14163

+拍手・メッセージへのお返事もこちらでします。その他メッセージをこちらに頂いても大丈夫です +

HOME | お知らせ(3/8) | 記事検索 | 携帯用URL | フィード | ヘルプ | 環境設定 | ロケットBBS
更新しました / ままか
えにし103話UPしました。
第四部に入りました。あとちょっとです〜。
頑張ります。引き続き、どうかお付き合いください!
今回の話は、時間が進んだり戻ったり、でちょっとややこしいかもしれません。
三部中であれはどうなってるの?なところを少しづつ回収していきます。
今回も冒頭の和歌のご指南、ありがとうございました>幽べるさんv
No.2908 - 2009/11/22(Sun) 22:34:34
Re: 更新しました / 幽べる(幽少納言)
ままかさん、こんばんは!!
待ってました(^▽^)第4部開始ですね〜♪お疲れ様でした!
光があの決断を下してからどういう展開になるか…残された人たち(敢えて「残された」と言いましょう)はどういう思いなのか、ずっと気になっていました。
今回の「都落ち」は前回と違って光みずから選んだ道…。いつか来た道がどこか違う道、という展開はえにしの世界のスケールの大きさを象徴していますね。

冒頭の和歌ですが、ままかさんの御詠そのままです(と書いちゃっていいのかな〜(^^;))。
まったく私の指南差し上げる余地もなくままかさんの作品そのままでした。第4部の冒頭にむけての力強さが溢れていました。そしてそれは光の成長そのものでもあるんですよね。

第一部の最後で「心だにこそ君とありなめ」と詠んで都を去った光ですが、今回は自分が佐為のもとにいたい、というあの時の思いから数歩進んだ位置にいます。光の和歌からそれをまず感じました。ぐぐ〜〜っと来てしまいました。皆さん、もう一度冒頭の和歌を見てみて下さい!
和歌ってたった三十一文字なのに詠み手の思いや人生の推移がどこかに凝縮されているんですよね。

そしてかの人たちが再び登場…また会えた…!嬉しいです。
魅力的なサブキャラたちが活躍する配所(今回は配所とは違うのですが)での展開がまた楽しみです。
それから新キャラ(頭のいい女性)もすごく気になります!こちらは「ま、つまんない男」というタイプではなさそうですね(笑)こういうサブの描き方もまた巧みでいつも唸っていますよ。
佐為は、帝は…新東宮は…続きが読みたくてウズウズしています(^^*)終わってほしくないし早く読みたいし。
ままかさん、その辺を汲んでどうぞよろしくお願いいたしますね(めちゃくちゃ勝手な言葉なのはわかってます、ごめんなさい!!)。

本当にお疲れ様でした!今回も素敵なお話をありがとうございました!


追伸。
ト○タが今回新しく出した車種の名前、「SAI」ですよね!うちはホ○ダ派なんですが、名前に惹かれて欲しいかも〜なんて思ってしまいました(笑)
No.2909 - 2009/11/26(Thu) 20:28:39
Re: 更新しました / 雅景@防人
ままかさん、幽べるさん、こんにちは!
第四部、始まりましたね! コメント遅くなりましたが、更新後まもなく読んでますよ。

今回は、構成エピソードが多く、オムニバスっぽい感じで、まさに第四部開始に当たっての導入といったところでしょうか。
>三部中であれはどうなってるの?なところを少しづつ回収していきます。
とのことですが、続きがどうなるのか気になる木〜の種が改めて撒かれているようなo(^o^;)o しかも、紫殿といい、楊海法師といい、どうも好ましい結果に繋がるとは思えない展開。そして冒頭の和歌と瀬戸内の海の情景も、幽べるさんの仰るように、成長した光、自らの意志で自ら選んだ道を進んで行く光の力強さ、より深く強くなった佐為との絆などが感じられる一方、光の思いが綴られているだけで、いわゆる地の文による進行がないことも気になります〜。

新章開始にウキウキしてる(ように見受けられる)幽べるさんとは反対に(?)、先行き不安な心持ちの雅景なのでした。あ、もちろん続きはすごく楽しみにしてますよ! 作品自体に対してネガティブな思いを持ってる訳ではないですから!むしろ、ままかさんの狙いにしっかりはまっている!?

