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これまた派生の七不思議です。
ある日は雨がどしゃぶりの日の事です。男の子が赤い傘があったので悪戯で逆さに傘を向けました。 そこに仲の良く学校でも有名な双子がやってきたのです。自分たちの傘がなくなっていたのです。 双子たちは自分たちの傘がなくなってどうしようかと悩みました。 兄は一つの事を思いつきました。 一つだけ逆さの傘を借りていこうと妹に向かって言ったのでありました。 二人一緒に傘をさして帰りました。そこまでは良かったのです。 次の日の事でした。双子はとても仲が悪くなっていたのであります。 何時も一緒に笑い合っていた双子は嫌い合い。貶し合い。罵り合いました。 兄妹は仲が悪くなったのです。自分たちが似たような顔だと言う事が嫌になった妹は家庭科の時間の調理実習の時に兄の顔に傷をつけようとしました。 自分たちが一緒にいることが気に食わなくなった兄は休み時間に妹を階段から突き落としまし殺そうとしました。 二人は仲がすごく悪くなってしまっています。ケンカをしながら帰った次の日。 兄を蹴った妹 妹を殴った兄 二人ともどちらもアイツが先にやったと言うのです。 仲の悪い兄弟が言ったことはどちらが正しいのか誰もわからないのです。 二人とも殴り合い蹴り合い相手を殺そうとします。仲の悪い双子は先に殺されそうになったから殺そうと思ったと言うのです。 その日は雨が昼ごろに振りました。豪雨のせいで帰るのには二人一組以上で帰らなければなりません。 皆は傘を持ってきています。二人は今日は雨は降らないものだと思っていました。だから、傘を持ってきていないのです。 一つだけ。一つだけ逆さに向いている傘があります。 兄と妹は同時に掴みました。これは自分が使うのだと言います。 双子は自分が雨に濡れて帰るのは嫌なのです。二人は一つの案を出し合いました。 雨に濡れるのは嫌だから一緒に傘をさして帰ることになったのでした。 妹は思いました。学校から出たら車に轢かせようと 兄は思いました。学校から出たら車に轢かせようと 学校から出た瞬間に二人は押そうとしました。 車はまだ来ませんでした。 双子は自分を殺そうとした兄弟を殴ります。蹴ります。そうしている間に車は近づいてくるのです。 学校の前に人が死にました。 翌年、赤い傘を逆さにした男の子がいました。とても仲のいい双子がその傘を使って帰りました。
仲が悪くなる。仲が良い人がいる学校生活を妬んだサキさんがCENSOREDとされています。 昔は父から聞くとピンク色の逆さの傘と言われたりしています。 そんな噂があるので誰もその傘を使おうとはしません。 雨に濡れそうでも傘を差さずに帰る子がいます。 |
No.1339 2012/04/29(Sun) 03:12:21
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