるであろう物語には
あまりコミカルな要因は含まれていないような気はするのですが
だからこそ、全体の雰囲気をダウナーに引っ張らないために、
やや誇張したコミカル演出は必要なのかも。

白薔薇組はねえ……
一生懸命目立たせようとした原作でも埋没してたくらい
ですから(笑)、エピソードを絞っていくと、もう間違いなく
ただの背景になってしまいかねないですね。
まあその辺は小説は違い、映像のある強みで、その場にいる
だけでもある程度の存在感は出せるとは思うのですが
スタッフも白薔薇組の扱いには頭を痛めているかも(笑)。

では、第二話からは圧陣のほうへ移行します。
あちらでもよろしくお願いします。


[No.517] 2009/01/10(Sat) 11:30:18
★☆第2話『特別でないただの一日』☆★ (No.514への返信 / 1階層) - 九条神樹

『特別でないただの一日』の完結編。
前回はうまくまとめていたように見えましたが、
今回はちょっと、はしょったことのマイナス面が出て
しまった気がしなくもありませんでした。
まあ、可南子の家庭事情、瞳子と祐巳の接近、そして
ラストシーン、と山場が三つもあるエピソードですので、
なかなか短くまとめるのは難しかったかもしれませんが。

可南子と父親との対峙は、時間的な都合か、あるいは
内容的な都合か、かなりマイルドな表現に抑えられており、
そのぶん可南子が男性を嫌悪する理由付けには乏しくなって
しまったような気もします。夕子先輩との和解も
ちょっと唐突な感じもしましたしね。個人的には、
妊娠の話題で固まってしまう祥子さま、という映像も
見たかったのですが(笑)。

今回ほとんどただのモブでしかなかった白薔薇姉妹(笑)、
そのピックアップシーンになりうる数少ない場面である
志摩子さんのお父さんたちも、一瞬画面に映っただけで
原作読んでる人にしかわかりませんね。今回はどちらかと
いうとシリアスな流れが強く、志摩子さんのお父さん
たちに代表されるコメディパートの多くを削ったことで、
少し雰囲気が重くなってしまったような気もします。

ところで、祥子さまのクラスメートが「祥子」と
呼び捨てにしてたのは、おそらく脚本のミスですよね。
原作最終巻で、令さまとの呼び捨てエピソードが
あっただけに、そういった細かいところもちょっと
気になった今回でした。


[No.518] 2009/01/10(Sat) 11:32:03
ごきげんよう (No.518への返信 / 2階層) - 牌子

サンテレビ地アナ、第1話の超額縁が直ってました。(笑
やはり放送事故だったみたいですね。


好きなエピソードがカットされるのは1期の頃から仕方が無いって
諦めてはいるんですが、細かい所の矛盾はやはり気になります。

例えばフランクフルトの食券。
原作では、瞳子と最初話した後で、可南子と乃梨子の分も含め
計3枚、出納係まで祐巳が前借りに行きます。
その後、花寺の野郎どもの乱入などがあり祐巳は食券を机に
置いたまま、話の途中で瞳子の前から離れます。
そして戻ってみると瞳子の姿は無く、机の上に置いた食券は
3枚とも無くなっていた。

アニメでは原作を少し変えて瞳子が渡された3枚の食券で
フランクフルト3本を購入その場で食べて「ごちそうさまでした」
って展開にしています。
3本手に持って可南子と乃梨子に渡しに行ったって考えるのも
無理がありますし。

原作を変えるなら最初から瞳子の分1枚だけを渡すとか、
出納係の手に食券を持たせないとか細かい所まで気を配り
修正すれば尺も掛けずにカットした部分の辻褄合わせは
できると思うんですよね。

第1話のシナリオ、特に不満が無いって感じた分のしわ寄せが
第2話に来ちゃったって感じでしょうか。

「妹オーディション」も次週何処まで描くかで
「第4話 未来の妹」の仕上がり具合が想像できそうです。

祥子呼び捨て脚本も致命的なミスですよね。
リリアンでは同学年ならさん付けが一般的な約束事。
特に親しい描写も無い名も無きモブキャラが簡単に破って良い
お約束じゃ無いのですよ。


EDの「窓ガラス〜」が聞けば聞く程「窓からスール…」に聞こえてしまう…
瞳子が窓の向こうからス〜っと


[No.530] 2009/01/16(Fri) 21:24:40
ごきげんよう (No.530への返信 / 3階層) - 九条神樹

基本的な設定のミスはやっぱりちょっと寂しいところですね。
リリアンの制服がワンピースじゃない同人誌とか見た時も
同じような感覚を覚えますが(笑)、物語の大筋に関係がないとは
いえ、やはり設定の基本は押さえておいてほしいところです。
脚本の吉田玲子さんは一期からずっとマリみてを手掛けて
らっしゃる方ですから、うっかりだとは思いますけど、でも
「さん」付け設定って公式サイトにもわざわざ特筆して書かれてる
ほどのことなので(笑)、それを破っちゃうのはちょっとな、と
思わなくもありません。

いちいちそんなことに引っかかるのも我ながら細かすぎるかなと
いう気もするのですが(笑)、でもマリみてって雰囲気もの
ですからね。作品全体の雰囲気、空気が重要な要素を占めて
いると思いますし、そういった空気を大切にするためには
細かい設定を大事にしていく積み重ねっていうものが必要
なんだろうとも思いますね。


[No.536] 2009/01/17(Sat) 00:41:19
☆★第3話『妹オーディション』★☆ (No.514への返信 / 1階層) - 九条神樹

原作『妹オーディション』の半ばまでを映像化した今回。
ポイントは瞳子と可南子、特に瞳子に絞った感じのエピソードに
なりました。
原作の時系列を少しいじってありましたが、30分という枠内での
構成を考えるとあれでいいのかもしれませんね。

個人的には、なぜ祐巳がオーディション形式が嫌なのか、という
葛藤の場面なんかも、祐巳の内面描写という点で拾っておきたい
ところだったような気はしますが、まあ今シーズンの主役は瞳子と
いうことで(笑)。
また、可南子との距離が微妙に離れてしまったと祐巳が感じる
描写もないままに可南子との別れが来たりして、若干唐突な
印象もあったかもしれません。可南子との関係がこれで一つの
区切りを迎える場面でもあり、少し惜しい気もしますが、それは
自分が可南子ひいきだからかな(笑)。

もう一人クローズアップされているのが乃梨子。瞳子との
不器用な友情は見ていてやはり美しいですし、それを包み込む
志摩子さんの存在感もさすがというところですね。その一方、
妹オーディションのメインパーソナリティである由乃が
今回ちょっとおとなしかったかも。冒頭では、ちゃんと
原作どおりに「拳を振り上げて」力説をぶちかまして
ほしかったのですが、なぜわざわざそうしない演出に変えたの
でしょうね?


[No.537] 2009/01/17(Sat) 22:30:43
久々のごきげんよう(^^; (No.518への返信 / 2階層) - 祥

いや最近忙しくて平日時間がなく
色々な録画が溜まりまくりな上に
4期見る前に3期見るのが筋だろうと
先週3期DVD5巻をまとめ見していたら
肝心の4期感想に乗り遅れる始末(^^;
ただでさえこちらは放送が遅れる上に
週末しか見れないので感想遅れがちになりそうです。

まだ原作も最終巻の一つ前の途中で止まってるし・・・
いかんな、瞳子ちゃんが妹になってから
私の中でマリみてに対する緊張の糸が切れた感じだw

さて2話目の率直な感想は、
「Fate率高っけーな、おい」でした←オィw
だって夕子先輩がセイバーだったので
可南子ちゃんがhollowのヒロインであるカレン
祥子さまはタイころ真の主役である大河、
祐巳は凛とFateヒロイン大集結状態でしたからね・・・
あれ?誰か一人忘れているような(笑)

肝心の本編は・・・
やはり詰め込みすぎな感は否めませんでしたね(^^;
江利子さまが来られなかった理由が
アニメだけ見ている人には完全に意味不明になってますし。

あとこれは演出上の好みだと思いますが
私が原作で読んだ印象以上に
祐巳が瞳子ちゃんのことを気に入っているように見えました。
その辺はやはり映像と音声の力ということですかね。