ところで、↓で話題になった“ふたりはあのころ”のモデルになった絵本、この前完全版を注文した時にホントに買っちゃいました! 実家に届いて、私は実際には手にしてないですが、母も気に入ったようです。「クリスマスに○○ちゃん(←孫の名前。私にとっては姪っ子)にあげようよ」とか言ってました。まあ、私も、それも視野に入れて注文したというのもあるんですけどね。

それから、↓でお返事してなかったですが、
>こないだはジャンプショップをはしごして、ヒカ碁のピンバッジとタオルを買ってきました(私も買ってきてもらった)。雅景さんはこれもお持ちですか?
→それ、たぶん持ってないと思います。今ジャンプショップで売ってるってことは、お嬢様の見解のとおり最近出たものではないかと思いますが、新しいのは持ってないので。完全版にDVD−BOXに、今度は複製原画も新たに販売されるようですし、なにげに新たなグッズがいろいろと登場してるんでしょうか?

トヨ田の「SAI」は知りませんでした! いまちょっと検索して、ウィキペディアで見てみたら、「車名の由来 」が出ていました。「「環境性能や安全性を持つ才能→“才”に満ちた先進性と、上質感をお洒落・シックに演出する彩り→“彩”を放つ上質感」という開発コンセプトのキーワードとなった漢字の「才」と「彩」を掛け合わせて「SAI」と名づけられた。」だそうです。さすがにコレはばんばん買えないですね〜(てか関連グッズじゃないし)
 
No.2910 - 2009/11/28(Sat) 07:15:34
Re: 更新しました / ままか
幽べるさん、雅景さん、こんばんは(^^)

お二人とも、四部に入っても暖かい励ましのお言葉、ありがとうございます(*^^*)。

幽べるさん>

> 光があの決断を下してからどういう展開になるか…残された人たち(敢えて「残された」と言いましょう)はどういう思いなのか、ずっと気になっていました。
佐為以外の光と関わった人たちが光の都落ちをどう捉えているのか、三部中では入れませんでしたので、今回もそうでしたけど、今後その辺もつらつら書いていきたいと思ってます(^^)。

> 第一部の最後で「心だにこそ君とありなめ」と詠んで都を去った光ですが、今回は自分が佐為のもとにいたい、というあの時の思いから数歩進んだ位置にいます。
そう言われてみれば確かにそうですね。幽べるさんの言葉で気づきましたよ! おお、なるほどぉ〜と唸ってしまいました。特に、そのように意識した訳ではなかったんですよ。まるで、減税の上に補助金(カレー給食に揚げパン)みたいな効果に感激です(by子ども店長)。
どちらかというと、光の歌は伏線的意味合いの方を意識して作ったのでした。

> そしてかの人たちが再び登場…また会えた…!嬉しいです。
筑紫キャラ復活です(笑)。

> それから新キャラ(頭のいい女性)もすごく気になります!
この方は、碁会所の受付のお姉さんくらいな役割しかないので、今回が最初で最後、この後出てこないかもしれないです(笑)。ごめん、幽べるさん。

> ままかさん、その辺を汲んでどうぞよろしくお願いいたしますね(めちゃくちゃ勝手な言葉なのはわかってます、ごめんなさい!!)。
いえいえ、ありがとうございます! 楽しんでいただけるよう頑張ります(^^)♪

車のSAIのことは知りませんでした!でも、アルファベットでSAIはちょっとドキッとしますよね〜。20代になったヒカルなら、買えるかな。この車に乗りたくて、免許を取るとか、短編が出来そうですね。
No.2911 - 2009/11/30(Mon) 00:29:58
Re: 更新しました / ままか
雅景さん>

> 今回は、構成エピソードが多く、オムニバスっぽい感じで、まさに第四部開始に当たっての導入といったところでしょうか。
どうゆう風に始めようか迷ったんですよ〜。でも結局、こんな風に・・・。おっしゃる通りです。まずは三部で残してきたままのとこの回収と、そして新たな気になる木〜の種蒔きのオムニバスでしたね。

