2017.02.28 美肌治療の世界の流れは、ビタミンCへ、ビタミンCへと。 | No.274 |
コラム2ページ目まで、ご覧いただきありがとうございます。皆様の当院への関心に、心より感謝いたします。特に、この下の報告1は、ぜひ全員の患者さまにお読みいただきたいので、3月まで、実施していました「コラム2ページ目を見ました!」賞を復活させたい、と考えております。<報告1をお読みください。>
<報告1> コラム270で、今年2017年は、新しい革新的治療がどんどん報告されるでしょう、当院が得意とする(活性酸素ダメージ皮膚障害を克服する)ビタミンCやビタミンE治療が更に、注目されるでしょう、と述べましたが、いきなり、大きく、その方向性の論文が報告されました。
まだまだ、皮膚医学の学会世界では、ビタミンC効果は重視されていませんでしたが、2017年最新のJournal of Investigative Dermatology(世界の皮膚科学の最高峰の専門誌。皮膚科専門医なら皆承知している雑誌です。)の on line で、 Protective Effects of Topical Vitamin C Compound Mixtures Against Ozone-Induced Damage In Human Skin という論文がアクセプトされた、掲載されていました。
内容的には、(これも院長池野がいつも口をすっぱくして繰り返し言ってる事ですが)年々強くなる紫外線や、破壊されたオゾン粒子による皮膚障害が悪化しているが、それを最も防ぐのが、外用ビタミンCであった、という事であります。 院長池野が、十数年言い続けてきた事が、2017年、ついに、世界の皮膚科学の最高峰の雑誌で、アメリカとイタリアの大学のトップレベルの研究者・医師たちによって、外用ビタミンCの効果が実証されたのです。そして、それは、彼らのデータが、世界を代表する皮膚科学の権威たちによって、承認された、ともいえるのです。
どうぞ、当院にお越しになれない方々も、お近くで、ビタミンC外用治療(点滴やイオン導入はいつもお伝えしているように、毎日するのでなければ全く効果はございません。ビタミンCの体内動態を考えれば自明の事です。)をお受けください。必ず効果が出る事は、このように世界の最先端医療が証明してくれているのです。毎日の化粧水をリン酸ビタミンC入りに替えるだけでいいのです。 どうぞ、ご実践ください。
*報告1をお読みいただき、有難いです。でもこの論文報告は事実です。日々、リン酸ビタミンCローション・ミルク(VCローション・VC乳液)をつかいましょう。これを読まれた方は、診察時、「コラム2ページ目を見ました。」または、「報告1読みました。」と仰ってください。VCローション30mlサンプル 1本と、VCミルク10mlサンプル 1本 を差し上げます。 ごめんなさい。あくまで診察を受けて頂いた方だけで、投薬だけの方には、差し上げられません。お願い申し上げます。2017年5月31日までです。(ちなみに前回2月と3月にお申し出頂いた診察患者さまは合計16人でした。ありがとうございました!!)
<報告2> 本年3月9日より、ドイツ、ゲッティンゲンで開催されました第44回ドイツ研究皮膚科学会にて、当院院長とドイツミュンスター大学との、ニキビに関連した共同研究の成果が発表されました。ミュンスタ―大学ブーム教授が発表されましたが、同じグループの発表したNeutrophil Extracellular Trapの研究とともに、今後のニキビや皮膚炎症性疾患治療のイノベーションとなる可能性のある皮膚科学的に重要な発表でございます。
Signal deficiency of melanocortin-1 receptor augments extent of skin infection induced by S. aureus M. Boehm, H. Dosoki, M. Apel, K. Loser, H. Ikeno; Muenster, Alexandria, Tokyo
池野皮膚科形成外科クリニック |
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