これで可南子ちゃんの出番はほぼお終いですか・・・
OVAで初めて小清水さんの可南子ちゃんを見た時は
あの温室のシーンでの演技に良い意味で
病的な重さを感じたものですが←オィ
体育祭後のデレっぷりも良かったし
原作で、もし次の世代が描かれるなら
可南子ちゃんの出番もあると良いんだけどな・・・

ただ、今回久々に登場の蓉子さまを見ていると
次の世代ではなく前の世代というのも
悪くないという気がしたりw


[No.538] 2009/01/18(Sun) 16:04:52
ごきげんよう (No.538への返信 / 3階層) - 九条神樹

「問おう、あなたが私の後輩か」
とかいう話はともかく(笑)。
実は自分も、三期は今まで積んでいたのを、4期放送前に見て
おこうと思って急いで消化してたり。いや、3期の始まりが
子羊たちの休暇じゃないですか。自分、あの話がちょっと
苦手なので(笑)。マリみてでは珍しく悪意のあるキャラクターが
登場するエピソードですからね。番外短編を除けば、本編では
マリみてって割と「いいひと」たちによるドラマなんですよね。
だから、その中で例外的な子羊は微妙に雰囲気が違って
感じられたりします。

最終巻は、ドラマ的には特に何もなく、ほんとにカーテンコールと
いう感じの終わり方なので、特に構える必要もなくさらっと
読めると思います。さらっと流しすぎという気もしなくはない
ですけどね(笑)。

4期は、スタッフが瞳子をかなり可愛らしく描いてる気がします。
それが、祐巳の態度も瞳子へ向いてるように見える原因かも。
EDイラストなんてほんと瞳子可愛いですもんね(笑)。
もっとも、本編中では、今の段階では「祐巳さまは瞳子じゃ
なくてもいいと思う」と言われているような、気持ちの温度差が
ある関係ではあるんですよね。だから、あまり早期に祐巳の
気持ちが瞳子に向いてるように見せちゃうのは、ちょっと
先走りなのかなという気もしなくもないですね。


[No.545] 2009/01/19(Mon) 20:57:51
ごきげんよう (No.537への返信 / 2階層) - 牌子

由乃「なんだぁ、このアピールコメント!」
  「あたしたちに喧嘩売ってるのか!?」

これは原作のやりとりを、由乃さんっぽく上手くまとめたなぁ(笑
…と思いました。

原作未読者の中にはリリアンに相応しく無い言葉づかいだって
感じる人も出そうですが、学園祭の前頃にテレビで任侠物の映画を
見てはまったって事を知ってると許せるみたいな。

拳を振り上げての描写が無かったのは、アニメでは事の起こりが
由乃さんではなく祐巳さんから始まった様な感じになってしまったので、
敢えて抑え気味な演出にしたのではないかと想像。

やはり4期は乃梨子がいい味だしてますねぇ。
清水香里さん2期の頃は棒読みっぽいぎこちなさが目立ったんですけど、
4期は自然に乃梨子を演じてますね。

祥子さまが1年椿組に尋ねていく場面。
原作では、乃梨子の「筋違い…」の台詞の後で更に追い討ちをかける様に、
「でも私、瞳子が自分で『もういいや』って思うまでひねくれていればいいと思う」
と言う台詞を言うのですが、アニメ独自の台詞に差し替えられてました。

「でも、瞳子は誰かに言われたからと言って行動しない。そうだよね?」
このアニメの台詞は差し替えられた台詞と後に続く乃梨子の心情を
完結にまとめた台詞だと思います。
原作を理解した上での良い改編、良い脚本だと感じました。

忘れちゃいけない新聞部期待のルーキー日出実さんの登場!
中の人は、かんなぎのナギ様で話題の戸松遥さんですか。
茶話会前後のやりとりはカットしないで欲しいですね…(苦笑


[No.548] 2009/01/23(Fri) 20:42:11
☆★第4話『未来の妹』★☆ (No.514への返信 / 1階層) - 九条神樹

原作ではこの巻のメインの、少なくとも一つであった(と思う)
蔦子さんと笙子さんとの絡みを大胆にカットした回になりました。
この二人の関係は独特で面白いのですけれども、本筋には
まあ関係ないといえば関係ない話。ですので、時間の都合上
からも、カットしてしまうこと自体は、まあアレンジとしては
仕方ないのかもしれませんが、だったら最初から笙子さんの存在
自体をなくしちゃったほうが、むしろすっきりしていたのかなと
思わなくもないですね。
あれだと笙子さんが何のために出てきたのかよくわからない扱いに
なってしまった気も。まあ、祐巳が笙子さんをたしなめる場面で、
祐巳の一つの成長が見えるという点で意味はあったのかも
しれませんが。でも、祐巳の成長だったら、蔦子さんと笙子さんの
関係にさりげなくおせっかいを焼く原作展開のほうが、ずっと
それが伝わったかなという気はしますけどもね。笙子さんの
キャラデザが可愛いだけにちょっともったいなかったかも(笑)。

茶話会とその顛末はさらりと流し、後半は交流試合をメインに。
江利子さまと由乃の駆け引きは見ていて楽しく、また生天目さんの
江利子さまと菜々の一人二役も面白かったですね(笑)。やはり
黄薔薇組、というか由乃周りが動くとそのアクティヴな動向が
堪能できていい感じ。祐巳周りの静的な印象と対になっている
見せ方なのだなと改めて思います。
……白薔薇組は、まあ、ね?(笑)


[No.553] 2009/01/24(Sat) 23:49:18
ごきげんよう (No.548への返信 / 3階層) - 九条神樹

原作未読でも、リリアンにはふさわしくなくても、由乃には
ふさわしいと思ってもらえるかも(笑)。いろんな意味で
リリアンの規格を飛び出してる子ですからね由乃。それだけに
由乃の活発なアピールを映像でも見せてほしかったとは
思わなくもないですが。まあ、今回は主に紅薔薇組のターンと
いった感じのエピソードだったため、おっしゃるように
由乃を前面に出すことで祐巳が食われてしまうのを危惧したの
かもしれませんね。

セリフの情報量という点ではやはり小説媒体には到底かなわない
アニメですが、それだけに事態を汲み取ってコンパクトに
まとめることができれば、かえって状況を適切に伝えることが
できるという利点もあるのかもしれません。スタッフさんに
とっては場面の取捨選択も含め、マリみてって意外に映像化
するのが難しい作品なのかも(笑)。


[No.554] 2009/01/25(Sun) 00:19:05
ごきげんよう (No.553への返信 / 2階層) - 牌子

もっと怒って良いですよ。(苦笑
蔦笙全面カットとはスタッフさん、またまたやってくれましたよ。
一方、webラジオではショコラとポートレート、
フレームオブマインド」をやってる辺りがなんともかんとも。
こんなメディア展開は阿漕過ぎますわ。

冒頭の前回のあらすじ50秒あったら、
笙子のおつかいぐらいは入れられたんではないかなぁ…
蔦子さんを見つけるぐらい迄は…

冒頭の前回のあらすじ50秒あったら、
日出実さんの私を選ぶなオーラ全開の自己紹介ぐらいは
入れられたんではないかなぁ…

冒頭の前回のあらすじ50秒あったら、
蔦子さんが笙子ちゃんを伴って試合会場に入るシーンぐらいは…


原作でも思ったんですけど、江利子さま良く菜々の正体を見破りましたねぇ。
原作では挿絵だけだったんであれですが、
実際動きのある絵で見ても見破った根拠か良く分からない。
菜々の幼さから推理半分鎌かけ半分って感じだったんでしょうか。