>しかも、紫殿といい、楊海法師といい、どうも好ましい結果に繋がるとは思えない展開。
>自らの意志で自ら選んだ道を進んで行く光の力強さ、より深く強くなった佐為との絆などが感じられる一方、光の思いが綴られているだけで、いわゆる地の文による進行がないことも気になります〜。

こうゆうところをしっかり抑えてくるところはさすが雅景中将様ですね〜うふふvv。

> 新章開始にウキウキしてる(ように見受けられる)幽べるさんとは反対に(?)、先行き不安な心持ちの雅景なのでした。
すごい笑いました。可笑しいですよ、雅景さん♪
おっしゃる通り、四部はラッキーハッピーウッキー♪という具合にはどうしても行かないです(^^;;)。まぁ、アンラッキーなことが続くのは二部も三部も同じなんですけどね・・・;;。

>むしろ、ままかさんの狙いにしっかりはまっている!?
はい、ばっちりはまってくださってます(*^^*)。

> 母も気に入ったようです。「クリスマスに○○ちゃん(←孫の名前。私にとっては姪っ子)にあげようよ」とか言ってました。
まぁ、それは素敵vv嬉しいです♪ お母様も気に入ってくださったの嬉しいですけど、姪っ子ちゃまにプレゼントしてもらえるの嬉しいです。思い出に残るといいなぁ。

> →それ、たぶん持ってないと思います。今ジャンプショップで売ってるってことは、お嬢様の見解のとおり最近出たものではないかと思いますが、新しいのは持ってないので。
へぇ、やっぱそうなんですかね。新しい商品を作ってくれるの嬉しいですね!
でも複製原画はこれまた激高ですね! 佐為ちゃんの方は、私の好きなベスト3のイラストだったら、買っちゃうかもしれないですが、この値段だとちょっとなという感じでした。

車のSAIの名前の由来、ありがとうございます!
なるほど! なんか、佐為ちゃんにも通じるものを感じますねぇ。うふふ、でさすがの雅景さんもこれはご購入対象外でしょうか。
No.2912 - 2009/11/30(Mon) 00:58:34
mailのことについて・・・ / hosi
管理人様。初めまして。hosiと申します。
ぜひ、URL請求をしたいと思い、
メールを送ったつもりなのですが、ページが表示されません。と表示されてしまい、メールが送れたのかどうか、
不明になってしまいました。申し訳ありません。
ブログの方にも書かせていただいたのですが・・・
ご迷惑をおかけして申し訳ありませんが、
チェックしていただけると助かります。
No.2906 - 2009/11/15(Sun) 17:43:38
Re: mailのことについて・・・ / ままか
hosiさん、はじめまして(^^)。
メールフォーム、申し訳ありませんでした。教えていただき助かりました!

メールは届いております。ありがとうございます。
ただ今返信させて頂きましたが、確認画面がリンク切れになていました。
これを機にメールフォーム自体を変えました(*^^*)。
以後大丈夫と思います!
No.2907 - 2009/11/16(Mon) 02:05:07
拍手お礼 & お返事 / ままか
>「ふたりはあのころ」・・・涙ぐんでしまいました。がまくんとかえるくんの絵本は我が家にも4冊揃っています。素敵なお話をありがとございました。

拍手にメッセージありがとうございます(^^)♪
「ふたりはあのころ」に泣いてくださったとは光栄です〜。
がまくんとかえるくんのシリーズ、持ってらっしゃるのですね。あの絵本は、良いですよね。絵も素晴しいですけど、話もあったかく、面白い・・・ていうだけじゃい、プラスアルファの奥行き・・・というか。あの味わい深さは人生をある程度経た大人にも充分通じるものだと思いました。
私のお話も楽しんでくださって嬉しいです(^^)。
No.2897 - 2009/10/25(Sun) 01:33:27
Re: 拍手お礼 & お返事 / 雅景@防人
ままかさん、こんにちは!
このスレを見て、私も「ふたりはあのころ」もう一度読みました。元ネタの絵本の方は、私は知らないのですが、何だか読んでみたくなってきました。今度、完全版を買う時にでも、一緒に注文してみようかな〜。

