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2020.05.14  あなたさまは一つもワルくないNo.414
お顔の上に何か想定外のモノがあると、老若男女問わずへこみがちです。

この時期、この状況下では、お顔にトラブルが起きるのは自然なことで、
ご本人さま、あなたさまが丁寧にスキンケアしてくださっていても、むしろまじめに感染回避に参画すればするほど、ダメージが大きい。

「マスク」が原因です。

毎冬「マスクは最小限でお願いします。」と申し上げておりますが、今は例外、
「命」がかかっていますから、回りを想う方々ほどそれが裏目に出て、
ニキビ、カブレ、赤み、炎症…あれこれ皆さま悩んでおられます。
決してあなたさまのせいではなく、あなたさまは一つもワルくないのです。
むずかしいでしょうが、原因ははっきりしているわけですからあまり悲観なさらないでください。
この災禍がおちついたら精一杯おチカラになりたいと思って日々すごしております。

ついでながら申しますと、11日の東京は30℃近くまで気温上昇しましたし、14日も15日も26〜27℃くらいまで上昇する、との事です。次はマスクゆえの
「熱中症」を頭に入れないといけなくなってきました。ランニングされる方々は体熱の発散が不足しがちであっと言う間に脱水症状になる可能性もあるそうです。


本当に「試練」です。時折、各地被災者の皆さまを思い浮かべ、あまり恥ずかしいことはできないなあと思いなおしています。


2020.05.12  おクスリお送りは…No.413
このサイトは、主に当院ご来院者さま(当院患者さま)だけを想定して書いておりますので、あくまでも当院だけのお話としてご覧いただけましたら幸いです。
もちろん、たまには皮膚科形成外科全般のことも書いているので、お立ちよりいただけるのはありがたいかぎりでございます。

この時期は例年でも、気温や紫外線急上昇にカラダがついていくのがやっとで、皮膚も例外ではありません。
しかし「緊急事態宣言」の「延長」。
感染リスク縮小を目的に、今年はご遠方でなくてもおクスリのお送りをさせていただいています。

おおまかな流れは、
?@ お電話にて状態や必要なおクスリをおうかがい
?A すべてにおいて私、池野がカルテとともに?@の内容をチェックして
?B 内容に応じて、説明や注意点を書きます。
?C スタッフが梱包してヤマト運輸さまに配送と代金引換をお願いしております。
?D手数料は当院負担ですが送料は宛先に応じていただいております。
?Eお電話からお手元までは(今のところ)1週間あまりいただいております。



多くの皮膚科さまでは、「ご来院者様処方用」とは別に、
広くどなたさまでも利用できる「通販専用」と2つのシステムを
お持ちだとうかがっておりますが、

当院は「通販専用」のシステムは持っておりません。
あくまでも診療後処方を「お持ち帰りいただく代わり」のお送りです。アマゾン、楽天…確かに便利ですが…

なぜ?

どなたさまでもお使いいただけるようにするには、法律的に最低3年間の品質保持、そのための保存料や安定剤等を加える必要が出てくるからです。もし私が通販専用システムを作ろうとすれば、今のスキンケア剤に相応の保存料・安定剤等を加える必要が出ます。結果そのために、主成分の能力が今よりもぐんと落ちます。

幸い今は、とても良い通販品がたくさんあるそうですので、「早くて便利」を優先させたい場合は、通販あるいは店頭が便利でよろしいでしょう。中には一度注文したらあとは定期的に送ってくれる素晴らしいサービスの通販会社さまもあるそうです。

ただ「どの通販が良いか」はすべてを一定期間使用・比較しないとわかりません。私にはそのようなチカラもなく、他院・他社さまの製品内容の情報はございませんのでそれに対するおこたえは不可能です。

末筆で失礼ながら、「クスリのためだけに航空機利用はお気の毒…」この1つの理由だけで始めたおクスリお送りも、たくさんの遠方・地方の方々が20年を軽くこえ、いつも本当にありがとうございます。
心から心の底からお礼を申し上げます。
お目にかかれずとも、お元気ならそれだけで至福。
離れていてもいつも応援させていただきます。


2020.05.04  緊急事態宣言延長、もうひとがんばり。No.412
残念ながら、いや、安全第一のため、緊急事態宣言が5月4日付けで延長が決まりました。
5月11日(月)以降の予定は、これまで通りです。
後述いたしております。

一応、5月末までと言うメドは示されていますが、未知のウィルス、しかもアジア、アメリカ、ヨーロッパでそれぞれ変異している可能性も報道されているので、まるで
地球全体が「(楽しくない)不思議の国」に入ってしまったような感覚です。

それでも日本では、製造、物流、輸送、小売り…の皆さまのご尽力で食べるものには困っていません。水や食料のない国に感染拡大したら本当にツラい現実になりそうです。

さて5月11日(月)からしばらくの期間、のお知らせです。基本的には緊急事態宣言発令以降と同じと思っていただけましたら幸いです。
★対面診療は一旦中止、オンライン診療に切りかえです。
★おクスリは感染リスク縮小のため、お送りをご案内しております。
★ただ、窓口は平日正午〜7時までオープンなので、お仕事ついで、ご用ついでなら
 窓口でおクスリご対応可能でございます。

当院ご通院者さまはそろって、肌トラブルのことやおクスリのことをとてもよくご理解いただいておりまして、おクスリご依頼電話ついでの対話だけでもかなり精度の高いお話ができ、あたまが下がりました。

今、この時間も働いておられる皆さまに敬意を表し感謝申し上げます。
きちんとした食事、豊富な睡眠、禁煙、笑うことがあなた様の免疫力を高めます。
今この時間も外で働いていらっしゃるあなた様へ、心から応援しております。
ごいっしょにがんばりましょう。

We've got your back.


