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電脳スタビライザー「パドック」Mark3

 ここは矢的八十郎の個人サロンと、「帰ってきたウルトラマンFCスタビライザー」のメンバーズサロンを兼ねた掲示板です。

 掲示板開設を特撮ファン仲間中心にお知らせしたため、特撮系の話題が中心になっていますが、特撮やSFの話題だけではなく、時事ネタや教育の話題など幅広く扱っていきたいと思います。

 本ページに立ち寄られた方は、どうかお気軽にご発言をお願いします。

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それでは楽しくやりましょう。

(2012/12/09追記)管理人は、最近まとまった文章を書き込む余裕がなく、日常の発言をツイッターに頼っています。最新の発言は以下をご覧ください。
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夢は果てしなく? / ペッパー刑事 [九州] [ Mail ]
謹賀新年。
昨年は皆様お世話になりました。
今年もよろしく。

新刊の在庫は溜まるは、口座の残金は減るはで大変です。夢は果てしなく?オールデータ入稿とか考えてますが。
 健全なサークル運営が出来るようがんばります。
 増刊号売れ行き良かったですな。やっぱり表紙の出来が良いと目を惹きます。最初はDVDのジャケットかと思った。
 

No.860 - 2008/01/05(Sat) 22:08:41

誰がための同人誌 / 矢的八十郎 [関東] [ Home ] [ Mail ]
 遅まきながら、こちらでも新年の御挨拶申し上げます。コミケ等ではお世話様でした。

 同人誌の売れ行きというのは、なかなか思い通りにならず、持ち込みが少ない時には完売し、張り切って増刷した時には売れ行きが今一つだったりします。
 売れ行きを追い過ぎると本末転倒になりますし(売れ行きにこだわりすぎて仲間の信頼を失っていった同人も実在します…)、全然人の手にとってもらえなければ公表する意味がないしで、なかなかバランスを取るのは難しいものです。

 今は、「何のための同人趣味か」をしっかり見据えつつ、目の前の出来ることをやっていくしかないですね。
 そう思って今年も楽しくやりましょう。

No.862 - 2008/01/19(Sat) 11:11:13
2007冬コミックマーケットお知らせ / 矢的八十郎 [ Home ] [ Mail ]
当選しました。
スタビライザーは以下のスペースに出店します。

12/29 土曜日 西地区“か”ブロック−23b

新刊準備中です。
当日、皆様のおいでをお待ちしておりますm(__)m

No.851 - 2007/11/24(Sat) 13:41:37

コミックマーケット御礼 / 矢的八十郎 [関東] [ Home ] [ Mail ]
 29日のコミケ初日。
 我が帰ってきたウルトラマン私設FCスタビライザーは、新伴仙司さんの少年タイムス社と合体して、特撮ブロックで営業してまいりました。

 今回は2サークル分のスペースで、スタビライザーの増刊『ありがとうウルトラマンメビウス』、副会誌『RETURN EXTRA 2007年冬の号』と2冊の新刊を並べました。他に、友好サークルである水戸G対策センターの『大怪獣倶楽部』17号と、太陽愚連隊の『太陽にほえろ!大全集6』も新刊としてお目見えし、その他に各サークルのバックナンバーも並んでにぎやかな品揃えとなりました。

 メインの『ありがとうウルトラマンメビウス』は68冊と、コピー誌としてはなかなかの成績でした。
 バンバラバンバンさんの華麗な表紙に、メンバー諸氏の手堅い文章やイラストで、今回は内容的にもなかなか充実していたと思います。
 ギリギリで編集した副会誌も、12Pながらそれなりに充実したものになったと思います。
 また、しろいるかさんの指揮による営業展開や、ガブさんの幹事による打ち上げ会等々、今回はサークル誌らしいチームワークの成果が出ていたと思います。

 スタビライザーメンバーの皆さん、ご来店いただいた皆さん、ありがとうございましたm(__)m
 次回も頑張っていきましょう。

追伸:初日の出もカウントダウンも寒そうなので、年越しは自宅で迎えます。23:30ごろからチャットルームに在室していますので、同じく自宅で新年をお迎えの方は、お付き合いいただければ幸いです。(http://homepage1.nifty.com/H-YAMATO/gate2.htm)

No.858 - 2007/12/31(Mon) 18:23:26
ウルトラマンメビウス第50話 / 矢的八十郎 [関東] [ Mail ]
第50話「心からの言葉」

宇宙大皇帝エンペラ星人
健啖宇宙人ファントン星人 
ウルトラマンヒカリ
ウルトラ9兄弟 登場

放映年月日2007/3/31

脚本:赤星政尚
監督:佐野智樹
特技監督:原口智生

ついにこの日が来ました。

どのようなラストを迎えるのかはわかりませんが、この約3年間、新たなウルトラを創造するために努力された、全ての方々にファンの一人として御礼申し上げます。

第50話の御感想につきましては、新たなスレッドを立てずこちらへお願いします。

初めての方は、掲示板メニューのHOMEをクリックして掲示板ゲートに戻り、投稿ルールに同意された上で御発言ください。

なお、御発言は当サークルの会誌への転載をお願いする場合がありますので、あらかじめ御了承ください。

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No.793 - 2007/03/31(Sat) 12:06:46

【注意】録画時間にご用心! / 矢的八十郎 [関東] [ Mail ]
すでに多くのウルトラファンコミュニティで警告が出ていますが、キー局での本日の放映は30分早まって17:00からです。

皆さん、充分にご注意ください。

No.794 - 2007/03/31(Sat) 12:23:28

物語の終焉 / Takuji [近畿]
まずはこの1年間ウルトラマンメビウスという物語を送り出してくださった全ての皆様に感謝します。作りで側だけでなく受け手側の皆さんにも感謝いたします。「ウルトラマン」というキーワードは今もなお輝いているということが実感できたこの1年でした。

四天王編から最終章に至る流れとしては自分なりに納得できるものでした。D4の活躍が希薄であるというご意見も観られましたが、D4の客演はすでに映画でその役割の大半を終えており、本編中では後方支援にまわるというバランス感覚は決して不満のあるものではありませんでした。映画版はやはり本編との連動の上にあったということが判明したということで満足すると同時に、終焉に向けてこの物語が「メビウスと仲間達の物語」であるということも再確認できました。そして最終章。「メビウスと仲間達の物語」は大団円を迎えました。そしてその限りに置いては「メビウス」はどのシリーズにも負けない素晴らしいものであり、大成功の部類にはいるでしょう。