ままかさんの作品も、なかなかに味わい深いですよ。せっかくの素敵なお話を、あまり理屈っぽく評するのもなんですが(って、いつものことか^^; )、幾つも季節が巡ったくだり、佐為が消滅したとは明示的には書いてないんですよね。でも、過ぎた年月からそれは明らかで… 言外に表すことでより奥行きを感じさせるって、何だか和歌の手法にもありましたね。その辺は幽べる師匠の方が専門的に説明頂けそうですが。この余韻が残る感じが、何とも心に響きます。
No.2898 - 2009/10/26(Mon) 16:35:03
Re: 拍手お礼 & お返事 / ままか
雅景さん、こんにちは(^^)♪

> このスレを見て、私も「ふたりはあのころ」もう一度読みました。
わーい、ありがとうございます(*^^*)!
本って場所をとるから、私はよほど気に入らないと買わないんですけど、雅景さんは「よほど」気に入ってらっしゃるものをあれだけコレクションされている上に、そうでもないもの(その域に達しないもの)も、けっこうばんばん買われますよね(笑)。

>せっかくの素敵なお話を、あまり理屈っぽく評するのもなんですが
いえ、理屈っぽく評して頂けるのはとても光栄なことです!
それだけ、踏み込んで読んでくださってるということですから、どちらかというととても嬉しいことです(*^^*)
言外に表すって、佐為の消滅に関しては常套手段かもしれませんが、でも限らず手法としては好きですね。やっぱり直接表現よりも、奥行きが出る・・・からなんでしょうね。

ところで、↑の買う話で思い出しましたが、ウチの上の娘、最近ようやく漫画に開眼したらしく、さかんに友達と漫画の貸し合いっこをしてます。ヒカ碁もウチには、私の2セット(ジャンプコミックスと収集中の完全版)と娘の1セット(完全版)の計3セットがあるので、貸すのに事欠かず、せっせと友達に貸して広めてるようです。教科書だけで、鬼のように重いかばんを持ってくのに、その上、別のバックにコミックを10冊くらい持ち歩いてるのにはびっくりです。友達からは、他のジャンプコミックス借りてきて読んでます。NARUTOとか、そうそう、御器曽プロ似の某方が好きで有名な「ローゼンメイデン」も読んでました。やっぱり今の女の子って少年誌の漫画読むんですねぇ。で、ふと娘の部屋を見ると、なぜか私のデスノートとは別にデスノートが・・・・・・。ええっ!? なぜにデスノまで?? そう、自分用のをいつの間にか買い揃えたらしいんです。なんで〜!(ヒカ碁は何セットもあっていい私ですが)デスノは家に2セットも要らんがな!!
(私のを)あげたのに!って言うと、ちょっとだけ「早まった」という顔をしたけど、直ぐに「いいの!自分のが欲しかったの」と言い返したので、あ・・・この子、コレクターなのかも・・・と思いました。そうそう、本も図書館でも借りますが、どうも買って読むほうが好きみたいで、どんどん買い込んできます。
雅景さんや幽べるさん的な資質があるのかもです。

そうそうそう、こないだはジャンプショップをはしごして、ヒカ碁のピンバッジとタオルを買ってきました(私も買ってきてもらった)。雅景さんはこれもお持ちですか?
いつ発売のかはよくわからないけど(娘は最近出たやつじゃないかって?)、タオルは大きいヒカルにちび碁キャラたちが引っ付いてるやつです(ミニアキラがヒカルの髪にしがみついてたり、ミニ佐為がヒカルの髪にのっかってたりする)
No.2899 - 2009/10/28(Wed) 02:32:11
Re: 拍手お礼 & お返事 / 幽べる
ままかさん、雅景さん、こんばんは!
このスレを見て、私も「ふたりはあのころ」を読み返してしまいました。雅景さんのおっしゃる通りです。さりげなくエピソードでほのめかすあたり、見事です。そして…泣けました(;_;)
「がまくん」は読んでいないのですが、これまた私も読みたくなりましたよ(*^^*)
(そうそう、「紫式部のメッセージ」は買ってしまいました(^^;)

ずっとコメントしたくて(↓二十歳の名人にも♪)、でもなかなか余裕がなくて、遅くなってしまいました(^^;今出張先からの帰りで携帯なんで、週末にまた改めて参ります!


