松原さん、こんにちは! 魔法使いとその弟子からいくつか短編を拝読させていただきましたので、そちらの感想の方を書込させてください。
「思い出談 かくれんぼ」は、終わり方が心地良い着陸だったのが印象的です。 ルーはこのころから少々やんちゃだったようで面影がありましたが、レイテの方は物語終盤に比べるとやや暗さがあって、「思い出談」と銘打ってある通りに良い意味での固さを感じました。 それと本文を読んだ後なので、それを予言するかのような「彼女と過ごす月日は退屈しないですむことだけは予感できた」という最期の台詞で思わずにやけてしまいました。
「後日談 その道を塞ぐな!」は、レイテの取り乱しぶりとばっちりを受けたグレースの一挙一動が面白かったです。 グレースもキャラクターの中ではユーモア性が高いと思いますが、今回はルーの奇功を詩人のように語るレイテが特に印象的でした(笑) 黒猫がグレースの前を通り過ぎた際の黒猫の動作のさりげなさとグレースの沈黙が何故かツボに入りまして(笑)兄弟子の奇功のバトンを図らずも受け取る形になったグレース…絶妙な立ち位置でかなり好きなキャラクターです!
「後日談 何番目?」は、自分の突っ込みとレイテの台詞が面白いようにシンクロしてそっちにまず驚きました(笑) 「後日談 その道を塞ぐな!」のルーの移動魔法不使用といい大食いの賞金で危ない家系を助けているグレースといい、本末転倒というか基本を失念してそのたびにレイテに問題が降ってくる様を見るとレイテに同情したくなりますが、そのテンポの良さが本当に魅力だと思います。 ふと、ミーナさんの事が頭に浮かびました。家系をやりくりするために相当な辣腕をふるっているんだなぁと…。今に喧嘩にならなければ良いのですが(笑) しかしながらグレースを大食いで負かした人物…良く分からないですがなんだか過ごそうですね。
やたら(笑)が多くて申し訳ないのですが、ここ最近入りっぱなしだった肩の力を抜いて笑わせていただきました! さらりと読める内容も心地よく、とても面白かったです!
残りの短編も楽しみにしております! またお邪魔させてください! それでは、失礼致します。
[No.142] 2010/04/10(Sat) 14:05:05 |