しかし、最終回。強敵エンペラー星人を倒したメビウスとその仲間達に、そしてメビウスの旅立ちになぜ地球人が拍手を送り、感謝の意を示す描写がなかったのでしょうか。これは解せません。

確かに過去のウルトラ兄弟達も幾多の敵と戦い、傷つき疲れ果て、仲間だけに見送られて地球を去っていった者も多いと思います。しかし、今回のメビウスはその登場時に人々の歓喜によって迎えられました。(その後すぐにリュウによってまだ半人前であることを指摘されていますが、これは最終回リュウがメビウスを一人前と認めたことで完結しています。)ならばメビウスが一人前になったこともまた地球人達に認められないと「メビウスの成長物語」は完結していないのではないかと思います。

最終章、確かに「がんばれウルトラマン!負けるなウルトラマン!」という声は表現されていました。ならばなぜ最後に「ありがとう!ウルトラマン」がないのか。これがないとメビウスは真のウルトラマンとして認められたことにはならない。つまり「ウルトラマン」としての資格はまだ与えらず、単なるM78星雲人にしかならないことになります。そしてここに「メビウス」がずっと抱えてきた問題点が凝縮されているように思います。つまり「仲間」を意識、強調するあまり外の世界が切り捨てられ「ほんのわずかな範囲での閉じられた世界での物語」という印象を最後まで与えてしまったというところでしょう。

最終回の有り様に関してはまた別の機会にまとめるにしてもこの点だけは非常に残念としか言えません。

No.795 - 2007/04/04(Wed) 04:30:35

さらばは言わない>ウルトラマンメビウス / 矢的八十郎 [関東] [ Home ] [ Mail ]
 RETURNのメビウス特集号入稿を3日後に控えて、遅まきながら最終回について綴ってみます。

 前回敗退したウルトラマンヒカリが、リュウの魂を得て復活し、ミライも最後の力を振り絞って変身し参戦。しかし、エンペラ星人は強く、メビウスもヒカリもまたもや消滅……正直言って、カタルシスになるべきシーンが充分に整理されていないために、個々のカットは良いのに素直に感動できない出だしでした。
 また、ヒカリの中にあったはずのセリザワの魂の行方も気になります。

 しかし、絶望する一同に語りかけるウルトラ兄弟の言葉から、GUYSの5人がミライと合体するまでのくだりでは、少々遅すぎたかなとは思うものの、ようやくクライマックス感が感じられました。
 かつてのウルトラシリーズの定石から言えば、ここでは合体変身よりも地球人本来の戦力でメビウスを援護する方が似合っているという気もします。しかし、『メビウス』の物語が、GUYSメンバーとミライとの友情の物語であり、地球人とウルトラマンが互いに補完しあって成長していくことがテーマであったことを考えると、この方がベターでしょう。シリーズ半ばでミライの正体は仲間に明かされ、メビウスとGUYSは完全に同志として戦ってきたわけですから、「地球人らしい戦い方」にこだわることなく、素直にウルトラの力に身を委ねた方が、彼ららしいと思うからです。

 続く最終決戦は、もう少し整理が欲しかったところで、サコミズとゾフィーの関係についても、ファイナルメテオールの発動についても、そしてウルトラの父とエンペラ星人の会話にある「光と闇」の問答(彼もまたウルトラ一族と同様に母星の太陽を失った宇宙人だったという裏設定は、正面切って描いて欲しかったところです)にしても、もう少し伏線を張ってそれぞれ一話ずつ費やして描くべきでした。
 あえて言えば、シリーズ中でそれとなく仄めかされ続けてきたサコミズとゾフィーとの因縁や、42話から見え隠れしていた最終兵器のキーなどについては、伏線を忘れてとぼけた方が、最終回単体としての完成度は上がったと思います。

 とは言うものの、闇の使者であるエンペラ星人が「絆」に敗れたことを認め、光になって消滅していくラストは、ミライと仲間たちとの絆を描き続けてきた物語のラストにふさわしいものであり、「地球人と共に成長していくルーキーウルトラマン」という主人公像が貫徹されたことは、大いに評価されるべきと思います。

 最後の戦いを終えたミライが、その成果を後輩たちに伝えるために光の国へ帰るというラストはやや唐突で、そのまましばらく地球に残っても良いでしょうし、せめて別れるまでの過程をもう少していねいに描いても良かったと思います。(もう一話あれば、事件解決後にミライが帰還するまでの話を戦闘抜きで一本作っても良かったでしょう)
 しかし、三百万光年を隔てた永遠の別れではなく、あくまでも新たな任地に旅立つ親友を見送る言葉でミライを送る仲間たちの台詞には、涙はあっても悲しみはありません。それは、送別パーティーまで行って80とユリアンを送り出した『80』最終回をさらに一歩進めたものです。いつの日かミライは任務であるいは休暇で再び地球を訪れ、それぞれの人生を歩む仲間たちと何の抵抗もなく再会するのでしょう。
 ウルトラマンと一人の青年との不幸な事故をきっかけとした、ウルトラマンと地球人との絆の物語は、さらに新たなページがめくられました。ゾフィーが語っていた「ウルトラマンと地球人が肩を並べて戦う日」は、また一歩近づいたのです。

 ウルトラ兄弟サーガの久しぶりの続編、そして過去のウルトラシリーズが残した宿題の解決が注目されがちな『ウルトラマンメビウス』ですが、それだけではありません。メビウスとCREW GUYSの物語は、ウルトラシリーズの大きな一ページであり、ヒビノミライ=ウルトラマンメビウスは、先輩たちと並び立つ一人前のウルトラマンです。
 そのことを強調して、この最終回についての一文の締めとします。