交流試合会場での瞳子可南子のツーショット。
原作では台詞無しだった二人に会話させてました。

可南子「なんだか…、あちらはにぎやかねぇ」
瞳子 「そうねぇ」
可南子「先週の茶話会で、祐巳さまは妹を見つけられたのかしら?」
瞳子 「…さぁ」

前回、乃梨子から祐巳の妹について聞かれた時は感情を顕にした
瞳子だったんですが、今回は同じ妹ネタに対してクールな対応。
瞳子と可南子が急接近したきっかけは原作でも明かされない
ままなのですが、今現在どれくらい親密になったのか?
ぐらいは二人の会話から何となく推察できそうですね。


大将戦

由乃「令ちゃん、がんばれーーーーーっ!」
  「田中さんなんかに、負けるなぁーーーーっ!」

これも原作には無いけど、由乃らしい台詞ですね。
支倉令を令ちゃんと呼び応援する人。
この声援が、菜々の心に、強烈に印象を残したのかも知れません。


原作既読者視点で総合的に評価すればお世辞にも良作とは言えない
アニメ化ですが(←偉そうな
細かいところでアニメスタッフは頑張ってますね。



あ…トレーナーたくし上げる菜々がちょっとエロかったです。(爆


[No.568] 2009/01/30(Fri) 20:54:24
ごきげんよう (No.568への返信 / 3階層) - 九条神樹

エピソードの取捨選択っていうのは、限られた放送時間の中では
勢い難しいものにならざるを得ないですよね。マリみての場合、
単行本1冊をアニメ2話、実質50分ちょいで片づけなければ
ならないわけですから、どうしてもかなり厳しいところが
出てきてしまうのでしょうし、だとすると本筋の祐巳の話以外は
大胆に切り捨てなければいけなくなってしまうんでしょうねえ。

っていうか、そもそもその「一冊を二話で」っていう配分自体が
急ぎすぎじゃないの?と一期の時代からずっと言ってるん
ですけどもね(笑)。一冊分が三話なら、かなり余裕をもった
話運びができるんじゃないかと思うのですけども、なんか
作り手側は一期のころから頑なにそのペースを崩しません
よね(笑)。いやらしい話ですが、マリみてが商売になるかが
不明確だった一期はともかく、そのあたりの採算が計算できる
ようになったであろう二期以降はじっくりゆっくり進めても
よかった気はします。


[No.573] 2009/02/01(Sun) 13:25:26
☆★第5話『紅薔薇のため息』★☆ (No.514への返信 / 1階層) - 九条神樹

ちょっと作画が疲れてきた感の多かった今回。
スタッフさん頑張れ(笑)。

さて、原作『薔薇のミルフィーユ』の1/3、紅薔薇編のみを
ピックアップした今回。いつもより分量は少ないので、その分
ほぼ忠実に映像化はできていると思います。髪を下ろした祐巳の
姿は新鮮で可愛らしかったですね。

ただ、根本的な疑問をいうと、果たしてこのエピソードは
必要なのだろうか?ってところがあったり(笑)。黄薔薇組の
エピソードのほうが、物語的には意味があるんじゃないかなー、
とか(笑)。
もちろん、今回は祐巳と柏木さんとの関係に一つの問題提起を
するお話であり、その意味では非常に重要ではあるのですが、
そもそも原作自体、その祐巳と柏木さんの関係を、微妙で
あいまいなままに放置し、結局特に変化がないまま終わって
いるんですよね(あくまで祥子祐巳編では、であって、以後の
新シリーズで動きがある可能性はありますけども)。
なので、ぶっちゃけこのエピソードがなくてもマリみての本筋に
今後の影響はほとんどないような気がしなくもありません。

まあ、柏木さん絡みの話が祥子祐巳編では特に何のこともなく
終わる、というのは、4期のシリーズ構成をしたりしていた時点
ではまだわからなかったでしょうから仕方ないのかもしれません
けどね。

また、祐巳の柏木さんに対する感情、つまり嫉妬と生理的嫌悪、
そしてそれでいてどうしても認めざるを得ない人としての器と
敬意、という複雑な気持ちは、ある意味、瞳子の祐巳に対する
感情に非常に似た部分があるのかもしれません。柏木さんと
祐巳との微妙な関係を描いた今回のお話は、だから、祐巳と
瞳子との関係を裏返しにして見せているのかなとも思え、
だとするなら、瞳子メインの今期にあっては確かに必要な
エピソードであったのかもしれませんね。


[No.574] 2009/02/01(Sun) 13:38:03
ごきげんよう (No.574への返信 / 2階層) - 牌子

黄薔薇パニックは前回の予告で終了ですかそうですか。
ドラマCDやwebラジオで補完される可能性もありますが、
やはりアニメで見たかったですね。白薔薇は、まぁ…その…
次回、嬉しそうにレシピを語るみきさんのシーンはカットですね分かります。

ピザハットとタイアップしたんだから某浦安遊園地ともタイアップすれば良かったのに。
ランチのカレーがピザになった程度は許せます。
きっとカレー味のピザだったんでしょう。
でも、清子さんの手料理がピザに変更されてたらちょっとアレでしたが。
でもそしたら、ラストのしりとりが出来なくなっちゃうか。

祐巳と柏木さんのやり取り見てたらガラスの仮面のマヤと真澄さん思い出した。


本編の仕上り具合については特に不満が無いから感想のネタに困ります(苦笑
薔薇のミルフィーユの中から1話選ぶなら絶対黄薔薇と思ってはいましたが、
実際アニメで見たら結構面白かったって辺りが複雑な気分みたいな。


[No.589] 2009/02/06(Fri) 20:45:25
☆★第6話『予期せぬ客人』★☆ (No.514への返信 / 1階層) - 九条神樹

原作『未来の白地図』の中の「未来の白地図」の前半をメインに
「薔薇のダイアローグ」を織り込んで作られたエピソードに
なりました。「ダイアローグ」を含めたことで、メインキャラ
すべてを満遍なく、またある程度深く取り上げることができ、
群像劇たるマリみての本領を発揮できたように思いますね。

また今回は映像ならではの伝達力説得力をいかんなく発揮した
回でもあり、祐巳をはじめとした各キャラクターの表情や
仕草が丁寧に描かれ、なかなか見ごたえのあるお話に
なっていたと思います。個人的には今期で一番好きな回になった
かも。多少演出的にオーバーな部分は無きにしも非ずでは
ありますが(笑)。たとえば祥子さまが令さまを抱きしめる
シーンなどは、むしろそこまでせずにさりげない所作のほうが
いいかも、と思わなくもないですが、でもやっぱり絵的に
綺麗だったからいいですよね(笑)。
瞳子のイメージシーンなども、そこまで大げさに、と思わなくも
ないですけど、でも絵的に(略)。

乃梨子や可南子の優しさもよく伝わってくる話でした。
しかし、今回の話につながる伏線として、やはり令さまの
お見合い話は映像にしておくべきだったんじゃないかな。


[No.595] 2009/02/08(Sun) 16:12:25
ごきげんよう (No.589への返信 / 3階層) - 九条神樹

黄薔薇パニックはやはり必要な話ですよねえ。お話として面白い
からというだけでなく、今後のストーリーとしても必要だったと
思います。予告で全部すませちゃうというのは、新しい
ダイジェストの方法として面白いなとは思いましたけど(笑)。
……いや割とマジで(笑)。
1話分の尺はひねり出せなかったかな。

ただ、確かに本編はきちんとした(作画以外は)出来でしたね。
あれくらい原作を再現できれば全く文句はないところですが
分量的に少なかったからというだけでなく、今回は話の焦点が
明確で、そこさえ押さえてればいい、というエピソードだったから
ということもあるのでしょうね。他のエピソードの場合、そこまで
明確な構造ではなく、押さえるべきポイントが多々あることが
多いので、なかなかうまく整理しにくいところはあるの
でしょうね。


[No.596] 2009/02/08(Sun) 16:18:56
ごきげんよう (No.595への返信 / 2階層) - 牌子

祐巳さんのニーソ萌え。
…などと出だしから不埒な事を考えながら視聴した訳ですが、
意外と言うか、かなり良い脚本と演出でありました。
部屋の外に気配を感じた祐巳。
原作では何とはなしに気になって、窓の外に視線を投げただけなのですが、
アニメでは、突然脳裏に浮かぶ涙の少女。
身を翻して窓に寄り、少女の姿を探す祐巳さん。
カット枚数かけ過ぎです(笑)演出過多です(笑)
部屋着をミニスカニーソにしたのは確信犯ですね、スタッフGJ!