No.2900 - 2009/10/30(Fri) 21:09:36
Re: 拍手お礼 & お返事 / 幽べる(幽少納言)
こんばんは!
すっかり秋ですね。そろそろ紅葉の季節、紅葉は私の中では佐為ちゃんのイメージと重なります。アニメのED「SINCERELY」のラストに碁石を持ったヒカルと目を伏せた佐為(このフレーズだけで萌える〜@@)、ここに紅葉が施されてましたし、他の歌にもあったように思います。この絵はすごく好きだったりします。

「ふたりはあのころ」何度読んでもぐ〜っと来ます。切なさと優しさとが織り込まれた作品ですね。
ヒカルの部屋が結構片づいてることの謎(笑)とか、文字が平安とは違うとか、ガマガエルとか、細部でもニヤニヤしてしまう味つけもまたツボです。ガマガエルの件といい、教科書といい、ヒカ碁の中で流れた時間と実に調和していて、そんな巧みさが読んでいてすごく面白かったです。伏線が回収された時に感じる快感みたいなものを感じて「あ〜なるほど!」「そっか〜♪」とPCの前で膝を叩いていました。
(と私も理屈っぽく感想を書いてみました(^^ゞ)

一旦送信します。書き出すと長くなってしまってごめんなさいm(_ _)m
No.2902 - 2009/10/31(Sat) 22:08:59
幽玄。 / 幽べる(幽少納言)
連続投稿失礼いたします((((^^ゞ

「言外に表すことでより奥行きを感じさせる」手法…これってまさに「幽玄」ですね!
「幽玄」とは一般的には「奥深い静寂な美・余情」の意味ですが和歌における美的理念の一つでもあります。唱えたのは定家の父・藤原俊成。表現しつくしていない美しさ、言外に漂う奥深い静寂な余情、象徴的な趣き、が幽玄です。

この「幽玄」の理念を象徴的に表わしているエピソードが鴨長明の『無名抄』にあります。

静縁法師という歌人が自作の
「鹿の音を 聞くに我さへ 泣かれぬる 谷の庵は 住み憂かりけり」
という歌を鴨長明のもとに持っていき論評を求めます。長明は第三句の「泣かれぬる」という表現があまりに直接的過ぎて想像の余地がない、どんなものか、と意見を述べました。すると静縁は「この泣かれぬる、がこの歌の眼目なんだ、この非難は納得できない!」
と立腹して帰ってしまいます。
思ったことをストレートに言い過ぎたかな、と後悔する長明、すると数日後また静縁が長明のもとを訪れ、こう言います。
「あなた(長明)の批評が納得出来なかったが、他の人の意見も聞こうと思い、俊恵〔=長明の和歌の師でもある〕の所に行ってご意見を伺いましたところ、やはりあなたと同様『泣かれぬる』が浅はかだと言われました。あなたの言う通りです。よくぞ非難して下さいました」

ラストには静縁の潔さに感銘を受けた長明の心情が書かれていましたが、まさに言外に漂わせることでかえって深みを増すという、この幽玄の理想が当時の和歌の世界では主流だったことが象徴的に描かれています。

当時は「新古今和歌集」の時代、和歌の歌風にも流行があって「幽玄」「有心」が一世を風靡していたんです。とはいえ、言外に漂わすことによって奥深い感動を呼び起こすという考えは、ずっと現代にいたるまで生きていますよね(*^^*)

「ふたりはあのころ」には「佐為がいなくなった」と明言されていないだけに、その重さ、ヒカルの内面に落とした影(決してネガティブな意味じゃなくて)がよりずっしり心に響いて来ました。