No.857 - 2007/12/13(Thu) 01:15:59
ウルトラマンメビウス第49話 / 矢的八十郎 [ Mail ]
第49話「絶望の暗雲」

無双鉄神インペライザー
宇宙大皇帝エンペラ星人
宇宙剣豪ザムシャー
健啖宇宙人ファントン星人 
ウルトラマンヒカリ 登場

放映年月日2007/3/24

脚本:赤星政尚
監督:佐野智樹
特技監督:原口智生

一週間遅れですがデータ・テンプレを書き込みます。
かつてメビウスと関わった宇宙人たちの再登場、無類の強さを見せるエンペラ星人等々、見どころの多い中盤です。

第49話の御感想につきましては、新たなスレッドを立てずこちらへお願いします。

初めての方は、掲示板メニューのHOMEをクリックして掲示板ゲートに戻り、投稿ルールに同意された上で御発言ください。

なお、御発言は当サークルの会誌への転載をお願いする場合がありますので、あらかじめ御了承ください。

【お願い】コメント入力の際は必ず「プレビュー」ボタンをご使用の上、「投稿する」ボタンを押す前に内容のご確認をお願いします。

No.791 - 2007/03/24(Sat) 16:37:15

最終処分総ざらえ / 新伴仙司 [東海] [ Mail ]
 色々思うところはあるんですが、まず一番思ってしまったのは、ネタをそうざらえしているなぁということです。味方になってくれそうなメビウスオリジナル登場宇宙人を総動員、メテオール実験機まで飛ばしてハンターナイトツルギを導入して、『メビウス』畑にはもう何も残っていないという感じです。
 それも何だか粗雑な刈り方であちこちに残り屑がたくさんありますよってな様子で、刈り残したネタの存在が非常に腹立たしいです。別にネタの積み残しが出るのは止むを得ない訳で、小生がイヤなのはスタッフが喰いやすそうな部分だけ粗雑につまみ食いして、残った部分に砂を掛けてイったような気がするからです。この後『メビウス』世界観を後進が利用し難いように、漁場を荒らしていった、「後は野となれ山となれ」的な印象が拭えないからです(意図的にやったとまでは思わないが)。

 考えてみれば『メビウス』が始まったとき、『ウルトラシリーズ』という果樹園には、いかようにも使えそうな、美味しそうなネタが鈴なりに生っていました。入れ食い状態だったといっても過言ではありません。
 上手に使えば『後10年は戦える』という感じでした。
 でも今、『メビウス』が去った後の『ウルトラ』果樹園はやっぱりラフに実を採り尽くされたため、後の収穫に大きく響くような気がします。

 『マックス』でカコの人気怪獣を消費し尽くし、『メビウス』でウルトラ兄弟をも消費してしまったら、後は何が残っているのでしょうか。

 先のことを考えれば、『メビウス』で『過去の遺産』をこんな粗雑に刈り取ってしまってイイのか、という気がします。
 小生が心配することじゃないのかもしれませんが。

No.797 - 2007/04/16(Mon) 01:04:10

新伴さんの心配への回答 / 小春一番 [関東]
なぁに、いざとなったら平成ウルトラマンが来てくれるさ、ハッハッハ!
No.798 - 2007/04/16(Mon) 16:17:14

『メビウス』から新たなウルトラへの展望(1) / 矢的八十郎 [関東] [ Home ] [ Mail ]
>新伴さん

 コメントを一通り読ませていただきました。
 正直なところ、新伴さんの意が読み取りにくい部分があるのですが、要は以下の2点と言うところでしょうか?

(1) 最終章で動員した『メビウス』オリジナル設定を処理するにあたって、その取捨選択に問題があり、後発のシリーズに続くものが残されなかった。

(2) 『メビウス』の重要なファクターとなった、“過去のシリーズの課題処理”において、使えそうな要素が理想的ではない形で処理されてしまい、ウルトラシリーズの財産が使い尽くされてしまった。

 上記の2点と読み取った上で、自分なりに反論してみます。

 まず(1)については、さほど問題はないでしょう。
『メビウス』が過去の遺産を活用できたのは、過去のウルトラシリーズに積み残しの課題が多々あったからという結果論に過ぎず、次のウルトラシリーズがいつ再開されるか分からない状況下で、未来に含みを残した最終章を作っても、それは現行の『メビウス』ファンに新たなフラストレーションを残すだけのことで、百害あって一利なしです。
 ウルトラをはじめとする長期シリーズをご覧になればお分かりの通り、「結果として残された資産を活用した新シリーズ」はあり得ても「新シリーズに含みを残し、わざわざ課題を残す現役作品」は、よほど続編の見込みが確かな作品でない限り、考えにくいものがあります。

 例として、『ミラーマン』において重要な縦糸として設定された母・鏡優子のケースを挙げてみます。
 優子と京太郎の関係については、本来最終クール冒頭で“次回作”の主役である弟ミラーマンのデビューに合わせて決着がつく予定でした。しかし、“続編が決定していない状況で弟の登場は時期尚早”との理由から、このエピソードは脚本のみでNGとなりました。
 ご存知の通り、続編『ミラーマン・兄弟』は未制作に終わって、その制作体制は『ジャンボーグA』へシフトしたため、鏡優子は今日に至るも行方不明のままになっています。
 これは、制作者側のシリーズ化への熱意ゆえだったことは分かりますが、『ミラーマン』という作品単独で見た場合、明らかな失敗でした。ウルトラシリーズと違い、今後『ミラーマン』のストレートな続編が企画される可能性がまず無いことを考えると、大変残念だったと思います。(無論、『ミラーマン』はその他の部分で多くの成果を残した作品であり、この一点を差し引いても充分おつりの来る傑作だったとは思います)

 今後、新ウルトラシリーズが制作されないという事態は考えにくいと思いますが、次回作が再びM78星雲との関係を絶って、新構想のウルトラマンが登場することは充分に考えられることで、その場合『メビウス』で残した伏線は宙に浮いてしまうことになります。
 今回、過去のウルトラの積み残し課題が精算されたのは、ウルトラシリーズを作る側や消費者側に、過去のウルトラシリーズの絶対的な影響があったからこそです。
 多様化したコンテンツの一つとして展開された『ティガ』以降のウルトラに影響されたクリエイターが、世代的な力をもって何年か後に近作ウルトラの残した課題を精算するという歴史の繰り返しは、まずありえないでしょう。

 正直、『メビウス』びいきの自分としても、未消化に終わったヒルカワの存在や、ミライ=メビウスが地球を去る理由の唐突さなど、最終章での伏線の総動員は少々粗雑であったとは思います。
 しかし、先の見通しが立たない状況での「在庫一掃」は、TVドラマの方法論としては間違ってはいなかったと思います。

 長くなりましたので、(2)については後ほど別発言で書きます。

No.809 - 2007/05/20(Sun) 20:09:42

『メビウス』から新たなウルトラへの展望(2) / 矢的八十郎 [関東] [ Home ] [ Mail ]
 遅くなりました、続きです。

 新伴さんのおっしゃるところの(2)については、過去のウルトラシリーズの続編として作られた『メビウス』で、多くの過去のエピソードが素材として投入されたものの、各エピソードの出来は必ずしも満足できるものではなく、しかも使えそうな素材を使い切ってしまったため、今後は同じ路線の作品が作りにくくなってしまったということと思います。

