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all こんにちは - 氷野一樹 - 2011/11/11(Fri) 17:57:10 [No.235]
Re: こんにちは - 松原(管理人) - 2011/11/11(Fri) 19:55:22 [No.236]


こんにちは - 氷野一樹

松原さん、お久しぶりです…twitterがあるせいかそんなにお久しぶりには感じませんが(笑)
もう11月ですね…季節が過ぎるのは早いものですが、今日は久々に松原さんの小説を拝読させていただきました。

「あなたが奏でる音色」
作品に入って数行読んだ時点で、もう風景が頭の中に完成するような非常に丁寧な描写。音楽と港町という繁栄する街並みが伝わってきました。
松原さんの作品を読んでいると、その描写から自分の頭が勝手に挿絵を浮かべることができてすぐに物語に入っていけるので凄いな、と思います。
中盤にかけては、音に対するおのおのの真剣さから目が離せませんでした。知らず知らずのうちに息を飲むような緊迫感を楽しませていただきました。
そして終盤では、眉目秀麗なミアの声に関するどんでん返しに驚愕しつつも、中盤とは違った「ここからどうなるのか」という先読みの緊迫感を味わいました。
ミアがリアムに恋をしていることは明白ですが、文中では「恋」という言葉が出てこず、其れを読者に連想させるような文章でしたが、こういう文章の書き方が僕は凄く好きです。
(もちろん断定も好きなのですが、日本的な感覚というか、そんな感じていいなぁ…と。個人的な意見ですみません)


「ハロウィン・ナイト」
最初は女子大生みたいに高いテンションで話す魔女の、ちょっとずれたような話に良い意味での軽さを感じながら拝読させていただきましたが、読み進めていくうちにだんだんと事情が分かっていって…
ただ「死んだ人が会いに来る」だと総じて暗い話になりがちですが、情報を小出し小出しにしているせいか、楽しいなかに若干の切なさを感じるような何とも言えない感覚になりました。不思議な読後感覚です。
背景の絵も良い味出してますね! センスにも脱帽です。


2作品とも独特の味があり、本当に面白かったです。
また拝読させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
それでは失礼致します。寒くなってまいりましたのでお体にお気をつけください!


[No.235] 2011/11/11(Fri) 17:57:10

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