令を落ち着かせるために弾いたピアノはカット。
替わりに後ろから抱きしめるシナリオに変更。
こっちは尺とカット枚数の削減目的なんでしょうが、
確かに綺麗な絵だったんでOKです。

祐巳の部屋。
自分に会いに来た訳では無いと言う瞳子。
原作では祐巳視点だったので瞳子の言葉がウソかホントかは、
曖昧なままだったのですが、イメージが挿入された事で
ウソを言って無理している瞳子ってのが明確になりました。
瞳子のつくり笑顔も無理をしている瞳子を上手く表現してましたし。

(あの時、自分を呼んだ涙の少女は瞳子ちゃんだったんだ)
祐巳はそう確信したのでしょう。

原作では手を伸ばしかけただけだった祐巳さんですが、
無意識に抱きしめる一歩手前まで行っちゃった祐巳さん。
流れが綺麗に出来てたところがスタッフGJ!

次第に、祐巳の心の中で瞳子が特別な、大切に思う存在になっていった…
この盛り上げ方は原作を超えましたね。


次回、祐巳さんにあんな大変なことが起きる舞台は整ったみたいな(笑


[No.605] 2009/02/13(Fri) 22:14:08
ごきげんよう (No.605への返信 / 3階層) - 九条神樹

遊園地デートもそうでしたが、やはりリリアンの生徒は普段の
セーラー服姿を見慣れているだけに、たまに出る私服がインパクト
強くなりますね。特に祐巳の場合、一期からけっこう太もも出した
デザインの服を着ることが多いような印象があります(笑)。

瞳子と祐巳の関係については多少オーバーではありましたが、
それでも二人のゆっくり過ぎるほどゆっくりした歩みの近寄りを
少しは劇的に誇張するのは結果的にアリという形になったように
思えますよね。今回は祐巳の心が一気に瞳子に近づくきっかけにも
なるエピソードなわけですし、次回の展開の起伏緩急との関係で
いっても、ここで祐巳と瞳子とをイメージ多用で盛り上げるのは
妥当なところだったでしょう。今回はスタッフさんいい仕事して
くれましたね(笑)。


[No.608] 2009/02/15(Sun) 16:37:08
☆★第7話『未来の白地図』★☆ (No.514への返信 / 1階層) - 九条神樹

本放送の時に見られなかったために感想遅れました。
CSは再放送してくれるので実にありがたいですね(笑)。

さて、瞳子……恐ろしい子……といった感じのエピソード(笑)。
突然小公女を演じ始めるのは多少超展開ですけどね(笑)。
それはともかく、各登場人物たちの微妙な内心の動きを見せる
お話だったわけですが、映像ならではの具体的な表情の付け方や
中の人たちの熱演ぶりが相まって、なかなかいい結果が出て
いたのではないかと思います。
それでいて、そういった描写の具体性を重んじながら、
「私の妹にならない?」の決めセリフのところは、あえて祐巳の
表情も瞳子の表情も外し、マリア様像で攻めてきたってのも
なかなか心憎い演出ですね。

個人的には可南子が好きなので、写真を撮るときに祐巳がそっと
可南子の手を握るくだりをスルーされてしまったのはちょっと
悲しいですが(というよりも思いっきり手を前に組んでました
しね(笑))、今回はあくまで祐巳と瞳子に焦点を当てた話で
あり、祐巳の気持ちがブレていると誤解されそうな見せ方は
慎んだ、というところでしょうかね。

しかしやはり流れ的には黄薔薇問題も重視しておく必要が
あったのではないかと改めて思いますね(笑)。


[No.615] 2009/02/18(Wed) 20:05:50
ごきげんよう (No.615への返信 / 2階層) - 牌子

原作でも唐突感があった「小公女」ですが、アニメで見てもやっぱり唐突感が…(苦笑
ラストのロザリオ拒否シーンでの演出に繋がる伏線って言えばそうなんですけど。

クリスマス会時点での瞳子の心境は?
一年椿組内と演劇部内、共に浮いた存在になっていた。
プチ家出するほどの家庭の事情に頭を悩ませていた。

 たとえお手伝い経験があり慣れ親しんだ薔薇の館でのパーティー
 と言えど、招待された立場であるならいつまでも仏頂面のままで
 居るべきではない。
 多少の不機嫌さを見せつつ、ちょっと我侭、無邪気な下級生を
 演じて見せよう。
 初めて薔薇の館で祐巳さまに出会ったあの頃の様に…

そう思っていた矢先、見知らぬ下級生が挨拶をはじめた。

「中等部三年の有馬菜々と申します」

 この方は誰?…由乃さまったら随分動揺なされて…
 ひょっとして由乃さまの…?
 いけない、こんな礼儀正しい下級生の前でバカっぽい上級生の
 仮面を被る訳にはいかない。ここは路線変更、演劇部所属の
 クールな上級生をアピールせねば。でもどうやって…
 そうだ…可南子さんなら上手くのってくれる筈… 

「一年椿組、松平瞳子です。演劇部所属。」

「それだけ?」

 しめた!

瞳子のなかで、こんな心の葛藤があっての小公女だったのでしょう。


…瞳子の心境を真面目に考察しようとしたけど上手くまとまりませんでしたorz



今回はラストのロザリオ拒否シーンだけで充分です。
文句の付けどころない出来でした。

初等部の制服って小説〜アニメ通じて初ですか?
リリアンの制服って
胸元何もなし→リボン→タイと進化していくのですね。


[No.622] 2009/02/22(Sun) 14:12:31
★☆第8話『くもりガラスの向こう側』☆★ (No.514への返信 / 1階層) - 九条神樹

また遅れてしまいました。

……まあ、今回はあまり書くことがないというのもあるの
ですけど(笑)。一冊を2話で映像化する通常の配分でさえ
駆け足になるのに、今回は一冊を1話ということで、ほんとに
駆け足。駆け足過ぎて次巻『仮面のアクトレス』の一部にまで
踏み込んじゃったと言う飛ばしぶりでした(笑)。
でもアニメ一本のエピソードとしてみると、ラストシーンの
『アクトレス』分の挿入はよくまとまっていたと言える気が
しますね。

原作のように瞳子を最初から最後まで本編に登場させないことで、
逆説的に祐巳の中の瞳子の存在を大きくクローズアップする、と
言う手法ももちろんアリなのでしょうが、分かりやすさと言う
点では、ラストに登場させ、一言だけでそのキャラを描写すると
言う今回のアニメ版もなかなかいい効果を上げていたかな。

駆け足ではありますが、今回は中身自体があまり無いエピソード
なので(笑)、さほど不都合は感じなかったかも。
この辺のお話が、原作も引き伸ばし批判が多く出るようになった
ころかもしれません。よく言えば祐巳の瞳子への感情を丁寧に
描いたお話ともいえるのですけれどもね。


[No.627] 2009/02/27(Fri) 16:17:44
ごきげんよう (No.622への返信 / 3階層) - 九条神樹

小公女の場面は物語を技巧的に作ろうとしすぎて逆に不自然に
なっちゃった、と言う感じのシーンでしたね。そういった
ぎこちなさ、周りから浮いている感じそれ自体が瞳子の象徴で
ある、と強弁すれば出来るのかもしれませんが(笑)。
ロザリオ授受との対比としても瞳子の『演技者』の強調としても
意図は分かるものの、ちょっと無理やり感が漂う流れだったのは
否めないところで、正直ちょっと失敗してるといわざるを
得ないところかも(笑)。

ただ、瞳子のパーティ時の心境に菜々の存在が影を落として
いるかも知れないと考えるのは面白いところですね。
さらにいうなら、ロザリオ授受の際にもやはり菜々の存在
=薔薇のつぼみの新たな妹となる人物の存在、というのは、
瞳子の中でやはり伏線としてあったのでしょうし。そう考えると
瞳こと菜々の絡みというのも、少し見たかった気はしてきますね。