 まず、個々のエピソードの出来については僕としても同感の部分はあります。満足と言えるのは「故郷のない男」と「思い出の先生」の2本で、他のウルトラ兄弟関係エピソードについてはもう少し話を練って欲しかったと思ってはいます。
 別に書きますが、「怪獣使いの遺産」は良いテーマを選びながら強引な展開と、現役作品である『メビウス』の流れを見落としたために、食い足り無さの残る作品になってしまいました。
「エースの願い」は、シリーズ構成でつまずいた『ウルトラマンA』のシリーズを補完する意味を持っていましたが、メビウス&GUYSの戦いとエースの戦いが上手くつながったとは言えず、消化不良の感を残してしまいました。

 しかし、僕は上記の作品が駄作とは思いませんし、作らない方が良かったとも思いません。

 歳月を越えて引き継がれていたウルトラ5つの誓い。
 地球人に受け継がれて生きていた金山老人の思い。
 離れても共に戦っていた北斗と南の絆。
 亡きMACを思うモロボシダンの悲しみ。

 これら過去のウルトラへのフォローは、やはり嬉しかったと思います。そして、これらのフォローを実行するのは、ウルトラファンが制作者側の中心となり、ウルトラシリーズ40周年という看板が掲げられ、そしてかつての出演者の皆さんが現役ヒーローとして通用するぎりぎりの年限(御無礼な物言いになるとは思いますが、長期シリーズにおいて俳優さんたちが歳月と共に変わっていくという実写作品の宿命は否定できません)である今の時期以外なかったと思うのです。

 また、今一つの印象がある作品群にしても、冷静に見てみると、映像、ストーリー、演技等が批判されるほどの出来とは思いません。通常の多くのドラマと比較しても、充分な完成度と思います。ただ、僕たちウルトラファン、特に同人活動やネット活動を長年行ってきたファンは僕も含めて「未完成に終わった話のフォローストーリー」を夢見ており、実際に小説やマンガ、自主映画などの形で表現してきました。何度も夢見てきたストーリーがいざ実現した時に、どうしても「足りない部分」に目が行ってしまうのは自然な感情です。そのため、『メビウス』には採点が辛くなってしまうのは仕方のないことでしょう。

 しかし、冷静に返って『メビウス』を見返した時に、それが「荒らされた果樹園」とは僕にはどうしても思えないのです。

 ウルトラシリーズはまだまだ続きます。
『ウルトラセブンX』の制作も発表されましたし、今後も過去を引き継いだウルトラマン、そしてジョーニアスやグレートやティガのように単独で新境地を拓くウルトラマンも登場するでしょう。
 あるいは、小春一番さんの御指摘通り、M78星雲サーガ以外のウルトラマンのサルベージも考えられると思います。

 ウルトラシリーズの可能性は、簡単に尽きるとは言えないのではないでしょうか?

No.826 - 2007/08/05(Sun) 13:32:01

改めて第49話感想 / 矢的八十郎 [関東] [ Home ] [ Mail ]
 しばらく掲示板を放置してしまってすみません。

 いささか泥縄ではありますが、スタビライザー近刊「ありがとうウルトラマンメビウス」に向けて、遅まきながら主だったエピソードへのコメントを書いていきます。

 さて、最終回中編の本話はそれなりに燃える展開でした。

 次々に飛来するインペライザーのために力尽きるメビウス=ミライ。GUYSの総力をあげた抵抗。その抵抗も空しくフェニックスネストに敵の手が掛かった時、待ってましたとばかりに登場するザムシャー、そしてカコにファントン星人。
 ザムシャーの登場は震えるほどの格好良さを感じましたし、カコの「私、ミライの妹だもん」という台詞は、やや消化不良気味に終わった「ミライの妹」への遅まきながらの答えという感じで、ジーンと来るものがありました。

 しかし残念ながら、「絶対の危機に駆けつけるかつての敵味方」という長編シリーズ最終回の切り札は、充分に生かしきれていなかったのではないかというモヤモヤ感は残りました。
 まず、前回であれほど盛り上がった地球人類をあげてのエンペラ星人への抵抗が、結局具体的に描かれないままGUYSのみでの総力戦になってしまったため、GUYSと地球がギリギリまで追いつめられたという実感が希薄だったのは、何とも痛いポイントでした。
 そのため、インペライザーやエンペラ星人の強さが充分に描かれず、ザムシャーの来援もヒカリの参戦も今一つ盛り上がりを欠いてしまったのです。

 ここで、メビウスとGUYSだけでなく防衛軍の協力や一般市民の抵抗で全地球的な反撃を見せて、インペライザーの二、三体も倒し、地球人の底力を見せたところでエンペラ星人を登場させた方がベターだったと思います。そこで初めてザムシャーたちを参戦させれば、「彼らが駆けつけてくれた」という感動がもっと生かされたと思うのです。

 別作品の話ですが、ゲーム『サクラ大戦3』と『サクラ大戦V』で、それぞれ巴里と紐育が決戦場になった時には、一般市民側キャラがそれぞれの立場から自分たちの街を守ろうとするシチュエーションを描き、それが主人公たちの「みんなの思いを背負って戦う」という意思を説得力のあるものにしていました。
 この演出によって、プレーヤーは一般市民の思いを通して主人公たちに感情移入し、主人公たちと共に戦う疑似体験をより感動的なものにしていたのです。
 しかし、メビウス最終章では前編で視聴者に「僕らもメビウスと共に戦える」という展開を描いておきながら、そうした「人々の思い」が中途半端に断たれてしまい、メビウス&GUYSとエンペラ星人との私闘という雰囲気になってしまいました。この点を上手く描いてくれていたら、先に描かれた一般市民からメビウスへのエールが視聴者の思いと一つになって、メビウスやGUYS、そして宇宙の仲間たちと共にエンペラ星人と戦う気持ちになれたのではないかと惜しまれます。(つづく)

No.852 - 2007/11/27(Tue) 23:32:20

改めて第49話感想(2) / 矢的八十郎 [関東] [ Home ] [ Mail ]
 ここで49話の問題点をもう一度整理してみます。

1.前回では一般市民を巻き込んで盛り上がっていたエンペラ星人への反撃が、結局GUYSとその仲間たちだけでの実戦になってしまったため、盛り下がってしまった。

2.1とも関係するが、太陽の封印による地球の危機が何ら具体的に描かれないため、最終決戦の危機感が薄れてしまった。

3.強敵による危機と仲間たちの来援という最高のシチュエーションが、敵の強さが不明確だったことや、来援のタイミングが外れていたために、効果を欠いてしまった。

 こんなところでしょうか。

 1については、予算や時間等舞台裏の問題もあると思います。しかし、地球規模の最終決戦時に多くの人々の姿が全くないのは不自然ですし、今までGUYS以外のキャラクターもそれなりに描いていた『メビウス』の流れからも外れています。
 特に、ウルトラマンやGUYSへのアンチテーゼとして描かれてきたヒルカワの姿が消えたのは意外でした。彼が最後まで小ずるく見苦しく立ち回ってくれていたら、ドラマにもう少し厚みが出たでしょう。また、隊員たちの身内キャラを少ないカットでもいいから映していれば、ミライたちの戦いが何を守ってのものなのか、より実感できたはずです。

