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記事No.308に関するスレッドです


2017.10.10  より多くの方にご理解いただきたいお知らせNo.308
<お知らせ1>
大学病院の先生方のご努力にもかかわらず、日本のざ瘡(ニキビ)外用薬(ぬりぐすり)が、欧米に比べ、大幅に遅れています。ネットでは、ほとんど正確な情報が伝わりませんし、日本の国民の風習として、ニキビ情報を英語の医療サイトで検証する、という事が(マスコミも含め)ほとんどされないので、10年どころか、20年、30年前の情報がネット・女性雑誌では行きかっております。
例えば、2016年に認可された3つの新しいニキビのぬりぐすりが、新しい、新しいとネットで言われておりますが、全く欧米からみると、新しくありません。
 
 どういう事かといいますと、
2016年に認可されたニキビ外用剤(ぬりぐすり)に、エピデュオ(Epiduo Gel)、デュアック(Duac Gel)、ベピオ(Bepio Gel)がありますが、それぞれ欧米で認可されたのは、エピデュオ2008年、デュアック2002年、ベピオの主成分ベンゾイルパーオキサイドに至っては、最初のFDA仮認可で1982年なのです。ネットや皮膚科医が、新しい薬だと伝えている(ベピオゲルの主成分)ベンゾイルパーオキサイドは、米国では35年前からの薬なのです。よって、ニキビひとつとっても、欧米のように、完治する、跡の赤みや色素沈着がほぼ100%消える、というレベルにはほど遠いのでございます。
 2017年レベルの最新情報は、肌に関してなら、どのような事も、診察時院長にお尋ねください。今風に言うと、超最先端の情報をシェアしていただきます。

<お知らせ2>
2017年9月のヨーロッパ研究皮膚科学会での諸大学の研究報告、及び当院とヨーロッパの大学との共同研究成果より、リン酸ビタミンC(VCローションやVC乳液の主成分)がニキビやアンチエイジングだけでなく、ステロイド皮膚炎やステロイド依存皮膚症の治療に、極めて有効な事が証明されつつあります。
特に、保湿やバリア機能に重要なセラミド合成には、リン酸ビタミンC由来のビタミンCが必要不可欠な事と、正常表皮再生に必要な諸酵素反応維持・継続に、やはり、ビタミンCが必須条件だという事も証明されました。

つまり、ステロイド依存皮膚症治療におけるステロイド離脱が、リン酸ビタミンCにより、確実に行えるようになったのです。
この関連で、アトピ―性皮膚炎・慢性皮膚炎・頭や顔の難治性脂漏性皮膚炎にまで有効な事が示唆されてまいりました。

まとめると、リン酸ビタミンCは、肌の健康・正常化・美肌に、最も重要な要素である事が証明されたのです。

<お知らせ3>
最近たびたび診察時やお電話で、このようなご質問をいただきますので、ここにお知らせいたします。
質問内容;
「ちまたには、いろいろなビタミンCやビタミンC誘導体がありますが、どれがいいのですか?どれも同じなのですか?」
お答え;
 「簡潔にいいますと、活性酸素除去・コラーゲン生成・メラニン抑制・セラミド合成・ニキビ改善効果が、純粋なビタミンC(アスコルビン酸)にありますが、それが人間の皮膚で実際に働く事が医学的に証明されているのは、当院VCローション及びVC製剤の主成分のリン酸ビタミンCだけです。他の何十種類もあるビタミンC誘導体の中で、医学的効果が唯一証明されているのがAPPS(パルミチン酸リン酸ビタミンC)のシミへの効果です。つまり、最近化粧品会社や病院でよく使われているビタミンCエチルやビタミンCグルコシドは、製造メーカーの社内研究でそれぞれの効果をうたってるだけで、欧米医学的・皮膚科学的には全く証明されておりません。その証拠に、それぞれのビタミンC誘導体の医学的効果の証明された医学論文を提示してください、と化粧品メーカーなり処方された病院に問い合わせていただくと、(前述しました)リン酸ビタミンCとAPPS以外の医学論文が存在しない、事がはっきりするでしょう。
まとめますと、すべてのビタミンC効果を肌で実現できる事が証明されているのはリン酸ビタミンCだけで、シミへの効果のみ、APPSで証明されています。だから、ニキビには、圧倒的にAPPSよりリン酸ビタミンCの方が効果があるのです。あとのビタミンC(誘導体)は全く効果がありません。」
とにかく、APPSはシミだけには有効で、すべてに有効なのはリン酸ビタミンCだけで、その他のどのビタミンC誘導体も、ほとんど人間の肌で効果がございませんので、どうぞ皆さま、ご注意ください。
何よりも、世界で最も膨大な(実際の)ビタミンC臨床症例を経験し、有効例著効例を報告し、最も多く、最も長くリン酸ビタミンCの臨床医学論文を世界に発表し続けている池野が言ってる事、お伝えしている事なのです。どうぞご理解ください。


<お知らせ4>
幼稚園・小学生・中学生の皆さん、日中は曇りの日でも、日焼け止めを毎日ぬりましょう。ご家族の方々、現実問題として、オゾンホールの拡大と皮膚癌増加の事実をふまえると、毎日、ぬらざるを得ない事をご理解いただける事でしょう。



池野皮膚科形成外科クリニック  院長  池野 宏