話は変わりますが、ままかさんのお嬢様、そうなんですね!うらやましいです。だけど中学生でデスノを自分で揃える…レベルが高いですね!自分で買い揃えることの快感もご存知だし、将来が楽しみですね♪うちの娘はたまに友達から漫画借りたりしていますが(自分は持ってないので借り専)、漫画を読みたいというより、友達とのコミュニケーションのためにやっている感じです。こないだハガレンを一式借りてきていましたが、うちには全巻あるって知っててですよ〜。あ、話がズレてしまいましたね(^^;)

コレクションは楽しいですが、狭い家がますます狭くなってしまいます〜(笑)
No.2903 - 2009/10/31(Sat) 22:41:20
Re: 拍手お礼 & お返事 / ままか
幽べるさん、こんばんは!

> 紅葉は私の中では佐為ちゃんのイメージと重なります。アニメのED「SINCERELY」のラストに碁石を持ったヒカルと目を伏せた佐為(このフレーズだけで萌える〜@@)、ここに紅葉が施されてましたし、他の歌にもあったように思います。この絵はすごく好きだったりします。
はいはい、その説明だけで、どの絵がばっちし分かりますよ〜!
アニメOP全曲とEDのラストってほとんどヒカル&佐為の止め絵ですよね。Daysの最後は水面?を境にヒカルと佐為が裏表一体になたような構図で、これにも紅葉が配されてませんでしたっけ?私はこの絵も好きです(*^^*)。
もみじといえば、小畑先生のイラストの紅葉の絨毯の上で佐為とヒカルが碁をうってるやつも大好きです。あれほのぼのするんですよねぇ。碁笥が佐為の側にあってアゲハマが入ってたりするのにもなんだかじーんときます。

> ヒカルの部屋が結構片づいてることの謎(笑)
一度掲示板でも話題になりましたよね?
小畑先生、和谷の部屋は雑然と描いてるから、その辺は全く意識してない訳じゃないような気がするんですよねぇ・・・。んー、それとも単に何回も登場する主人公の部屋だから(細かく描くのは大変だから)なのか・・・(笑)。
No.2904 - 2009/11/01(Sun) 02:38:40
Re: 幽玄 / ままか
> 「言外に表すことでより奥行きを感じさせる」手法…これってまさに「幽玄」ですね!
ほほー、そういうことなのですね!>幽玄

> この「幽玄」の理念を象徴的に表わしているエピソードが鴨長明の『無名抄』にあります。
分かり易い引用ですね、ありがとうございます(*^^*)!
ただでさえ短い和歌の中に、さらに直接表現を避けて奥行きを出すって、説明を聞くだけなら簡単ですが、それってでもすんごい難しいですよね。つくづく深いんだな、和歌って。
限られた字数の中に、幽玄な表現を探求していくと、言葉の美しさや深さ、広がりをこれでもかと言うほど突き詰めていくことになるんでしょうねぇ。掛詞とか技巧も凝ってくるのがよく分かる気がします。

> 当時は「新古今和歌集」の時代、和歌の歌風にも流行があって「幽玄」「有心」が一世を風靡していたんです。とはいえ、言外に漂わすことによって奥深い感動を呼び起こすという考えは、ずっと現代にいたるまで生きていますよね(*^^*)
なるほど、そうですね。以前に何度か幽べるさんが説明してくださったと思いますけど、万葉集とかはもっと素朴で、また違った味わいがありますよね。
幽玄な表現のよさもあれば、直接表現のよさもあるということなのでしょうか。

> 「ふたりはあのころ」
これはオーソドックスに書いた話で、そんなお褒めに預かるようなほどのことは無いです(^^;)!