 2については、多くのファンから指摘されたことですが、太陽系全体の一大危機を描きながら、寒冷化や市民のパニックなど描かれるべき影響がほとんど描かれていないために、太陽封印という大技が浮いてしまっているのです。

 そして3です。今回大群で出現したインペライザーは、かつてはメビウスとタロウを苦しめた強敵でしたが、その印象は必ずしも強いものではなく、最後の危機を盛り上げるにはやや中途半端でした。そのため、せっかくのザムシャーたちの来援も、その後のエンペラ星人の登場も、タイミングの悪さもあって不完全燃焼の思いが残ってしまいました。
 時間や手間の都合でインペライザーの強さを描くことが難しいのであれば、無理にインペライザーを大量投入する必要はありませんでした。説明しなくても強さがはっきりしている歴代の強豪怪獣を怪獣軍団として投入するという選択肢もありました。各国に出現したゼットンやバードンやキングジョーが次々にメビウスに襲いかかるという展開であれば、より少ない尺で危機感が出て、最終回のお祭り気分も出せたはずです。
 仲間の来援やラスボスの登場は、誰がどのくらい強くて主人公のレベルがどの程度なのかをはっきりさせなければ効果がないのですが、はっきり言ってインペライザー軍団にはザムシャーたちを引っ張り出すほどの強さは感じられませんでした。
 これは49話だけの問題ではなく、ボガールからヤプールへ、そして四天王からエンペラ星人へと引き継がれてきた「脅威のリレー」が上手く行かず(新たな敵が前の敵より恐ろしいという描写が足りない)、インペライザー軍団やエンペラ星人が究極の敵になり得なかったというシリーズ構成の難しさが遠因です。

 批判的な文言を並べてしまいましたが、49話が完全な失敗作だとは思いません。
 フェニックスネスト攻防戦の特撮は充分な迫力がありましたし、その大盤振る舞いの爆発とレギュラー陣の熱演の相乗効果で、GUYSの面々やミライ=メビウスの切迫感と決意は充分伝わっていました。
 単独のシーンとして見れば、ザムシャーの参戦やカコにファントン星人の来援は感動的なものでした。
 MATやTACに比べて組織内のストレスがほとんど感じられないミライとGUYSの脳天気さは、「サークル活動的」「緊張感がない」という批判も受けていましたが、彼らの底抜けのお人好し加減が「人のあるべき理想像」として宇宙人たちにも受け入れられ、エンペラ星人に対抗する力になったという流れは充分成功したと言えるでしょう。(でなきゃ、一年間掲示板にせっせとスレッドを立てたり、DVDを全巻買ったりはしませんって)

 それだけに、いろいろと「ここをもう少しこうしていれば」という部分が目立ってしまうわけです。

 以下、最終回評に続きます。

No.856 - 2007/12/09(Sun) 11:48:35
わが、青春の時・・・。 / ながい わかれ
初代会長の時代、私はスタビ・・・の会員でした。

今となっては、懐かしい・・・思い出です。

No.849 - 2007/10/31(Wed) 21:10:19

どもです(^^)/>ながいわかれさん / 矢的八十郎 [関東] [ Home ] [ Mail ]
>ながい わかれ さん

おそらくどこかでお会いしているか、あるいは誌上で拝見しているかも知れませんが、ここでははじめまして。

81年の発足以来26年間、スタビライザーを通り過ぎた方は100人以上になると思います。それぞれの方が様々な思いをお持ちと思います。

サークルの形態やメンバーはすっかり変わりましたが、なんだかんだでRさん時代のDNAを受け継ぎつつ、スタビライザーは生きております。
何かの折には、『帰ってきたウルトラマン』やウルトラシリーズについての今のお気持ち等もお聞かせ願えれば幸いです。

なお、当掲示板のルールは上のメニューの[HOME]に記してありますので、どうぞご一読ください。

今後ともお越しいただければ幸いです。

No.855 - 2007/12/01(Sat) 14:24:09
今週金曜の『5時に夢中!』に… / 小春一番 [関東]
 関東地方の方に向けての情報になりますが、9日(金)の『5時に夢中!』(MXテレビ、17:00-18:00)に、団時朗さんがゲスト出演されます。

 一緒にゲスト出演されるのが、三浦理恵子さんだそうですのでメインとなるトークテーマは舞台『ハウ トゥ サクシード』のことになるかとは思いますが、事前にゲスト出演が判ることも珍しいかと思いますので、一応ご報告させていただきます。

No.850 - 2007/11/07(Wed) 23:36:04

Re: 今週金曜の『5時に夢中!』に… / 矢的八十郎 [関東] [ Home ] [ Mail ]
>小春一番さん

いつも情報ありがとうございます。

平日の金曜日で、自分のDVDレコーダーでは東京MXテレビは録画できないため(電波状態がギリギリのため視聴は可能ながらレコーダーのチューナーには反応しないという状態です)、残念ながら見ることはできませんでした。
団さんがドラマ以外の素顔の形で出演されるのは割と珍しいので残念でした。

どなたか、ご覧になった方がおられましたら、お話の概要でもお知らせいただければ幸いですm(__)m

No.854 - 2007/12/01(Sat) 14:01:47
ロフトで岸田森イベント / 佐七
下記のイベントが新宿LOFT/PLUS ONEで行われるようです。岸田森と言えば、坂田のお兄ちゃん。そこらへんの話が出るか?・・・は不明ですが。

久々にロフトに行こうかな。
ああ、こっちではすっかり幽霊になっちまってるなぁ>私

http://www.loft-prj.co.jp/PLUSONE/
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STUDIO28プレゼンツ
『岸田森全仕事』ライブ版!異能の俳優を語りつくす夜
「怪奇大作戦」「ファイヤーマン」「血を吸う薔薇」「曼陀羅」…70年代を中心に数多くの作品に出演。我々に強烈な印象を残したものの、43歳で急逝してしまった俳優、岸田森。
彼が駆け抜けた短くも鮮烈な一生を、本邦初公開の珍しい写真なども取り揃えながら、存分に語る一夜。
ゲストに実兄、岸田蕃氏を迎え、知られざる岸田森の素顔にも迫る。

