お久しぶりです! - 氷野一樹 |
松原様、こんばんは! 掲示板変更されたようで、お疲れ様です。
君の声シリーズに最新話『花の声』が出ていたので、早速拝読させていただきました。 設定が簡潔に纏められていて、凄く本文が濃いなと。あと一人称が凄く上手くて・・・気がつけば誠人になったような感覚で(笑)物語にのめりこんでいました。特に、猫の死体の描写の辺りも表現が凄くストレートで、それゆえ死んでいるという一つの事実がこれまたストレートに伝わってきました。 その中盤、猫が死んでいて幽霊となって誠人達の前で鳴いているという部分が、何でこんなに惹かれるのか・・・全体的にももちろん惹かれたのですが、印象としてはここが特に秀逸だと感じます。猫の心情も誠人の一人称でしっかりと書かれていて、しかし「わからねぇけど」などの台詞に代表されるような一方的な解釈でない、いい意味でのあやふやさに凄く人間味があって、そこの描写も凄く上手いと思います。 地面はいつから人間のものになった・・・など、そういえばそうですよね。あたりに野球やサッカーが出来るくらいの広場もあまりないですし。それが時代だ、と一言で纏めるのは簡単なんですが・・・と、純粋な物語だけでなく、こういう部分でも考えてしまいました。 あと、秋良は今作では発言こそ少ないものの、良い台詞が多いですね(笑)凄く楽しかったです!
ブログを拝見させていただきましたが、体調が芳しくないご様子ですね。本当に寒くなってきましたので、どうぞお体にお気をつけて。 では、失礼いたします。
[No.5] 2007/11/21(Wed) 00:50:47 |