2020.04.29  ああ、マスク・・・・No.411
 新型コロナウィルスは、人類にとって未知のものゆえ、情報がいろいろ変わってまいります。当初、ご高齢または、心臓病や糖尿病など基礎疾患をお持ちの方のリスクが高かったCOVID−19ですが、
最近は、感染、重症化、致死率も、年齢や基礎疾患を選ばないことがわかってきました。

感染された方々は口々に「まさかわたしが?…」とおっしゃいます。万一、肺炎まで行くととても苦しい。今は「マスクを着けて」感染されないことが一番です。

しかし毎冬お伝えしているとおり、このところ「お口の回りにニキビが出てきました」とのお声が相次いでいます。

一般的に、マスクは、紫外線を少し防げる以外は、肌にはマイナス(3時間以上の装着で、蒸れる、それが原因で、ニキビや肌トラブルになりやすい)です。
中国からのマスク・ゴーグルによる肌トラブルの増加の論文が欧米皮膚科学専門誌でも発表されています。長時間付けざるを得ない医療従事者の方々、どうか、お気をつけください。当院患者さまの医師・看護師・医療従事者の方々なら、いつでもお電話ください。池野がお答えいたします。

おイヤと思いますが「今はあえて」着けてください。
そして肌の不調はおクスリで調整なさってください。
心配なさることはございません。長期戦になりそうですから焦るのも禁物です。あなた様のメンタル(気持ち・感情)は、むしろ肌より大切なときです。。

生きていればこそ。
スキンケアも肌をきれいにするのは、落ちついてからいくらでもできます。

私でよろしければ、それまでお待ちしておりますから。
We’ve got your back.


2020.04.26  春の肌No.410
COVID−19(新型コロナウィルス)も心配ですが、この季節は肌も心配。
地域によりますが、東京は来週(4月26日(日))頃から気温が上がる予報です。

例年4〜5月にかけて、皮膚に不調の出る方々が多いです。

紫外線がいっきに真夏レベルまで上がるので、気温変動と重なって、荒れたりかゆくなったり、これまで相性の良かったメイク用品にいきなりカブレたり、これらが珍しくありません。荒れて痛かったりするとツラいものがありますね。

命に関わると言う点では、今はCOVID−19に感染しないでいただけたらそれで充分ですが、いろいろ不便なことが続いて、そして肌まで荒れると、気分がへこんでしまいそうです。
26日(日)は黄砂も飛来しますので、PM2.5もいっしょに飛んできます。春特有の花粉もあります。

もし皮膚の様子がおかしいようでしたら、使える(しみたりしない)おクスリ&スキンケア製剤だけをしばらくお使いになって、UV対策を、より強化なさってください。今年はマスクがUVカットになりますし、外出自粛はUV対策の点ではプラスに働きます。くれぐれもお大事になさってください。

でもやはり、今は感染しないようになさることが最重要です。


2020.04.24  長期戦No.409
COVID−19(新型コロナウィルス)感染拡大は、まだまだ続いており、むしろ「これから先、長期戦になる」との専門家の言葉も飛びかっています。


いつもとはまったくちがう連休、でも明けたとき文字通りの「ゴールデンウィーク」になるよう、皆さまご自分のお体を大切に見守っていただきますようお願いいたします。

どちらのどなた様も、今最優先していただきたいことは同じ。
ご自身の「命を守ること」です。
皆さまの、中でもGWもお仕事なさる方々のご無事を心からお祈りいたします。


2020.04.21  日本の誇りNo.408
このところ欧米皮膚科学会から配信されてくるウィークリーメールには
いずれも、とにかくポジティブで明るい前向きな言葉をたくさんちりばめられ、
私共会員を励ましてくれています。

「人間はもともと「一人」であり、試練があっても自分の足で歩くもの、
そこには、不安、孤独、寂しさ、後悔……がつきもの」
と言う考え方の強い欧米でも、また学会会員になるような大人でも、
姿かたちの見えない、先も見えない「コロナ」の不安は、メンタル(心)をこわすモノとして、今、とらえられています。


日々、たくさんの情報が流れ、自身でも気づかないうちにその波にのまれ、メンタル(心)をやられ本来の自分を見失ってしまう。
人間としては自然なことですが、実際はツラいですね。回りも同じようにツラいです。


世界中が混乱する中、我々日本人は、東日本大震災のとき、それはそれは立派なお手本をたくさん目にしました。
それは、まだたった9年前のことです。

コロナにも勝るとも劣らぬ試練に、寒い中で粛々と立ち向かった被災者さまの凛としたお姿を、世界中が賞賛し、私たちはとても誇りに思いました。

東北在住患者さま方の生のお手紙お声お姿からは、私が一生かけても到達できそうにない本当の強さを教えていただきました。

また、今回も大震災当時と同じく「上を向いて歩こう」をみんなで歌う動きが出ています。

ご存知のように、この歌は作詞作曲歌唱すべて日本人による約60年前の楽曲で、まず日本人を励まし、
やがて「スキヤキ」と言うタイトルで全米チャート1位を獲得、やはり世界から賞賛され多くの言語で今に至るまで歌いつがれています。

日本には日本の、我々を励ましてくれる、
貴重な経験と、宝物のような歌があります。

We’ve got your back.

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