【出演】武井崇(STUDIO28)本橋敏司(STUDIO28)
【ゲスト】 岸田蕃(岸田森の実兄)
【司会】 多田遠志(+1)
 
¥1500(飲食別)

10月21日
Open18:00/Start�19:00

No.846 - 2007/10/10(Wed) 01:12:24

Re: ロフトで岸田森イベント / 矢的八十郎 [関東] [ Home ] [ Mail ]
>佐七さん

 遅まきながら情報をありがとうございます。

 残念ながら、当日は先約がありロフトプラスワンへは行けませんでした。

 ネット上で見聞きする限りでは、なかなか充実したイベントだったようで、残念にも思っています。

 つい先日、同じロフトプラスワンで、真夏竜さんの生き生きとしたトークを拝聴してきましたが、昭和ウルトラの関係者の皆さんがファンと直接対話できる機会の増えた昨今、「岸田さんがご健在だったら」との思いが強くなります。

 かつては、特撮ファンの間で伝説的存在だった岸田森さんの話題も、最近は語り合う機会がなんとなく減ってしまったように思っていますので、また何らかの機会に岸田さんの話題をスタビライザーでも取り上げてみたいと思います。

>ああ、こっちではすっかり幽霊になっちまってるなぁ>私

 そうおっしゃらずに、マイペースでまたご参加くださいm(__)m

No.853 - 2007/11/27(Tue) 23:40:10
ウルトラギャラクシー 大怪獣バトル / 夕凪参謀 [関東]
TV版大怪獣バトル『ウルトラギャラクシー 大怪獣バトル』は、新しい放送局「BS11」で、12/01から毎週土曜日19:00だそうです。

http://m-78.jp/
http://www.daikaijyu.com/galaxy/

 カードダスの方は、まだ手を出せてません。
 お子様はとっくに遊戯禁止の時間帯にしかゲーセン行く余裕もないんですが…

※ 数箇所にマルチポストしております。

No.848 - 2007/10/21(Sun) 16:19:01
スーパーウルトラエイトブラザース / バンバラバンバン [関東]
円谷プロの買収が正式発表されましたね。買収先の社長のミニチュアのピアノ線吊りを冒涜するかのような発言…ちょいムカつきました。言いたいことは分かりますが。
そして新作劇場版は『大決戦!超ウルトラ8兄弟』です!ティガがメイン、ダイゴも復活!どうやら東光太郎も出るらしい? まあいろいろ話題は尽きませんが、新生円谷プロの門出に相応しい映画になってほしいです。

No.847 - 2007/10/18(Thu) 01:05:56
ULTRASEVEN X Episode1 / 矢的八十郎 [ Home ] [ Mail ]
Episode1 DREAM

ALIEN ガルキメス

放映年月日2007/10/5

監督:八木 毅
脚本:小林雄次

Episode1の御感想につきましては新たなスレッドを立てずこちらへお願いします。

初めての方は、掲示板メニューのHOMEをクリックして掲示板ゲートに戻り、投稿ルールに同意された上で御発言ください。

なお、御発言は当サークルの会誌への転載をお願いする場合がありますので、あらかじめ御了承ください。

【お願い】コメント入力の際は必ず「プレビュー」ボタンをご使用の上、「投稿する」ボタンを押す前に内容のご確認をお願いします。

No.844 - 2007/10/06(Sat) 04:04:57

Re: ULTRASEVEN X Episode1 / 矢的八十郎 [関東] [ Home ] [ Mail ]
さて、まず最初に確認しておきたいことは、今回の作品は『ウルトラセブン』40周年記念作品と銘打たれてはいますが、その実態はウルトラシリーズのブランドを使った深夜枠のB級SFドラマであると言うことです。

こうした、有名ブランドの威光を借りて実験作を作ってしまう手法は、“龍騎”以後の仮面ライダーシリーズに顕著ですが、ウルトラシリーズはどちらかと言えば初代以来の直球勝負にこだわる傾向があり、今回のケースは珍しいと思います。

条件が違うから感想を手加減するというわけではありませんが、『ティガ』の物量的贅沢さ、『コスモス』や『メビウス』の単純明快さ、『マックス』の多様性などは最初から求めようがないわけで、本作については様々な意味で番組の規模が小さいことを、『SEVEN X』の個性として認めた上で語って行きたいと思います。

さて、本題のEpisode1ですが、「掴みはOK」と感じました。
肝心な情報はまだ謎だらけながらも、主人公の覚醒から断片的な世界観の紹介、謎めいた都市での謎の敵との戦闘、そしてウルトラセブンの登場まで畳みかけるように展開し、見ていてかなり引き込まれるものがありました。
また、街に浮かぶモニターやジンの行動などから、この世界が「未来的ながら、情報管制等で妙に閉塞感を感じさせる都市」ということは薄々察せられ、説明不足とまでは感じませんでした。
斬新さはないものの、統一されたトーンでの演出は、かえって世界の広さを感じさせてくれました。過去のウルトラシリーズは、そのほとんどが視聴者の“現実”に寄った安心できる世界の中での戦いだったので、異世界感バリバリのムードは大変新鮮に感じました。

難を言えば、新ヒーロー・セブンXのアピールが今一つ弱いように思えます。大人向けと銘打たれたヒーロードラマはヒーローのお約束的な描写を控える傾向がありますが、ここでセブンXが思いっきり暴れた方が30分の枠の中でバランスを取ることが出来たのではないかと思います。

とりとめのない書き方ですが、とりあえずは第2話に期待します。

No.845 - 2007/10/06(Sat) 04:50:26
『ウルトラQ』専門ショップ開店!? / 小春一番 [関東]
 本日火曜22時から日テレでスタートする『探偵学園Q』を、ウルトラファンは要チェックですぞ!