> 話は変わりますが、ままかさんのお嬢様、そうなんですね!うらやましいです。だけど中学生でデスノを自分で揃える…レベルが高いですね!
いやぜんぜんうらやましくないし、レベルも高いとは言えないです! この手の方向でうらやましいのは幽べるさんのご子息です(笑)。デスノ・・・え、小中学生みんな読んでるじゃないですか。ジャンプですよ、ジャンプ。(ていうか、子どもには非推薦図書なんだけど・・・)
今の中学生が自分から好んで手塚治虫先生の漫画でも読んでればレベル高い!と思いますけどね。

>うちの娘はたまに友達から漫画借りたりしていますが(自分は持ってないので借り専)、漫画を読みたいというより、友達とのコミュニケーションのためにやっている感じです。こないだハガレンを一式借りてきていましたが、うちには全巻あるって知っててですよ〜。あ、話がズレてしまいましたね(^^;)
うお〜、そのエピソードは面白いですね!それで、ハガレンを読まれたのでしょうか?幽べるさんの「知っててですよ〜」に「言外に表す情感」を感じとってしまいました(笑)。
お嬢様は、他のご家族への反動ということもあるんでしょうかね?身近な人たちがあまりにそのような方向性なので無意識に反対方向へ・・・みたいな。
No.2905 - 2009/11/01(Sun) 03:27:10
二十歳の名人 / ままか
今日朝、テレビを見てて思わず叫んでしまいました。
井山裕太君(ごめんなさい、どうしてもGOGO囲碁で紹介されてたときの子どもの印象が抜けないので『君呼び』です)、楊海さん似の張栩さんから名人のタイトル奪っちゃいましたね。
びっくりです〜。凄いです、井山君!注目されてたけど、遂にタイトルホルダーになっちゃったんですね〜。
史上最年少の名人だそうで・・・。これは現在22歳になった我らがヒカルもタイトル取ってて全然おかしくないんだなと。
ところで、最近棋院も頑張って若手棋士をおしゃれにプロデュースしてるみたいで…スタイリッシュにコーディネートした若手棋士さんの写真を載せた広報誌を娘が棋院から貰って帰ってきました(@_@;)(*^^*)(@_@;)
久々に見たら井山君も少し大人っぽくスタイリッシュになってて、棋院のバックアップなのかなぁ〜?とか思ってしまいました(笑)。
No.2896 - 2009/10/17(Sat) 03:02:55
サイト移転しました / ままか
申し訳ありませんがブックマークの変更お願いします。

移転といっても、子羊亭サイトがniftyとyahooの二つのプロヴァイダにまたがっていたので、niftyにあった部分をyahooに全部移動しただけなんですけどね。
二つ使ってるのは不経済なので、もうずーっとniftyは解約しようと思いつつ面倒くさくてそのままにしてました。でも今回接続を光に変えるのに伴い、一念発起です(^^;)。

まだ全部確認していないので、画像が表示されてなかったり、リンク先の修正ができてなかったりするところがあるかもしれません。見つけたら、教えてくださいね。
No.2892 - 2009/10/02(Fri) 20:45:34
Re: サイト移転しました / 雅景@防人
ままかさん、こんにちは!

101話と102話、拝見してますよ! 101話は幽べるさんじゃないですがまさにPCを立ち上げることもままならない時期でしたので、更新に気づくのが遅れてしまいました。102話の方も、数日遅れてしまいましたが、既に拝見してます。どのスレにカキコしようか迷ったんですが、サイト移転のお知らせを下げないほうがいいかなと思い、こちらへ。ついでに、「和歌バトン」が途中でリンク切れの状態なのでお知らせ致します。

で、「えにし」ですが、遂に第三部が終了しましたね。幽べるさんは101話の流れで「もしかしてこれってそういう展開の前のアレでは…」と感づかれたようですが、私は101話の最後の場面になって初めて「ありゃ!」と思いました。諸般の状況や要因を考えれば必然の展開とも思えますが、私はあまり先を深読みせずに今現在の話の流れを追う読み方をする方なので、なかなか意表を突かれましたよ。

それにしても、いつもながら見事な構成ですね。下弦の月と漢詩によって、第一部と第二部それぞれを思い起こさせられ、自然と第三部終了に至るこれまでの出来事を振り返らずにはいられません。今回、幽べるさんが引き合いに出して下さってますが、100話到達の時に書いたとおり、「えにし」のストーリーはその時々の自分の出来事とリンクしてるので、振り返った時の感慨無量な思いは、佐為と光が無邪気にじゃれあっていた頃への追憶とか、ここまで成長した光の姿といった「えにし」の作品の世界はもちろん、自分自身のリアルな世界にも及ぶのでひとしおです。因みに、100話到達の時は目次を眺めてこれまでを振り返りましたが、今回は序から16話の途中まで読み返しましたよ。やはり「月読み」の回を読み返したかったからなんですが、いつもながら引き込まれます。