[No.628] 2009/02/27(Fri) 16:39:25
ごきげんよう (No.627への返信 / 2階層) - 牌子

志摩子さん、去年も来てるんだからそんなに驚かんでも…(苦笑

小笠原邸にはゲストルームそれぞれにお風呂があって娘たちは
三ヶ所のお風呂にツーローテーションで入る事になった。
つぼみ三人は姉たちが上がる頃合いを見計らってお風呂に向かった。
その途中で「妹の部屋」の会話を始める。
で話の途中、ゲストルームのひとつから志摩子さんが出てきて会話に加わると。
つまり、この会話は廊下で行われたって事になります。
これが原作でのお話。

アニメでは脱衣所内でこの会話が行われています。
洗面台や脱衣かごが複数あるところから察するにアニメでは温泉の
家族風呂程度の広さはあると思われる浴室に変更されたのでしょう。

つまり、姉三人→妹三人のツーローテーションで入る事になったと推察されます。

ここまで書いて整理してみると、後に続くシーンを見た時に疑問点が
わらわらと出て来るのです。

…湯上り志摩子さんはどこから入って来ましたか?
なぜ、浴室からバスタオル姿の志摩子さん登場…にしませんか?
なぜ、つぼみ三人一緒に湯船に浸からないんですか?
なぜ、6人ぐらい余裕で入れるだろうと思う広い湯船に祐巳さん一人だけなんですか?

べっ、別にサービスカットを期待してたのに裏切られたからって
ねちねちとあら探ししてる訳じゃないんだからねっ!



まぁ確かに、蛇足エピソードの代表みたいな話って言っちゃえば
それまでの話なんですよね「くもりガラスの向こう側」って。
でも、1クール作品の構成って観点から見ると息抜き話として入れるのもありかなぁ…
と思っちゃう程度には良かった回ではありました。
確かに、ラストの瞳子登場で1本芯が通った話に仕上がったと思います。


[No.632] 2009/02/27(Fri) 21:29:17
★☆第9話『仮面のアクトレス』☆★ (No.514への返信 / 1階層) - 九条神樹

今回も一話で一冊を片づけるハイペース。もっとも、原作一冊中の
短編二本は省いていますので内容の実質は一冊の半分強という
ところですが、それでもやはり飛ばしていましたね(笑)。

祥子さまと可南子が好きな自分としては、冒頭の祐巳と祥子さまの
場面と、可南子が瞳子を気遣う場面がカットされたのがちょっと
不満かも(笑)。いや個人的嗜好というだけでなく、前者は
祐巳と祥子さま、瞳子の現在の関係を端的に表現している場面だし
後者は可南子の存在を意味づけるだけではなく、客観的な第三者と
しての観察で瞳子の心情を描くという意味のある場面だと
思ったのですが。……でもまあ可南子は省かれても仕方ないかな。
あくまで今回の物語の主軸は祐巳、瞳子、そして乃梨子でした
からね。

さてその瞳子をメインに据えた今回のお話。
瞳子の内面を微妙で繊細な表現で追いかけていく必要がある、
映像表現としてはきっとかなり難しいであろうエピソード
でした。で、やっぱりビジュアル的にそのかすかな瞳子の
内面の動きをとらえ切れたかというと、ちょっと十分では
なかったかもしれませんね。
でも実際、「負けるために戦った表情」なんて、文章ではさらっと
書けても、映像でどう描くかってすごい難しいところでしょう
から(笑)、仕方ないところかも。

ただ、ラストシーンは蛇足。
前回のラストシーンの補完はいい効果を上げていましたが、
今回は次の巻(それも冒頭)を読めばわかる祐巳の心情をあえて
無視した、理解に苦しむ演出だったと言わざるを得ません。
なんでああしたんだろう?


[No.642] 2009/03/04(Wed) 18:43:27
ごきげんよう (No.632への返信 / 3階層) - 九条神樹

実はDVDでは全員分のお風呂シーンが……(そういう作品では
ありません)。

さて今回はほんとに書くことに困ります(笑)。
1クールという短い期間だからこそ、息抜き話を入れる余裕も
ないはずでは、という言い方もできちゃいますしね。
その一方で、こうした仲間同士の和気藹々とした空間の中に
生まれる小さな心の揺らぎを描いているのが集団劇たるマリみての
醍醐味だから、これはこれでいいんだ、という見方もできるの
でしょう。いわば本筋を追うか、雰囲気を重視するか、という
二つの極のどちらに立つかで評価が変わりそうなエピソード
ですね。
欲を言えばその両者を踏まえるのが望ましいのでしょうが、
なかなかそれも難しいでしょうしね。


[No.643] 2009/03/04(Wed) 18:55:43
ごきげんよう (No.642への返信 / 2階層) - 牌子

由乃さんの自己中心っぷりがちょっと薄らいでましたね。
「もし…落選するとしたら志摩子さんでも祐巳さんでも無く私」
そんな由乃さんの心の焦りがカットされてましたから(苦笑
今のままの三人でやって行きたいって思いだけがクローズアップされました。

「……由乃さんの、そういうところ好き」

カットされないで良かったなぁ(笑
原作通りに手を握るシーンも欲しかったけど…

しかし全く潔いほどにロサ・カニーナのカの字も出て来ませんでしたね。
カットされたシーンも多々ありましたが、残った原作エピソードの順序を
ちょこちょこ入れ替えて分かりやすい脚本にまとめたって印象を受けました。


>「負けるために戦った表情」
選挙結果発表時の、瞳子のあの笑顔は素面でしたね。
原作では瞳子の表情について推察できる文面は発表直後の、

>瞳子ちゃんは祐巳と目が合うと、神妙な顔をして頭を下げた。

これだけなのですが、アニメでは瞳子の真意について考察した結果
原作とは違った表現にしたのでしょうね。
瞳子にとっては選挙演説が終わるまでが舞台の上だった…
って解釈なのでしょうか。


ラストシーン。
原作では声にはならなかった祐巳の「やっぱり」と言うつぶやきを
傍に居た乃梨子にも聞こえる程の台詞に変え、更に、
「瞳子ちゃん!」(←心の叫び?とも受け取れる
と視聴者には叫び声とも受け取れる台詞を付け加えました。
原作とは違った情熱的な祐巳さんですね。

第6話『予期せぬ客人』での過剰演出があったんでこれはこれで
アリかなと私的には思ったりします。
只、原作ではこの後急速にクールダウン、冷静になって行く祐巳さんと
上手く繋がるのかがちょっと心配だったり。


[No.652] 2009/03/08(Sun) 22:18:42
☆★第10話『キーホルダー』★☆ (No.514への返信 / 1階層) - 九条神樹

原作『大きな扉小さな鍵』の前半部分。つまり巻名ではなく
編のタイトルを取ったサブタイトルなので、ちょっと他の話と
比べてそっけないというか飾り気がなく、浮いているかも
しれません(笑)。

内容としては祐巳と瞳子の問題をその周囲の人間の視点で描いて
みたお話ですね。主役格のキャラクターが多数いるため、複数の
人間の多角的な視点で物事を描写でき、多面的な見せ方ができる
のがマリみての一つの強みであり特徴でもあります。
もっとも、それは逆にいえば、祐巳の内面描写をきっぱり
切り捨ててしまうため、今回のような大きな心理的変化があった
場合は視聴者置いてきぼりになる危険性もある手法。まあ、
そういった視聴者(読者)を「置いていく」のはむろん、意図的な
構成でもあるのでしょうけどね。

今回は演出が全体的に平板な印象。マリみてはうっかりすると
ほんとに延々と同じ立ち位置で会話してるだけのお話になって
しまいがちなので(笑)、そこを映像にした時に、画面上でどう
変化、メリハリをつけるのか、というのが作り手には求められて
いるのでしょうが、なんとなくそういった工夫があまり感じ取れ
なかった気はします。その一方で、志摩子さんの「ノリコノ
カクシタカードヲ」をわざわざ字幕にしてたりなどは、力の
入れどころが違うんじゃないだろうかという印象が(笑)。

