お世話になっております、氷野一樹です。 この名前ではかなり御無沙汰しておりました。 私自身、このHNを1年以上使ってないのでもう違和感を覚えてしまいます(笑)
今回、断章の「朽ちる紅、堕ちた花」を拝読させていただきました! 「白雪姫」をモチーフにしたとのことですが、ここまで艶やかに 纏められていたことに驚き、重厚なのにさらりと読めてそれでいて 鬼気迫る主人公の威圧感、思いのあまり醜悪化していく内面の変化などを感じられる文章だったと思います。 読みごたえがあって本当に面白かったです。
また『最後の祈り』も拝読させていただきました。 非常に直球な作品ですね。罪悪感に駆られるヒロインの苦悩もそうですが 時に自分の置かれた境遇を他人に転嫁したくなる人間の弱さや 堂々巡りで出ない結論、でも考えずにはいられない・・・文面にして読むと 本当に直球だなぁ、と…。 オブラートを感じないストレートさが、作品の重さはまた別として、文として何かすっきりする 読感を生み出していたのかな、と思います。
最近、本を読む機会が昔に比べて減ったので そんな中で良い作品と出会えて非常に嬉しく、楽しませていただきました。 ありがとうございました!
それでは、またお邪魔させてください。
[No.271] 2013/07/30(Tue) 00:57:09 |