 今回の独自設定らしいのですが、舞台となる場所として秋葉原に存在する『ウルトラQ』専門ショップなる架空の店が登場するそうです。

 前枠だった『セクシーボイスアンドロボ』のロボの部屋に、各メーカーのロボット玩具が集められたように、今回も各メーカー(今回はソフビが多いらしいので、インディーズメーカーも多数協力しているとのことです)の『ウルトラQ』商品が、舞台背景の小道具として、多数登場するようなので、好事家の方は、ぜひともチェックの程を…。

(このネタ、mixi日記とそこで参加しているウルトラ関連のコミュにもコピペ投稿しておりますので、そちらで重複して見た方は、何卒ご容赦ください)

No.814 - 2007/07/03(Tue) 05:54:31

Re: 『ウルトラQ』専門ショップ開店!? / 新伴仙司 [東海] [ Mail ]
 ああ今夜からでしたか。
 情報ありがとう。さてエセコレクションやらパチモンやら、不自然な並べ方やら、邪道なポイントで楽しめるかな。

 できれば劇中のトリックとして
  「火事で崩れたと見せかけて実は後ろから突き落とした(意味不明)」
 とか
  「自力で浮き上がったと見せかけて手で支えていた」
 とか、ネタを使うくらいきちんとマニアックしていたら許してあげましょう。

No.815 - 2007/07/03(Tue) 19:03:48

Re: 『ウルトラQ』専門ショップ開店!? / 矢的八十郎
情報ありがとうございます。

ここには書いたことはなかったと思いますが、実は僕は『金田一少年の事件簿』のファンでもあります(注)。『金田一〜』と同作者の『探偵学園Q』は、まだチェックしていませんでしたが、『ウルトラQ』と『金田一〜』の両方つながりということで、今夜のオンエアを楽しみにしております。

>新伴さん
「トンネルの中に二重トンネルを掘って、酔った被害者を落とし込む」とか「水たまりの下に仕掛けた落とし穴による人間消失」とか「人間縮小機をつかった密室殺人」なんてダメですか?(^^;


注:トリックの流用とか、金田一耕助の名を無断借用していた件とか、ミステリマニアの不評を買う要素は承知しておりますが、その上で楽しんでおります。主役や犯罪者よりも、剣持警部やいつき陽介など脇役ばかりに目が行っております。

No.816 - 2007/07/03(Tue) 20:18:54

『探偵学園Q』放映終了 / 矢的八十郎 [関東] [ Home ] [ Mail ]
ウルトラネタの部分だけではなく、ドラマそのものにもコメントします。

とは言うものの、本業の研究発表やコミケにSF大会と忙しい時期で、HDDレコーダーのドライブも常に満タンの自転車操業ギリギリだったため、全11話の半分ぐらいしか見ていません。
また、原作は文庫版で初めて読んでいるので、今後のシリーズ展開は知識として知っている程度です。
印象論による箇条書きでお許し願います。


不満点

1 キャスティングで線が細く透明感のある演技者が選ばれているため、原作ものとして見た場合、さとうふみや氏の描く線が太く熱っぽいイメージが、ほとんどオミットされている。

2 組織「冥王星」の暗躍やリュウとの因縁を強調しすぎて、個々の事件の印象が薄くなってしまった。


良かった点

1 TV化にあたって原作設定の取捨選択は上手く行っていると感じた。特に、団探偵学園を塾レベルの規模におさえたことは、短いシリーズでQクラスメンバーをしっかり描く上で有効だった。

2 原作のイメージとは別に考えると、Qクラスメンバーのキャラクターはしっかりと描かれていて、一匹狼的なリュウとの信頼構築を軸にしたストーリーは、典型的ながら見応えを感じた。

3 秋葉原界隈にロケ地をしぼり、オタク文化が当たり前になった世代の主人公たちを強調したことは、やはり嬉しかった。

4 演技力が未完成な少年たちを行動的に描く一方、渋い演技は大人の演技陣に担当させて作品全体のバランスを取るテクニックは上手く機能していた。


 …今書けるのは、こんなところです。
 いずれ、原作をもう少し読破してから、DVDで見返して、しっかりと分析してみたいと思います。というか、半端な視聴でも「分析してみたい」という好印象が持てました。その理由を自分なりに追求してみたいと思います。

No.843 - 2007/09/17(Mon) 15:06:52
円谷プロ、TYOの傘下に / 矢的八十郎 [関東] [ Home ] [ Mail ]
 皆さん報道等でご存知の通り、ウルトラシリーズの制作会社円谷プロダクションが、大手映像制作会社TYOの子会社として再出発することになりました。

ニュースリンク
http://newsflash.nifty.com/news/tt/tt__fuji_320070912006.htm

 この件について書く前に、まず前置きさせていただきます。

 たまーに誤解されるのですが、僕は円谷プロダクションさんとは、世間的には何の関わりもありません。

 ライターとしての立場は出版社を通したもので、直接円谷プロさんと接触したことはありません。
 現在よりもまだファンをオープンに受け入れていただいていた時分に、何度か見学に押し掛けて手厚くもてなしていただいたことはありますが、それも二十年近く前の話になります。
 何人か知人と言えそうな方はおいでですが、どこまで僕の方を覚えてもらえているか自信はありません。

 というわけで、以下は、円谷プロさんの内部事情は何も知らない一ファン(野次馬)の感想です。

 いろいろと複雑な思いを抱かれている同好の士の皆様もおいでと思います。しかし、報道を見た限りにおいては、別に倒産したわけでも解散したわけでもなしということで、今は特に何の感慨もありません。

 実のところ、ネット上では「ついにウルトラシリーズは終わり」「円谷プロが倒産した」「円谷プロがこんな形で終焉を迎えるとは」等々のコメントが少なからず見られ、「なんじゃぁぁぁ!こりゃぁぁぁ!」と言いたくなります。
 好きな対象についての情報を、ついつい否定的に誤読して、変な形でも盛り上がってしまうファン心理というのも分からないではないですが、そうした考えなし(と敢えて言わせていただきます)のコメントは、百害あって一利なしです。まずは、冷静に報道を見ましょう。

 むしろ今回の動きについては、人事や経営の安定による長期的な戦略を可能にするのではないかという肯定的な考え方も出来ると思います。
 買収した側としても、今まで培われてきた円谷ブランドのイメージが失われてしまったら元も子もないわけで、冷徹な企業の論理で過去のコンテンツと制作会社としての芸風を守っていただけるのではないかという根拠のない期待も感じています。

 今回の件は、世界的なコンテンツを、良くも悪くも同族経営による家内制手工業で作っていた会社が、企業として新たな飛躍へのステップを踏み出したと善意に解釈したいと思います。

 まずは、今までの私設応援団としての立場を守りながら、今後の成果を拝見して行きたいと思います。

 繰り返しますが、まずは報道を先入観をおさえて読みましょう。そして、この買収劇の功罪については、今後のキャラクター展開や新作を見て、消費者の立場から評価しましょう。
(mixi日記を改稿)

No.842 - 2007/09/17(Mon) 14:25:45
世界SF大会…まだ仕事中〜パネルディスカッションに出演? / 矢的八十郎 [ Home ] [ Mail ]
今年のSF大会は地元横浜、しかも初の世界大会とあって血は騒いでいるのですが…