ラストシーン。
原作を読んだ時は、自分としては、あまりおおげさではなく、
あくまで祐巳はさらりと自然に「好きだよ、大好き」と言って
いるのかなというイメージを持っていましたが、アニメ版では
瞳を閉じさせ、強調した画面作りで言わせていましたね。
自分の解釈とは異なった見せ方でしたが、でもあれはあれで
一定の効果を上げていますし、アニメという表現手法の上では
結構いいかも、という気もしました。


[No.654] 2009/03/12(Thu) 18:21:28
ごきげんよう (No.652への返信 / 3階層) - 九条神樹

そういうところ好き。
この辺も含め、志摩子さんはほんとにこのシリーズでは
物語自体に大きく絡むことができず、ポイントポイントで
見せ場を作っていくしかない存在ですからね(笑)。志摩子さんの
数少ないピックアップシーンを削るのはスタッフさんとしても
自重したのでしょうね(笑)。
まあ、今期はあくまで祐巳と瞳子の物語なのだと割り切って
しまって、それ以外のキャラクターの見せ場をばっさり
切り捨てるくらいの勢いがあってもいいのかもしれませんが。

瞳子はスタッフさん泣かせでしょうね。特に今期は、映像として
具体的にどういった表情をさせればいいのかというのがかなり
難しいでしょうし。本当なら顔つきや目つきのかすかな揺らぎ、
微細な変化というところなんでしょうが、アニメである以上
ある程度はわかりやすく見やすい表情をつけざるを得ない
アンビバレンツがあるのではないか、と勝手に想像します(笑)。


[No.655] 2009/03/12(Thu) 18:33:02
☆★第11話『ハートの鍵穴』★☆ (No.514への返信 / 1階層) - 九条神樹

個人的には今期一番の出来のエピソードだった気がします。

作画演出ともに秀逸で、なかなか引き込まれるお話に
仕上がっていましたね。あえて難を言うなら、ちょっと展開が
あわただしいと言えなくもないですが、しかし十分すぎるほどの
完成度の高さは揺るがないでしょう。
脚本面でも、部長さんが瞳子の選挙出馬の意図を言葉で表して
くれたのも、わかりやすい、いいアレンジでした。「おしっこ!」
の場面もちゃんとあったし(笑)。
……まあ、予告ダイジェストに関してはもういつもことなの
ですが(笑)。

瞳子の出生の秘密を明かし、同時に彼女の心の大きな転機を
描いた今回。それに応じて、瞳子の表情が非常に豊かになって
いました。若干変化の幅が大きくて彼女らしくないとも思え
ますけども、瞳子のかわいらしさが存分に描かれていたので
オッケーじゃないかと。くるくるとよく動く瞳子の顔つきは、
これまでずっと抑えた見せ方をしていただけに、そのギャップが
より効果的に彼女の魅力を表すことになっていた気がします。
祐巳の真意を知って疾風が彼女の体を駆け抜ける場面なども、
大げさといえば大げさな描写なのですが、よく彼女の内面が
伝わってくる見せ方だったと思いますね。
ラスト2話も、このレベルで行ってくれると嬉しいところです。


[No.662] 2009/03/14(Sat) 15:44:18
ごきげんよう (No.654への返信 / 2階層) - 牌子

原作読んだ時はさほど気にも留めなかったタイトルなのですが、
改めて考えてみたら、ちゃんと意味があるタイトルだったのかなぁ
って再認識しました。当たり前ですよね(←作者に失礼

”キーホルダー”ってのは和製英語らしくサブタイトルの
Le porte-clefをエキサイトで翻訳しても”ドア-キー”としか出ませんが。

原作導入部の一行。
>私たちができることは、呪文を唱え、鍵を差し入れるまで。
この一行に”キーホルダー”の意味が最初から書かれていたのです。
祐巳を瞳子の心の扉を開く鍵とした時の、鍵を支える人たちの
心の葛藤を描いた話だったと今頃理解しました。

原作読んだ時は気づかなかったんですが、選挙結果発表の後、
祐巳は瞳子の後を追いかけて走って行ったんですね。
てっきり手を伸ばしただけだと思ってましたよ。
原作では祥子の回想で語られアニメでも原作と同じタイミングで
走って行くシーンが挿入されてました。
アニメではその後祐巳と乃梨子が戻って来るシーンも挿入されてましたし。
走り出してから戻ってくるまでの間に何があったのか。
祥子さまにも推理できない祐巳の心境の変化があった訳ですが。
瞳子に追いついたとは考えにくいですし。
祐巳は途中で立ち止まる事が現時点では最良と判断したのでしょう。
そして、その判断はこの時の乃梨子には理解出来なかった。


祥子と柏木の会話。
お饅頭を食べながらの会話もカットしないで欲しかったなぁ。
松平病院の後継ぎ問題や、瞳子が生まれた頃の話は後々の伏線でしたし。
どちらかと言えば「優さん、祐巳のこと好きなの?」辺りの会話を
カットした方が…
祐巳と柏木のラブロマンスなんて正直どうでも良い話ですし。
でも、ニーズがあるからカットしないのかなぁ…


薔薇の館の湯沸しポットがIH調理器になっとる(笑


[No.669] 2009/03/15(Sun) 22:23:18
ごきげんよう (No.669への返信 / 3階層) - 九条神樹

柏木さんと祐巳との関係。
原作でもは一つの焦点になりそうで結局ならなかったエピソード
でしたよね(笑)。原作では柏木さん関連の設定も初期と後期では
大きくブレが出て(柏木さんに限ったことではありませんが)、
作品をどう引っ張って行こうかと迷っていたのではないかと
思わせますけれども、アニメ4期の場合は原作がほとんど
終わった時点で製作されているわけですから、結局あまり本筋には
かかわらないままで終わった柏木さん関連はばっさり切るくらいの
アレンジをしても良かったかもしれませんよね。他の部分は
大きく削っているのに、なんか変なところで原作に忠実であろうと
してるちぐはぐさを感じますね(笑)。

ニーズはあるんですかね。少なくともメジャーな方向では
ないんだろうとは想像するのですが。少女漫画的には
柏木さんみたいな人と祐巳みたいな人のカップルは結構定番な
気もしますから、好きな人は好きなのでしょうね。自分も、
組み合わせ的にそんな嫌いではないですが、でもやはり
この作品はマリみてですからね(笑)。


[No.673] 2009/03/20(Fri) 10:45:53
★☆第12話『クリスクロス』☆★ (No.514への返信 / 1階層) - 九条神樹

今回もまた一冊を一話でまとめたハイスピードバージョン。
そのためにどうしてもあわただしくなってしまった印象は
免れないところではありますね。黄薔薇組、白薔薇組のカードの
顛末を予告だけですませちゃうのも、やはり予想されたことでは
ありますが、物語としては竜頭蛇尾になってしまっています。

まあ、元々このバレンタインカードのエピソードを1話2話で
済ませようと構成するのが無理がある話なのですが(笑)。
かといって、せっかく4期を企画する以上は、瞳子の妹決定まで
進まないとお話にならないでしょうし、だとすると無理やりでも
ここまでストーリーを進めるのもやむを得ないところかも
しれません。2クールで企画できればそれが最善だったの
でしょうけどね。

とはいえ、本編は、祐巳に対する「静」の祥子さまと「動」の
瞳子の対比が、映像にしたことでより明確に伝わってくるように
なっていましたね。瞳子が祥子さまの挑発に乗って、カード探しに
出ることをあえてセリフでは言わせず、直接館前に姿を見せると
いう「行動」で示したことも、「動」の瞳子の象徴的な見せ方と
して、効果的だったと思います。
祐巳、瞳子、祥子さまの三すくみの構図を強調した場面や、祐巳が
白薔薇姉妹を前に一人でテンション上げてる場面も、面白い
絵作りになっていましたね。

さて、次回はついに最終回。これで祥子祐巳編のアニメ化は
終わりかな?ここまで来たら原作最終巻まで映像化してくれた方が
座りがいいとは思うのですけども。


[No.681] 2009/03/22(Sun) 15:23:58
ごきげんよう (No.662への返信 / 2階層) - 牌子

瞳子パパが地獄少女に出てくるおじさんみたいなキャラデだなぁ。
瞳子はコードギアスに出演できそうな作画だったし。
「言い訳なら聞きたくありませんっ!」
祐巳をにらみつける表情は鼻ツン顎ツンで、それなんてカレンみたいな。

「その場で百数えなさい。数え終わるまで動いちゃ駄目よ」

この時の祐巳さんは、まるで蓉子さまでした。
小説では(言葉に)そうさせてしまう強さがあったって瞳子の
説明台詞が入ってわかり易いのですが、アニメではその威厳が
祐巳の喋り方と表情だけで十分伝わってきました。

典部長、可南子さん、祥子さま、祐巳さま、そして優お兄さま。
自らの手でことごとく断ち切ってきた絆…
瞳子の孤独感をアニメならではの表現で演出してました。

可南子さんが浮かんで乃梨子が浮かばなかった演出意図は?
乃梨子とは、まだ完全には切れてないって心のどこかで思っていた?