これから始まる第四部は、またまた第二部のようなデュアル中継になるのでしょうか。結末に向けてどう展開していくのか、とても楽しみです。15話くらの予定などとご遠慮(?)なさらず、他の部とのバランスからいっても、30話くらいは是非♪ もちろん、ままかさんの構想がおありでしょうし、ご多忙な中、書き進めていらっしゃるところにあまり無理なことは言えませんが、私も結末を読まずして死ぬ訳にはいかないです。今後ともどうぞ宜しくお願い致しますね。
No.2894 - 2009/10/13(Tue) 04:05:31
ありがとうございます(*^^*) / ままか
雅景さん、こんにちは!
お忙しい中、読んで下さってありがとうございます(^^)

> 「和歌バトン」が途中でリンク切れの状態なのでお知らせ致します。
わーほんとだ。お知らせありがとうございます!
後ほど、直しますね。

> で、「えにし」ですが、遂に第三部が終了しましたね
でしょー(TT) 遂にというか・・・やっとというか・・・。振り返るとほんと長かったかも〜。無事3部完結まで来れたのも、雅景さん初め、支えてくださる皆様のお陰です。これまでもいろいろご協力ありがとうございました。

>私は101話の最後の場面になって初めて「ありゃ!」と思いました。
あ、そうですか。良かった(^^)♪
「そういう展開の前のアレ」って気付かれるかな〜と思いつつ(笑)、私はやっぱり、読んで下さってる方に「えっ!?」(=ありゃ!)って思って頂くのが好きなのです。どんでん返しや意表をつく予想外の展開って大好きで、読者の方を「騙す」ことを、気がつくとしこしこ考えている(またはそれを小説中に仕込んでいる)ことが多いです。なので、驚いていただくの本望です(^^)♪

> 下弦の月と漢詩によって、第一部と第二部それぞれを思い起こさせられ、自然と第三部終了に至るこれまでの出来事を振り返らずにはいられません。
そうですね、話の中で、一つのエピソードが次のエピソードへ、それを受けてまた次のエピソードへ・・・という展開をしているので、自然とそうなったんですけど、私自身は書きながら光の感覚を通して過去を振り返りました。感慨無量でした(TT)。

>自分自身のリアルな世界にも及ぶのでひとしおです。
前にも書きましたけど、えにしと一緒にご自身の過去を呼び起こして頂けるなんてとても光栄です!

>今回は序から16話の途中まで読み返しましたよ。やはり「月読み」の回を読み返したかったからなんですが、いつもながら引き込まれます。
わーい、ありがとうございます\(^0^)/♪読み返して頂けるの、すっごく嬉しいです。

> これから始まる第四部は、またまた第二部のようなデュアル中継になるのでしょうか。
ふふふ、四部はまた違った感じになるかも・・・。

>15話くらの予定などとご遠慮(?)なさらず、他の部とのバランスからいっても、30話くらいは是非♪
わははは。長く書いていたいという気持ちもあるんですが、でもそれでは本当に何時まで経っても終わらないですー(笑)。どうなっていくかは是非是非四部本編で楽しんで頂ければ・・・と思います。

>私も結末を読まずして死ぬ訳にはいかないです。
それも光栄です(笑)! 大丈夫!私も完結させないとCENSOREDないですから。頑張ります〜

こちらこそ、大きな感謝を込めてこれからもよろしくです!
No.2895 - 2009/10/15(Thu) 01:37:52
以下のフォームに記事No.と投稿時のパスワードを入力すれば
投稿後に記事の編集や削除が行えます。
200/200件 [ ページ : << 1 ... 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 ... 40 >> ]

- HOME - お知らせ(3/8) - 記事検索 - 携帯用URL - フィード - ヘルプ - メール - 環境設定 -

Rocket Board Type-LK (Free) Rocket BBS