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令和7年7月2日(水)
昨日の続きになりますが・・・
実は今回の会では事前に、入試関係以外にもいくつか質問をさせていただいていて、
その中で、最近の子どもたちを見ていて、ここが足りないな・・・中学時代までにここを鍛えて(育てて)きてほしいな・・・ということなどありますか?
という質問にも答えてもらったので、簡単にまとめておきたいと思います☆
※特進科・普通科・・・
まずは「粘り強さ」。 大学受験にしても公務員試験にしても、途中心が折れそうになって、志望校を楽な方に変更したくなる子がいる。最後まで粘って頑張り続けることができる子は、しっかり第一志望の進路をつかんでいるので、「粘り強さ」が欲しいですね。
もう一つは「ていねいな答案用紙作り」。 特に高校数学は、「答え」だけでなく「計算過程」が非常に重要。 ただ最近の子は、ゴチャゴチャと、どこに何の式を書いているか分からない答案用紙を書く子が増えてきているように感じる。「ていねいな答案用紙作り」が出来る生徒は伸びます。
※看護学科・・・
一言で表すと「怒られ慣れてない」子が多くなったという感じ。 実習先でも、別に怒られてるわけではないのだが、命に関わる現場なので、多少口調の厳しい注意を受けることがある。 昔ならグッとこらえて受け止めて次に・・・という感じが普通だったのだが、あからさまに凹んで帰ってくる子などがいる。 怒られ慣れてきて欲しいとは言わないが、中学時代の例えば部活動等通して、悔しいなとか、歯を食いしばって頑張る・・・みたいな経験を多く積んでもらえたらいいのかなと思う。
※商業科・・・
(トイレ掃除を例に挙げられて)自分の手を汚したくないのかな?と感じる上辺だけの掃除をする子が多く、便器の裏側など隅々まですることの大切さなどから指導する場面があった。 今は多くの生徒が率先して、誰もが使っても気持ちが良いようにと掃除をしてくれている。 高校卒業後、社会に出て行く子たちも多いため、他の人のことを考えられる子たちを育てたいと思っている。
※建設工業科・・・
何より「体調管理」。 社会に出て行ってからも体調管理がしっかり出来ることが非常に大切であり、企業からもそういう基本的なところがきちんと出来る生徒が求められている。 建設工業科は部活動に所属している生徒も多く、中学時代ももちろん部活をやっていた子たちだと考えているが、部活だけ一生懸命になって体調管理が出来ない・学業との両立が出来ないとならないように、頑張って欲しい。
※医療福祉科・・・
3年後には現場に出られるように育てていくため実習の多い学科である。 ただその実習の中で、「(利用者さんのために)こうしてみたい」・「こうしてもいいですか?」・・・はいいのだが、最初から「どうしたらいいですか?」と聞いてくる生徒が多くなってきたように感じている。 何ができるか、自分で考えて行動にうつせるように指導もしているが、中学生までの生活のあらゆる場面でも、色んな機会に「自分で考える」ことを大切にしてほしい。
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No.5437 2025/07/02(Wed) 15:12:18
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