可南子と乃梨子は瞳子の中では同等だと思うんですよね。
きっと乃梨子を思い浮かべる前に本人が登場したんでしょう。

手を差し伸べた相手が可南子であっても瞳子はすがりついた様な
気がします。


まぁ、原作自体盛り上がるエピソードだしこれぐらいは
気合入れて頑張って当たり前。
一度ぐらい神回だったぐらいで今までのグダグダっぷりが
帳消しになるなんて思わないでねっ!


マリみてで初めて泣きましたごめんなさい。


[No.687] 2009/03/22(Sun) 22:13:19
ごきげんよう (No.687への返信 / 3階層) - 九条神樹

今回はいい話でしたね。これまでだと6話がいい出来でしたが
それをも上回る完成度だったように思います。
これまでは外形からしか描けなかった瞳子の内面を描けることで
その心情を強調した描写をすることができるようになったのも
いい効果を上げているのでしょうね。

瞳子の思い浮かべた子たちの中に乃梨子が出てこなかった、と
いうのは、まあその直後に彼女が直接登場しちゃうために
表現の統一性を図ったという意味合いなのでしょうかね。
瞳子自身はあの時本当に孤独を感じていたでしょうから。
そういう意味では、映像にすることはわかりやすい反面
こういったちょっとした不都合も出てきちゃう、ということなの
でしょうね(笑)。

瞳子の中の可南子のポジションというのも興味ある話ですよね。
可南子が瞳子を気遣っているのは確かですが、可南子自身が
表舞台から引いたポジションにいるだけに、なかなか具体的な
絡みが見られないのが寂しいところ。ラストでその辺を
カバーするような描写があるといいかなとは思いますが、まあ
無理かな(笑)。


[No.696] 2009/03/27(Fri) 16:26:34
☆★第13話『あなたを探しに』★☆ (No.514への返信 / 1階層) - 九条神樹

最終話です。
祐巳と瞳子の話だけに絞って描くことになったわけですが、瞳子の
秘密自体は比較的簡単にまとめられるものだっただけに、
話としてはすっきりと構成されていましたね。何より瞳子の
表情が柔らかく描かれていて可愛らしかった印象。
瞳子の本質は祐巳と同じように表情が豊かな子なのかも
しれませんね。
出生の秘密を話す場面で、原作では祐巳が抱き寄せたところを
瞳子の方から抱きついていったのも、二人の関係性をさりげなく
象徴した行動だったように思いました。

マリみて全体の物語の結尾として見ると、いろいろな点できちんと
落ちてはいないのですが、祐巳と瞳子の物語ということに限って
見てみるならば、4期はまあ手堅くまとまったというところ
なのでしょうね。イメージシーン、ロザリオの授受も、あえて
具体的映像を使わずにマリア様像を使っていたのも、7話との
対応にもなっており、いい効果をあげていたと思います。

逆に言うと、マリみて全体の物語としては、やはり最後には
祥子さまと祐巳とのストーリーで締めないと落ち着かない、と
言うことが改めてわかったようにも思いますね。
黄薔薇・白薔薇組が徹底的にシカトされたということもあり(笑)
5期があってもいいのかなという気がしますね。


[No.703] 2009/03/29(Sun) 15:36:49
ごきげんよう (No.681への返信 / 2階層) - 牌子

上から見下ろした登校シーン。
やたらとカップルが多いなぁ…と感じました。
スールとバレンタイン当日。
マリみてなら普通に流していい当たり前の風景なんですが、
アニメスタッフは分かってるなと。
細かいところですけどちょっと良かったです。
 #最初からこれぐらい原作理解して表現してたらなぁ…
  って一言多い感想なんて言いませんよ私は。

アバンに瞳子と乃梨子の会話を持ってきたのは良いですね。
主役を起に、瞳子中心の構成とするならば自然な改変です。
 #でも「さん付け問題」に触れなかったのは減点。
  瞳乃梨を描く気が無いのかと。

三年松組をたずねる祐巳。
紅薔薇姉妹に注目してるクラスメイトがちゃんと描かれてます。
 #でもアップよ引いた絵にして多数画面に見せた方が良かった。

見ていて、かなり面白い祐巳さま。
このシーンは前回とのギャップを描く為に敢えて残したのでしょう。
乃梨子の心情としては、
普段は面白い人なのだけれど、大切なこと…
瞳子に対しては真剣に思ってくれている、素直な人。自然体な人。
みたいな感じで憧れと尊敬が入り混じって好印象なのでしょうか。
乃梨子も基本的には仮面リリアン生徒ですし。

バレンタインイベント開始。
「『あなた方、人の後ろばかり歩くのやめていただけない』とか」
乃梨子の物真似は入れて欲しかったなぁ。
別に重要でもなんでもない、単純に聞きたかっただけの台詞なんですけど。

薔薇の館でお茶。
乃梨子「お茶!お茶っすねっ!」
この台詞も聞きたかったなぁ。別に重要でもなんでもない(ry

社会科準備室。
白地図には瞳子と祐巳さまを繋ぐ何かがある。
そのことに薄々気づいていたからこその乃梨子だったのですが、
「地図散歩」がカットされたのは残念ですね。
いくらOPで描いたからと言って肝心の部分を入れないのでは。
”画竜点睛”と言うのは正にこの事ですな。


黄色いカード。
令ちゃん空気読め(笑
アニメで見ると小説以上にヘタ令っぷりが(苦笑
由乃離れしようと頑張ってる令ちゃんだけど、この始末。
由乃共々、黄薔薇の品位落としまくりです。


ラスト
え〜〜〜〜〜〜〜ここで終わり?
なんか1期のラス前思い出した。
バレンタインデートで祥子さまを見失ってうろたえる祐巳。
…つづく

ラス前だからって無理に次回の引きにしなくても。(苦笑


[No.708] 2009/03/29(Sun) 20:48:02
ごきげんよう (No.708への返信 / 3階層) - 九条神樹

聞きたかったセリフ、見たかったシーンはほんとにいろいろ
ありますよね。マリみてはそういう、個別のセリフや場面が
少しずつ重なり合って独自の学園世界の雰囲気を構築している
作品で、そういう意味では削ってほしくない部分は多々あります。
もちろん時間が許さないわけですから、どうしても本筋に
限定したストーリーしか展開できないわけで、それはそれで
仕方がないのですけど、雰囲気作品としてのマリみてを
うまく再現したエピソードも見てみたいなとファンとしては
勝手に思いますよね(笑)。

一期ラス前。
ああ、なるほど(笑)。あれもかなり無理やり感のある切り方
でしたね。まるでこれから重大事件が起きるかのような。実は
すぐ出会うのに(笑)。まああれの場合、もともと一つの話を
無理に分割して作ってしまっているので、どこで切っても
結局不自然さは残ったのでしょうけど。