…よりによって職場の夏休み明けという教職員にとっての書き入れ時に引っかかってしまい、大会初日の今日は普通に本業に励んでいました。
合流は明日の夜からです。

で、宣伝です。
当掲示板にも参加されているTakujiさんが主催される大会企画「自主上映企画「日本特撮の明日 〜『空想科学ジュブナイル あの空のむこう』〜上映会&パネルディスカッション」で、僕がパネラーとして参加します。
自主企画への友情出演という感じではありますが、参加二十回を越えるSF大会で、観客とは別の立場で前に立つのは初めての経験、しかももうお一方のパネラーは敬愛する大先輩・池田憲章さんということで、今までになく緊張しております。

内容は、かつて@niftyのウルトラマンフォーラムで熱心に参加していただいていた島崎淳さんの自主監督作品空想科学ジュブナイル あの空のむこう』を見ながら、日本特撮界の現状や将来について語り合う企画です。

9月1日(土)の午前10時よりパシフィコ横浜の310301で行われますので、SF大会に参加を予定されている方は、足をお運びください。

お待ちしております。

No.841 - 2007/08/31(Fri) 00:11:12
遅まきながらコミケ御礼 / 矢的八十郎 [ Home ] [ Mail ]
 18日土曜日、コミックマーケットに参加したまいりました。

 当日おいでいただいた皆様
 会誌作成や販売に御参加・御協力いただいた皆様
 当日欠席でも様々な形で応援をくださった皆様

 いろいろとありがとうございましたm(__)m

 今回は前日までの準備で、予想以上の新刊の重さ(例年の30%増し)、バックナンバー梱包時の混乱(出そうと思っていた在庫が見つからない)、電車の遅れによる宿への深夜チェックイン等々のアクシデントが続出し、前夜の睡眠時間は三時間となりました。
 また、まだ詳しくは書けませんが、他サークルとの間に生じた(勝手に飛び込んできたとも言います)トラブルを当日会場で処理しなければならない状況もあり、正直少し沈んだ気分でのスタートでした。

 しかし、本誌新刊は59冊と、コピー誌としては上々の売れ行きで、バックナンバーや委託品も多くの方の手に取っていただけました。
 前述のトラブルは、特に大きな混乱もなく処理できました(まだ懸案終了とはいきませんが)。
 何よりも、駆けつけてくれたメンバーや、買ってくださった見知らぬ方々と一日良いコミュニケーションが取れたのが、何よりの薬になりました。
 参加者12人での打ち上げもほどよく盛り上がり、帰宅する頃には、「次号もがんばろう」という程度にモチベーションが回復していました。

 年末の次号企画については、9月中旬には着手したいと思います。

 本当にお世話様でしたm(__)m

No.839 - 2007/08/24(Fri) 10:01:49

ご苦労さまでした。 / 満富幸男
当日前後はかなり慌ただしかったようで・・・お疲れさまでした。
今回、私の本業の過密スケジュールのため、写真素材等の点で編集作業終了間際までご迷惑をおかけしました。申し訳ありません。
完成した本誌は出来具合も良く、当日の売り上げもまずまずということでホッとしています。
次回分は少し早めに着手したいと思っています。
よろしくお願いします。

No.840 - 2007/08/26(Sun) 09:24:43
ご報告 / 新伴仙司 [東海] [ Mail ]
 我が少年タイムス社は今回のコミケットに落選しました。ご報告のみ。
No.810 - 2007/06/04(Mon) 19:35:10

コミケお知らせ / 矢的八十郎 [関東] [ Home ] [ Mail ]
スタビライザーは以下のスペースに出店します。

8/18 土曜日 K−09b

新刊仕上げ中です。
当日、皆様のおいでをお待ちしております。

No.831 - 2007/08/15(Wed) 21:36:03

Re: ご報告 / 小春一番 [関東]
ブロックも書いていただけると、辿り着きやすいのですが…。
No.832 - 2007/08/16(Thu) 04:42:55

Re: ご報告 / 新伴仙司 [関東]
> 小春一番君
> ブロックも書いていただけると
 確認しました。東1号館です。


追伸:ついでに17日は東1・G54でした。

No.833 - 2007/08/16(Thu) 23:00:15

改めてスペースですm(__)m / 矢的八十郎 [関東] [ Home ] [ Mail ]
失礼しました。
以下の通りです。ブロックはKなのですが、小春一番さんがおっしゃっているのは地区名ですね。

8/18 土曜日 東地区K−09b

No.834 - 2007/08/17(Fri) 20:16:28

Re: ご報告 / 小春一番 [関東]
 東と言っても広うござんす、東1と6では全く真逆の位置になるでござんす! サークル参加しない、もしくはカタログを買えない貧乏人のことも、ご配慮いただいた上で地区番号を教えて欲しかったのですが…。

 新伴さん、どうもありがとうございました。

No.835 - 2007/08/17(Fri) 22:06:26

マジレスです / 矢的八十郎 [関東] [ Home ] [ Mail ]
 気がつかず恐縮です。

 小春一番さんにはいろいろとお世話になっていますので、メールや電話等で御連絡いただければ、それなりのご案内はいたします。

 とは言うものの、宣伝と言うことになると、矢的本人がカタログは買わない(特撮系とSF系のおなじみのところしか買いに行かないので必要がない)、案内図は当日会場へ行くまでほとんど見ないという状況で「東1と6の位置関係」も、現時点では本当に知らないのです。(サークルに配布される案内図は人に預けたままで、明朝まで読めません)

 僕は基本的に、コミケに当選して封書が届いた時点で、東西とブロック、スペースナンバーが宛名に書いてありますので、それを頼りに広報しています。配置ナンバーから少し外れたところの( )内に東1ホールとあるのを今確認しましたが、正直完全に読み飛ばしていました。
 何を呑気なと言われるかも知れませんが、本当に「ホール名も必要」と指摘されたのは初めてなのです。正直、びっくりしています。

 また、実際コミケ直前まで新刊作成や事務処理をやっているので、掲示板対応には限界があるというのが正直なところです。(こう書くと矢的の性格を御存知ない方は、何か嫌味なことを書いているのように見えるかも知れませんが、全て事実なのです^^:)

 これは、ここを覗いている関係者の皆さんへのお願いも兼ねますが、会務のご案内について何か不備や改善点がありましたら、まずはメール、電話等で個別にお問い合わせください。その上で、必要を感じたら掲示板上で対応いたします。

 以上、真摯によろしく御理解ください。

 では、これから都心の宿泊先に出発しますm(__)m

No.836 - 2007/08/17(Fri) 22:35:20
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