[No.717] 2009/04/03(Fri) 17:12:51
ごきげんよう (No.703への返信 / 2階層) - 牌子

埼玉在住だったらデートコース聖地巡礼したのに。
原作当時から秩父じゃないかとは思ってましたが、
アニメでは秩父をモデルにしてました。
私は西武鉄道の黄色い車両ぐらいしか分かんなかったんですけど
↓このブログの検証記事がわかり易いですね。
http://d.hatena.ne.jp/ceeda/20090330/1238338852

瞳子の告白
サブタイトル後のちょっと上目遣いの表情。
11話の瞳子も悪くは無いけど、やはりこっちの方が良いなぁ。

クラブハウス前。
典「…どうせ、私たちは二人きりだし」
改めて聞くと意味深な台詞ですね。
典さんの、言い方は悪いですけど未練嫉妬…
瞳子に対する感情を抑えつつも祐巳を牽制してるみたいな。

写真。
瞳子の生みの母ってなんとなく典さんに似てますね。
どれくらいなんとなくかと言うと瞳子の母と瞳子が似てるぐらい。
典さんの瞳子に対する好きは、母親が子供に対して抱く好き。
そんな事をスタッフは、考えての結果なのかなと想像したり。

ミステリーツアー。
どんな格好をしようかと悩む祐巳。
祐巳が鉄郎、瞳子がメーテルのコスプレって同人誌思い出した(笑

振り返って見れば4期は瞳子の物語でした。
瞳子中心のシナリオだから釘宮さんが目立って当然なんですが、
それを差し引いても釘宮さんの演技は立派でした。
植田さんを完全に食っちゃいましたね。
今後は瞳子が代表作ですと言って欲しい。

以上、釘宮病D型感染者の戯言でした。


「マリア様がみてる」の全てをアニメ化するなら1年は必要
って事を再認識した4期だったのでした。


[No.724] 2009/04/05(Sun) 21:25:55
ごきげんよう (No.703への返信 / 2階層) - 祥

日曜にここで感想を書かないと、どこか落ち着きませんねw

感想にはほとんど参加できませんでしたが
最後は4期のまとめ感想的なものを。

クリスクロスで祥子さまは
「祐巳は鏡」とおっしゃっていましたが
視聴者である私も同様でして、祐巳という鏡に映る
祥子さまを楽しみに毎話見ていた、というのが
3期までの私の見方でした。

実際、3期OVAに関しては
「パーフェクトだ、ウォルター!」と歓喜したくなる程の
紅薔薇姉妹メインでしたし←オィw

それが4期になると一変します。
これはちょうど原作の小説を読んでいる時にも
漠然と感じてはいたものが、アニメ4期を見て
はっきり自覚しました。今までは画面上に
祥子さまが登場しなくても、祐巳の意識が
ほぼ祥子さまに向いているため、祐巳が登場していれば
祐巳が祥子さまを映す鏡である以上
大抵は祥子さまを見る事ができていたのですが、
4期の祐巳は主に瞳子しか映していなかったため
私の中でどうしても4期を楽しめなくなっていったようです。

原作だと正月のお泊り会などは
比較的瞳子色が薄かったように思えるのですが
アニメ版はそこすらも瞳子色で押し切ったのが
私の中では決定的でしたね(^^;
今思うと聖さまが苦手だったのも同様の理由だったのかも。

瞳子ちゃんというキャラは別に嫌いではないですし
祐巳のスールでも全然構わないのですが
マリみてのメインとしては、私の中ではどうも
収まりが悪かったようです。

この例えが適切か分かりませんが
悟空(祥子さま)から悟版(祐巳)に
主役が移るのを受け入れる事はできたが
そこから悟天(瞳子)に移るのはしんどい、
といった感じですかね(^^;

牌子さんとはまるで逆の感想になってますねw
まあ、祥子さま原理主義者の戯言ですので←オィw


[No.725] 2009/04/05(Sun) 23:25:14
マリみては祐巳と祥子の物語 (No.725への返信 / 3階層) - 牌子

ってのを認めたくないってのが根底にあるからなんでしょうね。
私の場合は。
作者的には祐巳と祥子さまの物語だったのかも知れませんが、
いち読者としては祐巳と瞳子、菜々の代まで続けてください…
って願ってるんですよね。
「マリア様がみてる」って物語にとって祥子さまは必要不可欠な存在。
って事を理解はしてるつもりなんです。
正直、志摩子さんが居なくてもマリみては成立するって思ってますし。
#能登かわいいよ能登から釘宮病に変わったからってのは

で4期の回を重ねる内に、
「1クールで収めるために祐巳の妹問題に的を絞ったんだな…」
って解釈して自分を納得させると、
祐巳と瞳子の物語をちゃんと描いて終わらせた4期に対して
そんなに不満は残らなかったってのが正直な感想なんですよね。
ちなみに小さな不満は11話で帳消しになりました。
だってマジで泣いちゃったし(^^;;
ツンデレの代名詞としてのくぎゅに対してこんな演技を求める。
そしてそれに十分応える演技を見せてくれた。
勿論、美紀さんはじめ脇がしっかり支えたから光る演技が出来たって事も
十分承知してます。




まぁ、瞳子がくぎゅで無かったらあるいは認めなかった可能性も
無いことは無いんですけど。
中の人で作品を評価するのもアリって事で(苦笑


[No.727] 2009/04/06(Mon) 20:52:12
ごきげんよう (No.724への返信 / 3階層) - 九条神樹

必要な期間。

4シーズンでもかなり駆け足な映像化になってしまいましたし、
しかもまだ最終巻まで到達していませんからね。
最初から最後までをきっちり描こうとすると、やはりプラスして
3クール、あるいは一年は必要になってしまうのでしょうね。
まあ、原作のすべてを映像にしなければならないわけでもなく
今になって振り返れば特に意味のない場面やエピソードも
割とあったりしますが(笑)、そういうのを差し引いても
膨大な量の原作ですし、なかなかうまく構成するのは難しい
でしょうね。

瞳子の物語と割り切って4期を作り上げたのは、4期を単独の
アニメ作品として考えれば成功だったのだと思います。というか
それ以外に作りようがなかったというのが正解なの
でしょうが(笑)、でも瞳子の描写その心情描写や表情の付け方
などは割と丁寧で、その部分に注目してみれば結構良かった
ですよね。
ただ、マリみて全体としてみると、ここで終わるのはちょっと
うまくまとまっていない気もしますし、やはりきれいにすべてを
終わらせる5期がほしいなあと思ってしまうところ(笑)。
長さ的にはOVAということになるのかもしれませんが。

それではお付き合いありがとうございました。
また機会がありましたらよろしくお願いします。


[No.729] 2009/04/10(Fri) 18:38:35
ごきげんよう (No.725への返信 / 3階層) - 九条神樹

自分も祥祐派ですので、おっしゃりたいことはわかります(笑)。
ただまあそれはスール制というシステム上、どうしても乗り越え
なければならないポイントであることは原作のかなり初期から
わかっていたことでもありますし、ある程度覚悟はできていた
ことでしたしね。

ただ、原作だと、基本的に祐巳の一番大切な人はやはり祥子さま
だという部分はやはり不動の構造としてあると思うのですが、
アニメだと、短い時間で物語的な必要性上、瞳子の存在が大きく
クローズアップされていたのも事実ではあるでしょうね。
祥子さまと祐巳との原作での会話も結構削られてましたし(笑)。
そういう意味では、ファン心理としての感情のほかにも(笑)、
客観的にも、これまで主体であった祥子さまの、ストーリー上の
ウェイトシフトが不自然であったということにはなるのかも
しれません。

まあ、瞳子が妹になった後は急激に物語の表舞台から遠ざかって
しまうという原作の扱いも、同じようにウェイトシフトが
不自然だとは思いますが(笑)。

それではお付き合いありがとうございました。
また機会がありましたらよろしくお願いします。


[No.730] 2009/04/10(Fri) 18:51:33
以下のフォームから投稿済みの記事の編集・削除が行えます


- HOME - お知らせ(3/8) - 新着記事 - 記事検索 - 携帯用URL - フィード - ヘルプ - 環境設定 -

Rocket Board Type-T (Free) Rocket BBS